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制作事例

3店舗目達成! 元町彫金工房

1店舗目の内装から関わりのある株式会社鎌倉彫金工房様の工期3ヶ月を有した3店舗目の紹介です。

株式会社鎌倉彫金工房様は鎌倉の御成町に本店を構え、結婚指輪やペアリングなどの指輪を実際に体験しながら彫金ができるお店を展開している企業様です。

1店舗目の改装工事に続き、以前ブログで紹介した鎌倉大町の2店舗目の内装工事(ブログで紹介)から、今回は横浜の中華街からほど近い元町クラフトストリートに面する店舗の内装工事依頼をいただきました。

2019年2月、良い物件を見つけたと連絡があり、オーナー様と現調しました。

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5月まで現テナント様のお店がオープンしているとの事で、中を見る事が出来ず、また古い建物であったため、建設時の図面も残っていませんでした。

現調では木造であることを確認し、かろうじて見ることが出来た2F部分と1Fの店舗裏側から、本柱の位置などを大凡把握したくらいで本案件の内装工事を受注しました。

2019年5月、前テナントさんの引越しも終わり、いざ解体工事です。


オーナーさんの希望は何と言っても開放感を出したいという事。

壁面は全て白で統一し、その他は木目と黒をバランスよく入れたいという事でした。

またデザイナーである私の描く今回の店舗のコンセプトは「オーダーメイド」。

オリジナルの指輪を作るお店だからこそ、店舗内装にも量産されている建材は出来るだけ使わず、ドア、窓、家具、FIXなど可能な限り特注品で仕上げたいと思いました。

解体初日。

初めて見る1Fの店舗側の姿。。。正直、唖然としました。

真ん中には大きな壁が存在し、また中二階の様な段差も存在していたのです。

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想像したいた以上に厄介な作りです。

完成した際のイメージ、プランを練り直し、壊せないエリアを慎重に見極めながら解体を進めます。

古い建物である事、また図面がないため、建物全体の強度を保つためにも大切な行程です。

約3週間で大体壊れて、大体のイメージが湧いてきました。

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ここからは再度図面と実際の建具の寸法を確認し、新たに生まれ変わる店舗へと仕上げていきます。

外壁のイメージもオーナーの思い描くものとは異なるため、モルタル塗りと追加壁面を貼り、フラットに仕上げていきます。

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構造上残さなくてはならない柱は傷がひどいため、一度コンパネを入れた後、メラミンを使い化粧を施します。

壁紙も終わり、床を入れます。

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ここからはラストスパート!外のタイル仕上げとFIX工事、エアコンなどの設備工事と続きます。

梅雨が長かったこの年、なかなか外壁を終わらせる事ができません。

ようやく7月の中旬になり天気も回復。モルタルの上に下地の塗装を入れ、ジョリパットで仕上げます。

7月中旬からは打って変わって、猛暑の日が続きます。

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エアコンが効かない中完成に向けて、皆汗だくで作業を進めました。

ようやく家具も届き、完成に近づいてきました。

想定していたデザイン通りです。
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7月下旬、清掃と細かな修正をして、引き渡しの日。

オーナーからは何一つ文句がないとお褒めの言葉をいただけました。

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この三ヶ月間、悪天候にもめげず、最後までアイディアを出しながら共に施工に携わってくれた多くの職人さんに感謝します。
辛かった仕事って、最終的には人間の暖かさを感じたり、同じ釜の飯を食っている一体感が生まれ、いい思い出になりますよね。

 

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