Rio Entertainment Design BLOG
企業がイベントを開催する意味を考える
新製品発表会や販促イベントをはじめとする、
企業とお客様を結ぶプロモーション施策の企画・提案〜運営〜実施に至るまでをワンストップで受託する
「プランニングチーム」の新設に伴い、
今後、このブログではイベントの基礎知識もご紹介してまいります!
今回は企業が開催するイベントについて、その意義や目的を考えてみます。
イベントの意義とは
そもそもイベントの意義とは、ずばり「人を集めること」です。
大小関わらず魅力的なイベントがあれば、安売りチラシを打つより
「行ってみよう」とさせるのに、効果的。
そして、そのイベントを始点として、新たな収益を生み出したり、
新たな層への認知を増やしたりしていくことが、イベントや集客の効果や魅力だといえるでしょう。
イベントの目的を考えてみましょう
イベントの開催、または人を集めるだけで成果をあげられることはほとんどありません。
あくまで目的達成のための手段であることを意識しておく必要があります。
例えばあるショッピングセンターのイベントひとつとっても、商品を買ってもらうこと、
ファンを作ること、リピータを作ること、カードの会員になってもらうこと、
アプリをダウンロードさせること、などイベントの目指すところは様々。
何のために集客するのかという目的の明確化は、限られたコストで最大限の効果をあげるために大切です。
◆ヒント◆誰のため?
流行に敏感なティーンをターゲットにするならSNSと連動させたフォトスポットを、
ビジネスマンなら経営者を招いたトークセッションを……など、
ターゲット(そのイベントに来て欲しい人)を定めることによって、企画内容も変わります。
目的とともにターゲットを明らかにしましょう。
近所の人なら新聞チラシ、子育て世代なら同年代のインフルエンサーにSNSでお知らせしてもらう
といった風に、告知の方法も変わってきます。
お気に入りの芸能人を呼ぶのは少し待って、まずはターゲットを定めることが大切ですね。
◆ヒント◆ブレストが有効です
明確な目的が明らかになっていない場合、リオエンターテイメントデザインではヒアリングの際、
クライアント様と弊社の担当者でブレインストーミングを行う場合が多くあります。
ざっくばらんに意見を出し合うことで、新たな気づきがあるかもしれません。
ここで明らかになった目的は、
イベントに携わる全てのスタッフの共通認識として常に意識しておくことが大切。
その意味でも、チームの連帯感が高まるブレストという手段は有効でしょう。
出展の目的を明確にすることは、企画だけなく、
予算の最適化、営業(スタッフ)の動き方の決定、成果の測定などにも役立ちます。
目的を明確化・共有し、全員が同じ方向へ向かって臨むことが、イベント成功のために重要なのです。
リオエンターテイメントデザインでは、
イベントの目的の明確化から企画・提案、運営、実施に至るまでをワンストップで、お手伝いいたします。
お気軽にご相談ください。
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079
お問い合わせページはこちら
[鎌倉彫金工房様]温かみある店舗へリニューアル #制作事例
2018年6月1日にオープンを迎えた鎌倉彫金工房様の第2号店、
「鎌倉彫金工房 大町」の内装を担当した事例を紹介いたします。
鎌倉彫金工房様は、穏やかな雰囲気をもつ鎌倉に位置する手づくりの結婚指輪を作る体験型の工房。
“2人にとって世界にひとつの特別な指輪”を手作りするというコンセプトが口コミで話題を呼び、
お客さんは北海道から沖縄まで、日本全国から訪れていらっしゃるのだそうです。
御成町の1号店を店舗リニューアルされる際にも、
デザインと施工(工事)をリオエンターテイメントデザインが担当させていただきました
温もりを感じられる、落ち着いた空間に
御成町の店舗と同様、木を基調とした温もりの感じられる雰囲気で、
じっくりと指輪作りに没頭していただけるような空間になりました。
作業台も弊社がデザインしました。
強度と耐久性に優れたスチールパイプと、外壁材としても使用されるほどの耐久性を持つレッドシダー材を天板部分に使用。
お客様に安全に作業していただける安全性にこだわりました。
スチールパイプはマットブラックで塗装し、ナチュラルで落ち着いた雰囲気を与えています。
元カフェをリニューアル
店舗は、もともとカフェだったのだそう。
厨房がそのまま残されていました。
大きな換気扇も。
カウンターもありました。
これらの厨房機器などは、すべて撤去。水回りの移動のために、一度床に穴を開け配管をし直した上で再度塞ぎました。
さらに、もともと2部屋になっていた壁も可能な限り取り払い、開放的に!
今回の店舗は、スウェーデンハウスという北欧の輸入住宅を改装したものです。
日本の建築物とは全く異なる手法で建てられており、困難なことも様々ありましたが、
温かみ溢れる鎌倉彫金工房様らしい店舗に仕上げることができました。
店舗デザインも、リオエンターテイメントデザインへ
今回掲載したデザインはリオエンターテイメントデザインのデザイン実績の一部です。
ご予算やコンセプトに応じてオリジナルデザインを作成いたします。
不明点等ありましたら、お電話・メールフォームよりお気軽にお問い合わせください。
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079
お問い合わせページはこちら
展示会をデザイン会社に頼む最大のメリット

以前のブログ「専門業者に頼まず展示会ブースを作りたい!」でもご紹介しましたが、ブースは自力で作ることができます。
それでも、展示会ブースのデザインを扱うリオエンターテイメントデザインがいるのか。
その存在意義について考えたら、出展者様がデザイン会社に頼むメリットが見えてきました。
楽・安全・安心こそが最大のメリット
デザインから設営・撤収まで任せて、楽。
デザイン画を起こしてから、什器をリースして、ポスターを印刷して、搬入して、撤収して、返却する……。
集客や製品や商談の準備など、展示会に出展するにあたっての本来やるべきことに割ける時間が取れなくなってしまいます。
そもそもTODOが多すぎて、これをすべてこなすだけでも大変!
展示会ブースや空間デザインに関するノウハウがつまったプロ・リオエンターテイメントデザインにお任せください。
ご要望を伺うお打ち合わせ後、デザインから什器の調達、ポスターの印刷、設営から撤収まで、すべてを請け負います。
展示会を扱ってきた工事業者で、安全。
パネルが落ちてしまった、モニターが壊れてしまった……。
自力で施工を行う場合は、起こりうる問題や危険を把握しきれないこともあります。
万が一、大きく重たいモノが会期中に落ちてきてしまったら、来場者様を巻き込む危険な事故になりかねません。
リオエンターテイメントデザインでは、
スタッフによる現場の監督と、長きに渡って展示会を扱ってきた工事業者による施工を行います。
万が一、会期中にそのようなことが起きた場合も柔軟に対応させていただきます。
予期しないトラブルでも、安心。
膨大なTODOをこなすうち、ヌケモレが出てくるかも。
常に上で紹介した事故のリスクと背中合わせで過ごさねばならないでしょう。
急に上司からお直しの依頼が! リース会社の手違いで什器が用意できない!
といった予期しきれないトラブルがあるかもしれないと考えると、おちおち休憩もしていられないのかもしれません。
「いざとなったらリオさんいるから安心だよね」
これこそが私たちの存在意義であると考えています。
出展者様の本来のお仕事は、出展の目的を果たせるよう準備することです。
ブースデザインに関するすべてをデザイン会社にお任せしていただくことで、それを叶えることが可能に。
展示会のブースデザインは、リオエンターテイメントデザインまでお気軽にご相談ください!
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079
それって本当?展示会で配るノベルティの話。
ボールペンやクリアファイル、不織布のバッグにメモパッド……。
展示会に行くと様々なノベルティが配られており、帰る頃には大荷物になることもあります。
年度初めならカレンダー、これからの季節はうちわもよく見られますよね。
今日はそんな展示会で配られる「ノベルティ」のお話です。
ノベルティとは
ノベルティの意味を辞書で調べてみると
「広告・宣伝のため,社名や自社の商品名を記して配布する記念品」とあり(三省堂 大辞林)、
ばらまきグッズ、販促グッズなどと呼ばれることもあります。
ブースの前で通行人全員にスタッフやコンパニオンの方が渡していたり、アンケートに答えてくれたら、
見積もり依頼をしてくれたらなど、ノベルティを配布するターゲットは会社が独自で設定するのが一般的です。
よく聞く、ノベルティの目的
ノベルティを配布する目的としてよく挙げられるのが「知名度UPを図ること」。
日常的に使うモノやオフィスへ持ち帰ってもらうモノを配ることで、そのモノに描かれたロゴを目にする機会が増えるのです。
新製品や新規のプロジェクトなどの知名度がないものの場合に、特に有効といえるでしょう。
そのほかにも、集客(あれがもらえるから行ってみよう)、
ブランディング(環境を扱う企業だからエコグッズ)などを目的として配布されることもあります。
でも、それって、本当ですか?
さて、突然ですがここで“もし自分がノベルティをもらったら”を想像してみましょう。
会社のロゴが入ったボールペン。
もらって嬉しいでしょうか。
使うと思いますか。
ボールペンといった日常的に使うモノは既にたくさんお持ちではないでしょうか。
お気に入りのボールペン以外を使いたくない方もいるかもしれません。
筆者は職業柄、展示会の会期後に訪れることも多くありますが、
実はトイレや通路に、それはもう気の毒に感じるほどに大量のノベルティが捨ててあるのを見かけます。
こうなると、ボールペンを配った企業のイメージもあまり良いものにはならないのかもしれませんね。
展示会出展の本来の目的とはなにか
限られた予算を喜ばれないモノ、捨てられてしまうモノにかけてしまうのは、賢いお金の使い方とは言えないでしょう。
不特定多数にモテるよりも、好きな人に好かれる方が大切とも言います。
本当に良い製品であればノベルティをばらまかなくても人は来ます、本当です。
「運命の製品」を必死に探す確度の高い見込み客がようやくあなたの会社の製品を見つけて訪れた時、
そこにノベルティなど必要ないのですよね。
展示会出展の本来の目的とはなにかを把握して、お金をかける場所を決めていきましょう。
なお、集客効果についても考えてみると、BtoCであれば有効ですが、BtoBの展示会の場合、
よい製品を見つけることを目的として訪れている方が多く「ノベルティほしいから行こう」とはなりにくいのが実情です。
おまけ:嬉しいノベルティの実例
せっかくノベルティを配るのであれば、自分が欲しいものを考えてみてください。
ロゴは思い切って外してみてはいかがですか。同じものでも使いやすさは格段に向上します。
ミントタブレットやガム、クッキーなどの食べ物もおすすめ。食べ物を捨てにくく感じるのは人間の心理でしょうか。
USBメモリもノベルティとして人気ですが、セキュリティの問題で使用禁止とされている会社もあるので要注意です。
IT系のある企業様は、フロッピーディスクを配っていらっしゃいました。
役立つことはないのですが話のきっかけに一役買った、もらって嬉しいノベルティですね。
[Re:bration様]内装・ロゴ・リーフレットを担当 #制作事例
2018年5月、サロンの激戦区として知られる渋谷の宮益坂にオープンした
「Re:bration」様の事例をご紹介いたします。

Re:bration様は、日本ヘッドセラピー協会認定講師が手掛ける
「脳セラピー」にもとづく無水ヘッドセラピーサロン。
頭・首・肩甲骨・デコルテ・目元をじっくりとほぐして、
日々のストレスや筋肉の緊張などで疲れた脳を癒してくれるリラックス空間です。
リオエンターテイメントデザインでは、サロンの内装、ロゴマークの作成、リーフレット、ポイントカードなどの
プロデュースを担当させていただきました。
思わず“寝落ち”してしまう空間
「疲れを感じられているお客様に、とにかくリラックスしていただきたい」とのご要望から、
ベッドやチェアを完全個室にて設置。
全体を自然のぬくもりが感じられるダークトーンのブラウン色で構成し、
照明も柔らかなオレンジ色で、落ち着きや安心感を感じていただけるようにデザインしました。
裏話として、今回の店舗づくりで鍵になったのがスケジュールでした。
店舗オープンの日程などから計算した工期は、2週間。
同様の規模の店舗と比較して短かかったため、スケジュールの組み立てと管理を緻密に行いました。
前に入られていた店舗の解体撤去に始まり、墨出し(工事に必要な線や形、寸法を記すこと)、
個室を構成するLGS(壁や天井の下地となる鉄骨)の建て込み、クロス張りとフロアタイル仕上げ、
照明・家具の搬入まで、きめ細やかにスケジューリングすることで、無事、オープンすることができました。
ロゴマークのプロデュースも担当しました!
ロゴは、自律神経につながる脳をリラックスさせる様を表現し、
脳脊髄液の流れを改善して脳の疲れを軽減する「脳セラピー」のコンセプトを反映。
曲線やオレンジ色を採用することで、女性的な気品や柔らかいイメージ、安心感の中に、
緊張を和らげ、明日への活力を感じていただきたいという、サロンの価値観を伝えています。
内装、ロゴ作成、リーフレットも、リオエンターテイメントデザインへ
お客様にリラックスしていただけるデザインを形にすることができ、
口コミサイトなどではRe:brationにいらっしゃったお客様に、
落ち着いた空間で、施術前から緊張が少しずつ解れていったとご評価いただくことができました。
今回掲載したデザインはリオエンターテイメントデザインのデザイン実績の一部です。
ご予算やコンセプトに応じてオリジナルデザインを作成いたします。
不明点等ありましたら、お電話・メールフォームよりお気軽にお問い合わせください。
「展示会デザイン」と「店舗デザイン」の違い
店舗のみを扱うデザイナーさんや大工さんが、いざ展示会ブースのデザインや施工をしようとしても、
勝手がまるで違って上手にできないのだそう。もちろん逆も然りです。
リオエンターテイメントデザインでは、展示会デザインと店舗デザインの両方を扱っていますが、
デザインの方法や発注先まで、まったく異なる考え方をします。
ここでは、そんな「展示会デザイン」と「店舗デザイン」の違いについて、考えてみることにしました。
素材の選定
まず、壁紙や床材など、使う素材に大きな違いがあります。
店舗で採用される素材は、長く使うことを前提に作られています。
暑い夏も寒い冬も変色したり剥がれたりせず、濡れて歪んだり、カビたりすることがないように。
汚れが簡単に拭き取れたり、吸湿や防火などの機能をもたせることもありますよね。
一方、展示会で使用されるのは同じ見た目でより安価な素材です。
展示会会期中の3日間だけ美しくあればよく、機能性なども必要ありません。
実用性は大切?
店舗デザインの場合、掃除が楽かどうか、休憩室には椅子と机があるか、男女別のロッカーが設置されているかなど、
スタッフの働きやすさ、実用性も重要視されます。
展示会に出展したことのある方は想像していただけるかもしれませんが、カバンなどを置くスタッフ専用のスペース。
ベニヤ板むき出しで「過ごしやすさ」とは程遠い出来上がりになっていたかもしれません。
そのブースが立っているのはわずか3日間ですから、
限られたスペースの中でスタッフの実用性が重要視されることはほとんどありません。
天井があるか、ないか
店舗の天井は、照明を吊るしたり、暗くしたり、垂れ幕を取り付けたりと、
天井を空間のイメージを形作るために活用することができます。
一方、展示会ブースには、天井がありません。
作ることは禁止されていないものの、事務局の許可を得たり、煙探知器を取り付けたり、
ブース内に天井を支えるための柱を立てたりする必要があり、
空間のバランスやわずか1日という工期、費用などの観点から現実的ではないのです。
より自由度が高い展示会デザイン
巨大な設営物が置かれているブースと、机と椅子だけが置かれているブースが
隣同士で並んでいるのを見かけることもあるでしょう。
以前のブログで弊社の代表が語っていたように、
展示会ブースには間取りがなく建築基準法も適用されないため、店舗デザインと比べて自由度が高いと言えます。
リオエンターテイメントデザインでは、実現可能なデザインをご提案させていただきます。
お気軽にお問い合わせください。店舗デザインも大歓迎です!
専門業者に頼まず展示会ブースを作りたい!
展示会に出展するときのブースの設営について、
費用を安く抑えるために社内のリソースだけで行おうとする企業もあるかもしれません。
今回は、そんな方のために「自力でやる場合」と「専門業者に依頼した場合」を比較してみました。
その1. デザインする
● 自力でやる場合
事務局への申込みが終わったら、イラストレーターやエクセル、パワーポイントなどを使って図面を書き始めましょう。
椅子や机の色や数、床の色、壁の色や素材、電気とその配線、ポスターの大きさなどなど……、
実際に立つブースをイメージしてデザインを書きます。
ここで大切なのが、空間における椅子や机などのバランス、縦横比などのサイズ感。
小間サイズと入れるモノのサイズ(寸法)をぴったり合わせましょう。
もちろん自らの好みではなく「来場者目線」のデザインが重要です。
● 専門業者に依頼した場合
各部署から吸い取った要望をエクセルなどでまとめて、デザイン会社へ投げてください。
それをまとめて予算に応じたデザインを作成します。
その2. 備品を調達する
● 自力でやる場合
出来上がった図面をもとに、材料を購入したり、備品をリースしたり、ポスターを印刷したりします。
ここで大切になるのは予算ですね。請求書がバラバラになることで、予算取りが難しくなったり、
経費計上がややこしくなったりするデメリットがあります。早めに準備を始めましょう!
● 専門業者に依頼した場合
複数回のお打ち合わせを経て図面が完成した後は、専門業者にお任せすればOK。
予算の調整が必要になった場合は、メール1本で専門業者の担当に依頼するだけでOKなので、楽ちんです。
その3. 前日、設営する
● 自力でやる場合
レンタカーを借りて用意した備品を会場へ運び、ブースを作りましょう。
工期は前日の1日だけである場合が多いので、忘れものや運ぶ途中の破損は禁物!
会期途中で外れることがないように、充分気をつけて取り付けを行ってください。
また、運転手や運んだり設営したりする人員を事前に確保しておきましょう。
面倒な作業ですから、彼らのモチベーション確保も大切です。
● 専門業者に依頼した場合
置きたいカタログや製品を持ってきてください(宅配便で送ってもOK)。
その4. 片付ける
● 自力でやる場合
最終日の終了時間が17時。ここから片付けが始まります。
撤去した荷物を持って会社に帰りましょう。返却をしにいかなければならない備品もあるかもしれませんね。
20時に解散できれば最高です。
● 専門業者に依頼した場合
最終日の終了時間が17時。ここから大工さんたちが再びブースへやってきます。
彼らにお任せすれば、17時10分には会場を出られます。
まとめ
費用を安く抑えたいという気持ちだけで安易に自力でのデザインを決めてしまうと
「完成して満足してしまい結局誰も来てくれなかった」という本末転倒な結果になりかねません。
また、自力で展示会ブースを作ろうとする場合、紹介した通り、とっても面倒。
既存顧客への周知など、本来出展者がすべきことが疎かになったり、
抜け漏れやモノが破損したりするリスクで、不安がつきまとうこともあるでしょう。
私たちブースデザインの専門業者が存在する意義は、デザインをすることだけでなく、
この<ブースデザインにまつわるすべてを任せて、万全の体制で迎えてもらうこと>にもあるのです。
業界・展示会別のブースデザイン #制作事例
リオエンターテイメントデザインでは、
これまで、あらゆる業界のあらゆる展示会においてデザインを担当させていただきました。
ここでは、そんな実績の一部を展示会ごとにご紹介します。
Japan IT WEEK 通販ソリューション展
展示会概要:東京ビッグサイトで行われる、通販支援サービス・ソリューションを一堂に集めた専門展。
決済サービス「Paidy」を運用する、株式会社エクスチェンジコーポレーション様の
ブースデザインを担当させていただきました。
2小間で両隣にブースが並んでいる(角でない)という立地を考慮し、展示のPCをブース前面に配置。
来場者さんに気軽に触っていただけるようにしました。
パネルは使用せず、製品の特徴は壁面に印刷にて大きく掲示することで、遠くからでも視認できるようにしています。
IOFT 国際メガネ展
展示会概要:東京ビッグサイトで行われる、アイウェア・眼鏡関連製品などが世界中から一堂に出展する日本最大の眼鏡展。
ここでは、アイウェア製品を販売する、香港のGreat Kudu Co., Ltd.様の海外出展をお手伝いさせていただきました。
「とにかくオシャレにカッコよく」という要望を伺い、ブースの形が成立するギリギリでデザイン。
看板、展示台、商談と全ての造作を同じイメージで統一し、通常のブースに使う木工の柱でなく
オーダー金物を使用することによって、要素を詰めながらもスッキリとした店舗の様なデザインが実現できました。
オートモーティブワールド
展示会概要:自動運転、クルマの電子化・電動化など、自動車業界における先端テーマの最新技術を一堂に集めた展示会。
ここでは、テクノプロ・デザイン社様、株式会社ALBERT様、インテグレーションテクノロジー株式会社様、
NCES(名古屋大学 大学院情報学研究科附属 組込みシステム研究センター)様の
4社共同出展ブースを担当させていただきました。
4社共同出展ということでまとまりがなくなりがちな印象も、造作物のインパクトを強くすることでバランスよく。
メインの造作物に高低差をつけることによって奥行き感を出し、
頂点に向かっていくよう先端を尖らせることでコンセプトである「協業」を表現することができました。
国際シューズ EXPO
展示会概要:パンプス、ブーツ、革靴などが世界中から一堂に出展する、シューズ専門の展示会。
ここでは日本初出展となる、カリフォルニアを拠点とするAlegria Shoes様のブースデザインを担当させていただきました。
イメージカラーであるピンクをポイントで使いながら、メインである靴が目立つように展示とロゴ看板をミックス。
余計な造作を作らず、シンプルなデザインにすることで展示物を強調しました。
ライブ・エンターテイメント EXPO
展示会概要:コンサート、フェス、ミュージカル、演劇、スポーツ興行、各種ショーなどの
開催に必要な全てが一堂に出展するライブ・エンターテイメント分野で日本最大の専門展。
ここでは、ダイヤテックス株式会社様のブースデザインを担当させていただきました。
本展示会でメインに据えた製品は、養生テープ。
展示台は、貼ったり剥がしたりできるようにカーペットにて表面を仕上げました。
1小間で両隣にブースが並んでいる(角でない)という立地には、
奥まで覗かないと商品が見えないというデメリットがあります。
ダイヤテックス株式会社様ブースのように、間口を多少狭くしてもブース前面にキーとなる商材を配置することによって、
足を止めてもらう確率を上げることが可能となります。
特許・情報フェア&コンファレンス
展示会概要:科学技術館(東京・北の丸公園)で行われる、特許情報および知的財産関連の日本最大の専門見本市。
ここでは、知財業務を効率化する情報やツールを扱う、株式会社 root ip様のブースデザインを担当させていただきました。
パネルは使わずに壁面に大きく印刷することでサービスを紹介したり、
イメージカラーである緑をLEDで使ったりすることで、遠くからの視認性をアップ。
必要最低限でありながらポイントを抑えたデザインによって、
小間サイズに負けないインパクトのあるブースが実現できました。
お気軽にご相談ください!
今回掲載したデザインは、リオエンターテイメントデザインのデザイン実績の一部です。
業界や小間サイズに関係なく、出展社様の意向を伺い、その時に最善なデザインをご提案いたします。
全てお任せいただくことも可能ですから、まずはリオエンターテイメントデザインまで、お気軽にご相談ください!
【展示会】新製品は通路側に置くか、奥に置くか
貴社の画期的な新製品。
多くの人の目を集める展示会の目玉になることでしょう。
展示会ブースにおいて、これをどこに置くかを考える時、
様々なお客様のお話を伺う中で、以下のふたつの意見が聞かれます。
「せっかくなので、前面に出しましょうよ」
「ブースの奥に置いて、隠し玉にしておきましょうよ」
新製品は通路側に置くのが効果的か、奥に置くのが効果的か。
さて、どちらが正しいのでしょうか。それぞれ見てみます。
通路側に置くのがいい説
遠くからでも何が置かれているかが見え、通路を歩く来場者さんに見つけてもらいやすいのが、通路側の配置。
ブースに入る必要もなくなるので、気軽に立ち止まってもらいやすいといえます。
ブースの外に人だかりができることで、「なにがそんなに盛り上がっているのかな」と
人だかりにさらに人が集まる同調行動効果の心理を活用できるようにもなるでしょう。
奥に置くのがいい説
奥に置く……駄洒落ではありません……!
人の流れを分散させることができる有効な配置です。
新製品を前面に置くと通路前に人だかりができ、奥のスペースが活用されません。
別の商品が見たいのに、という来場者がいても見つけてもらえないこともあるでしょう。
前面に置くことで、他の製品がかすんでしまうことも考えられ、
目玉製品を奥に配置することで人の流れのバランスがとれるようになるのです。
3小間くらいまでの広さであればブースは一度に見渡すことができますから、
配置に工夫をすることで「見えそうで見えない」「あれって、もしかして!?」という期待感を
高めることもできるかもしれません。
それが見たいために、ブースの中へ入ってくれることもありますよね。
レイアウトに正解はありません!
どちらの説にも利点があるように、レイアウトには正解はありません。
リオエンターテイメントデザインでは、期間中そこで動き回るスタッフさんにとって動きやすい、
納得できるブースこそが最適なデザイン、配置であると考えています。
私たちデザイナーは、これまで培った技術や経験を駆使してもちろんアドバイスをさせていただきますが、
ぜひ貴社の要望を、実現の可否を問わず、なんでも教えてください!
たくさんお話し合いを重ねた上で、お客様にとって最適なレイアウトをご提案いたします。
【1小間向け】展示会ブースデザインのポイント
大小様々なブースがひしめく展示会。
ブースが大きければ大きいほど、多くの情報を詰め込むことができ、
通路との接地面も多いのでたくさんの人に注目されやすくなります。
しかし、その広さに比例して、当然、事務局に支払う土地代や装飾費も高くなっていく……。
そこまで予算がかけられない場合は、どんなに魅力的な効果があっても
なかなか広いスペースを使うことはできないかもしれません。
展示会の雰囲気を掴むために、小さい小間でまずはお試し、という会社もあるでしょう。
そこで今回は、1小間の小さなブースを作るポイントをご紹介。
小さなスペースで大きな効果を得られるヒントになれば幸いです。
小さな小間の特徴
まず小さな小間の特徴を把握しましょう。

国内の展示会のほとんどは、1小間 幅3mx奥行3mの9㎡とされています。
メインの通路からズレた場所に位置することが多く、人通りは少ない傾向にあります。
小さなブースが密集し、特に両隣にブースが並んでいる(角でない)場合、ブースの間口が狭いという不利な条件も。
1小間ブース、デザインのポイント
●Point.1 イメージしてみる
まず、スペースの広さを理解しましょう。
9㎡とは、5.81畳(2.72坪)であり、ワンルームより少し狭いくらいです。
思っていたよりも狭い(広い)でしょうか。
ブースの入り口(間口)に受付けの机が置かれていて、
スーツを着た“おじさん”がふたり並んでいたらどう感じるでしょうか。
壁に小さい文字のポスターがずらりと並んでいたらどうでしょうか。入りたいと思いますか?
まずは、小さいけど行きたいと思うブースを想像してみましょう。
そこから効果的な、または避けたほうがよいレイアウトや人員の動きなどが見えてくるかもしれません。
●Point.2 絞る、時に諦める
小さい小間ではスペースが限られているために、残念ながらできることは限定的です。
例えば、商談セットは一般的に2m×2mと言われていますが、
3mx3mの1小間に置いたら、それ以上にモノは置けなくなってしまいますね。
商談はできるけど展示ができない。展示をするなら商談セットが置けない。
何か諦めなければならないことが出てくるのです。
展示物においては1種類か2種類に絞り、あとは口頭またはカタログで説明するに留めるのがよいでしょう。
これ以上モノを置いてしまうと、
何が置いてあるブースか分からなくなって「二兎を追うものは一兎をも得ず」の状態になりかねません。
ごちゃごちゃしたブースをくまなく見てくれる人はほとんどいないのです。
置くものを選定するには、出展の目的が重要になります。
別のブログ記事(ブースデザインで抑えておきたい、たった2つのこと)で、
詳しくご紹介しているので、あわせてご覧ください!
●Point.3「キャッチコピー」で興味を惹きつける
ブースの間口が狭いことで、来場者の目に入る時間が少なく、一瞬で目を惹かせる工夫が必要となります。
キャッチコピーについても、別のブログ記事(展示会場で目を引く看板づくりのヒント3)で、詳しくご紹介しています。
●Point.4 スペースを使い切らない高等テク
3m×1mにし、リーフレットだけを置いておく。
スタッフがいるかいないか分からない状態にしておくことで、立ち寄りやすいと考える人もいるかもしれません。
PRブースとして、1小間を使い切らないという方法もあります。
小さい小間で大きい効果を!
これまでリオエンターテイメントデザインで担当した1小間のブースは、ギャラリーでも紹介しています。
あわせてご覧いただき、貴社のブースデザインの参考にしていただけると嬉しいです!
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