2017年10月
展示会もターゲット選定が重要です!
今回は、展示会に参加する時のターゲティングの重要性とともに、
ターゲット選定をした後の展示会選びとブースデザインの決め方について、ご紹介します。
展示会出展におけるターゲティングの重要性
製品の販売や販促において、
ターゲットの選定はもはや必須の項目として
日々行っているビジネスマンも多いのではないでしょうか。
しかし、こと展示会となると、あまり重要視していない人が多く見受けられます。
自分たちが見せたいように作ったブースでは、
広い展示会場の中で来場者の足を止めることはできません。
提供する情報や紹介したい製品が、来場者の興味を引き、
もっと詳しく知りたい、その製品を使ってみたいと思ってもらえるものでなければならないでしょう。
そこで、展示会でもターゲットを明確にする必要があります。
みんなに注目して欲しいと思って、あれもこれもとつめこむと、
結局伝えたいことが誰にも伝わらないということはよくありますが、展示会でも同様。
本当にほしいと思ってもらえる人以外と
名刺交換をしたりお話したりする時間を避けることにもつながります。
ターゲティング→展示会選び
展示会によって、それぞれ特色があります。
「インテリア」や「IT」といった展示会のタイトルから分かるテーマはもちろん、
平均受注額や異業種バイヤーの来場率、
百貨店バイヤー、一点ものを求めた海外のセレクトショップバイヤーら、
だれの来場が多いかなどは、展示会ごとに違います。
展示会ごとに情報が公開されている場合もありますから、チェックしてみてください。
毎年参加しているからという理由だけではなく、
毎年ターゲットに合った展示会選びからはじめてみると、
新たな発見があるのかもしれませんね。
ターゲティング→ブースデザイン
出展する展示会が決まったら、ブースのデザインを進めましょう。
ここでもターゲットに刺さるものを考える必要があります。
例えば、アイキャッチとなるコピー。
とにかく安いものを探している人をターゲットにする場合は
「業界最安値」というワードを選定するのがいいでしょうし、
今まで使っていたものの代替物を探している人がターゲットである場合は
「◯◯の移行はおまかせ!」などと専門用語を駆使したワードを作るといいですね。
そのほか、メインカラーやブースの雰囲気、商品の位置(高さや配置)などは、
ターゲットが好みそうなもの中心にして選びましょう。
展示会もターゲット選定が重要です!
展示会選びやブースデザインのほか、
スタッフの動き方やノベルティ、リーフレットなども
ターゲットによってデザインや言及する内容に違いがあるでしょう。
ターゲット選定が終わったら、一度動きをシミュレーションしてみるのもおすすめです。
展示会場で目を引く看板づくりのヒント3
東京ビックサイトや東京国際フォーラムなどで開催される展示会は、
数百のブースが出展していることも少なくありません。
来場したことのある人なら実感しているかもしれませんが、
その中から自分の興味のあるブースを見つけるのってなかなか難しいですよね。
ここでは、展示会場で目を引く看板作りのヒントを3つ、ご紹介。
展示会ブースをデザインされる方にとって、
興味のあるブースとして見つけてもらうための参考になれば幸いです。
Hint1.人間は動いている
哲学的なタイトルになってしまいましたが、
展示会場におけるポスターづくりで最も重視したいのは、
まさにこの、「人間は動いている」ということです。
展示会をはじめとする空間デザインでは、
吊革につかまりながら見る電車広告やスマホ画面を通して見るWebデザインとは違って、
見る人が動いているという特徴を考える必要があります。
目と文字媒体の距離が常に、誰でも同じではなく、
見る場所によって与えられる印象が変わるということですね。
展示会のポスターに関して言うと、
10m先から見た時と、さらに近づいて来た時の見え方を
それぞれ考える必要があるわけです。
Hint2.タイトルが命
遠くから、どのブースに興味がありそうかキョロキョロと目線を移しながら歩いてくる人がいます。
その時、彼らに見えているのは、①短く、②わかりやすい、タイトル。
①の短さは、いろいろなブースに目線を移している中で一瞬で目に入るように、
②のわかりやすさは、その一瞬で目に入った文字をいかに理解させるかです。
「業界最安値」「日本初上陸」といった製品の特徴、製品名、社名などが挙げられるでしょう。
もちろん、遠くから見えるように大きく、ハッキリした色で、高い位置に掲げる必要があるかもしれません。
興味を持つか、持たないかは、このタイトルで決まります。
興味を持ってもらえれば、ブースに立ち寄って確実に製品を見てもらえるのです。
Hint3.実感のわくサブタイトル
さて、遠くからタイトルを見て「良さそう」と感じている来場者に、
実際に興味を持ってもらえるか、ブースに立ち寄って製品を見てもらえるかは、
サブタイトルにも大きく関係しています。
Hint1でご紹介した「さらに近づいて来た時の見え方」の工夫。
ここでは、①目線高で、②実感のわく、サブタイトルであることが重要です。
①の目線高は、ブース前まで歩いてきた人が最も見やすいように、
②の実感がわくかは、実際にこの製品を採用したらどうなるかを想像してもらえるかです。
製品の具体的な特性、メリットなどをもう少し細かく記載しましょう。
ただし、あれもこれもと説明するのは避け、
実際に詳しく話を聞いてみたい、製品を触ってみたいと思わせるきっかけづくりと位置づけてください。
タイトル・サブタイトルの選定は、念入りに。
さらに、製品をディスプレイしている展示台付近は
説明パネルなどで各製品の特徴を細かく説明するなど、
どの位置でどの文字が見られるかを意識しながら入念に選定していく必要があります。
タイトル・サブタイトルの選定には、
来場者がどのようなことに興味を持ちそうかの調査や、
立ち寄ってほしい人のターゲティングが重要となるでしょう。
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