ブースデザインの基礎知識
来場者が通り過ぎてしまうブースの特徴
とお悩みの担当者も多いはず。
期待することもあるかもしれませんが、
決して安くない出展費用や通常の業務を後回しにしてまでかける大切な時間、
もったいないなと感じるブースも少なからず存在します。
人が集まらないブースには、共通点があるということ。
まずそれを知りましょう。
その1.何のブースかが分からない
一目で理解できないブースは、意外と多いもの。
これでは人が集まりません。
実感のわかない抽象的なアイキャッチ看板も同様です。
ハッキリした色で、高い位置に掲げる必要があるかもしれませんね。
その2.「尖り」がない
見たこともない企業名とロゴを
大きく掲げているブースがよく見られますが、
来場者の目線を集めるのに効果的とはいえないでしょう。
何を見せたいのか分からなくなっている、
「尖り」のないブースも実はたくさんあります。
会社や製品の特徴を見せながら、製品をある程度絞ってみるのがオススメ。
キョロキョロと目線を動かして歩きながら、
どのブースが自分にとって興味があるかを探す来場者には、
短く分かりやすいアイキャッチ看板が有効です。
その3.入りづらい
照明が暗い、
受付台の下や奥にモノがたくさん置かれていて汚い、
などで入っていきづらいブースも、人が集まりません。
一箇所に固まって雑談していたり……。
逆にスタッフがひとりもいなかったりするブースも入りづらいですよね。
プライベートで出くわす「なんとなく入りづらいお店」から
ヒントを探してみるのもオススメです。
来場者が足を止めるのは……
人が集まりワイワイにぎやかなブースと
閑散としているブースが見つけられると思います。
自社のブースを作る前に実際に展示会場を見学して、
ターゲットが興味を持ちそうなことを念入りに調査して、
小間位置が悪い...悲運に負けない集客のコツ
半年前から計画していたブースに実際にお客様がいらっしゃるのを見るのが、
ブースデザインで負けない
接客で負けない
この悲運は悲運ではない!
【展示会準備】成功までのスケジュール
半年前から三ヶ月前
〜3ヶ月前
〜10日前
前日
当日〜
終了後も大切です!
展示会もターゲット選定が重要です!
展示会出展におけるターゲティングの重要性

ターゲティング→展示会選び

ターゲティング→ブースデザイン
展示会もターゲット選定が重要です!
展示会場で目を引く看板づくりのヒント3
Hint1.人間は動いている

Hint2.タイトルが命

Hint3.実感のわくサブタイトル

タイトル・サブタイトルの選定は、念入りに。
ブースデザインからみる"来場者視点"の展示会づくり
先日のブログでは、展示会に出展する目的や達成したい目標を明らかにすることの重要性をご紹介しました。
ここでは、このことについて少し掘り下げてみたいと思います。
“会社が達成したいこと”と“来場者視点”
展示会の前には、まず「◯人のリード客を獲得する」「新商品に関するヒアリングをする」など、
展示会ごとの目的や目標を設定します。
これを明確にしてスタッフ全員と共有することによって、
ブースのデザイン、当日のスタッフの動き、効果の測定方法などが最適化されていくのです。
この目的を達成するために、基盤として最も大切にしたいのが、お客様視点。
これは普段の業務でもよく聞くワードですが、展示会も同様。
来場者(お客様)の視点に立ったブースづくりをしていく必要があります。
来場者はブース内には入りたくない?!
ちょっと見たいとふらりと立ち寄ったアパレルショップで、店員さんに声を掛けられ押し売りされていると感じ、
少なからずあった興味がすっかり失せて早々に店を出てしまった……。
お客さん側でそんな経験をしたことのある人は多くいるかもしれません。
決められた時間内で展示会を見に来ている来場者は(もしかしたら業務の忙しい合間を縫って来ているのかもしれません)、
決められた時間でたくさんの情報を収集したいと考えています。
そんな時に、ブースの奥で足を止められている時間はないのでしょう。
先日あるアパレルブランドの“声掛け不要バッグ”が、嬉しい、助かると話題を集めましたが、展示会でも同じ。
目標を達成しようと、お客様視点を無視して一方通行のコミニュケーションを取っていては、
成果が上げられないのは想像に難くないかもしれません。
展示会デザインには、何ができる?
そんな中で、いかに社内で掲げた目標(名刺を交換できるチャンスを増やす、商談に結びつけるなど)というのに、
デザインが大きく関わります。
例えばブースの中に入りたくない来場者の本音をみると、
コンセプトとして周知したいことは通路側で表現するのが適当です。
それは「業界最安値」や「ラグジュアリーな◯◯」など、
ターゲットとなる来場者が気になっていること、
興味を持ちそうなことによって変わりますよね。
一方で「これは自分の求めている商品かもしれない」と足を止めても、
デモは奥でご覧くださいと、スタッフが待ち受けているのを見ると
「見たいけど話をしないといけないな」「名刺を渡さないといけないのは面倒だ」と感じてしまうこともあります。
そんな時は、売りたい商品を通路側に配置するのが適当。
それを見るのに立ち止まる瞬間が5秒あれば「奥にも製品置いているので、ぜひ」と話しかけやすさがグンと増し、
じゃあ入ってみようかと感じてくれることも多いのです。ショップで例えるならばショーウィンドウの役割です。
行動心理学といった学問で体系化されているように、
そんな“繊細”なお客様の心情はある程度想定することができ、
心情に即したブースデザインを作ることもできるんですよね。
本当に求めているお客様へ来てもらう
展示会ブースには、本当にこの商品を求めているお客様だけでなく、
冷やかし客と呼ばれるような見込みの薄いお客様(同業の出展者が情報収集として見に来ることも)がいらっしゃいます。
ただ出展するだけでは成果はありません。
出展者バッチをチェックするといったスタッフのテクニックや、
来場者の心理に即した造作物を含めたブースデザインについてこだわりを持つことで、
本当にこの商品を求めているお客様だけにブースに来てもらえるような、成果をあげるための工夫を凝らすことが大切です。
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079
お問い合わせページはこちら
展示会のブースデザイン"1小間30万円"について
前回の「ブースデザインで抑えておきたい、たった2つのこと」でご紹介した、
ブースデザインと施工を考えるときの超概算見積もり“1小間あたり30万円”について、ちょっと詳しくご紹介します。
装飾にかかる費用
展示会ブースの装飾にかかる費用は、大きく分けて企画や映像制作、ブース造形にかかるデザイン費と
造作設営にかかる木材、電気、備品などのハードの費用があります。
ブース施工を行う業界には、デザインを得意とする会社と造作を得意とする会社が存在し、
デザインを得意とする会社は、製作物を外注し、専門の会社へ委託する場合があり、その分造作物の作成費が多くかかる傾向があります。
逆に造作をメインとする会社はデザイン性よりも自社で保有する部材を多く使用し、また特殊な部材を自社で製造し、独自性のあるブースを提案する会社もあります。
御社の展示会担当者や社風などによって、
デザイン費と造作物にかけるハードの費用のバランス、それぞれの費用対効果には、感じ方の差がありますから、
デザイン会社それぞれの強みと弱みを把握しながら予算の決定を進めてみてください。
なお、装飾にかかる2つの費用に加えて、展示会主催社に支払う土地代や水道、電気料金。また出張費や宿泊費やコンパニオンなどのスタッフ料などが別途必要になります。
“1小間あたり30万円”について
展示会ブースを思い浮かべてみると、壁にポスターが貼られて、巨大なオブジェが中央に設置された空間があれば、
カーペットを敷いただけの空間に応接セットが配置されているスペースなどがあることが分かります。
ブースという空間の中にも、通路や商談スペース、ストックルームなど金額がかかるエリアとかからないエリアがあり、平均値として1小間30万ほどの費用がかかると考えていただけると良いと思います。
なお、あくまでも基準ですが、国内の展示会のほとんどは1小間で幅3mx奥行3mの9㎡となります。
しかし近年では出展される企業様の増加などで、1小間を2mx2mの4㎡とする展示会や、
通常の2小間のサイズを1小間と計算する場合などもありますので、ここでは1小間=9㎡として考えてみてください。
オリジナリティある仕掛けを!
多くの関係企業やクライアントが訪れる展示会の出展ですから、
来場者さんに印象が残るようなオリジナリティのある仕掛けをしたいものです。
お見積も含めて、デザイン会社やプロジェクトメンバーと気持ちをぶつけ合い、
競合他社の差別化を測れるブースデザインを作りましょう。
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079
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展示会デザイン会社の選定は「3年間、1社」のススメ
リオエンターテイメントデザインでは、もし3〜4年など複数回連続で展示会に出展する予定がある場合、
デザイン会社の選び方として、3年間、1社にお願いすることをオススメしています。
1社にお願いすることで得られるメリットを見ていきましょう。
「あっ、また出てるんだ!」の効果
ロゴの見せ方やキャッチの作り方、レイアウト、造作物など、デザイン会社には、それぞれのクセがあります。
例えば、ある展示会で赤白ベースで出展していた会社が、次の展示会では違う会社にお願いして、青白のブースで出展したとします。
それを見た来場者は、多分同じ会社とは一眼ではわからないと思います。
継続したイメージ、コンセプト、テイストで複数回展示会に出展することで、「あっ、また展示会に出てる!」「へ〜、こんな展示会にも出てるんだ!」と、ブースの第一印象でその会社の存在をアピールできるのです。
ショート&ロングスパンの成果
特に、ベンチャー企業や新製品のために新しいロゴマークを作った場合、そのイメージを定着させるためには、同じテイストのブースで目に入るインパクトを常に同じにして、パッと見て「何の会社か」「何の製品か」を分からせる必要があります。
つまり、3年間をロングスパンのゴールとし、継続したイメージ展開をする事で、効率良く情報を配信できるようになり、各展示会で達成しなくてはならないショートスパンでの成果に加えて、3年間で達成する成果を作ることができるのです。
私たちデザイン会社の目線からも、メリットがあります。
お客様と長くお付き合いさせていただくことで、深く理解できるようになり、新たにご提案できることが生まれるかもしれません。
よりスムーズにコミュニケーションが取れるようにもなるでしょう。
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
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ブースデザインで抑えておきたい、たった2つのこと
多くの人が集まる展示会は、自社の商品・サービスをアピールする絶好のチャンス。
しかし、広大な展示会場の中から自社の展示ブースに注目を集めるためには、強い印象を与えるブースデザインが必要になります。
ここでは、ブースデザインをするとき、またはブースデザインを専門会社へ依頼するときに抑えておきたいポイントを2つ、ご紹介します。
ポイント1.目的を明確にする
展示会に出展する目的はなんですか。
私たちリオエンターテイメントデザインでは、お客様からブースデザインを依頼された際、真っ先にこの項目をヒアリングします。
同じ業界であっても、同じ規模であっても、さらには同じ会社であっても、この“目的”によって、ブースデザインがガラリと変わってしまうのです。
例えば新たに始めた製品発表の場として展示会に出展する場合、社名を大きく据えるよりもその製品がいかに新しく、来場者様のにとってどの様なメリットがあり、ソリューションなのかをキャッチとして据える方が人は集まります。
すでに展示会に参加される業界で認知度があり、製品のリニューアルや製品入れ替えの相談の場、トータルソリューション力をコンセプトにする場合は、逆に社名を大きくアピールする方が良いでしょう。
さらに「この場で契約を結ぶ」のか「とにかく名刺交換する」のかでも、ブースデザインが変わります。
この場で契約を結びたいのであれば、充分な商談スペース、加えて個室の商談スペースを設置する必要があるかもしれません。
とにかく名刺交換をしたいということであれば、収容人数が減ったり一組のお客様の滞在時間が増えたりする商談スペースは重要ではありません。
何のために展示会へ出展するのか、出展の目的を明確にすることはブースデザインだけでなく、予算の最適化や、営業のアプローチ、成果の測定などにも役立ちます。
目的を明確化・共有し、全員が同じ方向へ向かって展示会に臨むことが、ブースデザイン、ひいては展示会成功のために重要です。
ポイント2.予算を明確にする
「いくらかければ良いのか分からない」「相場が分からないので様々な会社に声をかけコンペをしていたら、時間が大幅に取られ日頃行なっている業務に支障が出た」といったお客様の声をよく耳にします。
事務局に支払う土地代だけでなく、競合他社と差別化を測るために必要な装飾費が別途かかり、展示会出展にかかる予算について悩まれている方は多いのではないでしょうか。
正直に申し上げれば、多いに越したことはない、のですが、超概算見積りとして、1小間あたり30万円を想定しておくと良いでしょう。
ただし当然ながら、例えば、2.7m高のブースと6m高のブースを設営する際にかかる人件費や作業に必要な工具は、大きく異なります。
30万円より多いか少ないか、ある程度自由が効くか、上限が決まっているかなど(自分だけの意見ではどうにもならないこともありますよね…)、予算は、具体的なデザインを作り上げていくための手がかりとして、重要です。
自社ブースにとって最適なデザインとは?
ブースデザインには、看板、商品の展示、立体物、映像、ポスター等々、様々な手段があり、豪華で綺羅びやかな隣のブースの装飾を羨むことがあるかもしれません。
これらの手段に惑わされず、自社ブースにとって最適なデザインを生み出すためには、“目的”と“予算”という2つのポイントを明確化することが重要なのです。
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