コラム
展示会のノベルティ配布効果とは?有効な選び方・注意点も解説
展示会でノベルティを配布することは、展示会において活用される販促手法のひとつです。しかし、本当に効果があるのか、どのように活用すれば効果的なのかと疑問を持つ担当者も少なくありません。
適切なノベルティ選びと効果的な配布戦略により、展示会での成果を最大化する方法について具体的に理解することが重要です。
本記事では、展示会におけるノベルティの効果や注意点、選び方のポイントを詳しく解説します。また、ノベルティと合わせて考えるべき展示会成功のためのポイントもご紹介します。
展示会におけるノベルティ配布効果
展示会でのノベルティ配布は、企業や商品の認知度アップ、ブランドイメージの向上、新規顧客の開拓という3つの効果をもたらします。
効果的に活用すれば、他社との差別化も図れる強力なマーケティングツールとなるでしょう。以下では、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
企業や商品の認知度アップ
ノベルティを配布することで、企業や商品の認知度を効果的に高められます。展示会では多くの企業が出展しているため、来場者の記憶に残りにくいという課題がありますが、オリジナリティのあるノベルティを配布することで、他社との差別化を図れます。
また、ノベルティに企業ロゴや商品名を入れることで、来場者が日常生活のなかで目にする機会を増やすことが可能です。とくに、実用性の高いノベルティは長期間使用されるため、繰り返し企業名や商品を思い出してもらえるというメリットがあります。
企業のイメージアップ
適切なノベルティ選びは、企業のイメージを大きく向上させる効果があります。ノベルティの質や独創性は、企業のイメージに直結します。
たとえば、高品質なノベルティは、信頼性の高い企業という印象を与えられます。また、環境に配慮したエコ素材のアイテムや、デザイン性の高いアイテムは、企業の価値観や姿勢を効果的に伝えられるでしょう。
さらに、来場者の実用性を考慮したノベルティは、顧客思考の企業というポジティブな印象を植え付けられます。このように、ノベルティには、企業イメージを形成する効果が期待できます。
新規開拓・集客力アップ
センスの良いノベルティは、新規顧客の開拓や展示会ブースへの集客力を高めてくれます。
展示会では、何かもらえるという情報が来場者の間で広まるため、魅力的なノベルティを用意することで、自社ブースへの来場者数を大幅に増やせるでしょう。
また、ノベルティを受け渡す際の会話がきっかけとなり、従来アプローチできなかった潜在顧客との接点をつくり出せます。さらに、SNSでシェアされやすいユニークなノベルティは、来場者による投稿を通じて、展示会場外にも宣伝効果をもたらすというメリットがあります。
ノベルティ配布時の注意点
ノベルティは展示会で効果的な集客ツールですが、配布する際にはいくつかの注意点があります。闇雲に配布するだけでは十分な効果は得られません。とくに、以下の2点に注意しましょう。
直接的な利益は出ない
ノベルティを制作する際はコストがかかる一方、無料配布かつ、リターンの数値化が難しく、直接的な利益につながりにくいという課題があります。
たとえば、展示会で大量のノベルティを配布しても、実際の商談や契約にどれほど発展したのかを正確に測定することは困難です。また、ノベルティ目当ての来場者の場合は、商談につながらないケースがあります。
このような理由から、短期的な営業成果を期待すると、期待外れの結果となる可能性があります。ノベルティは長期的なブランディング投資と捉え、即効性を求めすぎないことが重要です。
また、ノベルティの効果測定は、配布後の問い合わせ数や名刺交換数などの間接的な指標で行うことをおすすめします。
ターゲット選びは慎重に
ノベルティ配布で成果を上げるには、ターゲット選びが極めて重要です。無差別に配布すると、ターゲットではない層に貴重なノベルティが渡り、費用対効果が薄れるだけでなく、顧客に対する理解不足というネガティブな印象を与えかねません。
効果的なターゲット選びのためには、事前に自社商品やサービスに興味を持ちそうな来場者の分析が欠かせません。業種や役職、会社規模など具体的な条件を設定し、条件に合致する来場者にノベルティを提供しましょう。
ノベルティ配布の効果を最大化するには、展示会出展の専門家の知見を借りるのが一つの手段です。プロの視点からターゲットやノベルティの選定において的確なアドバイスを得ることで、費用対効果を高められます。
目的別!展示会向けノベルティの選び方
展示会向けノベルティを選ぶ際は、明確な目的に合わせて選定することが重要です。効果的なノベルティは、来場者の記憶に残り、長期的な宣伝効果をもたらします。
また、予算内で最大の効果を得られるよう、コストパフォーマンスも考慮しましょう。ここでは、目的別にノベルティの選び方のポイントをご紹介します。
来場者が手に取りやすいノベルティ
来場者が思わず手に取りたくなるノベルティは、ブースへの集客に直結します。とくに、効果的なのは、実用性の高いアイテムです。たとえば、折りたたみエコバッグやモバイルバッテリーなど、日常で使えるアイテムは使いやすく、喜ばれるでしょう。
また、展示会のターゲットに合わせた選定も大切です。たとえば、IT関連の展示会ならUSBメモリやスマホスタンド、食品関連ならキッチングッズなど、来場者の特性に合わせることで手に取られる確率が上がります。
季節やトレンドを意識した選定も効果的です。夏場なら扇子やクールタオル、冬ならカイロなど、時期に合わせたアイテムは重宝されるでしょう。
さらに、見た目のデザイン性や独自性があれば、他社との差別化にもつながります。会社ロゴの入れ方も工夫し、さりげなく目に入るよう配置しましょう。来場者が便利と感じるノベルティは、記憶に残りやすく、商談につながります。
長期的な宣伝効果が期待できるノベルティ
長期的な宣伝効果を狙うなら、繰り返し使用される実用的なアイテムがよいでしょう。先述した来場者が手に取りやすい実用的なノベルティは、使用するたびに企業名やロゴが目に入るため、継続的な認知効果が期待できます。
たとえば、ペンやメモ帳、マグカップなどのオフィスグッズは使用される頻度が高く、長期間にわたって企業名を目にする機会を創出できます。カレンダーや手帳、クリアファイルやエコバッグなどは1年を通じて使われるため、宣伝効果が持続するでしょう。
業種やブランドイメージに合わせたデザインと、耐久性の高い素材を選ぶことで、より宣伝効果の持続期間が延び、ノベルティ制作にかかるコストをより確実に回収できます。ノベルティを通じ、長期的に顧客との関係を構築したい場合は、長く愛用されるアイテムを選びましょう。
低コストなノベルティ
限りある予算で最大限の効果を引き出すためには、制作コストを抑えつつも魅力的なノベルティを選ぶことがポイントです。たとえば、ボールペンやメモ帳、クリアファイルなどは比較的安価でありながら、実用性があり人気なため、コストパフォーマンスに優れています。
また、大量発注による単価の引き下げも検討すべきポイントです。シンプルなデザインに抑えることで、制作コストを削減できるでしょう。しかし、あまりに安価すぎるアイテムは、企業イメージを下げる可能性もあるため注意が必要です。
限られた予算のなかでも品質とデザイン性を両立させ、自社のブランドイメージにマッチしたノベルティを選ぶことが、長期的な信頼構築につながります。
こちらの記事では、展示会のブース出展で集客率アップが狙えるツールについて解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
展示会で効果を実感するにはノベルティ以外も大切
展示会の成功には、ノベルティ配布のほかに、目的の明確化、事前の集客計画、魅力的なブースデザインが不可欠です。これらを総合的に考えることで、展示会投資の効果を最大化できます。
とくに、プロのデザイナーと連携したブース設計は来場者の記憶に残り、長期的な関係構築につながります。以下では、ノベルティ以外に重視すべき展示会のポイントを紹介します。
まずは出展目的を明確に
展示会出展の効果を高めるには、目的を明確にすることが最優先です。なぜ展示会に出展するのかという根本的な目的を明らかにしましょう。
目的が、新規顧客の獲得なのか、既存顧客との関係強化なのか、あるいは新製品のお披露目なのかによって、取るべき戦略は大きく変わります。目的が不明確なまま出展すると、効果測定もできず、投資対効果を判断できなくなります。
また、設定した目的に合わせて、獲得したい名刺の数や商談件数などの具体的な数値目標を設定することも重要です。明確な数値目標を設けることで、目標に向けた効果的なノベルティ選びやブースデザインの制作が可能です。
集客は展示会出展前から対策可能
展示会当日の集客を成功させるには、事前の準備が決め手となります。出展前から、自社サイトやSNSでの告知、メールマガジンの配信、プレスリリースなど、複数のチャネルを活用した情報発信が効果的です。
とくに、重要顧客には個別の案内状を送るなど、個人的なアプローチを行うことで来場確率が高まります。
また、予約制の特典や限定サービスを用意することで、確実な集客につなげることが可能です。さらに、展示会主催者が提供する事前登録者リストの活用も検討しましょう。事前対策によって、ブースへの来場者数が増えるだけでなく、質の高い見込み客との接点をつくれます。
ターゲットの興味を引くブースづくりを
魅力的なブースデザインは、ノベルティ同様に来場者の記憶に残ります。ターゲットとなる来場者が思わず足を止めたくなるような、視覚的に印象的な設計を心がけましょう。
単に目立つだけでなく、自社のブランドイメージや出展目的に合致したデザインが重要です。効果的なブースづくりは、専門家に相談するとよいでしょう。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、最新技術と表現力で差別化されたデザインを追求し「楽しい」「面白い」空間の提供だけでなく、確実な集客と成功を実感いただけるようサポート面も充実させています。ノベルティと魅力的なブースの相乗効果を生かして、展示会出展を成功させましょう。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、ご予算やコンセプトにあわせたオリジナルのデザインでブースを設計いたします。デザイン事例も公開しておりますので、ぜひご覧ください。
まとめ
展示会でのノベルティ配布は企業の認知度向上や集客に効果的ですが、目的に合った戦略を立てることが重要です。ターゲットの興味を引くノベルティ選びと魅力的なブースデザインの組み合わせが、展示会成功のポイントです。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、デザイナーが初回打ち合わせから直接サポートするため、お客さまの意図を正確に理解した提案が可能です。
デザイン進行から発注、現場管理まで一括対応することで担当者の負担を軽減しながら、余計な人件費をカットしつつも、ノベルティ選定から展示会ブースデザインまで一貫したクオリティのサービスを実現します。専門的な知識と経験を持つリオエンターテイメントデザインに、ぜひご相談ください。
展示会で集客を成功させるアイディア!企業が失敗する5つの理由とは?
展示会の集客を増やすためには、目的やターゲットを明確にするだけでなく、効果的な告知の実施や会場の特性に合わせたブース設計も重要です。本記事では、事前集客に効果的なアイディアや陥りやすい失敗などについて解説します。
展示会は、新たな顧客との出会いやビジネスチャンスを広げる絶好の機会です。しかし、ただ出展するだけでは思うような効果は得られません。
展示会の出展により集客を増やしたいのであれば、事前準備から当日対応、アフターフォローまで、各段階で戦略的なアプローチが必要です。
本記事では、集客を成功させるための具体的なアイディアをはじめ、陥りやすい失敗、事前準備のポイント、注意したいポイントなど、集客を最大化するためのノウハウを解説します。展示会担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
展示会の事前集客に効果的なアイディア5選
展示会の成功は、事前の集客活動にかかっているといっても過言ではありません。多くの来場者を集め、有意義なビジネスチャンスにつなげるためにも、以下の5つのアイディアを参考に、事前集客に取り組みましょう。
DMや案内メールを送る
展示会において最も一般的な集客方法は、展示会の案内をDMやメールで送付することです。効果的な集客につなげるためには、むやみに送るのではなく、過去の取引や顧客のデータを確認・分析し、ターゲットを明確にしたうえで送付します。
予算が合えば、リサーチ会社に依頼し、展示会のテーマに興味を持ちそうな企業・顧客をピックアップしてもらうのもひとつの方法です。
さらに、ターゲットのニーズや関心に合わせて、パーソナライズされたメッセージを送ったり、DM・メールを受け取った人限定の特典・割引などを用意したりすれば、来場意欲の向上につながります。
自社サイトにて告知する
自社サイトは、展示会の情報を発信するうえで非常に重要なプラットフォームです。自社サイトに訪れる企業・顧客は、自社の商品・サービスに高い関心を持っているため、訪問者に向けて出店情報をしっかり伝える必要があります。
サイト内に埋もれないよう、トップページの目立つ場所にバナーを設置し、展示会への出展内容を明確にアピールしましょう。
自社サイトでの告知は、開催場所や日時、内容といった詳細を掲載します。あわせてサイト内部にタグを設置すれば、サイトを訪れたユーザーの行動も把握が可能です。どのページを閲覧したか、どの商品・サービスに関心を示したかを理解できれば、展示会当日のアプローチにも活かせます。
SNSを使って告知する
SNSは、幅広い層に情報を拡散するための有効なツールです。展示会の見どころや新商品・サービス情報を、写真や動画とともに投稿すれば、視覚的な訴求力を高めながら魅力を伝えられます。
さらに、ハッシュタグやシェア機能の活用で、多くの人目に触れる機会が広がります。ただし、SNSと一口にいっても、X(旧Twitter)・Instagram・Facebookなど、ツールによって特性やユーザー年齢層が異なります。
より高い集客効果を狙うのであれば、ターゲットに合ったプラットフォームを選び、適切な使い分けが必要です。
プレスリリース配信を活用する
プレスリリースは、企業や団体がメディアを通じて情報を発信し、認知度を高める手段として活用されています。新商品・サービスの発表、調査結果の公表に加え、展示会などのイベント告知にも適しているためです。
SNSと同様に、業界ごとの専門誌やWebメディアが存在するため、ターゲット層がよく読むメディアを選ぶことが集客効果につながります。新商品・サービス情報や業界初の技術など、ニュース性や独自性の高い情報を盛り込みましょう。
電話で案内をする
電話では、相手の反応や意見をリアルタイムに把握でき、相手からの質問や疑問にも即座に回答できます。そのため、電話での案内時には、伝える内容や想定される質問・回答を事前に整理しておくと、より効果的に対応できます。
メールやDMでは伝わりにくい熱意や誠意も、声を通じて届けやすくなります。ただし、リアルタイムでのやり取りになるため、丁寧な言葉遣いや明るく聞き取りやすい話し方を意識し、相手に不快感を与えないよう配慮しましょう。
展示会当日の集客アップにつながるアイディア5選
展示会当日は、来場者の目を引き、自社ブースに足を運んでもらうための工夫が欠かせません。ここからは、当日の集客アップにつながるアイディアを5つご紹介します。
フライヤーやノベルティを配布する
ブース付近でフライヤーやノベルティを配布すると、来場者に興味を持ってもらいやすくなり、ブースへの誘導につながります。
展示会では多くの企業が同様の配布をおこなっているため、配布物にはブースのテーマや自社の商品・サービスに合った目の引くデザインを採用しましょう。ひと目で伝わるよう、内容を整理してわかりやすく見せる工夫も必要です。
来場者の多くは、限られた時間でできるだけ多くのブースを周り、有益な情報を収集しようとしています。
手にしたフライヤーの内容が分かりにくいと、アピールチャンスを逃してしまう可能性があります。そのため、フライヤーには商品・サービスの特長や企業のアピールポイントを分かりやすく掲載しましょう。
また、ノベルティも透明な袋に入れて配布すれば中身が一目でわかり、来場者の手に取りやすくなります。企業のロゴ入りのボールペンなど、実用性のあるアイテムを選べば、持ち帰ったあとも使用してもらいやすく、宣伝効果も期待できます。
スタッフによる積極的な声かけ
ブース付近でのスタッフによる声かけは、来場者との最初の接点となり、ブースへの訪問を促すうえで効果的な手段です。ブース付近を通った来場者の顔を見て、笑顔でアイコンタクトを取り「こんにちは」や「いらっしゃいませ」などの挨拶から始めましょう。
その後「弊社では〇〇といった商品(サービス)を紹介しております。ご覧になられますか?」というように相手がスムーズに行動に移れるような声かけを意識します。
誰にでも同じように声をかけるのではなく、状況に応じた適切なアプローチも欠かせません。来場者の服装や持ち物から、ターゲット層を見極めます。
ただし、忙しそうにしている人や、話をしながら歩いている人に話しかけないようにしましょう。無理な接触は、かえって悪印象を与えるおそれがあります。
SNSで当日の様子を配信する
会場やブースの様子をSNSで発信すると、まだ来場していない人にも展示会の魅力のアピールも可能です。ライブ配信の活用で、リアルタイムの動画で会場の雰囲気を届けられます。
来場者に協力してもらい、ポジティブな感想や反応を投稿してもらえれば、ブースの魅力がより伝わりやすくなり、来場意欲を高められるでしょう。
ただし、撮影する際は個人情報の取り扱いに注意し、周囲に無関係な人が映りこまないよう、プライバシーへの配慮が必要です。
時間帯に応じたスタッフ配置の調整
時間帯によって来場者の人数や属性が異なるため、時間帯に応じたスタッフ配置は、効率的に対応するうえで重要です。
展示会の種類にもよりますが、開場直後や昼食時、閉場間際には来場者が減少しやすく、逆に午後や休日直前の時間帯の来場者は増加傾向です。来場者の増加が見込まれる時間帯には対応できるスタッフを多めに配置し、比較的空いている時間帯には休憩時間を割り当てて、スタッフの数を減らします。
また、ただ人数を調整するだけでなく、専門性や役割分担を考慮し、ブース全体が円滑に運営されるようバランスのとれた人員配置も必要です。
商品やサービスの体験会を実施
展示会での商品やサービスの体験会は、来場者の関心を惹きつけるだけでなく、印象に残る手段としても効果的です。通常の展示よりも動きや活気があるため、来場者の目を引きやすくなり、期待感を抱いた来場者が自然にブースに立ち寄りたくなる流れをつくれます。
体験会ではフライヤーやパンフレット、説明だけでは伝えきれない商品、サービスの魅力を、実際の体験を通じて伝えられます。また、一方通行の情報発信ではなく、来場者と双方向のコミュニケーションが生まれやすいため、感想や質問も引き出しやすく、より深い理解が得られるでしょう。
他社との差別化を図り、ユニークな体験を提供すると、SNSなどを通じた情報拡散も期待できます。
こちらの記事では、展示会のブース出展で集客率アップが狙えるツールについて解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
展示会集客に失敗する5つの理由
展示会は、企業にとって重要なマーケティング活動のひとつです。ただし、期待した効果が得られないケースも珍しくありません。以下では、展示会集客に失敗する5つの理由を解説します。
出展そのものが目的になっている
展示会への出展を目的としてしまうと、具体的な目標や戦略が欠けた状態になり、集客の効果は期待できません。
たとえば、ブースの装飾や自社商品のプレゼンテーションに過度な力を入れるあまり、本来最も重視すべき顧客のニーズを見落としてしまうケースもあります。
出展の目的を明確に定め、リード獲得数や商談件数など、達成したい具体的な目標を設定しましょう。
事前集客への取り組みが不十分
事前の集客活動が不十分な場合、来場者の数は思うように伸びません。DM・メール、SNS、電話など複数の集客活動を組み合わせて、積極的に展示会の情報を告知しましょう。ただ告知するだけでなく、来場者の興味をひくような魅力的な情報の発信が必要です。
会場や日時、出展内容など基本情報の告知だけでなく、展示会の見どころもわかりやすく伝えましょう。
ブース設計が適切でない
ブースの設計は、来場者の目を引き「足を運んでみたい」と興味を持ってもらうために重要な要素です。
集客不足の原因には、デザイン性の魅力不足のほか、展示している商品やサービスの説明が分かりにくく何をアピールしたいのか伝わらない構成、体験スペースが設けられておらず関心を持たれにくい点も挙げられます。
来場者に伝えたい情報は、詰め込みすぎず整理して配置し、専門用語を避けるといった工夫が必要です。また、来場者がわかりやすいデザインやレイアウト、視線を意識したブースの位置取りには、専門知識や経験を持つプロに力を借りるのをおすすめします。
スタッフの対応に問題がある
スタッフの印象は、会社のイメージを大きく左右するため、適切な対応が求められます。接客態度が悪い場合だけでなく、質問への回答を避けてしまうほど知識が不足している、ブースに訪れた来場者へ積極的な声かけがなくコミュニケーションが不足しているといった状況も、スタッフの対応に不満を抱かれやすくなります。
笑顔や丁寧な言葉遣いの徹底、事前に研修を実施して商品やサービスについての知識を習得するなど、万全の準備を整えておきましょう。
来場者へのフォロー体制が整っていない
展示会後のフォロー体制が整っていないと、展示会そのものは成功しても、獲得したリード顧客を失ってしまうおそれがあります。
展示会直後は、来場者の関心が高まっているタイミングです。しかし、時間が経つにつれ関心は徐々に薄れていきます。関心が残っているうちになるべく早く対応しましょう。フォローが遅れると競合他社へと関心が移り、商談の機会を逃してしまう可能性があります。
可能であれば展示会当日中、あるいは24時間以内にお礼のメールや電話を入れて、関係構築の第一歩としましょう。
展示会集客で押さえるべき事前準備のポイント
展示会で効果的な集客を実現するために、押さえるべき事前準備のポイントを3つご紹介します。
展示会の目的とターゲットの明確化
まずは、展示会に出展する目的と、ターゲットとする企業や顧客を明らかにしましょう。目的の具体例としては、新規顧客の獲得やブランドの認知度向上、新商品発表などが挙げられます。
成果の把握につなげるためにも「新規顧客を〇社増やす」といった具体的な数値の設定をしておきましょう。
また、目的を明確にすると「誰に、何を、どのように伝えるか」などの訴求の方向性が明確になり、ターゲット層も自然に絞られます。
会場特性を活かしたブース設計
目的とターゲットが明確になったら、それに合わせた展示内容やプロモーションを計画します。同時に、会場の特性を活かしたブース設計も進めましょう。
同じ広さであっても、会場入口付近なのか奥まった位置なのかによって、見せ方は変わります。ブースの位置だけでなく、通路の幅や柱の位置なども事前に把握し、動線や配線の計画に反映させます。
会場の特性を活かしたブース設計には、専門的な知識と経験が必要です。集客効果を最大限に引き出したい場合は、プロへの依頼も検討しましょう。
ブースの見せ方と演出の工夫
ひとりでも多くの来場者にブースへ足を運んでもらうには、会場特性を活かしたブース設計だけでなく、見せ方や演出の工夫も必要です。
ターゲットが興味を持つ色彩やデザインを採用し、大型ビジュアルや映像を活用して遠くからでも目立つブースを演出します。デモンストレーションなどの体験型コンテンツや、音響、香り、触感など五感に訴える仕掛けも来場者の印象に残りやすい手法です。
さらに、スタッフが統一感のあるユニフォームを着用するとブース全体に一体感が生まれ、来場者に与える印象もより鮮明になります。
展示会集客で注意したいポイント
展示会は、集客やブランディング活動において効果的な手段です。しかし、成果を高めるためには、注意すべき点があります。主な注意点には、以下の4つが挙げられます。
- 派手すぎる装飾は控える
- 過度に声かけをしない
- 名刺を十分に用意しておく
- 決定権のある担当者を配置する
それぞれの注意点について、詳しく解説します。
派手すぎる装飾は控える
広い会場で他社のブースと差別化するために、目立つブースを作ることは大切ですが、派手すぎる装飾は控えましょう。過度に派手な装飾は、来場者に不快感を与えたり、展示している商品やサービスの印象を薄れさせる可能性があるためです。
また、装飾だけでなく、展示物や説明文、フライヤーなども情報過多にならないよう注意します。展示会をきっかけに新たな顧客獲得やビジネスチャンスを得るためには、「目立つこと」だけに注力しないことが重要です。来場者が情報を受け取りやすいレイアウトと伝わりやすいブース作りを意識しましょう。
過度に声かけをしない
無理やり引き止めたり、大声で呼びかけたりするような過度な声かけは、来場者に警戒心や圧迫感を与えやすく、集客には逆効果です。多くの来場者は自分のペースで情報を集めたいと考えているため、過度な声かけよりも、質の高い対応を意識しましょう。
来場者がブースに近づいたり、展示物に興味を示しているときには「こんにちは」や「いらっしゃいませ」といった挨拶をきっかけに声をかけます。このとき、笑顔やアイコンタクトを交えながら、親しみやすさを意識して対応します。
また、スタッフが一方的に話すのではなく、来場者が気軽に質問や相談しやすい雰囲気づくりも大切です。双方向のやりとりを意識して、自然なコミュニケーションを心がけましょう。
名刺を十分に用意しておく
新たな顧客との出会いやビジネスチャンスを広げる絶好の機会のため、名刺は切らすことがないよう十分に用意しておきます。
名刺を切らしてしまうと、リード顧客との接点を失うだけでなく、企業に対する信頼も損なわれかねません。予想を上回る来場者数になるケースも多いため、余裕をもった枚数を用意しておきましょう。
万が一、名刺が足りなくなった場合には、丁寧にお詫びを伝え、頂いた名刺をもとに速やかに連絡を取ります。
決定権のある担当者を配置する
展示会場での商談機会を増やすには、決定権のある担当者を配置します。商談を後日に持ち越すと、来場者の関心が薄れてしまう可能性があるためです。
決定権のある担当者の配置により、来場者からの質問や要望に対して、その場で的確な回答や提案が可能です。スピード感あるやりとりによって、成約につながりやすくなります。
また、担当者の休憩時間や予期せぬ事態などを考慮して、複数名での体制を整えておきましょう。
まとめ
展示会は、企業にとって重要な集客手段です。成功に導くには、事前準備や当日の運営、事後のフォローアップまでを一貫して計画し、戦略を立てた取り組みが必要です。
ブースの装飾も、集客やブランディングにおいて大きな役割を担います。第一印象を良くしブランドイメージを高めるために、ターゲット層に合った装飾を丁寧な計画や実施は効果的です。
株式会社リオエンターテイメントデザインは、イベント・展示会のブースデザイン企画・施工・運営を一貫して対応しています。最新の技術や表現を取り入れた提案で、企業の商品やサービスの魅力を的確に伝えるブースの設計が可能です。
担当デザイナーが初回打ち合わせから現場管理まで責任を持って対応し、高品質なデザインと安心感のあるサポートを提供しています。
「楽しい」「面白い」と感じてもらえるユニークな空間を通じて、集客をサポートいたします。展示会の成功を目指すご担当者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
展示会のディスプレイの重要性とは?効果やポイントを解説
展示会で来場者の注目を集め、製品やサービスを効果的にアピールするためには、ブースの演出が重要です。とくに、ディスプレイの設計はブースの印象を大きく左右するため、慎重に検討する必要があります。
工夫を凝らしたディスプレイは、来場者の関心を引き、自社のブランドイメージを強く印象づける効果があります。適切なレイアウトやデザインを取り入れることで、情報をわかりやすく伝え、商談の機会を増やすことも期待できるでしょう。
本記事では、展示会におけるディスプレイの役割や、効果的な演出方法について解説します。成功するブース作りのポイントや、制作会社に依頼するメリットについても紹介するため、出展を検討している方はぜひ参考にしてください。
展示会はディスプレイが重要!
ディスプレイが重要だといわれる理由は、以下のとおりです。
- 来場者の印象を左右する
- 製品やサービスのイメージが構築される
- 来場者にとっての情報源となる
それぞれの理由について解説します。
来場者の印象を左右する
自社の存在を印象づけるためには、視覚的なインパクトを与えられるディスプレイが欠かせません。展示会では、多くの企業がブースを構えて、来場者の関心を引こうと競い合うためです。
訴求力のあるブースは、展示会場全体の中で埋もれることなく際立ちます。デザインやレイアウトを工夫し、来場者の注意を引きつけることで、集客力を高め、商談の機会を増やすことにつながるでしょう。
とくに、ブースのパネルは来場者にとって初めて目にする情報源となるため、内容が一目で伝わるように設計することが求められます。色のコントラストやフォントのサイズといった細部にまで気を配り、混雑した会場でも読みやすい工夫を施しましょう。
製品やサービスのイメージが構築される
展示会において、ディスプレイは企業のブランドを印象づける役割を果たします。来場者はブースのデザインや掲示された情報を通じて、企業の理念や製品の特長を理解します。
そのため、統一感のあるビジュアルやキーメッセージを適切に配置すると、ブランドの価値を的確に伝えることが可能です。たとえば、企業のロゴやキャッチフレーズを目立つ位置に配置し、ブランドカラーを基調としたデザインを採用するなどが考えられます。
こうした一貫したデザインコンセプトを貫けば、展示会終了後も印象に残りやすくなります。名刺交換やパンフレットの配布に加え、ブースのビジュアルが強く記憶に残れば、後日、製品やサービスを思い出してもらえる可能性が高まるでしょう。
来場者にとっての情報源となる
来場者は、自分の関心に合った情報を求めて会場を回遊します。わかりやすいディスプレイを設置して適切な情報を明確に示すと、企業の強みや製品の特長を効果的に伝えられます。
そのためには、文字の大きさやフォントの選定、視線の動きを意識したレイアウトの工夫が必要です。一目で製品の特徴や導入メリットが理解できるデザインを取り入れれば、来場者の興味を引き、詳しい説明を求める人が増えるでしょう。
また、製品やサービスの魅力を列挙するのではなく、実際の活用シーンや具体的な利点を視覚的に示すことも有効です。写真やグラフなどを活用すると、情報が伝わりやすくなります。
展示会のディスプレイ効果3つ
効果として挙げられるのは、以下の3つです。
- 製品・サービスを印象づけられる
- 自社をアピールしてブランディングできる
- 取り扱っている製品やサービスが一目でわかる
それぞれの効果について解説します。
製品・サービスを印象づけられる
展示会において、来場者に自社の製品やサービスを認知してもらうためには、派手な装飾を施すだけでは不十分です。展示する内容と調和したデザインを取り入れて、製品やサービスを印象づけられるように工夫しましょう。
たとえば、製品の特長を伝えるキャッチコピーをわかりやすく掲示したり、実際の使用シーンを再現したりするなどの取り組みが挙げられます。ストーリー性のあるディスプレイを取り入れれば、製品やサービスの価値がより深く伝わるでしょう。
さらに、実演を行ったり、実際に体験できるスペースを設けたりするなど、来場者との接点を増やす工夫も有効です。こうした来場者も参加できるコンテンツを活用すれば、楽しんでもらえるため、よりよい印象を与えられます。
自社をアピールしてブランディングできる
展示会は自社の認知度を高め、ブランドの価値を来場者に印象づける貴重な機会です。製品を並べるだけでなく、企業のコンセプトや強みを的確に伝えるディスプレイを設計して、より効果的なブランディングができるようにしましょう。
そのためには、ブース全体のデザインに統一感を持たせることが大切です。企業のブランドカラーを基調に、ロゴやスローガンを適切に配置することで、一目で企業の個性が伝わります。
装飾のテイストやフォント選びも、企業イメージを印象づける要素のひとつです。デザインの一貫性を意識することで、ブース全体の完成度が高まり、来場者の記憶に残りやすくなります。
また、照明の使い方もブランドの演出に影響を与えます。落ち着いた雰囲気を醸し出したい場合は暖色系の照明を、洗練された印象を持たせるには白色系の光を採用するなど、企業のメッセージに合ったライティングを選ぶことが重要です。
取り扱っている製品やサービスが一目でわかる
展示会では限られた時間で来場者の関心を引き、自社の製品やサービスを的確に伝える必要があります。とくに、主力製品や新商品は、遠くからでも認識できるような配置にすることが求められます。
スポットライトやデジタルサイネージを活用し、来場者の視線を自然に誘導して、商品の魅力を強調しましょう。また、展示の配置を工夫して視線の流れに沿って順序よく情報を提供すると、製品への理解が深まるため、効果的です。
また、説明パネルやPOPを活用し、製品の特徴やメリットを端的に記載するのもよいでしょう。文字の大きさやフォントに配慮して読みやすくすることで、来場者が簡単に情報を得られる環境を整えることも大切な取り組みです。
ブースの外側からでも製品の内容が明確に伝わる工夫を施せば、流動客の関心を引くことも可能です。開放感のあるレイアウトを意識し、来場者が自然と足を止めたくなるような空間づくりを心がけましょう。
展示会ディスプレイのポイント
ポイントは以下の6つです。
- アピールしたい製品やサービスを際立たせる
- ディスプレイの種類ごとに適切な位置へ設置する
- 色・動き・体験を意識してレイアウトする
- 訴求内容に適した装飾をする
- 奥行きや高さを意識する
- 来場者目線でレイアウトを考える
それぞれのポイントについて解説します。
アピールしたい製品やサービスを際立たせる
展示会では、限られたスペースでどのように製品やサービスを魅力的に見せるかが重要です。ただ多くの商品を陳列するだけでは、来場者の注意が分散し、肝心の訴求ポイントが伝わりづらくなる可能性があります。
ブース内で最も強調したい製品やサービスを明確にし、視線を集める工夫を施すことが大切です。効果的な方法として、主力商品をブースの前方や中央に配置し、視界に入りやすくする手法が挙げられます。
また、展示スペースのサイズに変化をつけ、アピールしたい製品には広めのスペースを確保するのもよいでしょう。ライティングやモニターを活用してインパクトを高めると、来場者の興味を引きやすくなります。
ただし、過剰な装飾は本来の訴求内容をぼやけさせるため、ブランドイメージに沿ったデザインを意識することが大切です。
ディスプレイの種類ごとに適切な位置へ設置する
展示会において、来場者がブース内をスムーズに回遊し、目的に合った情報を得られるようにするためには、ディスプレイの配置を工夫することが重要です。分類や動線を意識した製品の設置を心がけましょう。
たとえば、製品をカテゴリーごとに整理し、色やテーマで統一感を持たせると、来場者が直感的に情報を理解しやすくなります。用途や価格帯によって展示エリアを分けると、比較がしやすくなり、購入検討につながりやすくなるため、有効です。
パネルの設置場所も考慮すべきポイントのひとつです。入口付近にはブースのコンセプトやキャッチコピーを掲示し、製品前には詳細情報を示したパネルを配置すれば、視線の流れを考慮した情報提供が可能になります。
情報の伝達力を高めるためには、パネルの大きさや高さにも注意が必要です。遠くからでも視認できる位置に主要な情報を配置し、詳細な説明は来場者が手に取りやすい場所に設置すれば、効果的に訴求できるでしょう。
色・動き・体験を意識してレイアウトする
展示会で来場者の注目を集めるには、色・動き・体験の3点の工夫が欠かせません。ブースの配色は、企業や製品のイメージを印象づける要素です。
ブランドカラーを基調にしながら、アクセントカラーを適切に配置すると、統一感のあるデザインに仕上がります。特定の色を多用しすぎず、3色以内にまとめると、来場者の印象に残りやすくなるでしょう。
人は動くものに目を引かれるため、動的な演出を加えることでブースの訴求力が増します。たとえば、モニターで製品の使用シーンを映し出したり、デモンストレーションを行ったりすると、来場者の興味を引きやすくなります。
また、製品を実際に手に取って試せる体験スペースを設けることで、購買意欲を高めることが可能です。来場者が商品を試したり、使用感を体験できるスペースを通路側に配置したりすると、関心を持った人が足を止めやすくなります。
これらの要素をバランスよく取り入れたレイアウトを設計することで、人が集まりやすくなります。人の集まるブースは周囲の来場者の関心も引くため、ブースの認知度アップにもつながるでしょう。
訴求内容に適した装飾をする
訴求する内容に合わせて、装飾を考えましょう。たとえば、製品やサービスのイメージを明確に伝えるためには、ブースの正面にメインビジュアルを配置するのが有効です。
写真やイラストを活用して、実際の使用シーンを理解できるデザインにすると、来場者の興味を引きつけやすくなるでしょう。詳細な情報を伝えたい場合は、説明用のパネルや動画を配置し、わかりやすいレイアウトを意識すると効果的です。
こうした装飾の工夫によって、製品やサービスの特徴が際立ち、競合との差別化を図れます。ターゲット層に合わせたビジュアルを活用してより印象に残るブースを設計することが、集客や商談につなげるためのポイントとなります。
奥行きや高さを意識する
奥行きと高さをうまく活用するのも効果的です。高さのあるディスプレイを設置すると、遠くからでも認識しやすくなります。
たとえば、企業のロゴやキャッチフレーズを高い位置に配置すれば、会場内の広い範囲から視認でき、来場者の注意を引きつけることが可能です。展示台の高さを変えて視覚的なアクセントをつけ、特長をより際立たせるのもよいでしょう。
奥行きを活用すれば、空間にさらなる広がりを持たせられます。背景や壁面を利用して商品説明を配置し、手前には目を引くアイキャッチ要素を設けると、視線を奥へと誘導することが可能です。
こうした立体的なレイアウトは、ディスプレイを魅力的に見せるだけでなく、来場者の回遊を促す効果も期待できます。高さや奥行きをうまく活用し、製品やサービスの魅力を引き出すディスプレイを心がけましょう。
来場者目線でレイアウトを考える
企業側の視点だけでなく、来場者の目線に立ったレイアウトを意識することが欠かせません。製品やサービスを熟知しているスタッフにとってはわかりやすいディスプレイでも、初めて訪れる来場者には意図が伝わらないことがあります。
視認性や導線のスムーズさを考慮しながら、誰もが理解しやすいブースづくりを心がけましょう。遠くからでもブースの特長が一目で伝わるように、看板やメインビジュアルを高い位置に配置することが効果的です。
また、入り口には目を引くパネルを設置し、来場者の関心を引きつける工夫をするとよいでしょう。商品やサービスを紹介するエリアは、ブースの中心部に配置し、視線の流れを考慮しながら情報を提示することが大切です。
さらに、ブース内の動線設計も集客に影響を与えます。入り口から自然な流れで各展示へと誘導し、来場者がストレスなく情報を得られるように設計しましょう。モニターやデモンストレーションスペースを効果的に活用することで、滞在時間の延長にもつながります。
展示会ディスプレイを制作会社へ依頼するメリット
展示会ディスプレイを制作会社に依頼するメリットは4つ挙げられます。以下で、それぞれ解説します。
他者との差別化ができる
制作会社に依頼すると目立つことはもちろん、ブランドの個性やメッセージを伝えられるデザインが可能になります。企業の理念や製品の特長を踏まえたうえで、レイアウトや装飾を提案してもらえる点も差別化を図れるポイントです。
たとえば、製品をより魅力的に見せるライティングや来場者の動線を考慮したレイアウトなど、細部まで計算されたディスプレイを設計できます。業界のトレンドや成功事例をもとに、ターゲット層に響くデザインを提案できるのも利点です。
他社との差別化を図るには、見て印象に残るようなインパクトと情報の伝え方が大切です。制作会社の手を借りることで、企業の魅力を引き出し、競争の激しい展示会で存在感を高められるでしょう。
展示会へ出展する目的が明確になる
展示会に出展する際には、どのような成果を求めるのかを明確にすることが求められます。成果として掲げられるのは、以下のとおりです。
- 新規顧客の獲得
- ブランドの認知度アップ
- 業界内での優位性の確保
出展の目的が曖昧なままでは、ブースの設計や訴求方法に一貫性がなくなり、効果を引き出すことが難しくなります。その点、制作会社に依頼すれば、自社の理念やターゲットに沿ったデザインを実現できるでしょう。
さらに、展示会後の効果検証までサポートする制作会社もあります。次回の出展計画に活かせるデータを提供してもらえるため、マーケティング戦略の一環として展示会を活用できるようになるでしょう。適切な業者に依頼することで、より大きな成果を得ることが可能になります。
トラブルにも対応してもらえる
展示会では、予期せぬトラブルが発生することも少なくありません。発生する可能性のある問題は、以下のとおりです。
- モニターに映像が映らない
- スピーカーから音が出ない
- 椅子やテーブルの数が足りない
- 電源が確保できていない
こうしたトラブルに自社スタッフだけで対応しようとすると、復旧作業に時間がかかり、本来の業務に集中できなくなる可能性があります。しかし、専門の業者に依頼しておけば、素早く問題を解決してくれるため、運営に専念できるでしょう。
とくに、機器のトラブルは原因の特定や修復に専門知識が必要な場合が多いため、業者のサポートがあると安心です。また、電源設備の確認や予備機材の用意など、細かな配慮が行き届いた業者に依頼すれば、不測の事態も落ち着いて対処できます。
運営の負担を軽減し、展示会を成功に導くためにも、専門業者のサポートを活用することは非常に有効な手段といえるでしょう。
展示会終了までスムーズに進められる
展示会の成功には、事前準備から撤収作業までを円滑に進めることが不可欠です。しかし、自社だけで運営する場合は設営や撤去に多くの時間と労力を要し、本来の業務に支障をきたすことも少なくありません。
一方、業者に依頼すれば設計から施工、撤去まで一括して対応してもらえます。そのため、スタッフは商談やプレゼンテーションなどの業務に集中できるでしょう。
展示会当日は来場者とのコミュニケーションが重要です。設営や撤収に時間を取られないことで、より多くの商談機会を得られるでしょう。
ディスプレイの制作会社を選ぶポイント
制作会社ごとに特徴が異なるため、自社に適した会社の選定にはいくつかのポイントを考慮することが重要です。以下で4つのポイントを、それぞれ解説します。
実績
展示会ブースの装飾を依頼する際には、業者の実績を確認しましょう。これまでに手がけたデザインや施工事例を調べると、仕上がりの品質や業者の得意分野を把握できます。
とくに、過去の事例と自社が目指す展示会のコンセプトが一致しているかを確認すると、理想のデザインに近づけられるでしょう。独自性を重視したい場合や競合との差別化を図りたいと考えている場合は、施工事例の豊富な業者を選ぶことが重要です。
実際の展示会での評価や来場者の反応なども参考にすると、より具体的なイメージを持てます。ホームページに掲載されていない事例についても、問い合わせをすれば確認できる場合があるため、積極的に情報を集めましょう。
費用
展示会ブースの装飾を依頼する際には、事前に施工費用を把握し、適切な予算配分を考えることが必要です。規模やデザイン、使用する素材によって費用は異なるため、希望条件を明確にし、複数の業者から見積もりを取得するのが望ましいでしょう。
複数社から見積もりを取れば、各業者の価格帯やサービス内容を比較し、コストパフォーマンスの高い選択が可能になります。ただし、多くの業者に見積もりを依頼すると打ち合わせに時間がかかり、スケジュールに影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
また、費用だけでなく、施工の質や納期も考慮することも欠かせません。予算内でどの程度のブースが実現できるかを事例と照らし合わせながら検討しましょう。
デザイン力
業者を選ぶ際は、デザインの提案力を十分に見極めることもポイントのひとつです。企業のコンセプトやブランドの方向性と合致していなければ、来場者への訴求力が弱まり、集客や認知拡大といった目的を達成できない可能性があります。
デザイン力を判断する方法のひとつとして、業者から「パース」と呼ばれる完成予想図を提示してもらうことが挙げられます。パースを見れば、装飾の細部や空間の使い方、ブース全体の雰囲気がどのように表現されるのかを事前に確認可能です。
対応エリア
対応エリアを事前に確認することも重要です。多くの展示会は、東京や大阪などの主要都市で開催されます。都市部以外の会場での施工を希望する場合、追加料金が発生するケースや、そもそも対応してもらえない可能性があるため、事前確認が不可欠です。
また、業者によって提供できるサービスの範囲も異なります。デザインや施工のみを依頼できる業者もあれば、集客支援やブース運営のサポートまで対応する業者もあります。
依頼したい業務内容に対応しているかを事前に確認し、出展エリアとの兼ね合いを考慮しながら選定しましょう。
まとめ
展示会におけるディスプレイは、来場者の興味を引き、企業のブランドや製品の魅力を的確に伝える重要な役割を果たします。
効果的なレイアウトや装飾を工夫することで視認性が高まり、商談や顧客獲得のチャンスを広げることが可能です。制作会社に依頼すると、競合との差別化やブランディング強化など、多くのメリットを得られます。
株式会社リオエンターテイメントデザインは、展示会のブースデザイン企画・施工・運営を専門とし、高いリピート率と柔軟な対応力でお客様のニーズに応えています。
最新の技術と独自の表現力を活かし、来場者の足を止める魅力的なブースデザインを提供します。担当するデザイナーが、打ち合わせからデザイン、現場管理まで一括でサポートし、ワンストップでの対応が可能です。
東京ビッグサイトや幕張メッセなど、さまざまな会場での実績も豊富です。ご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
展示会に面白い仕掛けを取り入れよう!考えるポイントと注意点
展示会の面白い仕掛けは、来場者の興味をひきつけたり、顧客獲得につなげたりするためにも重要です。仕掛けを考えるときのポイントや注意点、展示会の形態、当日までの流れ、当日スタッフの役割をご紹介します。
展示会で面白い仕掛けを考える際、来場者にインパクトを与え、顧客獲得につながるように工夫することが重要です。気軽に立ち寄りやすいブースづくりのために、仕掛けを考えるときのポイントを確認しておきましょう。
本記事では、展示会の面白い仕掛けを考える際のポイントや注意点、各形態の特徴をご紹介します。そのほか、展示会を開催する工程や当日スタッフの役割についても解説します。展示会の開催を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
展示会は面白い仕掛けで人を集めよう
企業が開催する展示会は、新規顧客の獲得を目的に行われているケースがほとんどです。展示会で人を集めるためには、面白い仕掛けでインパクトを与えることが重要です。ここでは、展示会で面白い仕掛けが必要とされている理由についてご紹介します。
出展している企業は顧客獲得を狙って工夫している
展示会を開催している企業は、顧客獲得を目的に工夫しています。多くの企業が参加する展示会では、他社と差をつけるために、独自性のある仕掛けを取り入れることが重要です。これにより、知名度がなくても、面白い仕掛けで人を集められる可能性があります。
展示会でのアピールは、ビジネスチャンスを掴むための戦略のひとつです。展示会に立ち寄ってもらえたとしても、リピーターにつながるとは限りません。
成約率を少しでも高めるには、面白い仕掛けが鍵になります。他社もさまざまな仕掛けを考えているため、自社ならではの面白い仕掛けで来場者の心を掴みましょう。
インパクトがないと人は立ち寄らない
さまざまな企業が集まる展示会で人を集めるには、面白い仕掛けでインパクトを与えなくてはいけません。来場者が立ち寄りたくなるような、視覚的にインパクトのある面白い仕掛けを考えてみましょう。
インパクトを与えられれば、有名企業が参加する展示会でも、十分に戦える可能性があります。1度興味を持ってもらえると、気になるからと再度立ち寄ってもらえるケースがあります。
また、時間がなかった、混み合っていた、などの理由で当日に立ち寄れなかった場合でも、のちのち企業名や商品名を検索するきっかけにつながるでしょう。
展示会の面白い仕掛けを考える7つのポイント
面白い仕掛けで新規顧客を獲得したい場合、出展する企業が最低限把握すべきポイントを確認しておきましょう。ここでは、展示会の面白い仕掛けを考える際のポイントを7つご紹介します。
展示会の立地を把握する
展示会の自社ブースをどこに構えるか、来場者が立ち寄りやすい立地か、などのポイントを把握する必要があります。展示会の立地のなかでも、開放面が多いところは人気なため、早く埋まってしまうでしょう。
立地を確認する際、会場の出入り口や自社ブースまでの導線、休憩スペースの位置などを把握する必要があります。会場の出入り口から自社ブースまでの通路の距離や幅も確認し、人を集めるためにどのような仕掛けを用意すべきか考えるとよいでしょう。
間口を広くする
来場者が自社ブースに立ち寄りやすくするために、間口を広く確保することがポイントです。同じスペースのブースでも、工夫次第で間口を視覚的に広く設けられます。
たとえば、長方形のスペースで展示会を行う際、長い辺を間口にするだけで、広々とした出入り口を演出できます。ブース内が見やすくなり、遠くからでも展示内容がひと目でわかるようになるでしょう。
遠くからでもブースが目立つデザインにする
多くの企業が出展する展示会では、遠くからでも自社ブースが目立つデザインにすることがポイントです。遠くからでも目を引くデザインであれば、来場者の興味を引き、足を運ぶきっかけになります。
遠くからでも際立つデザインにするには、キャッチコピーで来場者の心を掴むとよいでしょう。キャッチコピーを考える際は、共感できる要素や、続きが気になるような工夫を盛り込むことがポイントです。
企業の世界観を表現する
限られたブース内で、自社ならではの世界観を表現しましょう。配色や装飾を工夫すると、企業や商品のテーマカラーがひとめで伝わります。ただし、複雑な印象にならないように、3色に絞ることがポイントです。
また、色だけではなく、質感にもこだわることで、他社との差別化ができます。洗練された印象や清涼感、清潔感を演出したい場合には、目的に合わせて色や装飾を工夫しましょう。
SNS映えする空間を意識して作る
近年では、展示会に限らず、観光地やレジャー施設などでSNS映えする空間が注目を浴びています。SNS映えすると話題になれば、ネット上の新たな見込み客が興味を持ってくれる可能性があります。
写真撮影の機会を提供することで、来場者がSNS上でできごとを共有する動機付けにつながるでしょう。知り合いから知り合いに企業名や商品名が広まれば、広告やプロモーションよりも高い効果が期待できます。
来場者が体験できる場所にする
展示会で来場者が体験できるスペースを設けることで、商品やサービスへの理解を深めてもらえます。視覚や聴覚、触覚を使った体験は、来場者にとって深く印象に残りやすいです。体験をきっかけに、長期的な付き合いにつながる可能性があります。
体験型のイベントとして、商品やサービスの実演、ワークショップなどが挙げられます。その場で成約につながらなくても、企業やブランドについて知ってもらえるため、知名度アップにつながるメリットがあります。
企業名が入った品を提供する
展示会で企業名を覚えてもらうためには、企業名が入った品物を配布するとよいでしょう。企業名入りのノベルティグッズは、オリジナリティがあるほど、他社との差別化が図れます。
実用的なアイテムを提供すると、使用するたびに企業名が目に入ったり、体験したことを思い出すきっかけになったりします。たとえば、文房具やエコバッグなどの日常で役立つアイテムは、長期間使用してもらいやすくおすすめです。
展示会の面白い仕掛けを考える際の注意点
展示会の面白い仕掛けを工夫することに注力しすぎると、空回りして失敗してしまうおそれがあります。ここでは、展示会の面白い仕掛けを考えるときの注意点を6つご紹介します。
出展する目的をはっきりさせる
展示会は、面白い仕掛けを施すことが目的ではありません。出展目的を明確にして顧客のニーズを満たすことが重要です。本来の目的を見失うと、面白い仕掛けで集客ができても、そのあとどのようにアプローチすべきかわからなくなってしまいます。
面白い仕掛けを考える際は、本来の目的をはっきりさせてから、逆算して必要な仕掛けであるか検討しましょう。主な目的が顧客獲得や知名度アップの場合は、面白い仕掛けで集客したあと、何をすべきか明確にしておくことが大切です。
自社にあったイメージの展示会にする
多くの企業が出展する展示会では、遠くからでも人をひきつける面白い仕掛けが鍵となります。しかし、目立つことに注力しすぎると、企業や商品のイメージを壊してしまうおそれがあります。
過度な面白さを求めたり、4色以上の配色で装飾したりすると、かえってマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。清潔感や清涼感など自社のブランドイメージがある場合は、目立つことよりも雰囲気やトーンを合わせることが大切です。
イベント前に集客を行う
自社ブースに来てもらうために、イベントの開催前に告知をしておきましょう。来場者のなかには、見学したいブースを事前にチェックして予定を組んだり、どのような企業が出展するのか把握しきれていない方もいます。
面白い仕掛けがあると告知しておくと、興味を引き、足を運んでもらいやすくなります。集客方法は、案内状やメール、自社サイト、SNSなどさまざまです。既存顧客や見込み客にアプローチする場合は、案内状で丁寧に対応すると好印象を持ってもらえるでしょう。
紹介する商品・サービスはわかりやすく展示
展示会で商品やサービスを紹介する際は、誰にでもわかりやすく展示することがポイントです。面白い仕掛けで集客することも大切ですが、せっかく来場してくれた方が商品やサービスについて理解が深められなければ、顧客獲得につながりにくくなってしまいます。
商品のレイアウトはシンプルにして、メッセージもわかりやすいものにしましょう。社名やロゴのみでは、商品のよさが十分に伝わりにくいため、シンプルなメッセージでブランドの魅力や商品から得られる効果などを記載しておくことがポイントです。
ブースの雰囲気に注意
面白い仕掛けやブースのデザインのほか、来場者が立ち寄りやすい雰囲気を演出しましょう。入りにくい雰囲気のブースでは、集客効果が期待できる面白い仕掛けを用意していても、その効果が十分に発揮されません。
立ち寄りにくい雰囲気のブースは、複数のスタッフが入り口付近に待機している、照明が暗い、などの特徴があります。スタッフは通路側から声をかけ、明るい照明とBGMで入りやすい雰囲気を演出するとよいでしょう。
会場のルールに従って演出する
展示会を開催する会場によっては、ルールを設けているところがあります。ルールに従っていないと、マイナスなイメージを与えてしまうおそれがあります。
会場のルールでよくある禁止演出は、大音量のBGMや映像、明るすぎる照明、スモークマシンによる発煙などです。展示会で面白い仕掛けをする際、事前に会場のルールを調べてから、適切な仕掛けを考えましょう。
また、具体的な禁止演出やルールが設けられていなくても、他社のブースに迷惑がかからないようにするのがマナーです。マナーを守ることは、企業やブランドのイメージを守るためにも大切です。
展示会の形態
展示会は、実際に来場者に足を運んでもらったり、オンラインで不特定多数の方に参加してもらったりと、さまざまな開催方法があります。ここでは、展示会の形態を5つご紹介します。
商談会・合同展示会
商談会や合同展示会は、大規模な会場にさまざまな企業が集まって出展する形態です。商談や顧客獲得が主な目的とされており、さまざまな展示会の形態のなかでももっとも一般的な展示会です。
具体的には、新商品の発表や業界関係者のビジネスマッチング、情報交換が行われています。来場対象となる業界関係者は、ITや製造業、雑貨、食品、建設などさまざまです。
来場者は出展企業の商品やサービス導入を目的に参加しているため、商談会や合同展示会では頻繁に取り引きが行われています。すでに購買意欲が高い状態で参加する来場者もいるため、顧客獲得につながりやすいです。
有名企業のパブリックショー
パブリックショーは、一般消費者を対象にブランド化した企業が開催する展示会です。BtoBで開催される商談会や合同展示会と比べると、娯楽性が高くエンターテイメント要素が強い傾向にあります。
顧客獲得も目的のひとつですが、商品情報を知ってもらうことがメインとなります。体験ブースを設けている場合が多く、今後のビジネスにつなげるために企業や商品の知名度向上を狙っている企業がほとんどです。
単独の主催展示会
単独の主催展示会は、企業が単独で開催する招待制の展示会です。企業が招待した方のみが参加でき、既存顧客や流通関係者、見込み客との関係を構築することが主な目的となっています。
具体的には、新商品の発表や情報交換などが行われています。招待したり大規模会場を単独で借りたりするのに費用がかかるため、すでに集客力のある大企業が開催するケースが多いです。
売上重視の即売会
即売会は、直接販売による売り上げ向上を目的に開催する展示会です。一般消費者を対象に行われるケースや、卸売業者や小売業者を対象に即売会を開催するケースがあります。
雑貨や家具などの消費財を出展する場合が多く、ブランド品を販売する企業で多く見られる展示会です。ほかの展示会と比べて、商品単価が低い傾向にあるため、成約につながりやすいです。
オンライン展示会
オンライン展示会は、インターネット上で不特定多数の方を対象に開催されます。世界中を対象に展示会を開催できるため、年齢や性別、国籍を問わずアプローチしたい場合に最適です。
通信環境が整っていれば場所や時間の制約がないため、気軽に開催・参加しやすいです。ただし、リアルの展示会ほどの体験を提供できなかったり、個人への直接的なアプローチができなかったりするため、商談が難しいデメリットがあります。
展示会設営に必要な7つの工程
展示会の開催を検討している場合は、スムーズに進められるよう事前に必要な工程を確認しておきましょう。ここでは、展示会の設営の流れを7つの工程に分けて解説します。
展示会に参加する目的を設定
展示会に参加する際、出展する目的やターゲット層を設定しましょう。展示会に参加する目的は、面白い仕掛けを考える際のアイデア材料としてだけではなく、成果を振り返るときの指標にもなります。
具体的には、顧客を獲得する、成約数を上げる、認知度を向上させるなどがあります。高過ぎず低過ぎない実現性の高い目標値を設定すると、掲げている目的や目標の達成につながりやすいです。
展示会に申し込む
展示会の開催目的やターゲット層が明確になったら、展示会に申し込みましょう。人気のある会場は、半年前や1年以上前から予約しなければ参加できなかったり、受け付け開始からすぐに埋まってしまったりする可能性があります。
複数企業が参加する展示会に申し込む場合は、参加する目的や自社商品・サービスのイメージと、展示会のテーマにあっているか確認しましょう。ターゲット層とテーマが一致していなければ、面白い仕掛けも効果が十分に発揮されません。
目的を達成するために小さな目標を設定
展示会での大きな目的を達成するため、小さな目標を設定しましょう。具体的には、アプローチする来場者数、1時間で獲得したい顧客数、見込み客や名刺の獲得数などを明確にすることがポイントです。
小さな目標を設定すれば、出展する目的を達成するまでの進捗状況を把握しやすくなります。一つひとつの目標をクリアする達成感も味わえるため、スタッフの仕事への意欲向上にもつながるでしょう。
施工会社を決めて依頼する
展示会への参加を準備する際、ブースを構えるために依頼する施工会社を決める必要があります。施工会社が決まらないときは、複数社に見積もりを依頼するとよいでしょう。ただし、見積もりには時間が必要なため、前もって依頼しておくことが大切です。
施工会社によって、得意とするブースのデザインや実績数が異なります。展示会のテーマや自社の要望を取り入れられるか、予算内におさまるか、撤収までスムーズに行えるか、などのポイントに着目しながら会社を選ぶとよいでしょう。
展示会に必要な機材を準備する
展示会の仕掛けや演出にあわせて、必要な機材を準備しておかなければいけません。施工会社によっては、会社側が用意してくれる場合もあるため、施工会社と相談しながら自社で準備すべきものを確認しておきましょう。
展示会で必要な機材は、音響機材やモニター、動画素材、パネルなどが挙げられます。会場によっては備品が足りない場合もあるため、テーブルや椅子などの備品も準備しておくべきか確認しましょう。
また、展示会でアンケートを実施する際、ボールペンも用意しておくことがポイントです。なるべく来場者が手ぶらで参加できるように、必要なものは取り揃えておきましょう。
展示会の担当スタッフを決めてトレーニング
展示会当日に慌てずスムーズに対応できるように、担当スタッフを決めてトレーニングすることが大切です。各スタッフの持ち場や役割が明確になっていると、当日の段取りを把握しやすくなります。
スタッフは、展示する製品やサービスについて理解しておくことが大切です。これにより、来場者の質問に対応できます。製品の特長や利点を簡潔に説明できるよう、事前にトレーニングしておきましょう。
また、展示会当日は予測できない事態が起こり得るため、考えられるトラブルに対する対応方法についてもトレーニングしておくことが重要です。
会場にブースを設置する
展示会前の指定日になったら、会場に出向き設営準備を行います。設営準備に必要な機材や備品を持ち込めているか確認するために、必要なものをリスト化しておくと便利です。
ブースを設置してから展示会開催日までの間、ホコリが溜まりやすいため、掃除用具も準備しておくことがおすすめです。各スタッフの管理表も用意すると、当日はよりスムーズに対応できるでしょう。
展示会当日のスタッフが担う役割を7つに分けて解説
展示会でスムーズに対応するには、担当スタッフを決めて役割を明確にすることが重要です。担当スタッフの人数は、イベントや企業の規模によって異なります。ここでは、展示会当日の担当スタッフの役割を7つご紹介します。
ディレクター
ディレクターは、イベント全体の進行やスケジュールなどを管理する役割を担っています。イベントの準備段階から関わっている役割であり、目的の設定から成果の振り返りなどの最終チェックまで行います。
展示会に必要な機材や備品が揃っているか、リハーサル時に不備がないかなども確認します。
会場担当
会場担当は、会場提供者と連携して設備の確認やトラブル対応を行う役割を担います。設備が故障したり備品が不足したりしたときに、会場提供者に連絡して対応することがメインの仕事となります。
トラブルが起きた際にスムーズに対処できるよう、事前に対策を講じておくことが大切です。
誘導担当
誘導担当は、来場者を自社ブースまで安全に誘導する役割を担っています。自社ブースまでの道順に迷ったり、混雑で来場者が混乱したりするのを防ぐために、駐車場や会場の入り口に配置されるケースが多く見られます。
受付担当
受付担当は、来場者の名簿を記録したり配布物を渡したりする役割を担います。多くの来場者が予測される場合は、受付担当のスタッフを多く配置するとよいでしょう。自社ブースの顔となる役割であるため、接客を得意とするスタッフが向いています。
プレゼン担当
プレゼン担当は、自社商品やサービスについて説明したり、会話を盛り上げたりする役割を担っています。司会者・ステージ担当・営業担当が該当しますが、展示会の形態によって役割が異なります。
司会者やステージ担当は、会場の空気を汲み取る力や、イベントをスムーズに進行する力、臨機応変に対応して盛り上げる力が求められます。商品やサービスについて質問されるケースもあるため、商品知識を豊富に持っている方が適任です。
商談担当
商談担当は、プレゼン担当のなかでも商品やサービスに詳しいスタッフです。プレゼン担当による商品説明を経て、購買意欲が高まっている方を対象に商談担当がさらにアプローチします。プレゼン担当との連係プレーが鍵となるでしょう。
片付け担当
片付け担当は、展示会終了後、時間内に会場の片付けを行う役割を担います。片付けの時間は限られているため、複数人の担当スタッフを配置する必要があります。何を撤去すべきか把握できるように、設営スタッフに片付けを任せるのもポイントです。
まとめ
展示会では、面白い仕掛けで来場者にインパクトを与え、多くの方々を集客することが大切です。面白い仕掛けで興味を持ってもらえれば、顧客獲得や知名度アップにつながる可能性があります。
面白い仕掛けを考えるときは、企業やブランドのイメージ、会場のルールなどを考慮しましょう。派手さよりも、企業やブランド、会場の雰囲気に調和した適切な仕掛けを設けることが重要です。
株式会社リオエンターテイメントデザインは、初回打ち合わせからデザイン、発注、現場管理までサポートいたします。ワンストップ対応により、お客様の負担をできる限り軽減し、スムーズに作業を進めることが可能です。展示会で、自社商品やサービスをアピールしたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
【業種別】展示会に着ていく服装選びのポイントとは?注意点も紹介
展示会に着ていく服装は、自社のイメージや出典のコンセプトに合わせるなどさまざまなポイントがあります。本記事では、展示会に来ていく服装選びのポイントを業種別に紹介します。あわせて、いくつかの注意点も紹介していくので参考にしてください。
展示会で自社ブースを出展する際、服装は第一印象を決める大切なポイントです。適切な服装は業種や場面に応じて異なり、その場にふさわしいスタイルを選ぶことが求められます。ビジネス系の展示会では、清潔感や信頼感を重視したスーツスタイルが基本です。一方、アパレルやクリエイティブ業界では、個性やトレンドを取り入れたおしゃれなコーディネートが好印象を与えます。
展示会場に適した服装の種類
展示会場での服装は、業種や目的に応じて適切に選ぶことが重要です。服装は、第一印象を左右し、相手に信頼感や親近感を抱いてもらうための大切な要素です。展示会場に適した服装の種類は以下のとおりです。
- スーツ
- オフィスカジュアル
- 作業着・制服
- 自社ロゴTシャツ
ここでは、展示会での代表的な服装を紹介し、それぞれの特徴と適した業種について解説します。
スーツ
スーツは、展示会場での定番スタイルであり、信頼感とプロフェッショナルな印象を与える服装として、多くの業界で採用されています。とくに、商談や提案を主目的とするBtoB向けの展示会では、フォーマルなスーツ姿が相手に安心感を与えるため非常に効果的です。
男性の場合、濃紺やグレーのスーツに白いシャツを組み合わせるのが基本です。ネクタイはシンプルなデザインを選び、派手すぎないよう注意しましょう。
一方、女性の場合は、パンツスーツやタイトスカートスーツが一般的で、落ち着いた色味を選ぶとよいでしょう。また、靴やカバンの手入れを忘れずに行い、清潔感を保つことが重要です。
銀行やコンサルティング業界、IT関連の企業が集まる展示会では、スーツがとくに適した服装とされています。こうした場では、上層部の方が参加することも多いため、スーツの着こなしや細部への配慮が信頼を得るカギとなります。
自信を持って臨むためにも、きちんと準備して参加しましょう。
オフィスカジュアル
オフィスカジュアルは、フォーマルすぎないビジネススタイルとして親しまれており、スーツや制服よりも柔らかい印象を与えます。リラックスした雰囲気を演出するのに適しており、広告業界やデザイン関連、スタートアップ企業が多く集まる展示会でよく選ばれる服装です。
男性はジャケットにノーネクタイのシャツ、女性はブラウスにスラックスやミディスカートを合わせるのが一般的です。
過度な装飾や派手な色使いは避け、清潔感を大切にした色味や素材を選ぶことがポイントです。オフィスカジュアルは親近感を与えるだけでなく、動きやすさも兼ね備えているため、展示会ブースでの接客などで移動が多い場合にも適しています。
作業着・制服
作業着や制服は、自社の業務内容や専門性をアピールするのに適しています。とくに、製造業や建設業、工業系の展示会では、作業着を着用することでプロフェッショナルな印象を与えられます。
作業着に自社のロゴやブランドカラーを取り入れることで、来場者に視覚的に企業を印象づけられ、認知度の向上にもつながります。また、食品業界やサービス業では、清潔感のある制服を着用することで、衛生面への意識をアピールすることが可能です。
展示会場で職種や企業の特徴を視覚的にも伝えられる点が、作業着や制服の大きなメリットです。また、制服はスーツなどのフォーマルな服装より動きやすいため、体を動かすことが多い展示会には最適といえます。
自社ロゴTシャツ
自社ロゴTシャツは、ブランドの認知度を高めるためのシンプルで効果的なアイテムです。とくに、若年層をターゲットにした商品やサービスを扱う企業や、ベンチャー企業が参加する展示会でよく見られるスタイルです。
鮮やかなブランドカラーや目立つロゴデザインを取り入れることで、視覚的なインパクトを与えられます。また、ブーススタッフ全員で統一したTシャツを着用することで、チームワークや一体感を演出することも可能です。
Tシャツの素材やサイズ選びを工夫することで、長時間の展示会でも快適に過ごせます。
展示会での服装マナーや注意点
展示会はビジネスの場であり、参加者に与える印象が非常に重要です。そのため、服装選びでは相手に好印象を与えることを意識しつつ、快適に過ごせるスタイルを選ぶことが求められます。
ここでは、展示会での服装マナーや注意点を3つのポイントに分けて解説します。
カジュアルすぎない服装を選ぶ
展示会では内容や業種によって適した服装が異なりますが、Tシャツやデニムといったカジュアルすぎる服装は避けたほうがよいでしょう。
とくに、BtoB向けの展示会や高級感が求められる業種では、スーツやオフィスカジュアルなどのフォーマルなスタイルが適切です。
一方で、アパレルやエンターテインメント業界の展示会では、トレンドを取り入れた服装が許容される場合があります。イベントの雰囲気や目的に合わせて、適切なスタイルを選ぶことが重要です。
清潔感を意識する
不潔な印象は相手を不快にさせます。そのため、シワのない服や手入れされた靴を選び、細部にまで気を配ることが大切です。
また、長すぎる爪や乱れた髪型は、だらしない印象を与えます。髪や爪もきちんと整えましょう。女性の場合は、ノースリーブやあまりにも短いスカートは避け、肌を過度に露出しないように注意します。
清潔感のある見た目は、相手に安心感を与え、ビジネスにおける信頼の構築につながります。
動きやすさを重視する
展示会では長時間の立ち仕事や移動が多いため、動きやすい服装を選ぶことも大切です。硬すぎる素材や体にフィットしすぎる服は動きを制限するため、避けたほうが良いでしょう。
たとえば、柔らかい素材のジャケットやパンツを選ぶことで、動きやすさとフォーマルさを両立できます。また、靴は歩きやすいものを選び、女性の場合は低めのヒールが望ましいです。
快適な服装を選ぶことで、接客や商談に集中しやすくなり、展示会を効率的に進められます。展示会での服装は、プロフェッショナルな印象を与えるだけでなく、自分自身が快適に過ごせることも重要です。
カジュアルすぎない服装と清潔感を心がけ、動きやすさを重視したスタイルを選びましょう。これらのポイントを押さえることで、展示会で相手に良い印象を与えられ、成功につなげられます。
展示会に着ていく服装選びのポイント
展示会は、来場者と直接コミュニケーションを取る貴重な機会であり、企業のイメージや認知度を向上させる重要な場です。そのため、服装は単なる身だしなみではなく、企業や製品の印象を形成する大切な要素となります。
ここでは、来場者と良好な関係を築きつつ、自社の魅力を効果的に伝えるための服装選びのポイントを解説します。
話しかけやすい服装を選ぶ
展示会では最初、多くの来場者が警戒心を抱いていることが多いため、親しみやすさを感じさせる服装を選ぶことが重要です。
たとえば、柔らかい色合いやシンプルで清潔感のあるスタイルは、来場者に安心感を与え、コミュニケーションを促進します。
逆に、派手すぎる装飾や暗い色調の服装は相手に威圧感を与える可能性があるため、避けるべきです。また、笑顔や姿勢などの振る舞いを心がけ、話しかけやすい雰囲気を演出することが大切です。
このような工夫をすることで、来場者との距離を縮め、効果的なコミュニケーションが生まれます。
自社のイメージに合わせる
服装は、自社のブランドイメージを表現する重要な手段です。たとえば、スタートアップ企業の場合、革新的でカジュアルな印象を与える服装が適しているかもしれません。
一方、伝統的な業界や高級感を重視する場合は、スーツやフォーマルなスタイルが効果的です。また、企業のロゴやカラーを取り入れたユニフォームを導入するのもおすすめです。
統一感のある服装は、企業の認知度を高め、同時にプロフェッショナルな印象を与えられます。自社のメッセージや価値観を服装に反映させることで、来場者に印象を強く残せます。
出展ブースのコンセプトに合わせる
展示会のブースは、自社の製品やサービスを来場者に効果的にアピールするための重要な空間です。そのため、ブースのコンセプトに合わせた服装を選ぶことで、視覚的な統一感を生み出し、来場者に強い印象を与えられます。
たとえば、ナチュラルな製品を扱う場合は、自然な色合いや素材感を意識した服装が適しています。
一方で、テクノロジーや未来感を打ち出すブースでは、モダンでシャープなデザインの服装が適しています。ブース全体の雰囲気と服装が調和していることで、来場者に一貫したメッセージを伝えられます。
服装はブースデザインの一部として捉え、製品やサービスの魅力を最大限に引き出す重要な要素として活用しましょう。
視線を集めるデザインにする
展示会では、来場者の視線を集めることが成功の鍵となります。目を引く服装は、効果的に視線を集められます。鮮やかな色やユニークなデザインを取り入れることで、遠くからでも注目を集められます。
ただし、派手すぎるデザインは逆効果になる場合もあるため、自社のイメージや展示会のテーマとのバランスを意識しましょう。
また、服装に自社のロゴやキャッチフレーズをデザインとして取り入れることで、来場者に企業名を印象付けることが可能です。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、これまでに手がけたブースデザインを掲載しています。ぜひご覧ください。
まとめ
自社ブースを出展している展示会では、目的や業種に応じて適切に服装を選ぶことが、重要です。ビジネス関連の展示会ではフォーマルな印象を、クリエイティブ業界の展示会ではセンスやトレンドを意識したスタイルの服装を着用することで、効果的に集客できます。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、担当するデザイナーが初回打ち合わせから、デザイン進行、発注、現場管理を一括で行い、展示会出展をサポートいたします。
また、無駄な人件費をカットすると共に、よりクライアントの要望に添ったデザイン、現場管理を可能にしております。
ブランディングやPRに力を入れ、展示会での集客やインパクトを重視したい場合は、ぜひ株式会社リオエンターテイメントデザインにおまかせください。まずは、ホームページよりお気軽にご相談ください。
展示会ブースのパネルデザインのコツは?効果的に集客する方法
展示会のパネルデザインのコツには、見た目だけでなく、自社の強みをアピールし統一感を持たせることなども挙げられます。本記事では、展示会ブースのパネルデザインのコツを、要点ごとに詳しく解説するとともに、効果的に集客する方法も紹介します。
展示会ブースのパネルデザインは、来場者の目を引き、興味を持たせる重要なポイントです。効果的なデザインの基本は、ターゲットに合った情報を明確かつ魅力的に伝えることです。
色使いや文字サイズ、配置、照明などの工夫によって、集客効果を大きく高められます。目立つデザインや落ち着いたデザインなど、展示ブースのジャンルにあったデザイン選びをしましょう。
本記事では、展示ブースで使えるパネルデザインのコツを紹介し、集客力をアップさせる効果的な方法を解説します。賑わいのある展示ブースにできるよう、ぜひ参考にしてください。
展示会のパネルデザインを作成する5つのコツ
展示会パネルデザインは、企業や製品の魅力を効果的に伝えるために非常に重要な役割を果たします。そのため、デザインを作成する際には、いくつかのポイントに注意を払う必要があります。
インパクトや見やすさを重視する
展示会では、多くのブースやパネルが並ぶなかで目立つことが重要です。インパクトのあるパネルデザインが求められるため、視覚的に強い印象を与える要素を取り入れる必要があります。
色使いやフォント、画像などを工夫することで、来場者の視認性を高められます。また、パネル全体にわたって一貫したデザインを保つことや過度に情報を詰め込みすぎないことも、視認性の向上に不可欠です。
逆に、目立つデザインを意識しすぎて見にくい色調にしてしまうと、集客には逆効果になる恐れがあるため注意が必要です。
遠くから見た場合にどう見えるかを考える
展示会では来場者が遠くからパネルを見たときに、その情報がどう見えるかを考慮することが大切です。近くで詳細を見てもらうためには、まず遠くからでも目を引く必要があります。たとえば、ブースの入り口から遠くにいても、視覚的に認識できるキャッチコピーやロゴを配置することが効果的です。また、パネルの高さや角度も重要で、見やすさを意識し適切に配置することで、集客効果が高まります。
わかりやすいデザインにする
展示会のパネルデザインにおいて最も重要なのは、わかりやすさです。情報が多すぎると、来場者が混乱し、重要なメッセージが伝わらないことがあります。簡潔で直感的なデザインを心がけることがコツです。また、重要な情報を目立たせるために、見出しやキャッチコピーを大きく配置し、その下に簡潔に説明文や特徴を並べると効果的です。さらに、テキストと画像のバランスを考え、情報が視覚的に整理されていることも重要です。
自社ならではの強みをアピールする
展示会のパネルは、自社のブランドや製品・サービスの特徴を効果的に伝える場でもあります。そのため、自社ならではの強みをしっかりとアピールすることが大切です。
自社製品のユニークな点や他社との違い、実績などを強調し、具体的なデータや事例を挙げて、視覚的にもその強みを訴求することが効果的です。また、専門用語などは多用せず、わかりやすい言葉で表現することで、より多くの関心を集められます。
統一感や企業イメージを合わせる
展示会パネルは、自社のブランドイメージと一致したデザインにすることが重要です。企業のロゴやカラー、フォントなど、ブランドの特徴を反映させることで統一感を持たせることが可能です。また、パネルが自社のほかのマーケティング素材と一致していれば、来場者にとってより印象的で覚えやすくなります。
パネルのデザインは、企業のイメージや理念を伝えるための重要な手段です。そのため、企業が持つ価値観や理念を視覚的に表現することが求められます。
展示会のパネルが持つ役割
インパクトのあるデザインで来場者の興味を引く
展示会において、パネルは第一印象を決定づける重要な役割を果たします。来場者がブースに近づく前に視覚的なインパクトを与えることで、その後の関心を引きつけられるでしょう。
インパクトのあるデザインとは、視覚的に目を引く色使いや構図、そして展示テーマに即したユニークなビジュアルを指します。たとえば、企業のブランドカラーやロゴを強調したデザインは、瞬時にブランド認知を高める効果があります。
大きな文字やビジュアルは、遠くからも注目を集め、来場者が自然とブースに足を運ぶよう促せます。
集客して自社をアピールする
パネルは、展示会で自社をアピールするための強力なツールでもあります。会場には多くのブースが並び、激しい競争のなかで自社の特色や強みを明確に伝えることが重要です。たとえば、目立つ位置に自社のキャッチコピーや最新の製品・サービス情報を掲示することで、来場者にその場で関心を持ってもらえます。
また、効果的なパネルデザインは、単なる視覚的な美しさだけでなく、機能的にも優れており、来場者がその情報を一目で理解できるように設計されています。来場者に短時間で自社の魅力が伝わるように、シンプルでわかりやすいレイアウトや視認性の高いフォントを使用することが大切です。
自社の商品やサービスを知ってもらう
パネルのもうひとつの重要な役割は、自社の商品やサービスを紹介し、来場者に理解を深めてもらうことです。パネルは展示会で直接的に商品やサービスをアピールできる場となり、その内容を簡潔に、かつ魅力的に伝えるために重要な役割を果たします。製品の特徴や利点をシンプルに、視覚的にわかりやすく伝えるためには図や写真を活用したデザインが効果的です。
また、ウェブサイトのリンクなどを掲載することで、より詳細な情報に簡単にアクセスできるようにすることも来場者に対する利便性を高める方法です。
展示会パネルの作り方4つのステップ
展示会パネルを実際に制作する際、まずはどこから手をつけるべきなのか迷う人も少なくありません。正しい制作過程を知ることは、よいデザインパネルを作り上げるための大きな一歩となります。以下で、展示会パネルの作り方を5つのステップに分けて紹介します。
自社製品のペルソナ像を作成
展示会パネルをデザインする際には、最初にターゲットとなる来場者(ペルソナ)を明確に設定し、それにもとづいたコンセプトを決めることが重要です。
どのような業界や層の来場者が興味を持つのかを考え、伝えたいメッセージを具体化します。この過程を丁寧に行うことで、よりよいデザインに仕上がります。
また、ブランディングやプロモーションの目的に合わせたテーマの設定も欠かせません。この段階で方向性を明確にすることで、後のデザイン作業がスムーズに進みます。
展示スペースの把握
展示会で使用するスペースやブースのレイアウトに合ったパネルサイズを選定します。パネルが大きすぎたり小さすぎたりすると、メッセージが伝わりにくくなります。
また、視認性を意識して、パネルをどの高さに設置するかも計画しましょう。とくに、一般的な人の目線の高さに合わせると、より視界に入りやすく効果的です。加えて、複数のパネルを組み合わせる場合は、全体のバランスも考慮する必要があります。
パネルに載せる内容を吟味
次に、パネルに載せる情報を整理します。来場者にとって重要な情報を優先し、簡潔かつインパクトのあるメッセージを心がけます。たとえば、自社製品やサービスの特徴、成功事例、データなどを視覚的にわかりやすくまとめると効果的です。また、情報が多すぎると来場者が混乱してしまうため、必要最低限に絞り込むことがコツです。
フォントやサイズ、デザインを決める
パネルのレイアウトを設計する際には、文字や画像の配置バランスを意識します。メインメッセージやキャッチコピーは、目を引きやすい上部や中央に配置するのが一般的です。また、重要な情報を目立たせるために空白を活用し、全体のデザインにメリハリをつけましょう。画像やグラフを使用する場合は、情報が一目で伝わる配置を心がけると効果的です。
次にフォントや配色を決定します。文字のフォントは読みやすさを重視し、強調したい部分には太字を使用します。配色は、コントラストをしっかりとつけることで、視認性を向上させる効果が期待できます。
また、自社のブランドカラーを取り入れることで、統一感を出しながらブランディングを強化できます。この段階では、デザインを印刷して視認性を確認することも忘れないようにしましょう。
企業や製品を効果的にアピールするための重要なツールです。これらのステップを実践し、細部まで丁寧に作り込むことで、展示会での成功につながるパネルを作成できます。
展示会パネルデザインで注意したい5つのポイント
展示会パネルデザインは来場者の目を引き、効果的にメッセージを伝えるための重要な要素です。しかし、魅力的なデザインをつくるためには、いくつかの注意点を押さえる必要があります。パネルのサイズや情報の配置、視認性を高める配色、そしてブランドイメージとの調和を考慮したデザインが求められます。以下では、展示会パネルデザインでとくに注意したい5つのポイントを紹介します。
色を使いすぎない
展示会パネルのデザインでは色を多用しすぎると視認性が低下し、メッセージが伝わりにくくなります。派手なカラーは注目させるには効果的ですが、パネルから受ける印象が企業イメージに直結する可能性もあるため、計画的な使用が求められます。
背景色と文字色のコントラストを意識することで、パネル全体の見やすさが向上します。自社のブランドカラーを活用するのも効果的で、ブース全体の統一感を高められます。
デザインの転用はしない
ほかのプロモーションで使用したデザインをそのまま展示会パネルに転用すると、展示会特有の目的に合わない場合があります。展示会では遠くからでも一目で内容が伝わることが重要なため、パネル用に最適化されたデザインが必要です。たとえば、細かい情報を詰め込みすぎたデザインや、ウェブサイトと同じレイアウトをそのまま使用するのは避けましょう。トレンドやニーズはその都度変化するため、パネルの役割と目的を意識し、新たにデザインする必要があります。
伝わりにくい内容にしない
パネルに盛り込む情報は、来場者が短時間で理解できるものに限定しましょう。複雑な専門用語や長文は避け、簡潔なキャッチフレーズや箇条書きで要点を伝えることが重要です。また、グラフやイラストを活用することで、視覚的にわかりやすく情報を伝えられます。来場者の関心を引くためには、製品やサービスの特徴を明確に示し、どのような価値を提供するかを簡潔に伝える工夫が必要です。
企業の一方的なアピールにしない
展示会のパネルデザインでは企業の一方的なアピールだけでなく、来場者にとってのメリットを明確に伝えることが重要です。来場者は、自分にとって価値のある情報を求めています。
そのため、企業の強みや製品の特徴を示すだけでなく、それが来場者の課題解決にどう役立つかを伝える内容にする必要があります。双方向のコミュニケーションを意識したデザインが、ブースへの立ち寄ってもらえる確率を高めるポイントです。
企業イメージに合ったパネルはプロに相談する
企業イメージに合った洗練されたパネルを作成するには、プロのデザイナーや制作会社に相談することをおすすめします。プロは視認性や配色、配置バランスなど、展示会パネルに特化したノウハウを持っています。また、印刷の品質も仕上がりに大きく影響するため、専門的な知識を持つ業者に依頼することで、より高いクオリティのパネルを作成できます。とくに、初めて展示会に出展する企業にとって、プロのサポートは大きな安心材料となるでしょう。
展示会パネルは、企業の第一印象を決定づける重要な要素です。ターゲット層を明確にし、来場者の心に残るデザインを心がけることで、集客効果を高められます。
また、プロフェッショナルなサービスを利用すれば、デザインから印刷まで一貫してサポートが受けられるため、より効率的に魅力的なパネルを作成できます。
パネルデザインの作成にお困りの方は、デザイン発注の一括サポートに長けた株式会社リオエンターテイメントデザインにぜひおまかせください。
リピート率8割以上のサポート力とさまざまなニーズにお応えする柔軟性で効果的なパネルデザインをご提供します。お気軽にご相談ください。
こちらでは、株式会社リオエンターテイメントデザインが実際にデザインしたブースを掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
まとめ
展示会のパネルデザインのコツを紹介しました。展示会のパネルは、デザイン次第で自社サービスの周知や強みのアピールなどを可能にする効果的なツールです。情報を簡潔に整理し、視認性を高めることで、ターゲットに響く適切なメッセージが伝えられます。
パネルをデザインする際は、見やすさを重視し、統一感を持たせてわかりやすくすることがコツです。より効果を求めるのであれば、プロへの依頼がおすすめです。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、展示会のブースデザインを手掛けています。企画だけではなく、初回打ち合わせから施工、現場管理までを担当デザイナーが一括でサポートいたします。
最新の技術と表現力を取り入れた提案で、来場したお客様の足を止めるブースづくりをご提供します。ぜひお気軽にご相談ください。
展示会とは?展覧会との違いや種類・メリットを解説
展示会とは
展示会とは、決められたテーマをもとに企業が自社の商品やサービスを紹介するイベントのことです。出展することで、新規顧客の獲得や企業の宣伝に効果が期待できます。 展示会はさまざまなテーマのものが全国各地で年間通して開催されており、出展する企業にとっても、新商品やサービスの情報を発信できるメリットの多いイベントのひとつです。 以下では、年間の開催頻度や開催場所など具体的な展示会の内容を紹介します。
年間の開催件数
国内では、年間700件ほどの展示会が開催されていると推定されています。開催されている分野はさまざまですが、大きく分けると以下の分野が挙げられます。
- 環境・エネルギー
- 食品・飲料・厨房関連
- 産業機械・機器全般
- 電気・電子・通信・半導体
- 計測・分析・検査・試験機器
それぞれの分野で展示会ごとに同一のテーマに沿って開催され、開催する主催者は主に、工業会やその業界の団体などです。そのほか、新聞社や出版社、放送局が主催している場合もあります。 展示会の開催時期は春と秋に集中しており、2・5・ 9・10月が繁忙期といわれています。開催情報はJETROの「見本市・展示会情報(J-messe)」や、RX JAPAN株式会社の「見本市一覧」などから確認できます。
来場者の属性と目的
基本的には、BtoBの企業や団体が顧客となります。来場者の多くは、管理職やその部下などの社員で、導入を検討している製品の情報を収集する目的で参加します。 しかし、近年では企業や団体だけではなく、展示会のテーマに興味のある一般の消費者も来場することが可能なBtoBtoCの展示会も増えてきています。 どちらがターゲットの展示会であっても、来場者の目的は情報収集です。最新技術やノウハウなどの情報収集をするために来場する人が多くいます。 展示会やブースのスタイルによっては、展示製品をそのまま受注することも可能です。しかし、実際は展示会内で購入するケースは少ないでしょう。展示会で得た情報をもとに社内で協議し、その後具体的な商談が行われるのが一般的な流れとなります。
こちらの記事では、展示会に出展する目的について解説しています。来場者が集まるブースの特徴も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
開催される場所
展示会の規模はさまざまですが、大規模な展示会のメイン会場は以下の場所が挙げられます。
- 関東:幕張メッセ・東京ビッグサイト・東京国際フォーラム・パシフィコ横浜
- 中部:Aichi sky Expo・ポートメッセなごや
- 関西:インテックス大阪
大規模な会場で行われる展示会なら、出展企業は2,000社以上、来場者は50万人ほどとなることもあります。
展覧会との違い
展示会と展覧会は、以下の5つの違いがあります。
・目的
展示会の目的はビジネスです。企業は新規顧客獲得のためや、新商品・サービスの認知度を上げるために出展します。展示会は、今後のビジネス拡大を目指す企業が参加するイベントです。一方展覧会は、芸術や学術に触れる文化的な目的があります。出展するものは作品や資料です。来場者は教養を身につけるため、展覧会のテーマに関する理解を深めるために訪れます。
・規模
展示会は大規模な会場で行われるのが大半です。東京ビッグサイトやインテックス大阪などで行われます。来場者数も多く、ひとつの展示会で数十万人規模が来場します。 一方展覧会の会場は美術館や博物館など、展示会と比べると小規模であるのが一般的です。関東では、東京国立近代美術館やギンザ・グラフィック・ギャラリーなどで行われます。
・期間
展示会は大規模な会場で短期間開催されます。ひとつの展示会の開催期間は数日間ほどです。しかし、開催される間隔は半年や一年ごとなどと定期的に行われます。 一方展覧会は、展示会に比べると小規模ですが、長期間開催されるのが一般的です。開催期間は数週間〜数ヶ月単位で開催されます。また、ひとつの展覧会でも開催場所が一箇所とは限らず、数箇所で開催されることも珍しくありません。
・内容
展示会は業界ごとに特化した内容で開催されるのが一般的です。たとえば、自動車業界なら「モーターショー」、食品業界なら「食博覧会」などが挙げられます。一方展覧会の開催内容は、人物や美術品など特定のテーマに絞られています。
・雰囲気
展示会はビジネス目的のため、出展者が声かけをしたり来場者が展示品の説明を受けたりなど、会話が飛び交っているのが一般的です。なかにはゲームショーなど、楽しみながら見学するような展示会もあります。 一方展覧会は、静かで落ち着いた雰囲気です。会話はほとんどなく、ひとつの作品にじっくり向き合いながら巡ります。
このように、展示会と展覧会は目的や内容などまったく異なるイベントです。
展示会の種類
展示会は大きく5種類に分けられます。企業によって出展する展示会を選ぶ必要があるため、違いを把握することが重要です。
ビジネスショー
展示会の多くはビジネスショーです。ビジネスショーは商談会・商談展・合同展示会ともいわれており、商談のために行われます。自社の商品やサービスを通して、自社の認知度アップや顧客獲得を目的としているのが一般的です。 ビジネスの幅を広げたいと考えている企業は、ビジネスショーを利用すると良いでしょう。ビジネスショーでは多くの来場者とコミュニケーションがとれるため、あらゆる視点からの情報収集の機会が生まれ、今後のマネージメント戦略の参考となります。
展示即売会
展示即売会とは催事やセールなど、売り上げのための展示会のことで、BtoCのイベントです。展示即売会で展示されている商品は市場価格よりも安く販売することも多いため、一般消費者の購買意欲が高められます。 自社に対する認知度が低く、既存商品やサービスが売れないと悩んでいる企業は、展示即売会に出展すると良いでしょう。売り上げることによって認知度も上がり、ビジネスショーでの出展も成功しやすくなります。
パブリックショー
ビジネスショーがBtoBであるのに対し、パブリックショーはBtoCのイベントです。ターゲットは一般消費者で、幅広く来場者を募ります。パブリックショーでは最新商品やサービスを一般消費者に知ってもらうのが目的です。 そして、今後のビジネスにもつながるよう、ファンを増やすことも目的とされています。パブリックショーでは販売まで行われることが多く、売り上げも期待できます。 一般消費者の来場が多いことからSNSで取り上げられる機会も増え、来場者以外にもアピールできるところが魅力です。
プライベートショー
パブリックショーは複数の企業が出展するイベントであるのに対し、プライベートショーはひとつの企業のみが開催するイベントです。招待制になっており、特定の企業や業界を対象とし、既存顧客との関係を深める目的で開催されます。 既存顧客との関係がより向上することで、新たな商談につながるビジネスチャンスが生まれます。また、ビジネスショーよりも落ち着いた雰囲気のイベントのため、参加者にとっても居心地の良いイベントです。
オンライン展示会
コロナ禍以降、オンライン展示会が増えてきています。オンライン展示会はバーチャル展示会やWeb展示会とも呼ばれており、仮想空間で開催されるところが特徴です。 出展する側と来場者側のどちらにとっても時間や場所を制限されず、利便性の高いところが注目されています。 オンライン展示会は最初の準備に手間と費用がかかりますが、長期的に運用できるため、最終的にコスト削減が期待できます。ただし、オンライン展示会は通常の展示会と比べると商談につなげるハードルが上がるため、別途対策を考える必要があります。
展示会に出展するメリット
展示会に出展すると、以下のようなメリットが得られます。それぞれを詳しく解説します。
多くの見込み顧客にアプローチできる
大規模な展示会であれば、多数の来場者が見込めます。そのため、自社をアピールできる機会が多くなるため、見込み顧客を増やす機会として利用できます。 展示会は、一度に多くの見込み客へ直接アプローチできるところが魅力です。企業にとって、こちらから足を運ばなくてもアプローチできるところは、大きなメリットになります。 また、他社のブースも多く出展しているところが展示会の特徴です。そのため、企業同士のつながりが生まれ、情報交換できる可能性もあります。
来場者に体験と感動を届けられる
展示会では、新商品やサービスの魅力を最大限引き出せるブースで展示品に直接触れられるため、手軽に体験してもらえます。また、展示会の雰囲気もあいまって、大きな感動も届けられるでしょう。 商品やサービスを資料で説明するだけでは味わえない体感も、展示会であればより具体的に与えられます。 また、競合相手との差別化を感じてもらいやすいところも展示会のメリットです。同じ空間で他社の商品と体感して比べてもらえるため、より自社の商品やサービスの良さが伝わりやすくなります。
顧客エンゲージメントを向上させられる
展示会には、既存顧客との関係性をさらに向上させられるメリットもあります。展示会は新規顧客獲得のためのイメージが大きいですが、既存顧客との良好な関係を築くための良き機会でもあります。 既存顧客との関係を向上させられると、これからも自社商品やサービスを愛用してくれることにつながり、企業の利益を安定させられます。 既存顧客に来場してもらうためには、招待状を贈るのが効果的です。贈られた側にとっては、自社を大事にしてくれていると好印象を与えられるでしょう。
自社の認知度を向上させられる
展示会には多くの来場者が見込まれるため、自社の認知度を上げる効果が期待できます。認知度が上がらず悩んでいる企業や、立ち上げたばかりの企業であれば積極的に展示会を利用しましょう。 一度の展示会では成果を得られなかったとしても、複数回出展することで認知度を上げられます。たとえ商談までつながらなくとも、商品やサービスを体験してもらうことで印象に残り、次回の商談につながるかもしれません。
展示会の注意点
展示会への出展を成功させるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
ノウハウが必要となる
展示会への出展には、企画や運営に関するノウハウが必要不可欠です。ただブースを出展するだけでは、目に留めてもらうこともできません。見込み顧客を獲得できず、自社の知名度を上げることも難しくなります。 すでに出展経験のある企業であれば、自社でノウハウが蓄積されているかもしれませんが、とくに初めての場合はノウハウがないことも少なくありません。そうした場合は、イベント出展などに特化した専門会社への依頼がおすすめです。
準備に時間とコストがかかる
展示会に初めて出展する場合は、予想以上に時間がかかる可能性があることを考慮しておきましょう。また、出展にかかる費用も高額になりやすいです。一般的に、出展への準備期間は3ヶ月ほどかかります。
基本的な出展までの流れは以下のとおりです。
- 出展に必要な手続きを行う
- ブースの位置を確認する
- マーケティングや集客方法の計画を立てる
- ブースの詳細を決める
- 機材や備品を手配する
- 照明や音楽など演出を考える
- プロモーションを計画する
- 製品サンプルなどの展示物や配布資料の作成を依頼する
- 招待状やDMなど集客ツールを作成する
- 主催者と打ち合わせする
- オペレーションの確認と修正をする
準備の手順が多いため、初めて出展する場合は余裕を持って進めましょう。余裕を持つことで、準備中のトラブルにも備えられます。 また、出展には100万円〜数百万円ほどの費用がかかります。出展料やブースのデザイン・設置費用、配布資料などの事前準備の段階でかかる費用に加え、当日の運営にかかわる人件費も内訳に含まれます。 出展料はブースの広さと位置などによって、同じ展示会に出展する場合でも必要な費用が異なります。また、展示会自体の規模や知名度によっても変わってくるでしょう。 ただし、展示会によっては早期の出展申し込みで割引になることもあるため、あらかじめ確認しておくとコストを削減できます。
展示会を開催する際のポイント
展示会への出展は、以下6つのポイントを押さえるとスムーズな開催が可能になります。それぞれのポイントを詳しく解説します。
目的とターゲットを明確にする
まずは、何のために出展するのか、出展の目的を明確にしましょう。また、目的が明確になることで、アプローチしたいターゲット層も明確になります。 出展の目的としては、認知度の向上や新規顧客・案件の獲得、既存顧客とのエンゲージメントの向上などが挙げられます。 いくつもあるブースから自社のブースを来場者に選んでもらうには、ひと目で興味のあるブースであるかを見極められることが必要です。目的とターゲットを明確にすることで、必然的に魅力が伝わりやすいブースが完成します。
ブースの規模と位置を決める
ブースの規模と位置は、出展効果を左右する大きなポイントです。ブースの規模は、大きいほうが商品を展示しやすく来場者も見やすいですが、その分設営費用や必要なスタッフ数も多くなります。 ブースの大きさは、展示にどれくらいのスペースが必要か、説明や商談にどれくらいのスペースが必要かといった内容をもとに計画します。また、規模が大きくなる分費用が必要になるため、予算とのバランスも考慮しましょう。 また、出展する位置も非常に重要なポイントです。来場者が目に留まりやすく入りやすい位置だと、集客率が上がります。ただし、条件の良い位置は人気が高いため、先着順の場合はすぐに埋まりやすいです。好条件の位置に出展したい場合は、早めに行動しましょう。 ブースの位置をこちらで指定できる場合は、以下のポイントをチェックして選ぶと良いでしょう。
- 出入り口に近いか
- 開放面が多いか
- 集客力の強い企業が近くにあるか
集客力の強い企業が近いと、来場者が流れてしまいそうで避けやすいですが、認知度を上げるなら、あえて近くに出展するのもおすすめです。 近くにあると、自社のブース近くに人の流れが定期的にある状態になるため、自社のブースに入ってもらえる機会が増えるでしょう。 しかし、好条件の場所は出展費用が高く設定されていたり、場所をくじ引きで決める展示会があったりするため、必ずしも希望通りにはならない場合もあります。
ブースのデザインやレイアウトにこだわる
来場者に入りたいと思わせられるような、ブースのデザインやレイアウトにもこだわりましょう。ブースの見た目だけでも、集客力は大きく変わります。 ブースは展示物を魅力的に見せられる、来場者の目を引くようなデザインとレイアウトに企画することが重要です。
自社ブースへの集客に力を入れる
ブースへの集客は展示会内だけではありません。事前に配る招待状やDM、自社サイトやSNSを利用した告知なども集客方法のひとつです。 招待したい顧客が多いなら、DMを利用するのもおすすめです。一斉送信できるため、効率的に知らせられます。 日頃から顔を合わせる機会のない相手に参加を促す場合は、招待状を個別で送付するのも良いでしょう。熱意が伝わりやすいため、前向きに検討してくれる可能性も高まります。 ただし、文章のみでお知らせする分、気持ちや意図が伝わりやすいように内容の工夫が必要です。日頃から送信相手をリスト化しておくと、スムーズに作業を進められます。 自社のサイトなら掲載制限もないため、自由にアプローチできる有効な方法です。しかし、サイトにアクセスしてくれなければ告知できないため、集客力の弱い点がデメリットです。そこで、SNSも利用して告知すると、集客力を上げられます。 XやInstagramなどは利用者数が多いため、幅広いターゲットへアピールできる便利なツールです。招待制ではないBtoCタイプの展示会に非常に効果的です。 普段から商品やサービスをSNSで定期的に発信してフォロワー数を増やしておけば、展示会の告知も効率的に進められます。
アフターフォローを行う
展示会は出展した後のアフターフォローが成功を左右します。展示会後にしっかりアプローチすることで、さらに出展した効果を向上させます。とくに、名刺交換などで獲得した見込み顧客は、アフターフォローによって新規顧客に発展できます。 アフターフォローの方法としては、電話・メール・DMの3つがあります。電話は1対1で話せるため、お礼の気持ちが伝わりやすく、会話内で感想やニーズを聞き出しやすいところがメリットです。 展示会でゆっくり話せなかった相手や、関係性を深めたい相手には電話でのフォローがおすすめです。一方メールは、展示会後すぐにフォローできるメリットがあります。人数が多くても負担になりにくく、記録として残すことも可能です。 しかし、他社との差別化を図るのであれば、郵送のDMをおすすめします。個人宛に郵送すれば読まれる可能性が高く、手元にも残ることから印象に残りやすくなります。
専門会社にサポートを依頼する
展示会への出展が初めての場合や準備に時間がとれないなら、専門会社にサポートしてもらうのも良いでしょう。専門会社なら、要望に合わせたブースづくりをしてくれます。 アイデア出しから対応してくれる会社なら、抱えている仕事と並行して出展までの準備をスムーズに行えるため、業務負担を大幅に軽減できます。
株式会社リオエンターテイメントデザインは、イベントや展示会のブースデザイン企画・施工・運営を手掛けています。最新の技術と表現力をあわせた提案力で、初めて出展を予定している企業様でも安心してお任せいただけます。実際に制作したブースのデザインもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
まとめ
展示会とは決められたテーマをもとに、企業が商品やサービスを紹介するイベントです。展示会には、最も多いビジネスショーや売り上げる展示即売会、一般消費者をターゲットとしたパブリックショーなど種類があります。出展する目的やターゲットに合う展示会を選定しましょう。 展示会に出展すると、見込み顧客にアピールできたり既存顧客との関係性を深められたりするなど、多くのメリットがあります。準備時間やコストはかかりますが、売り上げアップや業績の安定を目指しているなら、展示会は最良の機会となります。 展示会へのノウハウがなく準備を進めるのに不安がある、準備に多くの時間を確保できないなら株式会社リオエンターテイメントデザインにお任せください。 担当デザイナーが初回打ち合わせからデザイン進行、当日の現場管理まで一括でサポートいたします。お客様のニーズに合わせた柔軟な対応とリピート率8割以上の実績で、初めて出展する企業さまでも安心してお任せいただけます。ご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
展示会へ出展する目的は?来場者が集まりやすいブースの特徴も紹介
展示会に出展する主な目的
展示会へ出展する目的を理解することで、貴重な機会を有意義に活用できます。以下では、展示会に出展する主な目的を4つ紹介します。
新たな営業機会の獲得
展示会の大きな目的のひとつは、新たな営業機会の獲得です。展示会には既存の顧客だけでなく、新規の来場者も多数訪れます。自社の商品を幅広くアピールでき、商談につなげることが可能です。 商談が成功すれば、展示会によって新規顧客を獲得できます。展示会での営業スタイルは、リード獲得型と商談直結型の2種類です。 リード獲得型とは、将来顧客になる可能性のある企業を獲得することを目的として出展します。具体的には、自社に興味を持ってくれた来場者にアンケートなどを行って名刺交換をし、見込みとなる顧客の情報を収集します。展示会後には新しく得た顧客情報をもとに、今後の商談につなげるためのアプローチを行います。 一方で、商談直結型とは展示会で直接受注の成約につなげることを目的に出展します。具体的には、来場者に製品をアピールして見積もりをとり、商談へ持ちこみます。そして、そのまま受注の約束を取り付けます。
商品やサービスの認知度拡大
展示会は新規顧客の獲得だけでなく、自社と自社製品の認知度を上げるためのイベントでもあります。大規模な展示会であれば、来場者の多さを利用して自社商品やサービスを知ってもらい、認知度を上げることにつながります。 また、展示会の主催者がテレビや雑誌などでプロモーションを行うこともあります。メディアを通して、来場者以外の人にも自社を認知してもらうことが可能です。
既存顧客との関係性向上
既存顧客を展示会に招待することで、既存顧客との関係性をさらに向上させられます。招待することで関係性が深まり、新製品を展示会で紹介することで顧客の課題解決になることもあります。 また、普段じっくりコミュニケーションをとるのが難しい顧客の場合は、展示会によってニーズを確認し、より良い関係性を構築する機会ともなります。
市場や競合の調査
展示会での目的の多くは、市場や競合の調査です。展示会は競合企業が同じテーマに沿った製品を出展しています。そのため、競合相手がどんな製品を開発しているのかなど、出展している企業の傾向がチェックできます。 また、来場者が他社のブースを見た後に自社のブースを訪れた場合は、比較した感想を聞く貴重な機会を得られる可能性もあります。 展示会での調査結果から、自社の改善点やアピールできるポイントの再確認、マーケティングの方向性を定める参考として活用できます。
展示会で成功させるためのポイント3つ
展示会での出展を成功させるためには、以下3つのポイントを押さえておく必要があります。それぞれのポイントと、具体的な方法を紹介します。
ターゲットを明確に設定する
まずは、出展する目的とターゲットを明確にしましょう。どんな相手へアピールしたいのか、ターゲットとどこまでの関係性を展示会で築きたいのかを決めてから出展すると、必要な準備や対策が事前にとれるため、成果を上げやすくなります。 新規顧客の獲得であれば、ブース前を通る来場者の興味を引くような装飾や展示コンテンツを用意する、既存顧客がターゲットであればコミュニケーションスペースを設けるなど、ターゲットに応じたブース展開が重要です。
来場者が自社のブースに集まるよう工夫する
展示会では、来場者が競合企業より自社のブースに集まるように工夫する必要があります。ターゲットや目的が定まったら、集客方法を検討します。 効果的な集客方法は、招待状の配布やSNSやメールを使った告知などです。また、市場や競合調査であれば、アンケート協力者へのノベルティ配布やイベントの実施などで、自社への関心を高める方法もあります。 また、興味をそそるようなデザインやレイアウトなど、ブースにもこだわりましょう。ブースが競合企業より際立っていれば、来場者の興味を引き、新規顧客の獲得につながる機会がつくれます。立ち寄った来場者に魅力が伝わりやすいレイアウトであれば、より目的が達成しやすくなります。
出展の目的を数値化する
出展の目的が達成できたかを測るために、具体的な指標を設けましょう。指標になる項目は以下の通りです。
- 獲得した名刺の数
- 見込み顧客の数
- 商談の数
- 受注までつながった数
見込み顧客はリスト化しておき、展示会後にアプローチしやすいように工夫しましょう。また、商談数は単純な実施した数だけでなく、将来性がある企業を分けておくのがおすすめです。そうすることで、展示会後の営業もスムーズにできます。
こちらの記事では、イベント企画・展示会のノウハウについて解説しています。成果を上げるためのヒントも紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。
展示会で来場者が集まるブースデザインの特徴
集客数を左右する展示会のブースにするには、来場者が集まりやすいブースの特徴を抑えることがポイントです。以下で3つ紹介します。
個性的でターゲットに合っている
元々自社に興味がなかった来場者でも興味を引くような、目にとまる個性的なデザインのブースにしましょう。過去の展示会における競合企業の傾向を把握しておくと、差別化につながります。
個性的なデザインにするには、下記を意識するとイメージしやすくなります。
- 競合企業とは異なるデザイン
- 自社や自社商品のイメージにあわせたデザイン
- 印象に残りやすい特徴のあるデザイン
ただし、目立つだけでは顧客獲得にはつながりません。興味を引くだけでなく、その後の展開につなげる必要があります。 ターゲット層が、情報を得たいと思える雰囲気のブースであるかも重要です。滞在したいと思える装飾か、展示会の意図が伝わりやすい工夫がされているかもチェックしましょう。
来場客が立ち寄りやすい動線を意識している
会場のどの位置に自社のブースを出展するのかを事前に把握し、来場客が集まりやすい動線を考慮したレイアウトであることも重要です。いくら装飾にこだわっていても、入りにくいブースであれば避けられてしまいます。 動線だけでなく、外から見渡せる開放的なつくりであるかも意識します。自社を知らなかった来場者に魅力が伝わりやすく、ベストな動線づくりによって囲い込みが可能になります。
訴求したい内容がわかりやすい
アピールしたい自社商品や、訴求したいポイントがわかりやすいブースづくりを心がけましょう。アピールしたいところが多く、訴求ポイントを詰め込んでいるブースだと、何を伝えたいのかわかりにくいブースになってしまいます。 今後の商談につなげるためには、訴求ポイントを絞り込みましょう。また、視覚でもポイントが伝わりやすいよう、装飾やポップなどでアピールするのがおすすめです。
まとめ
展示会への出展は、営業機会の獲得や商品・サービスの認知度向上、既存顧客との関係性の向上を目的として行われます。もちろん、競合企業がひとつの会場に集まるため、市場や競合の調査にも役立つでしょう。 同じテーマで競合するため、他社と差別化するにはブースづくりが重要です。魅力的なブースの設営を目指すなら、株式会社リオエンターテイメントデザインにお任せください。 担当するデザイナーが初回の打ち合わせからデザイン進行、現場管理まで一括でサポートし、最新技術と表現力で、クライアントの要望に添った注目を集めるデザインのブースづくりを提供します。ご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
イベント企画書の書き方とは?初心者向けに構成・注意点を解説
イベント企画書の書き方とは
イベント企画書とは実施したいイベントのアイデアについてまとめた書類のことです。基本的に書き方は自由ですが、どの形式を選択するにせよ、企画書を書く目的をはっきりさせておかないとよいイベント企画書は作成できません。 以下では、イベント企画書を書くにあたって押さえておきたい、具体的な作成の目的について解説します。
イベント企画書を書く目的
イベント企画書の作成は、関係者にイベントの内容やコンセプトをわかりやすく伝えるのが目的です。どれだけ一生懸命企画を考えても、コンセンサスを得られなければイベントは開催できません。 イベントの内容が素晴らしくても、企画書がわかりにくければ関係者はイベントの開催に対して首を縦には振ってくれません。 そのため、関係者の理解を得るために、どのようなイベントを開催するのかわかりやすくまとめた企画書を見せる必要があります。イベント企画書は誰に向けて、何を伝えたいのか意識して書きましょう。 また、認識を統一するのも、イベント企画書を作成する目的のひとつとして挙げられます。イベントの準備を進めるにあたって、スタッフ間の認識が異なっていると準備が滞ってしまいかねません。開催までスムーズに準備を進めるためにも、企画書の存在は重要といえます。
イベント企画書の一般的な構成
イベント企画書の基本的なフォーマットは、次のとおりです。
- 書類情報
- 企画概要・目的
- 企画の詳細
- 補足情報
テンプレートを用意しておくと、次回以降の企画書の作成をスムーズに進められます。WordやExcelなど、扱いやすい形式で保存して共有しておきましょう。 以下では、それぞれの項目にはどのような内容を記載すればよいのか、また注意するポイントの有無について解説します。
書類情報
まず、必要になるのが書類情報です。何のために作成された書類なのかを周知するために記載します。主な記載項目は、以下のとおりです。
- 日付
- 宛名
- 作成者
- 件名
日付は、イベント企画書の作成年月日を記載します。表記がばらつくと読みにくいため、西暦を使用するか和暦を使用するかあらかじめ決めておきましょう。 宛名は、イベント企画書の提出先です。担当者の名前のみならず、部署まで記載しましょう。相手が法人の場合は、ビジネスマナーとして「様」ではなく「御中」を使用します。また、2名以上の相手に送る連名のときは、それぞれの名前に「様」をつけましょう。 作成者は、イベント企画書を書いた人の名前です。件名はイベントの内容が読み手に伝わるようにシンプルに、わかりやすいものにします。
企画概要・目的
企画の概要と目的は、どのようなイベントを、何の目的で開催するのかについて記載します。定期的に開催されているイベントの場合は、過去に開催されたイベントを参考にするのがおすすめです。 ただし、完全にコピーしてしまうと目新しさが失われるだけでなく、内容によってはイベントの質が落ちたと参加者に思われてしまいかねません。 過去のイベントのコンセプトや内容はあくまで参考程度に調べ、同時に真似にならないような差別化できるポイントを考えておきましょう。 初めて開催するイベントの場合は、企画を立てた背景やテーマ設定の理由など詳しく記載すし、具体的な数値も一緒に記載すると読み手に伝わりやすいです。
企画の詳細
企画の詳細は、以下のような内容を記載しましょう。
- 開催日時
- 開催場所
- 集客方法
- 予算
- 運営体制
- スケジュール
開催日時や場所が決まっていない場合は、目安となる日程や候補施設などを記載します。集客方法は定番のチラシ配布をはじめ、SNSや動画などさまざまです。企画書に書くだけでなく、この方法でどの程度の集客が見込めるかまで記載しましょう。 予算は企画書の数字と実際にかかった費用の数字が乖離しないよう、あらかじめ費用の概算を出すようにするとより具体的になります。運営体制は、自社と協力会社などを記載します。 スケジュールはイベントの準備期間とイベント当日、そしてイベント終了後の予定についてまとめましょう。大規模なイベントほど予定どおりに進めるのは困難なため、スケジュールを組む際は予備日を設けるのをおすすめします。
補足情報
最後に、企画内容を補足するためにアンケート結果や参考文献、参考URLなどの参考資料を添付します。 参考資料は企画書の内容に信憑性を持たせるために使用するため、できるだけ公的な機関が発行元である情報を利用しつつ、情報に誤りがないか事前にしっかり確認しましょう。
伝わるイベント企画書を書くためのポイント
企画書は、既存のテンプレートを利用するだけでもそれらしい形にまとめることは可能です。しかし、そこからさらに一歩踏み込み、読み手に伝わりやすい企画書を作成できれば、社内での評価を高められます。 以下では、より高品質の企画書を作成するためのポイントを取り上げます。企画書を制作するときの参考にしてください。
6W2Hを意識する
企画書を作成するときは、6W2Hを意識しましょう。企画書における6W2Hは、以下のとおりです。
- Who:誰がイベントを行うのか
- What:イベントの内容は何か
- Whom:イベントのターゲットは誰か
- Where:どこでイベントを実施するのか
- Why:なぜこの企画を進めるのか
- When:いつイベントの準備、開催、片付けを行うのか
- How:どのような方法でイベントを開催するのか
- How much:イベントの予算はいくらなのか
5W1Hと異なり、6W2HにはWhomとHow muchの項目が追加されています。これによって、自社と顧客を切り離して考える多角的な視点から企画書の作成が可能です。なお、6W2Hは企画書の作成のみならず、新人教育やプレゼン資料の作成などでも役立つ考え方です。
早めに仕上げる
企画書の作成経験の有無に関係なくできることとして、企画書の提出を早めることが挙げられます。イベントの準備は、必ずしも予定どおりに進むとは限りません。 その場合は、スケジュールを練り直す必要がありますが、企画書の提出が期限ギリギリになってしまうと時間に余裕がなくなり、スケジュールの変更もままならなくなります。最悪の場合、イベントの開催そのものが中止になる可能性も否定できません。 早い段階で企画書を提出できれば、準備期間に余裕が生まれるだけでなく、企画書に問題点があっても落ち着いて議論ができます。計画書を早めに完成させたい場合は、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を利用して企画書の案を考えたり、書類の文章を作成したりするのがおすすめです。 ただし、提出スピードにこだわりすぎると、中途半端なクオリティの企画書が仕上がってしまいます。完成スピードだけでなく、作業の質も両立できるようにしましょう。
内容はできる限り明確にする
企画書の内容は、できるだけ明確にしましょう。目的やコンセプトがはっきりしていないと、さまざまな問題が発生するおそれがあります。 たとえば、イベントの準備で軌道修正が必要になったとき、指針が定まっていないため見当違いの方向へ企画が進んでしまいかねません。 また、企画書の製作者本人がイベントの趣旨を本質から理解できない可能性もあり、そもそもイベントの企画自体に賛同してもらえないリスクも伴います。 イベントの目的やコンセプトなどを言語化するのは容易ではありませんが、企画書を作成するときは読み手が誰であっても理解できる内容か否かを重視しましょう。 なお、わかりやすい企画書を作るポイントとして、無理に難しい表現を使用しない、簡潔にまとめるなどが挙げられます。
予算や集客の見通しを立てておく
企画書を作成するときは、予算や集客の見通しもあらかじめ立てておきましょう。イベントは予算と集客、どちらも成功に必要な要素です。 集客は宣伝方法とそれによってどの程度人を集められるか、予算はスポンサーを依頼する対象企業のリストを載せるなど、根拠を示しながら数字を積み上げて企画書に詳しく記載しましょう。
イベント企画書作成時のよくある質問
イベント企画書を初めて作成する場合、さまざまな疑問を抱えやすいです。以下では、企画書に関するよくある質問とその答えについてまとめているため、企画書を書くときの参考にしてください。
一枚企画書とは?普通の企画書とどっちがいい?
企画書のなかには、一枚企画書と呼ばれるものがあります。一枚企画書とは、要点が一枚にまとまっている企画書のことです。 通常の企画書は複数枚のページで構成されているため、企画の内容を把握するのに時間がかかります。しかし、一枚企画書であれば短時間で目を通せるため、全体像を掴みやすいです。 また、記載内容が最小限のため企画のチェック担当者の負担軽減や企画書の作成経験がない方も完成させやすいなどのメリットもあります。 一方で、スケジュールをはじめとする細かい情報を記載できないのがデメリットです。それぞれメリットとデメリットが異なっているため、状況に合わせて使い分けるとよいでしょう。
イベント企画書を書くツールは何がいい?
イベント企画書をデジタルで書くにあたって、どのツールを使用すればよいか迷う方は少なくありません。企画書を作成する場合はWord、またはPowerPointを使用するのが一般的です。 Wordは文書作成専用のツールでページ数が少なく、かつ文字が中心の企画書を作成したいときに向いています。ただし、文字だけで構成される文章は読み手によっては読みにくさを感じるため、適宜画像や文字装飾などを用いるようにしましょう。 PowerPointは、プレゼン資料を作成するためのツールのイメージが強いかもしれませんが、ページ数の多い企画書を作成するときにも活躍してくれます。 画像やグラフの挿入機能が充実しており、視覚的にもわかりやすい企画書の作成が可能です。なお、画像やグラフの配置や数によっては企画書の可読性が著しく低下するため、全体のバランスを常に意識する必要があります。
イベント企画で見落としやすいポイントは?
企画書には、イベント開催時のリスクも盛り込みましょう。企画書にOKを出してもらうためにも、マイナスのイメージを与えかねない情報は記載を避けたくなるものです。 しかし、リスクに対して目を瞑った結果、イベントの準備や当日にトラブルが発生してしまうと、企画の提案者のみならず、企業全体のイメージダウンにつながりかねません。 企画書には必ず想定されるリスクと課題をリストアップし、それぞれの対策まで一緒に記載してください。対策まで提案することで、企画に対する熱意や責任感もアピールできます。
イベント企画書の例
イベント企画書の書き方がわからない場合は、ほかの人が書いた企画書を参考にするのがおすすめです。周りに参考になりそうな企画書がなければ、オンライン上で公開されている企画書を探してみましょう。 その際は、全く同じ企画書を流用するのではなく、自社のコンセプトなどに合わせて変化させることが重要です。
専門家への相談も得策
企画書を自社で作成するのは、場合によっては人的コストがかさんでしまいます。人的コストがかかった結果、ほかの業務に支障が出る可能性も否定できません。 その場合は、専門的な企業へ企画書の作成を依頼するのもおすすめです。近年は企画書をはじめとする、各種資料の作成や展示会などの出展ブースのデザイン・運営を代行している企業も複数登場しており、有効活用することで作業効率を高めつつ人的コストの削減も目指せます。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、イベント・展示会におけるブースデザインの企画から現場運営まで、一括してお任せいただけます。実際に制作したブースのデザインも紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
まとめ
以上、イベント企画書の作成ポイントや注意点について取り上げてきました。イベントの開催は企業にとって大きな仕事であり、成功させるにあたって、質の高い企画書は必要不可欠です。 しかし、イベントの開催経験がない方をはじめ、ノウハウがない場合は企画書の作成自体の難易度が高くなります。企画書だけでなく、展示会などのイベント出展ではブースのデザインや当日の運営も考えなければならず、業務は多岐にわたります。 業務に負担を感じる場合は、外部企業に代行を依頼するのがおすすめです。株式会社リオエンターテイメントデザインでは、イベントや展示会の出展において、担当するデザイナーが初回打ち合わせからデザイン進行、発注、現場管理を一括でサポートします。 また、無駄な人件費をカットするとともに、よりクライアントの要望に添ったデザインや現場管理の実現も可能です。ご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
展示会のブースのデザイン・設営についてのコラム
コラム一覧
- 展示会のブースを設営するなら展示会のデザインを企画・提案するリオエンターテイメントデザインへ ~来場者を惹きつけるブースの工夫~
- 展示会のブースのデザイン・企画・提案・コンサルティングはリオエンターテイメントデザインにお任せ ~企業の成長に必要な展示会~
- 展示会の設営の依頼はリオエンターテイメントデザインへ!ブースのデザイン・企画・コンサルティングはお任せ ~パネルやポスターの見せ方~
- 展示会の設営が初めての方へ!ブースを設置する際に新規顧客獲得を見据えるなら「セグメンテーション」が重要
イベント・展示会のブース施工、企画、運営なら【リオエンターテイメントデザイン】概要
会社名 | 株式会社リオエンターテイメントデザイン |
---|---|
所在地 | 〒106-0031 東京都港区西麻布1-15-7 モダンフォルム西麻布ビル パートll 5F |
電話番号 | 03-6459-2079 |
FAX | 03-6459-2089 |
URL | https://www.rio-e-design.com |
業務内容 | 展示会を含む各種イベントの企画・運営・設計・施工 |
説明 | イベントのデザイン企画、展示会のブース施工・設営・運営を手掛ける【リオエンターテイメントデザイン】です。大規模・小規模問わず、展示会を成功に導くためのサポートを行っております。プロジェクションマッピングを使用したディスプレイのデザインなども承っておりますので、展示会・ブースで自社商品やサービスをアピールしたいとお考えなら、専門のコンサルタントにご相談ください。 |
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