2018年10月
Rio maga Vol.5
今回は、プランニンングチームの一人、小菅賢一にインタビュー。
自身のストーリーからイベントの将来を語ってもらいました。
広告代理店の限界?
前職は広告代理店の企画営業だったという小菅。
このキャリアチェンジに似た転職には、自身が感じていた広告代理店の限界があったようです。
自身の勤めていた広告代理店に、ひとつもどかしく感じていたことがあります。それが仕事のスタンスで、「広く浅く」だったんですよね。あらゆる取引の仲介をするのが代理店の存在意義でもあるのですが、ひとつひとつに対して特化しない、深くなりづらいというか。ネットの存在もあり、代理店をはさまずにあらゆる人・企業とコンタクトが取れる時代になって、「自分っていらないんじゃないのかな。」そう思ったのが、転職を考え始めたきっかけでした。ただし、広告代理店出身だからこその強みもしっかりと自覚しています。
でも、あらゆるものを広く扱っていたからこその知見やコネクションなどのノウハウがあります。これは、この「プランニングチーム」でもしっかり活かされていますよね。印刷、デザイン、それからメディア……代理店時代に培ったものを活用して、幅広い提案を考えることができるのは、私の強みだと思うんです。
この仕事の楽しさ・面白さとは?
喜んでいる顔を直接見られることです。チラシを打つだけだと顔は見らせませんが、イベントでリアルに接することができるのに楽しさを感じます。ありがとうって言われるとやっぱり、ほっこりと、やってよかったなって思います。
デザイン会社がイベント企画をすること
入ってみると、クリエイティブな部門もありますし、なにもないところからにモノを生み出せるというのは、すごいことだと感じています。社内で造作ができるのは、施工までを請け負っているデザイン会社ならでは、ですよね。例えば、フォトスポットを作るという企画があった時、通常のイベント会社だと企画するだけなんですが、ここではフォトスポットをデザインして作って設営までできてしまう。フォトスポット以外にも、商業施設のサイン看板から、マップを作ったり、それを印刷したり、クリスマスの装飾まで……、提案力の強さがあると感じています。
イベントの将来と、小菅のプライド
先ほど、ネットの存在であらゆる人・企業と直接コンタクトが取れる時代になったと申し上げましたが、それゆえ人を呼ぶことって難しくなっている気がします。そこで「にぎやかし」としてのイベントは、今後さらに伸びていくんじゃないかと思っているんです。安売りのチラシを打つより、こんなイベントやりますって告知したほうが,出かけてみようとさせるフックとして強い。「にぎやかし」は、それ自体では目的やゴールにはなりえないですよね。買ってもらわなければ意味がない。来てくれた人に買ってもらう工夫ってちょっとした努力なのかもしれませんが、そこは常に意識してプライドを持ってやっています。販促費が減って、人が集まったから成功だねと言える時代ではありませんから、今後のイベントはより目的を達成していくことを主眼に置いたものになっていくと思うんです。オリジナリティを忘れず、真の目的を達成していけるイベントを、お客様とともに生み出していきたいと思います。
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
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Rio maga Vol.3
今回の主人公はプランニングチームリーダーの垣本。
彼の発想はどこからくるのだろうか。。。常にクリエイティブチームを悩ます無重力リーダー。
しかしエンターテイメント業界において発想力は必要なのです。そしてプロジェクトを実現化する達成力も。
リオエンターテイメントデザインの代表と出会ってから約10年。違う道を歩みながらも共に同じ方向を向いて活動していた二人が遂に結束しました。
この業界で仕事をする様になった切っ掛けは?
ー 高校時代の文化祭時に、クラス単位で、催し物を企画し運営し、お客さんの笑顔と企画から運営までみんなで協力しあって、達成感がすごくよかったのが、きっかけで、イベント業界に15年以上やっています。
出身高校は、地元の人たちにも愛され、文化際の会期になると、多くの地元や他校、学校見学の後輩たちが、多くの来場であふれかえっていました。懐かしいです。。。
来場された方々に投票して頂き、企画がよかったのか、2年連続で表彰を受けました。
大学でも、イベントサークルを立ち上げ、企画して青春時代を過ごしていました。また、クルマが好きでしたので、クルマ関連のイベントにかかわり、好きなことを仕事にできるという(イベント企画は、無限大に可能性が広がるんだな)のを知り、はまったのもきっかけです。
前職ではどんな仕事をやっていましたか?
ー 展示会の主催をやっていました。0から展示会を企画、運営、施工関連、派遣スタッフの手配、セミナー企画・運営、展示会とのタイアップ企画、WEBマーケなど、イベントに関連することすべてやっていました。
主催者、来場者、イベント企画・運営 の三位一体で、イベント・展示会が成立することを学びましたし、今でも学んでいます。
一番印象に残っている仕事ってありますか?
ー 印象に残っている仕事は、数え切れないくらいありますので、イベント業界で、思ったことを添えておきます。
イベントを立ち上がるのに、それなりの体力と労力、企画力、巻き込み力などがすごく重要だと考えております。
イベントを通じて、社会貢献ができることが、現在でも一番仕事をしていてよかったと思っております。
・イベント実施周辺の施設関係(飲食店、交通など)に影響を与えられること
・集客イベントの場合、テナント様へのリレーションが図れること
・地域活性化イベントの場合、町興しができ、地元の人たちが笑顔になること
など
仕事をしていて楽しいと思う時はどんな時ですか?
ー 無限大の可能性を、イベント企画(リアル)として創り上げ、運営・装飾を行い、来場していただくお客様が、笑顔になり、「また、来年も来る!」「この企画を考えた人、すごいね」「あそこにある装飾、デザインがかっこいい、素敵!」と言われる瞬間が、イベント業界にいてよかったと思える瞬間とリアルな声が聴ける瞬間が、楽しいと思うときです。
今後のリオエンターテイメントデザインに関してどう考えてますか?
ー エンターテインメントをデザインする会社以上に、枠にはまらない自由な発想と無限大の可能性を追い求めていく、そして無形を有形にする「エンターテインメントデザイン」を世の中に残し、クライアント、来場者、案件に関わる協力会社など、みんなが、ずっと笑顔になるよう、今後のリオエンターテイメントデザインにしたいと思います。
地域活性化事業
水俣SUPBAYの運営、施工サポートを弊社にて行います。
テーマは「海を楽しむバイ!」(バイは熊本弁)
熊本県、水俣市は水俣病の公害から長きに渡り再生への取り組みをされてきました。しかしながら、未だに水俣病のイメージが強いのが現状です。
この度、地域活性化、観光PR事業、街の再生事業の一貫として環境首都である水俣市の観光資源・産地などを再活性化する取り組みがはじまりました。
観光PR、物産展を展開するのではなく、再生した水俣の海を主役として、地域活性化、観光PRを事業として展開します。弊社では会場の設営や、運営、企画の部分でサポートさせていただきます。
海=現在人気のマリンスポーツSUP(スタンドアップパドルボート)を通して、美しく再生した水俣の海を多くの人へ知ってもらい、SUPをフックにして、新しい海の活用や、地元の観光資源、食、物産に触れてもらい、水俣のファンを作り、新たな象徴として「水俣SUP」を推進する事業となります。
今後の開発としては2020年に、「全日本SUP選手権」の開催を目指しています。大会を開催することによって、「SUPの聖地」化を図り、継続的に「美しい海」のイメージをPRします。
また、SUPも今後、オリンピックの選抜種目として、注目されているマリンスポーツとなります。
水俣SUP(ブランド)=美しい海(再生による地域活性化)=SUPの活性化 三位一体の事業となります。
担当者の声
先月現地視察に行ってまいりましが、会場となる海水浴場は本当に綺麗な海でした。山もある、海もある。温泉も出る!!しかし過疎化が進み、海水浴場の周りにある宿も空き家となっている所もあり、より一層このイベントを成功させ、多くの人に水俣を知ってもらいたいと強く思いました。
今年の11月11日にSUPのデモンストレーションと体験会を行います。来年、再来年にかけて、規模を拡大し、最終的にはフェスとして多くの方が訪れるイベントに育てていきます。新事業部として設立したプランニングチームの強みである企画・運営力とクリエイティブチームの設営、デザイン力をフルに活用して、会場を盛り上げていきたいと思っております。
国際物流総合展 #制作事例
今回は国際物流総合展にご出展されたシービーアールイー株式会社様の事例をご紹介致します。
シービーアールイー株式会社様は不動産賃貸・売買仲介サービスにとどまらず、各種アドバイザリー機能やファシリティマネジメント(FM)などの18の幅広いサービスラインを全国規模で展開する法人向け不動産のトータル・ソリューション・プロバイダーです。
CBRE様の社内にはデザインを専門に行う部門があり、ブース デザインの大枠は決まっている状態で、ブラッシュアップと施工のご依頼をいただきました。
提出いただいたデザインを拝見し、上部造作を支える柱の本数や位置など強度面を特に注意しながら確認しながら、なるべくイメージを崩さない様に進める流れになりました。
今回のデザインで一番こだわったのが壁面に使用する木目。
通常ですと、色見本の中からイメージに近い木目の経師(壁紙)を選ぶのですが、経師は通常縦に貼るもので、
木目も縦に印刷されているのです。今回は壁面ならびにカウンターの腰も木目が横向きに流れるので、適した素材に悩みました。
最終的に辿り着いたソリューションが内装工事で使う薄いフロアータイルです。
薄いゴム製のフロアータイルは柔らかいため、カウンターのRにも対応でき、価格も抑える事が出来ます。
木目をよりリアルに見せることもできるので、クライアントからも了解をいただいて、難関はクリアー。
その後の打ち合わせで床材、ブース 内に設置する家具の選定、プレゼンテーションの仕様等を入念に擦りあわせました。
そして迎えた施工当日。
まず木工部隊の到着で立て込みが始まります。
上のボーダー部分に貼り付けるフロアータイルが万が一落ちると一大事の為、一度経師紙を貼り、フロア材との粘着力を高めます。
ある程度造作が建った所でフロア材の登場です。
展示台の扉や仕様上造作とフロア材のサイズが上手く合わない箇所がありましたがカットを繰り返し、互い違いに貼り合わせることで。。。
紙では表現しきれないよりリアルな仕上がりになりました。
照明、モニター、スピーカー、マイクの設置が終わり次はボーダーに造花をつけていきます。
一箇所に偏らない様まんべんなく散らしながら、たるませる箇所はたるませながら施工していきます。
最後に展示資料や椅子の配置や照明位置、マイクテストが終わり施工完了です。
会期終了後のお客様のお話によるとご来場者様からの評判も良く非常にご好評頂けました。
予想以上に設営には時間がかかり、タッカーを握っていた手は設営終了後、何も握れないほど痺れてましたが、クライアント様の想像を超えるブースに仕上げる事が出来たと思います。
展示会のブースデザイン、施工、イベント企画、運営なら
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