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【2025年版】展示会の助成金・補助金がすぐ見つかる!全国の支援制度まとめ
展示会に出展する際には、多くの企業が費用負担の大きさに悩みます。しかし、2025年は国の 主要制度から自治体独自の支援まで、出展費用や販路拡大に活用できる助成金・補助金が数 多く揃っています。ただし、多くの制度は申請期間が短く、対象条件の確認にも手間がかかります。
本記事では、2025年に利用できる全国の支援制度をわかりやすいよう一覧で紹介しています。 申請のコツや注意点も解説しているため、ぜひ参考にしてください。
【全国】展示会に利用できる助成金・補助金の情報
出展料や広告宣伝費などの負担を軽減するため、国ではさまざまな助成金・補助金制度を設け ています。以下では、地域を問わず利用できる代表的な制度を紹介します。
※情報は2025年8月29日現在のものです
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者が物価高騰や賃上げ、人件費増加、インボイス制度導入などの変化に対応しつ つ、販路開拓や業務効率化を進めることを支援する補助金です。電子申請のみ受け付けていま す。
一般型・通常枠
自ら策定した経営計画にもとづき、新規顧客の獲得や市場拡大のための商品開発・展示会出展 などを支援します。対象は自社商品・サービスの販路開拓目的に限られ、商工会・商工会議所の 支援を受けることが条件です。
- 上限額:50万円(インボイス特例や賃上げ特例を組み合わせると最大200万円) ● 補助率:対象経費の2/3(赤字かつ賃金引上げ特例の場合は3/4)
- 申請期間:令和7年10月3日~11月28日
出典:小規模事業者持続化補助金事務局「小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠>【公 募要領】」
https://r6.jizokukahojokin.info/doc/r6_koubover3_ip18.pdf
共同・協業型(旧共同・協業販路開拓支援補助金)
地域の支援機関が主導し、小規模事業者を集め、販路拡大やブランド強化に取り組む場合に活 用できます。展示会や催事出展、マーケティング拠点の活用などが対象です。
- 上限額:5,000万円
- 補助率:対象経費の2/3 ※地域振興機関の経費は定額補助
- 申請期間:第1回受付終了、来年度公募再開可能性あり
出典:小規模事業者持続化補助金<共同・協業型>事務局「小規模事業者持続化補助金<共 同・協業型>【公募要領】」
https://r6.kyodokyogyohojokin.info/doc/r6_koubover3_kk1.pdf
創業型
創業3年以内の小規模事業者を対象に、販路拡大や生産性向上の取り組みを支援します。申請 には「特定創業支援等事業」の修了証明書が必須で、創業塾やセミナーを受講する必要があり ます。
- 対象経費:展示会出展費、広告費、機械装置費、旅費など ● 上限額:200万円(インボイス特例で+50万円)
- 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:令和7年10月3日~11月28日17:00
出典:小規模事業者持続化補助金<創業型>事務局 「小規模事業者持続化補助金<創業型 > 第2回 公募要領 」
https://r6.jizokukahojokin.info/sogyo/doc/r6_koubover4_sogyo2.pdf
こちらの記事では、展示会のノベルティ配布効果について解説しています。
選び方や注意点も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
新製品・新サービス開発や生産性向上を目的とした設備投資を支援する補助金です。基本的に は設備投資が中心ですが、展示会費用が対象となるのは「グローバル枠(海外市場開拓)」に限 られます。
- 補助対象:海外展示会の出展費用、通訳・翻訳費、海外広告費など
- 上限額:3,000万円
- 補助率:中小企業 1/2・小規模事業者 2/3
- 申請期間:令和7年10月3日17:00~10月24日17:00
出典:全国中小企業団体中央会 「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
公募要領 (第21次公募) 」
中小企業組合等課題対応支援事業補助金
協同組合や中小企業組合が経営課題を解決する取り組みを支援する制度です。2種類の枠が あります。
【活路開拓事業(大規模・高度型/通常型)】 専門家を招いた委員会の設置や市場調査、試作品開発などを支援します。
- 大規模・高度型:上限2,000万円(下限100万円)
- 通常型:上限1,200万円(下限100万円)
- 補助率:対象経費の6割
- 申請期間:令和7年度公募終了、来年度公募再開可能性あり
【展示会等出展・開催】 国内外の展示会出展や自主開催による販路開拓を支援します。ただし、直接販売をともなう場合 は対象外です。
- 上限額:1,200万円(下限なし)
- 補助率:対象経費の6割
- 申請期間:令和7年度公募終了、来年度公募再開可能性あり
出典:全国中小企業団体中央会 「令和7年度 中小企業組合等課題対応支援事業募集要綱 」
https://www.chuokai.or.jp/contents/josei/kadai/2025/R7K_entryguideline_P01.pdf
中小企業新事業進出補助金
新たな事業へ挑戦する中小企業を対象に、販路拡大や展示会出展を含む幅広い経費を補助し ます。
- 上限額(従業員数に応じて):2,500~7,000万円(大幅賃上げ特例で最大9,000万円) ● 補助率:対象経費の1/2
- 下限額:750万円
- 申請期間:第1回公募終了
要件として「新事業進出指針」に示す「新事業進出」の定義に該当する事業であること、付加価値 額の年平均4%以上の成長見込み、最低賃金+30円などが課されており、未達成の場合は補助 金返還リスクがあります。
出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「中小企業新事業進出促進補助金 公募要領 (第1 回) 」
https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/docs/shinjigyou_koubo.pdf
イベントや展示会ブースのデザインに関する相談 を受け付けております。
【県・市町村別】展示会に利用できる助成金・補助金の情報
展示会出展の費用は企業にとって大きな負担ですが、自治体ごとに用意されている助成金や補 助金を活用すれば、費用を抑えて効果的に販路拡大を進められます。ここでは、県・市町村別の 助成金・補助金制度を紹介します。
※情報は2025年8月29日現在のものです
1:北海道
北海道では、地域企業の販路開拓や経営基盤の強化を目的に、出展費用の一部が補助される 制度があります。
【札幌市】展示会出展支援補助金
札幌市内のIT事業者が対象の補助金です。自社製品やサービスを国内外の展示会で発信し、 新規取引や販路拡大を支援します。
- 上限額:50万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月30日~8月29日
出典:一般財団法人さっぽろ産業振興財団 「一般財団法人さっぽろ産業振興財団 令和7年度IT イノベーション推進事業
展示会出展支援補助金 公募要項 」
https://www.elecen.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/R7_koboyoko_Exhibition.pdf
【函館市】函館市海外向け展示商談会等出展補助金
函館市内の中小企業が、海外や道外の展示会に出展し、海外販路を拡大する取り組みを支援し ます。
- 上限額:海外40万円・国内20万円 ● 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年度の募集は終了
出典:函館市経済部食産業振興課「令和7年度函館市海外向け展示商談会等出展補助金 募 集要項」
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2025030500045/file_contents/R7bosyuyoko.pdf
2:青森県
青森県では、地域産業の振興や販路拡大を目的に、展示会や商談会への出展を支援する補助 制度が設けられています。
【弘前市】ひろさきブランド販路開拓補助金
弘前市内の中小企業や団体が持つ独自の製品・技術・工芸品を対象に、国内外やオンライン展 示会への出展を支援します。
- 上限額:国外50万円/国内30万円/オンライン10万円 ● 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月15日~随時
出典:産業育成課 物産振興係「令和7年度ひろさきブランド販路拡大補助金交付要綱 」
https://www.city.hirosaki.aomori.jp/sangyo/josei/files/R07brand-hanro-youkou.pdf
出典:弘前市HP「ひろさきブランド販路開拓補助金」
https://www.city.hirosaki.aomori.jp/sangyo/josei/burandohanrokaitaku-hojokin.html
【六ヶ所村】特産品開発・6次産業化事業補助金
村内産の農林畜水産物を使った高付加価値商品の開発・販売を支援し、地域資源と産業の活 性化を目指します。
- 上限額:100万円
- 補助率:対象経費の8割以内
- 申請期間:随時
出典:六ヶ所村農林水産課「特産品開発・6次産業化事業補助金のご案内 」
https://www.rokkasho.jp/index.cfm/11,19151,c,html/19151/20241106-115128.pdf
3:岩手県
岩手県では、地域資源を活かした新しい商品開発や販路拡大を支援する補助制度が用意され ています。地元の農畜産物を活用した取り組みを通じて、地域経済の発展を後押ししています。
製造業及び情報サービス業市場開拓等事業補助金
盛岡市内に所在する製造業または情報サービス業の中小企業者・団体が、市場開拓や販路拡 大を図るために国内外の展示会・見本市等へ出展する場合、その費用の一部を支援します。オ ンライン展示会も補助対象です。
- 上限金額:国内10万円/国外25万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月1日~令和8年2月28日
出典:盛岡市HP「製造業及び情報サービス業市場開拓等事業補助金」
https://www.city.morioka.iwate.jp/jigyousha/1026070/kogyo/1008220.html
4:宮城県
宮城県では、震災からの復興や経営環境の変化に対応するため、中小企業や水産関連事業者 を対象に支援制度を設けています。展示会出展による販路回復や事業再建を支援します。
展示会・商談会等出展事業
水産加工業者や流通業者が県外の展示会・商談会に出展する際の費用の一部を補助します。
- 上限額:1件30万円、1事業者50万円まで
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月1日~令和8年2月28日
出典:宮城県 水産林政部 水産業振興課 「展示会・商談会等出展事業費補助金 事業実施の手引き」
https://www.pref.miyagi.jp/documents/45075/tebiki.pdf
宮城県中小企業等再起支援事業補助金
エネルギー費や資材高騰、米国の関税措置などで影響を受ける中小企業を対象に、再建に必 要な経費を補助します。
- 上限額:30万円
- 下限額:10万円
- 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:令和7年度公募終了
出典:宮城県経済商工観光部中小企業支援室 「令和7年度 宮城県中小企業等再起支援事業 補助金 補助事業実施の手引き」
https://www.pref.miyagi.jp/documents/59810/r7saikitebiki.pdf
5:秋田県
秋田県では、市町村ごとに独自の支援があり、展示会や商談会を活用した販路拡大を後押しし ています。
【秋田市】海外展開推進関係補助金
市内企業が農産加工品や製造品を海外で販売促進する際の経費を補助します。展示会出展、 越境EC、オンライン商談会、輸送費などが対象です。
- 上限額:30万円(条件により40万円) ● 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年8月21日~9月5日
出典:秋田市商工貿易振興 「令和7年度 秋田市海外展開推進関係補助金募集要領(2次応募)」
【美郷町】ビジネスマッチング支援事業
町内事業者が国内の展示会や商談会などに参加する際の費用を補助します。
- 上限額:年間10万円(町ブランド認定品は20万円まで) ● 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:随時
出典:秋田県美郷町役場 美郷町ビジネスマッチング支援事業 「令和7年度 秋田市海外展開推 進関係補助金募集要領」
https://www.town.misato.akita.jp/syoukougyou/2965
6:山形県
山形県では、市ごとに中小企業の販路拡大や新事業展開を支援する制度があり、展示会出展な どを通じて自社製品の発信を後押ししています。
【山形市】見本市等出展支援事業補助金
市内中小企業が国内外の展示会に出展し、販路を広げる取り組みを支援します。
- 上限額:国内50万円/海外100万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:随時(予算枠に達し次第終了)
出典:山形市商工観光部産業政策課企業支援係 「令和7年度 山形市見本市等出展支援事業 募集要領」
【鶴岡市】がんばる中小企業応援事業補助金
新分野展開・生産性向上・新製品開発・IT導入などを行う市内企業を支援します。
- 上限額:原則100万円(単価10万円以上の設備投資は30万円まで)
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年募集終了
出典:鶴岡市商工観光部商工課「鶴岡市がんばる中小企業応援事業補助金申請要領」
https://www.city.tsuruoka.lg.jp/sangyo/shokoshien/syouko_ganbaru.files/R7youryou..pdf
7:福島県
福島県では、製造業を中心に海外展開や販路拡大を支援する制度があり、市町村単位でも展示 会出展などを後押ししています。
ものづくり企業海外展開支援事業補助金
県内製造業者がアジアなどの海外展示会に出展する際の費用を補助します。
- 上限額:50万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月21日~令和8年2月27日
出典:福島県商工労働部商工総務課「令和7年度 福島県ものづくり企業海外展開支援事業公募要領」
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/life/752726_2147698_misc.pdf
【二本松市】新事業チャレンジ補助金
市内中小企業が「新事業チャレンジ」「デジタル技術導入」「展示会出展」による販路開拓に取り 組む場合を支援します。
- 上限額:展示会のみ10万円/他事業と併用で50万円 ● 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:令和7年12月26日まで
出典:二本松市役所 産業部商工課商工振興係「令和7年度二本松市新事業チャレンジ補助金」
https://www.city.nihonmatsu.lg.jp/data/doc/1745564008_doc_54_0.pdf
8:茨城県
茨城県では、中小企業の販路拡大や経営強化を目的とした制度を整備。展示会出展や広報活 動を幅広く支援しています。
水戸市】中小企業振興支援補助金
展示会出展やHP制作・更新など、販売促進を目的とした取り組みを補助します。
- 上限額:20万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月9日~令和8年3月13日
出典:水戸市商工課 中小企業振興係「水戸市中小企業振興支援補助金 販路拡大事業のご案内」
https://www.city.mito.lg.jp/uploaded/attachment/53729.pdf
【龍ケ崎市】展示会等出展支援事業補助金
市内中小企業が展示会に出展する際の会場費や装飾費を支援します。
- 上限額:10万円
- 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:随時
出典:龍ケ崎市市民経済部商工観光課「龍ケ崎市展示会等出展支援事業補助金 公募要領」
9:栃木県
栃木県で利用できる補助金は以下のとおりです。
【宇都宮市】コンベンション開催支援補助金
地域経済活性化を目的に、市内で開催される展示会・見本市などのコンベンションを支援する制 度です。
- 上限額:国内コンベンション300万円/国際コンベンション500万円
- 補助率:対象経費の1/3以内(他補助併用時は差し引き後の1/3以内)
- 申請期間:随時
出典:(一社)宇都宮観光コンベンション協会「コンベンション開催支援補助金」
https://utsunomiya-convention.jp/subsidy/
10:群馬県
群馬県で利用できる補助金は以下のとおりです。
【桐生市】販路拡大支援事業(展示会出展補助金)
販路開拓を目的とし、市内製造業者が県外・海外・オンライン展示会へ出展する際の経費を補助 します。
- 上限額:海外30万円・国内(県外)小規模20万円/中小15万円・オンライン 小規模20万円 /中小15万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月1日~(予算枠に達し次第終了)
出典:桐生市産業経済部商工振興課「桐生市販路拡大支援事業 展示会出展補助のご案内」
https://www.city.kiryu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/467/r7tirasi.pdf
11:埼玉県
埼玉県では、海外展開や販路拡大を後押しする支援が整備されています。
埼玉県産業振興公社海外展示会出展支援補助金
県内中小企業の海外展示会出展を支援(出展料・輸送費・通訳費など)します。
- 上限額:100万円
- 補助率:対象経費の1/2以内 ● 申請期間:令和7年応募終了
出典:公益財団法人 埼玉県産業振興公社 「令和7年度 埼玉県産業振興公社海外展示会出展 支援補助金申請要領」
https://www.saitama-j.or.jp/wp-content/uploads/2025/05/02_tenjikai_shinsei_youryou.pdf
【戸田市】展示会出展支援事業補助制度
市内中小企業がBtoB向け展示会で自社製品をPRし販路を広げる取り組みを支援します。
- 上限額:20万円
- 補助率:対象経費の1/2 以内
- 申請期間:令和7年4月1日~(予算枠に達し次第終了)
出典:戸田市役所 経済戦略室 「令和7年度 戸田市商工業支援事業補助金 展示会等出展支援 事業のご案内」
https://www.city.toda.saitama.jp/uploaded/attachment/72558.pdf
12:千葉県
千葉県では、展示会やMICEイベントを活用した販路拡大・地域活性化を支援する制度がありま す。
【市川市】中小企業展示会等出展支援事業補助金
市内の中小企業が持つ優れた製品・技術・サービスを広く国内にPRし、販路拡大や技術提携、 受注増につなげるため、展示会等へ出展する際の会場使用料(出展小間料)などの費用の一部 を補助します。
- 上限額:30万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月1日~令和8年2月27日
出典:市川市 経済観光部商工課「令和7年度 市川市中小企業 展示会等出展支援事業補助金募集要項」
https://www.city.ichikawa.lg.jp/common/eco01/file/0000480628.pdf
【船橋市】展示会等出展支援事業補助金
市内中小企業の販路開拓を目的とした国内外展示会出展を支援します。
- 上限額:国内15万円・海外20万円
- 補助率:対象経費の1/3以内(国内)・対象経費の1/2以内(海外)
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:千葉県船橋市商工振興課 工業係
http://city.funabashi.lg.jp/jigyou/shoukou/002/p043964.html
13:東京都
東京都では、中小企業の展示会出展を通じた販路拡大や新規顧客開拓を支援する制度が複数 用意されています。
展示会出展助成プラス
都内中小企業の展示会出展費用を補助し、経営基盤の強化を支援します。
- 上限額:150万円
- 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:令和7年4月~令和8年1月(全10回募集、予算枠に達し次第終了)
出典:公益財団法人東京都中小企業振興公社 助成課「令和7年度 展示会出展助成プラス 【募集要項 兼 事務の手引き】 」
市場開拓助成事業
評価を受けた製品や成長分野製品を持つ中小企業の販路開拓を支援します。
- 上限額:300万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:公益財団法人東京都中小企業振興公社 助成課「令和7年度 市場開拓助成事業募集要項 」
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/rmepal000000ej7o-att/R7_shijo_boshuuyoukou.pdf
安全・安心な東京の実現に向けた製品開発支援事業
災害・サイバー対策など「安全・安心」関連製品の開発・展示会出展を支援します。
- 上限額:150万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:公益財団法人東京都中小企業振興公社 助成課「令和7年度 安全・安心な東京の実現に 向けた製品開発支援事業 ~実用化のための製品・技術の開発・改良から普及促進まで~ 【募集要項】」
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/rmepal000003cv3a-att/r7_anzen-anshin_guideline.pdf
各区・市町村の支援事業
東京都内では区市町村でも独自の支援があります。
【品川区】
- 上限額:国内30万円・海外60万円・オンライン20万円 ● 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:令和7年10月1日~31日
【中央区】
- 上限額:30万円(3回まで)
- 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:令和7年9月1日~令和8年2月27日
【千代田区】
- 上限額:10万円(条件により20万円) ● 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:出展する年度内
【府中市】
- 上限額:30万円(45万円以上の補助対象の場合) ● 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:毎月20日締切(予算枠に達し次第終了)
出典:品川区中小企業支援サイト「展示会出展支援」
https://www.mics.city.shinagawa.tokyo.jp/soshikikarasagasu/chushokigyoshiengakari/joseikin/171.html
出典:中央区区民部商工観光課中小企業振興係「中央区中小企業販路拡大支援事業補助金」
https://www.city.chuo.lg.jp/documents/13707/r7chirashihanro.pdf
出典:千代田区地域振興部商工観光課「中小企業販路拡大事業 支援補助申請の手引き
https://www.city.chiyoda.lg.jp/documents/18383/r705shinsei-tebiki.pdf
出典:むさし府中商工会議所 中小企業相談所「令和7年度府中市小規模事業者販路開拓等補 助金「公募要領」
https://www.tama5cci.or.jp/chamber/2025/hanrokaitaku/r7_kouboyouryou.pdf
14:神奈川県
神奈川県では、中小企業の販路拡大を目的に展示会出展を支援しています。
県内企業の国内展示会への出展支援(国内展示会出展助成事業)
神奈川県内の中小企業が、国内展示会やWeb展示会(国内販路開拓を目的としたもの)、さらに 「沖縄大交易会2025」に出展する際にかかる費用の一部を助成します。
- 上限額:出展経験あり30万円・経験なし25万円・「沖縄大交易会2025」出展小間代全額 ● 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:公益社団法人神奈川産業振興センター 経営支援部 取引振興課「令和7年度県内企業 の国内展示会への出展支援(国内展示会出展助成事業)」
【鎌倉市】中小企業経営基盤強化事業費補助金
展示会や見本市、博覧会に出展する際の費用を補助します。対象は会場・ブースの使用料、装 飾費、備品レンタル料です。
- 上限額:30万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月1日~令和8年2月27日
出典:鎌倉市民防災部商工課「経営基盤を強化する事業を行う中小企業を支援します(鎌倉市 中小企業経営基盤強化事業費補助金のご案内)」
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/shoukou/keieikiban.html
15:新潟県
新潟県では、市ごとに中小企業の販路拡大を支援する制度があります。
【上越市】見本市等出展事業補助金
市内企業の技術・製品PRや販路開拓を支援します。
- 上限額:一般20万円/新市場開拓20万円/海外30~50万円
- 補助率:一般枠 対象経費の2/3(初回)・1/2(2回目)・1/3(3回目)、小規模事業者は2/3
(初回)・以降1/2、新市場開拓枠2/3、海外枠2/3
- 申請期間:令和7年4月1日~(予算枠に達し次第終了)
出典:上越市産業部産業政策課 上越ものづくり振興センター「令和7年度 上越市見本市等出展 事業補助金の募集」
https://www.city.joetsu.niigata.jp/uploaded/attachment/266745.pdf
【燕市】海外見本市出展サポート事業補助制度
燕市の中小企業の海外販路拡大を支援します。
- 上限額:75万円(初回)/50万円(2回目)/25万円(3回目※通算3回まで) ● 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月1日~令和8年1月30日
出典:燕市役所 商工振興課「燕市海外見本市出展サポート事業のご案内」
https://www.city.tsubame.niigata.jp/material/files/group/15/R7_kagaimihonitchi_chirashi.pdf
16:富山県
富山県で利用できる支援金は以下のとおりです。
小企業者組合成長戦略推進プログラム等支援事業
組合や組合員の展示会出展や新事業を支援します。
- 上限額:120万円(下限10万円) ● 補助率:対象経費の6/10
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:富山県中小企業団体中央会 本会流通・労働支援課「小企業者組合成長戦略推進プログ ラム等支援事業の公募について」
17:石川県
石川県で利用できる支援金は以下のとおりです。
ニッチトップ企業創出支援事業
産業競争力向上を目的に、ニッチ市場で国内外トップを目指す企業のために、展示会出展や販 路拡大などを支援します。
- 上限額:200万円
- 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:石川県商工労働部産業政策課「ニッチトップ企業創出支援事業 公募要領」
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/syoko/nichetop/documents/kouboyouryou_nicher7.pdf
18:福井県
福井県で利用できる補助金は以下のとおりです。
【坂井市】展示会出展支援事業補助金
市内中小企業者が展示会等へ出展する際に必要となる経費のうち、市が適当と認めた項目につ いて、その一部を補助します。
- 上限額:20万円
- 補助率:対象経費の1/2以内 ● 申請期間:令和7年4月1日~
出典:福井県坂井市商工労政課課「坂井市販路拡大支援事業補助金」
https://www.city.fukui-sakai.lg.jp/syoukou/jigyosha/shokogyo/shien/tenjikai.html
19:山梨県
山梨県で利用できる支援金は以下のとおりです。
海外展開支援事業
県内中小企業が海外市場に挑戦する際の経費を補助し、販路拡大や国際競争力強化を後押し します。
- 上限額:50万円
- 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:令和7年7月15日~10月31日(予算枠に達し次第終了)
出典:公益財団法人やまなし産業支援機構「海外展開支援事業費助成金交付要領」
https://www.yiso.or.jp/img/download/o-exhibition-yoryo.pdf
20:長野県
長野県では、展示会出展を通じた販路開拓を支援する制度が整備されています。
販路開拓助成金
小規模事業者が国内外やオンライン展示会に参加する際の経費を補助します。
- 上限額:国内・オンライン20万円/海外75万円 ● 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:令和7年8月4日~9月30日17:00
出典:公益財団法人長野県産業振興機構 経営支援本部 マーケティング支援部「小規模事業者 の展示会等への出展を支援します
販路開拓助成金(3次募集)の申請を受付けます」
https://www.pref.nagano.lg.jp/keieishien/happyou/documents/0805_hanro3.pdf
【佐久市】販路拡大支援事業
市内企業の市外・海外展示会出展を支援し、新規受注や販路拡大を促します。
- 上限額:国内10万円/海外45万円
- 補助率:対象経費の30%以内
- 申請期間:令和7年4月1日~令和8年3月31日
出典:佐久市 経済部 商工振興課「販路拡大支援事業事務取扱要領 」
21:岐阜県
岐阜県で利用できる補助金は以下のとおりです。
【岐阜市】見本市等出展補助金
市内中小企業やグループが見本市などの展示会に出展する際の経費を一部補助します。
- 上限額:10万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月1日~令和8年2月27日(予算枠に達し次第終了)
出典:岐阜市役所経済部商工課 工業振興係「販路拡大支援事業事務取扱要領 」
https://www.city.gifu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/779/r6.4.1youkou.pdf
22:静岡県
静岡県で利用できる補助金は以下のとおりです。
【静岡市】ものづくり産業の持続的な発展に向けた競争力強化事業補助金
市内中小製造業が国内外の大規模展示会に出展する際の経費を補助します。
- 上限額:国内50万円/海外60万円(補助回数:1年に1回限りで回数により減額) ● 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和8年2月27日まで
出典:静岡市経済局商工部産業振興課経営支援係「静岡市ものづくり産業の持続的な発展に向 けた競争力強化事業補助金交付要綱 」
https://www.city.shizuoka.lg.jp/documents/3751/9_youkou.pdf
23:愛知県
愛知県では、中小企業の販路拡大を目的とした補助制度が用意されています。
【大府市】がんばる事業者応援補助金制度
大府市内の中小企業や個人事業主を対象に、販路開拓や展示会出展などを支援し、経営基盤 強化を図ります。
- 上限額:20万円
- 補助率:対象経費の1/2以内 ● 申請期間:令和7年度まで
出典:大府市産業振興部商工業ウェルネスバレー推進課「大府市がんばる事業者応援補助金 制度の概要」
https://www.city.obu.aichi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/455/ganbarugaiyou.pdf
春日井市】展示会出展事業助成金
市内事業者のBtoB展示会出展(展示販売を行わないものに限る)を支援し、新規取引の獲得を 後押しします。
- 上限額:年間最大50万円
- 補助率:対象経費の50%以内
- 申請期間:事業完了日から90日以内
出典:春日井市産業部企業活動支援課「展示会出展事業助成金取扱要領」
https://www.city.kasugai.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/020/619/R7_tenzikai.pdf
集客率アップのための展示デザインに関する相 談を受け付けております。
24:三重県
三重県で利用できる補助金は以下のとおりです。
海外ビジネス展開支援補助金
展示会・商談会参加や海外向けPR活動を行う企業を補助し、海外販路拡大を後押しします。
- 上限額:100万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年8月20日~9月30日
出典:三重県雇用経済部企業誘致推進課海外展開支援班 「令和7年度海外ビジネス展開支援 補助金交付要領」
http://pref.mie.lg.jp/common/content/001193031.pdf
25:滋賀県
滋賀県で利用できる補助金は以下のとおりです。
中小企業経営革新等応援事業補助金
展示会出展などを通じた新規顧客獲得や市場開拓を補助します。
【一般枠】
- 上限額:50以上300万円以内 ● 補助率:対象経費の1/2以内
【企業間連携促進枠】
- 上限額:50~300万円
- 補助率:対象経費の2/3以内
【パイオニア認定制度枠】
- 上限額:100万円
- 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:令和7年度二次募集終了
出典:滋賀県商工観光労働部中小企業支援課 活性化推進係「中小企業経営革新等応援事業 補助金令和7年度募集案内(二次募集)」
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5546142.pdf
26:京都府
京都府では、環境技術や販路開拓を支援する制度があります。
3R技術開発等支援補助事業(販路開拓等分野)
3R推進や環境負荷軽減に取り組む事業を支援します。展示会出展も対象です。
- 上限額:20以上100万円以内(プラスチック代替製品に関わる場合20万以上150万以内)
- 補助率:対象経費の1/2以内(プラスチック代替製品に関わる場合2/3以内)
- 申請期間:予算枠に達し次第終了
出典:一般社団法人京都府産業廃棄物3R支援センター「別紙3 販路開拓等分野」
【宇治市】展示会出展支援助成事業
市内企業が製品を展示会でPRする際の費用を補助します。
- 上限額:40万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和8年3月31日まで
出典:宇治市産業振興課「2025年度 展示会出展支援助成事業 募集案内 」
https://www.city.uji.kyoto.jp/uploaded/attachment/45792.pdf
【福知山市】販路開拓支援事業補助金
市内の小規模企業者が自社商品やサービスの販路拡大を目的に、市外の展示会や商談会へ 出展する際、その経費の一部を補助します。
- 上限額:関西圏内(福井県含む)25万円/関西圏外15万円/海外20万円 ● 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:展示会など開催日の7日前まで
出典:福知山市役所産業政策部産業観光課産業振興係「福知山市農業者販路開拓事業補助金」
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/uploaded/attachment/31850.pdf
【八幡市】八幡を広めよう応援事業
市内企業の展示会出展を支援します。
- 上限額:20万円(国外の場合40万円) ● 補助率:対象経費の1/2
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:八幡市役所 建設産業部 産業振興室 商工観光課「八幡市の中小企業・商店街等の皆様 ため商工業活性化補助金」
https://www.city.yawata.kyoto.jp/cmsfiles/contents/0000010/10383/koufuyoukou.pdf
27:大阪府
大阪府では、万博を契機とした販路拡大や大規模商談会活用を支援しています。
大規模展示商談会活用事業(出展支援事業)
大阪のものづくり中小企業を対象に、国内大規模展示商談会での販路開拓を支援するため、講 習会の実施や出展経費の一部補助を行います。
- 上限額:25万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月3日~11月14日
出典:大阪府商工労働部中小企業支援室 ものづくり支援課販路開拓支援グループ「大規模展 示商談会活用事業(出展支援事業)について」
https://www.pref.osaka.lg.jp/o110070/mono/shuttenshien/index.html
中小企業展示商談会出展支援事業
万博を契機に、京阪神地域の展示商談会へ出展し販路拡大に挑む府内中小企業を支援しま す。
- 上限額:10~78万円(小間料金対象)
- 補助率:対象経費の2/3以内
- 申請期間:令和7年6月16日~10月31日
出典:大阪府商工労働部中小企業支援室ものづくり支援課販路開拓支援グループ「令和7年度 中小企業展示商談会出展支援事業費補助金募集要項」
https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/103578/bosyuuyoukou.pdf
各市町村の支援事業
大阪府では市町村単位でも独自の支援事業が実施されています。
【大阪市】新規展示会誘致助成事業 大阪市内での新規展示会を誘致し、中小企業に高度な商談機会を提供することで販路拡大と成 長を促します。
- 上限額:1,000万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年度募集終了
【豊中市】展示会等出展支援補助金
市内中小企業の展示会・見本市(オンライン含む)出展を支援します。
- 上限額:15万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和8年3月31日まで
【交野市】工業振興事業(展示会出展支援) 市外展示会に出展する中小企業を支援。
- 上限額:5万円
- 申請期間:随時(予算枠に達し次第終了)
出典:大阪市経済戦略局立地交流推進部国際担当「令和7年度 大阪市新規展示会誘致補助 金 募集要項」
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/cmsfiles/contents/0000644/644374/R7boshuuyoukou.pdf
出典:豊中市 都市活力部 産業振興課「豊中市展示会等出展支援補助金募集要領」
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/sangyoushinkou/hojokin/R7tenjikai.files/R70401youryou.pdf
出典:交野市 地域振興課「【中小企業向け】交野市産業振興事業補助金について」
https://www.city.katano.osaka.jp/docs/2014062500017/
28:兵庫県
兵庫県では、神戸市や姫路市を中心に中小企業の販路拡大を支援しています。
【神戸市】中小企業チャレンジサポート補助金
市内中小企業を中心とした企業グループが戦略的産業分野に挑戦する取り組みを支援します。
- 上限額:25万~150万円
- 補助率:対象経費の2/3以内 (直接人件費及び展示会等の経費に限る)
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:神戸市経済観光局工業課「2025年度 中小企業チャレンジサポート補助金 公募要領」
http://city.kobe.lg.jp/documents/79540/youryou.pdf
【姫路市】ものづくり販路拡大支援事業補助金
市内企業の優れた製品・技術を広く発信する展示会出展を支援します(国内・海外・オンライン・ 市内会場が対象)。
【国内展示会】
- 上限額:40万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
【海外展示会】
- 上限額:200万円
- 補助率:対象経費の2/3以内
【海外指定国展示会】
- 上限額:250万円
- 補助率:対象経費の2/3以内
【オンライン展示会】
- 上限額:20万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
【市内会場(アクリエひめじ)】
- 上限額:10万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年12月26日まで
出典:姫路市観光経済局商工労働部産業振興課 「頑張る姫路のものづくり支援 ものづくり販路拡大支援事業補助金」
https://www.city.himeji.lg.jp/sangyo/0000005813.html
29:奈良県
奈良県内では、市内事業者の新商品開発や販路拡大、地域資源を活かした製品づくりを支援す る補助金制度が設けられています。
【奈良市】中小企業地域資源活用等促進事業
奈良市内に拠点を持つ中小企業や小規模事業者が、地域資源を活用して新たな製品・サービス を開発したり、海外販路を開拓する取り組みを支援します。
- 上限額:200万円(広報・展示会費は海外展開に関するもののみ対象) ●
- 補助率:対象経費の1/2以内(小規模事業者の場合は2/3以内)
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:公益財団法人奈良県地域産業振興センター 金融・経営支援課「令和7年度中小企業地域 資源活用等促進事業助成金(中小企業地域資源活用等促進事業)【公募要領】」
https://www.nara-sangyoshinko.or.jp/creationbiz/pdf/kouboyouryou_R7.pdf
【香芝市】商品開発・販路開拓等支援事業補助金
香芝市内の事業者が、新商品開発や販路拡大に取り組む際の費用を支援します。展示会・見本 市・商談会などへの出展を通じて、地域の魅力を発信し販売力強化を図ります。
- 上限額:国内・オンライン展示会10万円/国外展示会25万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:予算枠に達し次第終了
出典:香芝市商工観光課商工観光係「香芝市商品開発・販路開拓等支援事業補助金」
https://www.city.kashiba.lg.jp/soshiki/15/7113.html
30:和歌山県
和歌山県で利用できる補助金は以下のとおりです。
国内展示会への個別出展支援補助金
県内中小企業が自社の製品やサービスを国内展示会で発表し、販路拡大を進める取り組みを 支援しています。
- 上限額:10万円以上50万円以内
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:※令和7年度募集終了
出典:和歌山市経営支援部 企業支援班「令和 7 年度 国内個別出展支援事業費補助金 募集のご案内」
31:鳥取県
鳥取県で利用できる支援金は以下のとおりです。
県外催事出展経費等支援
県外で開催される鳥取県フェアや見本市等に出展する事業者に対し、出展に必要な経費の一部 を支援金として補助します。
- 上限額(2日~7日以上):北海道・東北・関東・沖縄2万円~4.5万円/中部・近畿・四国・九 州・山口1.5万円~4万円/中国地方(山口・鳥取除く)5千円~3万円
- 申請期間:令和8年3月第1金曜日まで(予算枠に達し次第終了)
出典:鳥取県物産協会「県外催事出展経費等支援」
https://www.pref.tottori.lg.jp/262984.htm
32:島根県
島根県で利用できる助成金は以下のとおりです。
専門展示会出展助成金
製造業を中心とした中小企業の展示会出展を支援し、販路拡大を後押しします。
- 上限額:30万円(承認企業は90万円)
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月1日~随時
出典:公益財団法人 しまね産業振興財団 販路支援課 取引支援グループ「専門展示会出展助 成金募集要領(令和 7 年度版)」
https://www.joho-shimane.or.jp/files/original/20250402171948814cda55630.pdf
33:岡山県
岡山県で利用できる補助金は以下のとおりです。
県産品販路拡大支援事業
県内の中小・零細事業者による商品開発や県外展示会出展を支援します。展示会出展料、什 器・装飾費、パンフレット・チラシ制作費、新聞・雑誌広告費などが補助対象です。
- 上限額:10万円~25万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:岡山県中小企業団体中央会 イノベーション推進課 「県産品販路拡大支援事業募集要項」
https://www.okachu.or.jp/wp-content/uploads/2025/04/kensanpin_bosyuuyoukou.pdf
34:広島県
広島県で利用できる助成金は以下のとおりです。
【広島市】見本市等出展助成金
中小事業者が県外の大規模展示会に出展し、新しい販路を開拓する取り組みを支援していま す。
- 上限額:20万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:公益財団法人広島市産業振興センター 中小企業支援センター「令和7年度 見本市等出 展助成金(第2回)募集要項」
https://www.assist.ipc.city.hiroshima.jp/R7_2_mihonichi_bosyuuyoukou.pdf
35:山口県
山口県で利用できる助成金は以下のとおりです。
大規模展示会等出展費用助成金
県内の中小企業やその組合が、国内主要都市や海外での大規模展示会へ出展する際の費用 を支援しています。
- 上限額:組合として出展8万円/組合員企業等として出展5万円 ● 申請期間:令和8年1月30日
出典:山口県中小企業団体中央会「国内大都市圏・海外の大規模展示会等に出展予定の 組合・組合員企業の皆様へ 展示会等への出展に係る費用を一部助成します!大規模展示会等 出展費用助成金」
https://axis.or.jp/wp-content/uploads/2025/05/R7daikbojosei_leaflet.pdf
36:徳島県
徳島県で利用できる補助金は以下のとおりです。
【徳島市】中小企業販路拡大支援事業補助金
首都圏や海外などの大規模市場での販路拡大を目指す中小企業を支援します。見本市や展示 会といったBtoB向けの商談の場に出展する際の経費を補助し、販路拡大を後押しします。
- 上限額:国内展示会30万円/海外展示会50万円(一部販売を含む場合は国内15万/海外 25万)
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:徳島市経済政策課「令和7年度 徳島市中小企業販路拡大支援事業補助金-交付要領- 」
37:香川県
香川県で利用できる補助金は以下のとおりです。
【高松市】たかまつ地域産品販路開拓サポート補助金
特産品や伝統的ものづくり事業者が県外やオンライン展示会へ出展する際、販路拡大を目的に 経費の一部を補助します。
- 上限額:10万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月1日~令和8年1月30日
出典:高松市産業振興課「たかまつ地域産品販路開拓サポート補助金 」
38:愛媛県
愛媛県で利用できる補助金は以下のとおりです。
【西条市】地域産業競争力強化事業費補助金
県内中小企業が製品や技術の販路を広げるために、県外で開催される展示会や商談会への出 展を支援します。会場借上料、輸送費、広告宣伝費などが補助対象です。
- 上限額:国内展示会30万円/国外展示会:50万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:西条市産業振興課 経営支援係「西条市地域産業競争力強化事業補助金のご案内 」
https://www.city.saijo.ehime.jp/uploaded/attachment/77011.pdf
39:高知県
高知県で利用できる補助金は以下のとおりです。
事業戦略等推進事業費補助金
県内の中小企業が販路拡大や海外展開、人材確保などを進める際の取り組みを支援します。
- 上限額:200万円(賃上げ加算がある場合は+100万円)
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和8年2月27日まで
出典:公益財団法人高知県産業振興センター 経営支援・地産地消部 経営支援・地産地消課「令 和7年度 事業戦略等推進事業費補助金補助金のご案内」
https://www.pref.kochi.lg.jp/press1/2025040100044/files/file_2025412112244_1.pdf
40:福岡県
福岡県で利用できる助成金は以下のとおりです。
【福岡市】見本市等開催助成金
福岡市内のMICE施設における新規の見本市開催や既存イベントの規模拡大を支援し、ビジネ ス機会の創出と地域経済の活性化を促進します。
- 上限額:大規模見本市など1,000万円/中規模見本市・拡張見本市など200万円
- 補助率:施設使用料の1/2以内
- 申請期間:令和7年6月23日~令和7年12月26日
出典:公益財団法人 福岡観光コンベンションビューロー「令和 7 年度 福岡観光コンベンション ビューロー見本市等開催助成金募集要項(追加募集)」
41:佐賀県
佐賀県で利用できる補助金は以下のとおりです。
【佐賀市】販路開拓支援事業補助金
佐賀市では、中小企業等の販路拡大を促進し、産業活性化を図るため、県外やオンラインの展 示会出展、物産展出展などを支援しています。
- 上限額:国内・オンライン展示会15万円/海外展示会30万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:随時募集(対象経費の支払いを含め、事業は2月末までに完了が条件)
出典:佐賀市経済部 経済政策課 経営支援係「佐賀市販路開拓支援事業費補助金交付要綱」
https://www.city.saga.lg.jp/site_files/file/2025/202503/p1in2uqq951msjcoluv6lu92nu5.pdf
42:長崎県
長崎県で利用できる補助金は以下のとおりです。
【長与町】販路開拓支援事業補助金
長与町では、町内事業者の販路拡大や売上向上を目的に、町外で行われる公的物産展・展示 会・商談会等への出展を支援しています。
- 上限額:5万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:予算枠に達し次第終了
出典:長崎県西彼杵郡長与町 産業振興課 商工観光係「長与町販路開拓支援事業補助金に ついて」
https://webtown.nagayo.jp/kiji0035172/index.html
43:熊本県
熊本県では、地域産業の活性化や中小企業の販路拡大を目的とした補助制度が設けられてい ます。
くまもとクロスイノベーション協議会見本市等出展補助金
くまもとクロスイノベーション協議会では、会員が参加する見本市等への出展事業に対し、販路 拡大を支援する目的で、必要経費の一部を補助します。
- 上限額:国内20万円/国外30万円(異業種との連携による出展の場合一律40万円)
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年7月2日~令和7年9月29日
出典:くまもとクロスイノベーション協議会「くまもとクロスイノベーション協議会 見本市等出展補助金のご案内」
【熊本市】展示会等出展支援事業補助金
熊本市内の事業者が、海外(米国以外)の展示会や、海外バイヤー商談が可能な国内展示会に 出展する際の費用を支援し、販路拡大を後押しします。
- 上限額:20万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年募集終了
出典:熊本市経済観光局産業部経済政策課「熊本市展示会等出展支援事業補助金交付要綱」
https://www.city.kumamoto.jp/kiji00364636/3_64636_457860_up_6p8iq2bd.pdf
44:大分県
大分県で利用できる補助金は以下のとおりです。
【大分市】大分市販路拡大チャレンジ補助金
大分市内の中小企業が、県外や海外での展示会出展や商品開発などを通じて販路を拡大する 取り組みを支援します。
- 上限額:50万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月1日~令和8年3月17日(展示会等への参加については開催初日の14日前まで)
出典:大分市商工労働観光部創業経営支援課「令和7年度 大分市販路拡大チャレンジ補助金 募集要領」
https://www.city.oita.oita.jp/o155/shigotosangyo/kigyoshien/documents/03boshuuyouryou.pdf
45:宮崎県
宮崎県で利用できる補助金は以下のとおりです。
ものづくり企業海外販路開拓・拡大支援事業費補助金
県内のものづくり企業が、新規の海外市場開拓や既存販路の拡大に取り組む際の経費を支援し ます。採択企業には、専門コーディネーターによる伴走支援も実施されます。
- 上限額:50万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年5月8日~9月30日17:00
出典:宮崎県商工観光労働部企業振興課「令和7年度ものづくり企業海外販路開拓・拡大支援 事業費補助金募集要領」
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/documents/98152/98152_20250428082610-1.pdf
46:鹿児島県
鹿児島県では、県内製造業や市内企業の販路拡大を後押しするための支援制度が用意されて います。
鹿児島県ものづくり中核企業生産革新支援事業
県内の製造業を営む中小企業(中核企業または中核企業を目指す企業)が、生産性の向上や 新製品・新技術の開発に取り組む際の経費を支援します。
- 上限額:1,000万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年度募集終了
出典:鹿児島ものづくり中核企業生産革新支援事業「令和7年度ものづくり中核企業生産革新支 援事業」
https://monodukurityukaku.pref.kagoshima.lg.jp/
【鹿児島市】「メイドインかごしま」販路拡大推進事業
鹿児島市内の企業が県外やオンラインで行われる商談会・見本市・物産展などに出展する際の 経費を補助し、経営力強化や販路拡大を支援します。
- 上限額:10万円(個別企業またはグループ)
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:先着順
出典:鹿児島市産業局産業振興部産業支援課「補助金 中小企業者(製造業者)等のみなさまへ 令和7年度 鹿児島市「メイドインかごしま」支援事業」
https://www.city.kagoshima.lg.jp/san-shien/sangyo/shokogyo/sezogyonado/documents/r7chirashi.pdf
47:沖縄県
沖縄県で利用できる支援金は以下のとおりです。
【那覇市】中小企業者販路拡大支援事業
那覇市内の中小企業が県内外・海外・オンラインで開催される展示会や商談会、物産展へ参加 する際の経費を補助し、販路拡大を支援します。
- 上限額:県内外50万円/海外:100万円/オンライン25万円
- 補助率:対象経費の1/2以内
- 申請期間:令和7年4月11日~令和8年1月31日
出典:那覇市経済観光部 商工農水課 商工振興グループ「令和7年度 中小企業者販路拡大 支援事業助成金募集要項 随時募集 」
<h2>展示会に利用できる助成金・補助金の探し方</h2>
展示会出展に使える補助金や助成金は多くありますが、制度内容は毎年変わる可能性があり、 募集期間も限られています。効率よく活用するためには、探し方を知り、継続的に情報を集める ことが重要です。
国や自治体のWebサイトをチェックする
まず確認すべきは、国や自治体の公式サイトです。経済産業省や中小企業庁、各都道府県・市 区町村のページには最新の募集要項や締切が掲載されます。更新を見逃さないようにしましょ う。
「J-Net21」を活用する
中小企業基盤整備機構が運営する「J-Net21」は、全国の助成金や補助金の情報を横断的に探せる便利なサイトです。
助成金や補助金を国・都道府県・市区町村レベルで検索可能で、分野やフリーワードで絞り込み ができます。補助金探しだけでなく、経営改善や販路拡大のノウハウも学べるため、継続的に活 用したい情報収集ツールです。
出典:J-Net21https://j-net21.smrj.go.jp/
補助金検索サービスを活用する
民間が提供する補助金検索サービスも便利に活用できます。
現在公募中の制度だけでなく、今後募集予定のものまで確認でき、目的や地域ごとに絞り込み 検索が可能です。申請サポートや相談窓口を設けているサービスもあり、実際の申請作業の負 担を大きく減らせるのが特徴です。
商工会議所や産業振興センターに相談する
地域の商工会議所や産業振興センターでは、制度の紹介や申請相談を無料で受けられるケー スが多くあります。管轄の機関に相談するのが基本ですが、電話での問い合わせが可能な場合 もあります。
自社に合う制度を具体的に提案してもらえる可能性があるため、積極的に利用しましょう。
助成金・補助金の情報収集を行う
助成金や補助金の情報は、申請条件や締切をExcelなどに整理すると便利です。複数制度を比 較しやすく、締切を逃さずに対応できます。終了した制度も翌年再募集されることがあるため、定 期的に更新して一覧化しておきましょう。
展示会に関する情報収集もこまめに行おう
補助金だけでなく、展示会自体の情報収集も欠かせません。
展示会ポータルサイトや主催団体のSNSをフォローしておけば、出展募集の案内とともに関連補 助制度の情報が紹介されることがあります。年間スケジュールや来場者数の実績、開催風景な ども確認できるため、出展判断の参考になります。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、展示ブースのデザインを写真で掲載しています。 展示ブースデザインの参考にご覧ください。
展示会の助成金・補助金を利用する際の注意点
展示会に出展する際、補助金や助成金を活用すれば経費を大きく抑えられます。ただし、申請手 続きやルールを理解していないと不採択や補助対象外になる可能性があるため注意しましょう。
ここでは、補助金や助成金の利用時に注意しておきたいポイントを紹介します。
対象事業所・対象経費・スケジュール・申請方法をしっかり確認しよう
補助金や助成金には、対象事業者や経費の範囲が細かく定められています。たとえば「対面展 示会のみ対象(オンライン不可)」「出展料や装飾費は対象だが人件費は対象外」など、制度ごと に条件は異なります。
また、申請期限や実施期間も厳格に決められており、書類不備や提出遅れは不採択の原因にな ります。申請前には必ず募集要項を確認し、自社が要件を満たしているかチェックしましょう。
出展手続きの前に申請が必要なケースもある
助成金や補助金の一部では、展示会の契約や支払い前に申請し、採択後に契約を進める必要 があります。事後申請が認められない制度も多く、先に契約すると補助対象外になる恐れがあり ます。
一方で、契約後の申請を認める制度もあります。いずれにしても「申請のタイミング」の要件を必 ず確認し、スケジュールを逆算して行動することが重要です。
やるべきことや当日の流れも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
<h3>助成金・補助金を受け取るには審査を通過しなければならない</h3> 助成金や補助金は、申請しても審査に通らなければ受け取れません。採択後も実績報告と確定 検査を経て、支払いが行われます。
実績報告では契約書・請求書・領収書などの証憑資料が必要で、取引の実在性や正当性が確 認されます。さらに、現地検査で成果物の実在や活用状況を確認される場合もあるため、注意が 必要です。
こちらの記事では、イベントの企画書について解説しています。
初心者に向けた作り方や注意点も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
支払いは事業報告の完了後に行われる
助成金や補助金の多くは、事業終了後に実績報告を提出し、その内容が承認されてから支払わ れます。つまり、展示会の出展料や装飾費、交通費などは一旦自社で立て替える必要があります。
補助金を見込んで計画を立てる場合でも、まずは自己資金で対応できるよう資金繰りを準備して おかなければなりません。
基本的に助成金・補助金は併用できない
国・都道府県・市区町村など、さまざまな機関が補助金や助成金を提供していますが、同一の事 業や同じ目的に対して複数の制度を同時に使うことは原則禁止されています。ただし、事業の目 的がまつたく異なれば、それぞれの補助金を申請することは可能です。
まとめ
展示会に活用できる助成金や補助金は数多くありますが、探し出すのは簡単ではありません。 国や自治体の公式サイト、J-Net21、民間の検索サービスを利用したり、商工会議所や産業振興 センターへ相談するのがおすすめです。
ただし、申請手順や対象経費、スケジュール管理を誤ると期待する支援が受けられないこともあ ります。制度の仕組みを理解し、条件を整理したうえで計画的に準備すれば、展示会費用を大幅 に削減できます。補助金を最大限に活用して成果につなげましょう。
ブースデザインにお悩みなら、ぜひ株式会社リオエンターテイメントデザインへご相談ください。 当社は最新技術と表現力で来場者を惹きつける展示会ブースのデザインから施工、運営までを トータルでサポートします。
東京ビッグサイトや幕張メッセなどの大規模会場での実績も豊富にあり、安心してお任せいただ けます。展示会で成果を上げたい方は、ぜひ当社にご相談ください。
展示会の準備としてなにをすべき?スケジュールや当日の流れを解説
展示会の準備として求められるのは、出展目的の設定やスケジュールの作成、必要物品の手配を計画的に進めることです。この記事では、展示会後に行うべきお礼メールやアンケート分析、見込み客への効果的なアプローチ方法などを詳しく解説します。
展示会への出展準備を進める際、何から手をつければよいのか迷う方は多いでしょう。わずかな期間で準備を効率的に進めるためには、全体の流れや必要な作業を把握しておくことが重要です。この記事では、出展目的の設定や会期までのスケジュール作成など、最初に行うべき準備から解説します。展示会に関する準備や運営の流れを理解し、確実に成果を上げたい方はぜひ参考にしてください。
展示会の準備として最初に始めるべきこと
展示会の準備として、まずは出展する目的と目標をきちんと定めるところから始めましょう。新商品を知ってもらうのか、見込み顧客を集めるのかなど、出展の理由をはっきりさせます。
そのうえで「商談件数○件」や「名刺○枚」など具体的な数字を目標として設定します。こうした数字を基準にすると、終了後の成果検証がしやすくなります。達成可能な範囲で目標を定めれば、モチベーションの維持や成果につながりやすくなります。
加えて、会期までのスケジュールを作成し、誰がいつまでに何を行うのかを明記することも欠かせません。下記のような必要な業務を細かく洗い出し、スケジュールを作成しましょう。
- 展示会ブースの手配
- 集客施策
- 配布物の準備
スケジュールを作成すれば、作業の抜け漏れ防止にもなります。
来場者が集まるブースデザインの特徴も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
展示会出展までのスケジュール
出展するにあたってスケジュール作成が必要だとわかったものの、具体的に何をすべきかわからない人も多いでしょう。ここからは、出展前のスケジュールを次のように細かく分けて解説します。
- 出展1年~6か月前
- 出展6か月前~3か月前
- 出展3か月前~1か月前
- 出展1か月前~前日
区分ごとに何をすべきなのか、それぞれ紹介します。
出展1年~6か月前
出展の1年〜6か月前には、以下2点を進めていきます。
- 出展する内容を決める
- 展示会に申し込む
それぞれの内容について解説します。
出展する内容を決める
早い段階で展示内容を固めることが欠かせません。まずは発表する商品やサービスを選定し、それに合わせたターゲット層やコンセプトを設定しましょう。
集客目標の人数や必要な展示スペースの広さも明確にしておくと、その後の会場選びやブース計画がスムーズに進みます。展示会出展の少なくとも半年以上前に内容を決定できれば、展示物の準備や演出方法を計画的に進められ、全体の完成度を高めやすくなります。
展示会に申し込む
出展目的と目標を定めたら、その条件に合う展示会を選んで申し込みます。業界向けか一般消費者向けかなど、来場者の層やイベントのテーマを把握し、自社の商品やサービスと相性の良い場を選択することが重要です。
なお、人気のある展示会は早期に募集が締め切られる場合があります。出展枠を確保するためにも、エントリーは余裕を持って実施しましょう。
出展6か月前~3か月前
出展の3〜6か月前には、以下4つの準備に取り掛かりましょう。
- 出展ブースのレイアウトやデザインを決める
- 出展ブースの制作会社を決める
- 集客方法を決める
- ノベルティを作成する
ここからは、それぞれ何をすべきなのかを解説します。
出展ブースのレイアウトやデザインを決める
弊社デザイン実績:3〜6小間ブースデザイン例(27㎡〜54㎡)
集客効果を高めるために、ブースの位置や見せ方を早い段階で決めましょう。人の流れが多い入口付近や通路沿いは来場者の視線を引きやすく、足を止めてもらいやすくなります。装飾計画では、下記のポイントを細かく検討します。
- 導線
- 照明
- 商品の配置
- パネルの配置
- 商談スペースの位置
通路から見える部分に強いインパクトを持たせると、ブース内へ誘導しやすくなります。遠くからでも内容が把握できるよう、キャッチコピーや展示方法に工夫を加えましょう。
こちらでは、株式会社リオエンターテイメントデザインがご提供したブース事例をご紹介しています。
出展ブースの制作会社を決める
ブースの構成案や装飾が固まったら、施工を任せる業者を選定しましょう。一括でデザインから設営まで対応できる会社を選ぶと、打ち合わせの手間が少なくなり、担当者の負担も減らせます。
制作会社でお困りなら、株式会社リオエンターテイメントデザインにご相談ください。当社は、イベント・展示会のブース企画から施工、運営まで手掛ける専門企業です。
訪問者の関心を引くデザインに力を入れ、集客につながる空間づくりを重視しています。東京ビッグサイトや幕張メッセなど、大型会場での実績も豊富です。
株式会社リオエンターテイメントデザインは、リピート率8割以上のサポート力と提案力で、来場した方の足を止める展示会ブースをご提案いたします。ぜひご相談ください。
集客方法を決める
集客の方法を決めます。主な集客方法として挙げられるのは、次のとおりです。
- 案内状
- Webサイト
- SNS
- オンライン広告
- 交通広告
- 会場周辺のポスター
上記を組み合わせ、来場を促しましょう。当日は下記の手法を活用して、ブースへの誘導を図ります。
- 映像
- 音楽
- 展示パネル
- 配布物
- 紙袋
- ノベルティ
どのような手法を採用するにしても、来場者が思わず立ち寄りたくなるようにすることが重要です。
ノベルティを作成する
来場者の印象に残るきっかけとして、ノベルティの準備が有効です。手に取った瞬間に企業や商品を思い出せるような品を選び、展示会後のフォローにつなげましょう。
ただし、ノベルティの制作には時間がかかる場合があるため、早めに品目を決定し、業者に発注しましょう。加えて、リーフレットやパンフレットなど他の販促物も同時に準備を進めると効率的です。渡すタイミングや見せ方も計画に含めれば、受け取った人の関心をいっそう高められます。
出展3か月前~1か月前
出展の1〜3か月前には、以下5つの準備を進めましょう。
- チラシやパンフレットを作成する
- 人員手配をする
- シフトを決める
- 当日の搬入・搬出の手配をする
- 顧客へ案内状を送る
チラシやパンフレットを作成する
展示会に使用するチラシやパンフレットは、会期の2か月前には制作を始めましょう。ポスターや案内状、パネル、紙袋なども同時に準備を進めると効率的です。
外部へ依頼する場合は早めに発注し、必要なデータはIllustratorやPhotoshopなどで整えておきます。制作会社を選ぶ際は単価だけでなく、発注可能な最小ロット数も確認します。
希望する数量に対応できる業者を選べば、コストの無駄を防げます。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、ブースデザインだけでなく、チラシやノベルティーのプロデュースも行っています。ぜひご相談ください。
人員手配をする
会期中にブースを担当する人員は、規模や出展目的に合わせて計画します。1小間あたり1〜2名が一般的ですが、プレゼンや進行サポートが必要な場合は追加の人員を割り当てます。
シフトを決める
スタッフの配置が決まったら、休憩時間を含めたシフトを決めましょう。長時間の立ち仕事は体力的な負担が大きく、疲労も蓄積します。そのため、適度な交代時間を設定し、休憩中もブース対応が滞らないようにすることが大切です。
事前に交代順を決めておくことで、混雑時にも落ち着いて対応できます。
当日の搬入・搬出の手配をする
搬入は主に会期前日に行われるため、当日までに物品が到着するよう手配します。車で搬入する場合は、会場周辺の駐車場も事前に確認します。遠方からの場合は宅配便を利用し、到着日時や受け取り場所を事前に把握しておきましょう。
顧客へ案内状を送る
来場を期待する取引先や見込み客には、あらかじめ案内状を送付します。早めに送ることで相手もスケジュール調整がしやすくなります。
案内状には日時や場所のほか、出展内容なども記載して訪問したくなるポイントを盛り込みます。あわせて、自社WebサイトやSNSでも告知を行うと集客効果が高まるでしょう。
出展1か月前~前日
出展の1か月前から前日にかけて、以下4つの準備に取り組みましょう。
- 当日必要なもののチェックリストを作成する
- 備品の点検をする
- ブースの設営・機材テストをする
- リハーサルをする
ここでは、それぞれの準備で何が必要なのかを解説します。
当日必要なもののチェックリストを作成する
当日に慌てないためにも、必要物品を事前にリスト化しておきましょう。一例として、必要物品を下記にまとめましたのでご覧ください。
- 名刺
- ノベルティ
- 延長コード
- 脚立
- 文房具類
- 清掃道具
食品を扱う場合は紙皿や衛生用品、講演がある場合はPCや接続ケーブルも必要です。発注物は受け取り方法まで確認し、現場で不足が出ないようにします。
チェックリストは状況に応じて更新し、漏れを防ぎましょう。
備品の点検をする
持ち込む物品は、備品を事前に確認することも大切です。配布物に印刷不良や汚れがないか、機材が正常に動作するかを必ずチェックしましょう。
展示会当日は予備を買いに行く余裕がないため、前日までには確認を済ませます。必要数量が揃っているかを明確にし、不足があれば速やかに補充しましょう。
こうした準備を怠らないことで、当日のトラブルや運営の滞りを防ぎ、来場者への対応を途切れさせずに進められます。
ブースの設営・機材テストをする
ブースの設営と機材テストも当日までに完了させましょう。レイアウトどおりに物品を配置し、配線や照明の明るさ、展示物の見え方を確認します。遠目からの視認性も意識し、装飾や配置の微調整を行いましょう。
パンフレットやカタログは来場者が取りやすい位置に配置し、必要な道具や資料も整えます。設営段階で不具合を洗い出せば、本番当日に落ち着いて適切な運営が可能になります。
リハーサルをする
設営が完了したあとは、全員でリハーサルを実施します。担当ごとの役割を再確認し、担当以外のメンバーも製品やサービスの概要については話せるようにしておくとよいでしょう。
来場者対応の流れや想定質問への回答も練習し、不測の事態に備えます。説明マニュアルや想定問答集を用意しておくと、初めてのスタッフも安心して対応できます。
展示会出展時に必要なアイテム
展示会への出展は、自社の魅力を最大限に伝える絶好のチャンスです。しかし、限られた時間と空間で効果的に来場者へアピールするためには、多くの準備が欠かせません。出展するにあたって、必要なアイテムは次のとおりです。
- 展示物・什器
- PC・通信機器類
- 受付用看板
- 名刺受け箱
- アンケート用紙
- 運営マニュアル
展示物・什器
展示会で来場者の関心を引くためには、商品やサービスを見やすく展示できる什器が必要です。台や棚、スタンドなどの設置に加え、商品説明用のパネルや映像資料を準備すると理解度が高まります。
体験型のデモ機器やサンプルがあれば、実際に触れてもらうことで印象が強く残るでしょう。
PC・通信機器類
プレゼンや映像再生を行う場合は、安定して動作するPCや通信機器が欠かせません。万が一の故障に備えて、予備機を用意しておくと安心です。
ブース内プレゼン用の機材は自社で手配するケースが多いため、必要なケーブルや周辺機器も合わせて準備します。事前に動作確認を済ませ、当日にトラブルが起こらないようにしましょう。
受付用看板
受け付けの位置を伝える看板は、来場者をスムーズに案内するために必要です。「受付はこちら」などの案内を視認性の高い場所に設置すると、迷うことなく訪問してもらえるでしょう。
ブースデザインと統一感を持たせると、全体の印象もよくなります。印象がよければ、初めて訪れる人でも安心して立ち寄れるでしょう。
名刺受け箱
混雑時やスタッフが対応中の場合でも、名刺を受け取れるように名刺受け箱を設置します。後日連絡を希望する来場者が名刺を入れやすくなるよう、簡単な説明を添えると効果的です。
集まった名刺は見込み顧客の情報源となるため、回収や管理方法も事前に決めておきましょう。
アンケート用紙
アンケートは、来場者の意見を集める貴重なツールです。商品改善や今後の営業活動に活用できるため、設問内容は目的に沿って作成します。個人情報を記入してもらう場合は、利用目的をきちんと書いて適切に保管する旨を伝えましょう。
運営マニュアル
当日の運営を円滑に進めるためには、役割分担や進行スケジュールを記載したマニュアルが必要です。マニュアルには下記の情報を盛り込み、スタッフ全員が同じ内容を共有できるようにしましょう。
- 商品説明の台本
- デモの手順
- セミナーの時間割
マニュアルを紙で持参すれば、現場ですぐに確認できるため、トラブルにも落ち着いて対応できるでしょう。
展示会後に行うべきこと
展示会は、当日の集客や商談だけで終わりではありません。展示会の終了後は、以下3つのことを必ず行いましょう。
- 来場者に対するお礼のメール送信
- アンケートの集計・分析
- 見込み客へ最適なアプローチをする
来場者に対するお礼のメール送信
展示会が終了したら、来場者へ感謝の気持ちを込めたメールを早急に送ります。理想的には当日、遅くとも翌日中には送信しましょう。その際、画一的な文面ではなく、相手に合わせた内容にすると効果的です。ブースでの会話や質問内容、相手の業種や関心事項を盛り込み「このメールは自分のために書かれたんだ」と感じてもらえるよう工夫しましょう。こうした配慮によって、メールを開封してもらえる確率を高められます。
アンケートの集計・分析
展示会で回収したアンケートは、来場者の関心や要望を把握するのに役立つ資料です。まずはすべての回答を集計し、共通点や傾向を整理しましょう。
分析結果から、見込み度の高い顧客や興味関心の分野を分類できます。こうして得られたデータを次回の展示会企画に活用すれば、出展効果をさらに高められます。展示会だけでなく、営業戦略や商品改良にも役立ちます。
見込み客へ最適なアプローチをする
展示会後の営業活動では、見込み客の関心度に応じたアプローチを採用することが大切です。関心度に合った手法を取れば、見込み客とよりよい関係を築きやすくなります。
たとえば、購入や導入の意思が強い顧客には電話で連絡して感謝を伝えるとともに、商談日程を提案するとよいでしょう。一方、まだ検討段階の顧客には、メールマガジンや資料送付を通じて商品やサービスの情報を提供し、長期的な接点を保ちます。
関心度別に対応を分けることで、営業リソースを効率的に活用でき、成約の可能性を着実に高められます。
展示会を成功させるためのコツ
場者に足を止めてもらい、関心を持ち、商談へとつなげるためには、情報収集や教育までを含めた戦略が欠かせません。成功のコツは、下記のとおりです。
- 参加する展示会に関する情報収集を入念に行う
- 目標を数値化する
- 従業員に対して積極的に教育する
- 事前告知を積極的に実施する
- 来場者目線に立って準備をする
参加する展示会に関する情報収集を入念に行う
まずは、参加予定の展示会に関する情報を集めましょう。次のような情報を把握すれば、ブース構成や販促物の内容を計画的に決定できます。
- 会場の広さ
- 来場者の属性
- 過去の出展傾向
初めて出展する場合、雰囲気や流れを事前に知っておくことが安心感にもつながります。情報収集を怠ると途中で計画の修正が必要になり、コストや時間のロスが発生しやすくなるため、注意が必要です。
目標を数値化する
展示会の成果を判断するために、目標を数値で設定しましょう。150枚の名刺を獲得する、3件の成約を取るといった具体的な数値を決めると、会期中の行動指針が定まります。
また、数値化した目標は成果検証にも役立ち、次回出展時の改善ポイントを見つけやすくなるでしょう。
従業員に対して積極的に教育する
展示会の成功には、出展スタッフ全員が同じ方向を向いて動くことが欠かせません。そのためには、展示会の目的や役割分担、ブースでの対応方法などを事前に教育し、認識を統一しておく必要があります。
情報不足や認識のズレがあると、準備や当日の運営で混乱が生じやすくなります。説明会や研修を通じて、必要な知識とスキルを共有しておきましょう。
事前告知を積極的に実施する
多くの来場者に足を運んでもらうためには、展示会前の告知活動が重要です。招待状やメール送付に加え、自社サイトやSNSでも出展情報を発信しましょう。既存顧客や見込み顧客には、電話で直接案内するのも効果的です。
来場者目線に立って準備をする
展示会は企業のPRの場であると同時に、来場者が抱える課題を解決する機会でもあります。テーマや展示内容は来場者の関心やニーズを反映させ、必要な情報を短時間で伝えられる構成にしましょう。
目立つ位置にキャッチコピーや主要商品を配置し、配色やデザインも統一感を持たせることで記憶に残りやすくなります。人の流れを意識して動線を確保したり、手に取りやすい場所にサンプルやデモ機を配置したりする工夫も大切です。
こちらの記事では、展示会の面白い仕掛けによる工夫について解説しています。
考えるうえでのポイントも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
まとめ
展示会の準備において欠かせないのは、まず目的と目標をしっかりと設定することです。そのうえで計画的なスケジュールを立て、必要な物品を手配し、当日の運営体制を整えることが重要となります。
展示会が終了したあとには、お礼のメール送信やアンケート分析、見込み客への適切な営業活動を行いましょう。こうした準備・運営をスムーズに実行するためには、専門的な知識と経験が欠かせません。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、展示会ブースのデザインから施工、運営までをトータルでサポートします。担当デザイナーが初回打ち合わせから現場管理まで一貫して対応するため、人件費を抑えてお客様の要望を反映したデザインと運営を実現します。東京ビッグサイトや幕張メッセなどの大規模会場での実績も豊富にあり、安心してお任せいただけます。展示会で成果を上げたい方は、ぜひ当社にご相談ください。
展示会の効果測定方法を解説!成果を上げるポイントも紹介
展示会は、新規顧客の獲得やブランドの認知向上など、多くのメリットがあるマーケティング活動です。しかし、展示会出展の効果を最大限に得るためには、効果測定が欠かせません。
本記事では、展示会に出展すると得られる効果や、具体的な効果の測定方法、測定すべきKPI(重要業績評価指標)を解説します。また、展示会で成果を上げるためのポイントも詳しく解説します。展示会の出展を成功に導きたい方は、ぜひ参考にしてください。
展示会出展で得られる効果とは?
ここでは、展示会に出展すると得られる効果を4つ解説します。
新規見込み顧客の獲得
展示会では、自社サービスや製品に興味関心が高い顧客はもちろん、普段の営業活動ではアプローチが難しい企業や、自社を知らない潜在的な顧客も来場します。とくに、特定の業界やテーマに特化した専門展示会では、確度の高い見込み顧客との出会いが期待できます。
見込み顧客に対し、デモンストレーションや説明を通じて製品の魅力を来場者に直接アピールすることで効率的に獲得可能です。また、名刺交換やアンケートを通じて得られた情報は、展示会後のフォローアップに活用でき、将来的な顧客獲得も期待できます。
自社ブランドの認知拡大
展示会への出展は、自社ブランドの認知度を向上させる効果的な手段です。多くの来場者や業界関係者に対して、自社の製品やサービス、企業名、ブランドイメージを効果的に訴求できます。
とくに、下記のものは来場者の記憶に残りやすく、ブランド認知の向上が可能です。
- 魅力的なブースデザイン
- 印象的なキャッチコピー
- 目を引くデモンストレーションなど
また、メディアに取り上げられたり、SNSで情報が拡散されると、会場に当日来場していなかった層にも認知を広げられます。継続的に展示会に出展することで、業界内での存在感を高められ、ブランドイメージを確立できます。
展示会で効果的にアピールするためには、チラシやノベルティーの配布もおすすめです。
こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひお役立てください。
既存顧客との関係性強化
展示会は、新規顧客だけでなく、既存顧客との関係性を深める場としても活用できます。オンラインでのやり取りが中心の顧客担当者と、直接顔を合わせて話すことで、信頼関係をより強化できます。
既存顧客との関係強化を図りたい場合は、以下の施策が効果的です。
- 新製品や新サービスの情報を提供
- 既存顧客向けの特別な案内
- 既存顧客限定のノベルティを配布
展示会は、顧客のフィードバックや要望を聞ける貴重な機会でもあり、製品開発やサービス改善のヒントを得られます。継続的な取引につなげるためにも、既存顧客を意識したコンテンツの企画・提供も心がけましょう。
販売促進
展示会は、製品やサービスの販売を促進する効果も期待できます。たとえば、製品のデモンストレーションを提供することで、言葉だけでは伝わりにくい製品の価値や利便性のアピールが可能です。効果的にアピールできると、顧客の理解を深められ、購買意欲を高められます。
競合他社の製品と比較検討中の顧客に対しては、自社製品の優位性を直接訴求でき、選定の決め手となる情報を与えられます。とくに、展示会限定の割引キャンペーンや特典は、即時の成約につながる有力な手段です。
展示会出展における効果測定の重要性
展示会への出展には多くのコストと労力がかかります。
そのため、投じたリソースに対してどれだけの成果が得られたのかを正確に把握するために、効果測定が重要です。
効果測定を行えば、出展目的の達成度を客観的に評価できます。たとえば、新規見込み顧客の獲得が目標の場合、獲得件数と目標値を比較すると、施策の有効性を判断可能です。
また、効果測定の結果は、次回の展示会出展に向けた改善点を見つけ出すための貴重なデータです。どの施策が効果的で、どの部分に課題があったのかを分析すると、ブース設計や集客方法、フォローアップ体制などを最適化できます。
効果測定で得られた具体的な成果は、社内での予算獲得を円滑に進める説得材料としても有効です。展示会出展の投資対効果を証明でき、継続的なマーケティング活動としての承認を得やすくなります。
効果測定をしないと、出展の成果が曖昧になり、改善の方向性が見えにくくなります。展示会を単なるイベントで終わらせず、着実にビジネスの成果につなげるためにも、効果測定を丁寧に実施しましょう。
こちらの記事では、展示会のマーケティングについて解説しています。
準備からフォロー施策まで取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
展示会出展で測定すべき指標(KPI)とは?
展示会の効果を正確に測定するためには、適切なKPIを設定しましょう。KPIを展示会の目的や目標に応じて設定することで、成果を客観的に評価できます。ここでは、展示会の出展で一般的に測定される主要なKPIと測定方法を解説します。
来場者数
来場者数は、展示会全体ではなく、自社ブースへの来場者数を測定するKPIです。来場者数を正確にカウントするためには、ノベルティの配布数やブース内で行うミニセミナーの参加者数をもとにしましょう。
たとえば、展示会全体の来場者数が前回より増加したにもかかわらず、自社ブースへの訪問者数は減る場合があります。この場合、DMやSNS、自社サイトでの事前告知などの集客施策やブースデザインに改善が必要です。
一方、自社ブースの来場者が増えても、名刺獲得数や商談・受注件数の成果指標が伸び悩む場合もあります。このケースでは、見込み顧客を成約につなげるための仕組みや進め方に課題があると考えられます。
名刺獲得数
名刺獲得数は、自社ブース来場者で名刺交換をした数です。獲得した名刺の枚数をカウントします。ただし、自社の関係者や既存顧客、競合他社と交換した名刺は見込み顧客にならないため対象外です。
役職や部署、企業規模などで分類し、質の高い見込み顧客がどれだけ含まれていたかを分析しましょう。目標とするターゲット層からの名刺獲得率を高めると、展示会後の商談化率や受注率の向上につながります。
商談件数
商談件数とは、展示会をきっかけとして案件化、商談化した数です。担当者によって認識がずれないように、商談の定義を事前に決めておきましょう。
- 製品デモンストレーションの実施
- 具体的なニーズのヒアリング
- 見積もり依頼など
商談内容や確度も記録しておくと、フォローアップの優先順位付けに役立ちます。
受注件数
受注件数は、展示会をきっかけとして受注に至った件数で、最終的な展示会の成果です。受注件数を測定する際は、展示会後のフォローアップ活動を通じて獲得した受注を展示会経由のものとして紐づけましょう。
ただし、BtoB商材の場合、受注までの期間が長くなる傾向にあります。そのため、展示会の実施から3か月以内など期間を決めて追跡しましょう。
また、受注件数だけでなく受注金額もあわせて評価すると、展示会の成果をより多角的に評価できます。とくに下記の場合は、受注金額を組み合わせた評価が有効です。
- 取り扱う商材の価格帯が広い場合
- 顧客によって受注規模に大きな差が出る場合
受注件数と金額の両面から効果を測定することで、売上に直結する実質的な成果を正確に可視化できます。
アンケート回答数
アンケートの回答数は、来場者がどれだけ関心を持っているかを示す指標です。回答内容を分析すると、ターゲット層の解像度を高め、製品開発やマーケティング施策の改善につなげられます。
また、来場者アンケートは、見込み顧客の具体的なニーズや課題、製品・サービスへの関心度などを把握するのに役立ちます。
LTV(顧客生涯価値)
LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)は、一人の顧客が取引期間全体を通じて企業にもたらす総利益を示す指標です。LTVを算出するには、顧客の平均購入単価、購入頻度、継続期間などのデータが必要です。
展示会で獲得した顧客が、長期的にどれだけの価値を生み出すかを測ると、展示会の投資対効果を評価できます。
サイトアクセス数
サイトアクセス数は、自社Webサイトへのアクセス数がどの程度増加したかを測定する指標です。展示会の前後でアクセス数を比較して、認知拡大ができているか把握します。
サイトアクセス数を測定する際は、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを用います。展示会に関連するキーワードからの流入や、特定のページへのアクセス数などを分析しましょう。
SNSフォロワー数
SNSフォロワー数は、展示会をきっかけとしたSNSアカウントのフォロワー増加数を測定する指標です。フォロワー数の増加を通じて、ブランドへの関心・関係性の向上や、認知拡大を定量的に把握できます。
フォロワー増加を促したい場合は、展示会ブースでのSNSアカウント紹介や、ハッシュタグキャンペーンなどを実施しましょう。また、SNS上での言及数やエンゲージメント率もあわせて分析すると、展示会の話題性や波及効果も測れます。
メディアへの露出
プレスリリースの配信やメディアリレーション活動の効果を評価する指標です。具体的には、テレビやWebメディアなど、各種メディアに自社ブースが取り上げられた回数や内容を測定します。また、記事の論調や掲載媒体の見込み顧客数もあわせて分析しましょう。
メディア露出は、広範囲な認知度向上やブランドイメージの向上につながり、新規見込み顧客を獲得できる可能性もあります。
コスト
展示会出展にかかった総コストを正確に把握するのも、効果測定の前提として重要です。展示会のコストを評価する際は、下記のような展示会出展に関連するすべての費用を集計します。
- 出展料
- ブース設営費
- 販促物制作費
- 人件費
- 交通費
- 宿泊費
正確にコストを把握することで、適切な投資判断や次回の予算策定につながります。
展示会後の効果測定を行うには?
具体的な展示会後の効果測定の方法を解説します。
ROI(費用対効果)を算出する
ROIは「Return on Investment」の略です。投資した費用に対して、どれほどの利益が得られたかを示す指標です。ROIが高いほど収益性が高いと判断できます。ROIの算出は、展示会出展の成果を測定するために重要です。
具体的に、展示会出展におけるROIは以下のような計算式で示されます。
ROI(%) = 年間の税引後増分利益 ÷ 展示会にかかった総費用 × 100
利益は受注金額、展示会にかかった総費用は出展料・ブース設営費・販促物制作費・スタッフの人件費などで算出します。
ただし、BtoB商材の場合は受注までの期間が長いため、受注金額で利益・効果を算出するのは困難です。そのため、展示会出展の目的に応じて、来場者数や名刺獲得数、商談件数などの指標に置き換えて算出しましょう。
過去の展示会と比較する
複数の展示会に出展している場合は、展示会ごとのROIを比較しましょう。効果があった出展を把握できます。
ただし、出展規模・コンセプト・ターゲット層・市況感など、条件が大きく異なる場合は、単純比較が困難です。その場合は、同じ条件に近い過去のデータと比較し、今回の施策が前回と比べてどのような変化をもたらしたのかを検証しましょう。
たとえば、下記などを比較します。
- ブースデザインを変更した場合、来場者数や滞在時間の変化
- 集客方法を変更した場合、名刺獲得数や質の高い見込み顧客の割合の変化
比較したいデータは一覧表として整理しておくと、次回出展時に施策の選定や改善の参考資料としてスムーズに活用できます。
PDCAサイクルを実行する
展示会の効果測定は、一度きりで終わらせるものではありません。測定結果をもとに、以下のPDCAサイクルを回しましょう。
- Plan:計画
- Do:実行
- Check:評価
- Action:改善
効果測定で明らかになった課題に対して、具体的な改善策を検討します。次回の展示会で改善策を実行し、再び効果測定を行いましょう。
PDCAサイクルを継続的に実行すると、展示会運営のノウハウが蓄積され、より高い成果を期待できます。効果測定の結果や改善策は社内で共有し、組織全体で展示会運営のレベルアップを図りましょう。
展示会で効果を出すためのポイント
展示会で効果を出すために押さえるべきポイントを5つ解説します。
目的と目標は明確に
展示会の効果を高めるためには、まず出展目的を明確に設定することが重要です。目的にあわせてブースの設計や運営方法、アプローチするターゲット層が決まるためです。具体的には、以下のような目的を設定しましょう。
- 新規顧客を獲得したい
- 新製品の認知度を高めたい
- 既存顧客との関係を強化したいなど
目的が決まったあとは、目的を達成するための数値目標(KPI)を設定します。具体的な数値を掲げると、チーム全体の意識が統一され、施策の方向性が定まります。KPIの例は、以下のとおりです。
- 名刺獲得数〇〇枚
- 有効商談数〇〇件
- 受注金額〇〇〇万円など
目的と目標が曖昧な場合、効果的な戦略を立てるのが難しく、期待した成果を得られません。自社の課題と照らし合わせ、具体的かつ現実的な目的・目標を設定しましょう。
魅力的なブースを設営する
展示会では、数多くの企業が出展しています。来場者の足を止め自社ブースに引き込むためには、魅力的で目を引くブース設営が必要です。
ブースをデザインする際は、企業ブランドや製品イメージと一貫性を持たせ、ターゲット層に響くコンセプトを決めることがポイントです。遠くからでも目立つように、キャッチコピーや製品展示、照明も工夫しましょう。
また、来場者が気軽に入れるように、製品の体験やスタッフとのコミュニケーションを取りやすい動線設計も大切です。デモンストレーションスペースや商談スペースを適切に配置し、快適な空間を作りましょう。
来場者と深いコミュニケーションができ、滞在時間を延ばせると、関係性構築や顧客獲得につながります。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは「楽しい・面白い」空間を提供することはもちろん、
成功を実感していただけるようにサポート面も含めて努めております。
ご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
販促物やフライヤーを活用する
ブースで販促物やフライヤーを配布すると、来場者に自社の製品やサービスを覚えてもらえる効果が期待できます。後日検討してもらうためにも積極的に活用しましょう。
販促物やフライヤーを制作する際は、見込み顧客が抱える課題の解決策として自社製品を提示するといった、ストーリー性を意識することがポイントです。製品の特長や導入事例、顧客の声などをわかりやすくまとめ、魅力的なデザインで仕上げましょう。
また、より多くの来場者に受け取ってもらうためには、持ち帰りやすいサイズや形、展示会限定の特典情報を記載するなどの工夫も必要です。
事前集客をしっかりと行う
展示会で効果を出すには、どれだけ多くの見込み顧客を自社ブースに呼び込めるかにかかっています。そのため、展示会開催前に集客をしっかりと行いましょう。
たとえば、既存顧客や見込み顧客リストに対して、出展情報に関するメールやDMを送ります。メールやDMは単に出展に関する情報を記載するのではなく、見どころや特典など来場したくなる情報を告知しておくと効果的です。あわせて、WebサイトやSNSでも積極的に情報を発信し、来場を促しましょう。
なお、展示会によっては、出展社専用の集客支援サービスが用意されている場合もあるため、積極的に活用しましょう。また、プレスリリースの配信を通じて、メディアへの露出を図るのも事前集客につながります。
来場者へのフォローアップを行う
展示会で見込み顧客と名刺を交換したあとは、迅速かつ適切なフォローアップを行うと、商談化や受注につながります。
展示会終了後は、なるべく早くお礼のメールを送りましょう。名刺情報やヒアリング内容にもとづいて、見込み度合いの高い顧客から優先的にアプローチします。電話や訪問、オンラインミーティングなどを通じて具体的なニーズや課題を深掘りし、提案しましょう。
成果につなげるためには、名刺交換を通じて獲得した見込み顧客と継続的にコミュニケーションを取り、長期的な関係構築を目指す必要があります。
まとめ
展示会の効果測定をするためには、適切なKPIを設定する必要があります。展示会のKPIには来場者数や名刺獲得数などがあり、展示会の目的や目標に応じた設定が必要です。
あわせて、販促物やフライヤーを活用した事前の集客、来場者へのフォローアップも忘れずに行いましょう。また、KPIの達成には魅力的なブースの設営も重要です。
来場者の心をつかむブースづくりは、株式会社リオエンターテイメントデザインにお任せください。初回のヒアリングからデザイン進行、発注、現場管理まで、すべてをワンストップでサポートいたします。リピート率8割以上の実績を誇り、変化するご要望にも柔軟に対応いたします。
最新の技術とクリエイティブな表現を取り入れ「製品力」や「技術力」を最大限に引き出すブースをご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
【例文つき】効果的な展示会お礼メールの書き方を解説!
展示会で得た出会いをそのままにしていないでしょうか。名刺交換や会話を交わした来場者に対して、タイミングよくお礼メールを送ることで、信頼関係を築き、商談へとつなげられます。
しかし、いざメールを書こうとすると「何を書けばよいのか」「どの程度フォーマルにすべきか」と悩む方もいるのではないでしょうか。
本記事では、お礼メールの基本構成やすぐに使える例文、商談につなげるための実践ポイントを紹介します。展示会をきっかけに商談を生み出したい方は、ぜひ参考にしてください。
展示会後にお礼メールを送る目的は?
展示会後のお礼メールは、単なる儀礼的な挨拶にとどまらず、今後のビジネスにつながる重要な役割を担っています。ここでは、お礼メールを送る主な目的について解説します。
自社の印象を強く残す
お礼メールは、来場者に自社の印象を再認識してもらうための有効な手段です。展示会では多くの企業が出展し、来場者は短時間で多くの担当者と名刺交換を行います。そのため、時間が経つにつれ、印象が薄れてしまうことも少なくありません。
そこで効果的なのが、お礼メールによるフォローです。イベント直後にメールを送ることで「あのときの企業だ」と思い出してもらいやすくなります。さらに、当日のやり取りやデモの内容、具体的な質問などを盛り込むことで、より個別性のある印象を残すことが可能です。
たとえば「〇〇のデモンストレーションでは、△△の機能にご関心をお寄せいただき、熱心にご質問くださったことが印象に残っております。」といった一文を添えるだけでも、相手に個人的な印象を与えやすくなります。
見込み顧客の獲得につなげる
お礼メールは、展示会で出会った見込み顧客を商談や成約へとつなげる第一歩です。単に名刺交換しただけでは、そのまま関係が途切れてしまうことがありますが、丁寧なお礼メールを送ることで、継続的な接点を生むきっかけになります。
メールでは、展示会当日に伝えきれなかった製品の特徴や導入事例、実際のユーザーの声などを補足情報として盛り込むと効果的です。
こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひお役立てください。
効果的なお礼メールを送るためポイント7つ
展示会のお礼メールは、ただ送るだけでは十分な効果を得られません。ここでは、お礼メール作成のための7つのノウハウを紹介します。
展示会後すぐに送る
お礼メールは、展示会が終了してからできるだけ早く送るのが効果的です。理想的なのは当日中、遅くとも翌日中には送信することです。なぜなら、来場者の記憶が新しいうちにアプローチすることで、展示ブースでのやり取りや会話内容を鮮明に思い出してもらえるためです。
また、迅速にお礼メールを送ることで「対応の早い信頼できる企業だ」「自社のことを覚えてくれている」といった好印象を与えることにもつながります。とくに、競合他社も同様にお礼メールを送ってくることを考えると、他社より先にコンタクトを取ることは自社の印象を際立たせるうえで非常に重要です。
メリットが感じられるタイトルを付ける
お礼メールの件名は、受信者が最初に目にする情報であり、開封するかどうかを左右する重要なポイントです。 日々大量のメールが届くなかで埋もれてしまわないためには「自分にとって有益そうだ」と感じさせる件名を工夫することが欠かせません。
件名には「限定」「特別」といったキーワードや、来場者にとってのメリットを盛り込む工夫が効果的です。
見込み度合いに合わせて文面を変える
展示会で名刺交換をしたすべての来場者が、自社に強い関心を持っているとは限りません。なかには情報収集が目的だったり、挨拶程度のやり取りで終わった方もいます。
そのため、お礼メールは全員に同じ内容を送るのではなく、相手の見込み度合いに合わせて内容を調整することが大切です。
見込みに応じた対応の例は、下記のとおりです。
見込み度【高】(強い関心・具体的な質問あり)
- 会話の内容を振り返り、詳細資料や導入事例を案内する
- デモや打ち合わせなど、次のアクションを明確に提案する
見込み度【中】(興味はあるが検討段階ではない)
- 関心を持った製品に関する業界情報や活用事例を提供する
- メルマガ登録やセミナー案内など、軽い提案にとどめる
見込み度【低】(名刺交換のみ・会話少なめ)
- 来場への感謝自社の簡単な紹介を伝える
- 情報提供は控えめにし、まずは印象づけを目的とする
このように、関心度に応じたメールを送ることで反応率が高まり、見込み顧客の育成につながります。
自社ブースを思い出してもらえる言葉を記載する
展示会では多数の企業がブースを出展しており、来場者は短時間で多くの情報に触れます。そのため、メールの文面に、自社ブースや当日のやり取りを思い出せるような具体的な言葉を盛り込むのも効果的です。
具体的には下記のような情報を盛り込むと効果的です。
- 〇〇様からは、△△に関する貴重なご意見を頂戴し、大変参考になりました。
- 展示していた新製品△△について、熱心にご質問いただいたのが印象的でした。
こうした表現により「そういえばあの時の会社だ」と記憶を呼び起こし、メールの内容にも関心を持ちやすくなります。
展示商品の詳細URLを記載しておく
メール本文には、展示していた製品や、来場者の関心を引いたサービスの詳細情報が掲載されたWebページのURLを記載しておくことが大切です。
口頭やパンフレットでは伝えきれなかった内容も、Webサイトであれば網羅的に紹介でき、来場者の次のアクションにつながりやすくなります。
次のアクションを促すCTAを用意する
お礼メールの目的は、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、最終的には商談や成約といった次のステップにつなげることが重要です。そのためには、メールの末尾に、受信者に具体的な行動を促す「CTA(Call to Action:行動喚起)」を明確に記載する必要があります。
CTAを記載していることで、相手は次のアクションを起こしやすくなります。
効果的なCTAの例は下記のとおりです。
資料請求・ダウンロード
- より詳しい製品資料(PDF)はこちらからダウンロードいただけます。
- 展示会でお渡しできなかった導入事例集をご用意しております。
個別相談・デモンストレーションの申し込み
- 貴社の課題に合わせた個別相談会を随時開催しております。ご希望の日時をお知らせください。
- 製品の機能や操作感を実際にご確認いただけるオンラインデモをご案内いたします。
営業活動の成果を最大化するためにも、メールの締めくくりに効果的なCTAを設けておきましょう。
配信停止用リンクを設置する
お礼メールをはじめとする企業からのメールマガジンや案内メールを送る際には、特定電子メール法(特電法)の遵守が求められます。
具体的には、メールの末尾に「配信停止はこちら」といった文言とともに、配信停止手続きができるページへのリンクを設置することが義務付けられています。この配信停止用リンクの設置は、法律遵守の観点だけでなく、顧客との良好な関係を維持するためにも重要です。
お礼メールを送るまでの手順
展示会後のお礼メールは、ただ送るだけでは期待した効果を得られません。効果を最大化するには、事前の準備から配信後のフォローアップまでを計画的に進める必要があります。ここでは、メール配信までの手順を4つのステップにわけて解説します。
リードをセグメント分けする
最初のステップは、展示会で獲得したリード(見込み顧客)をセグメント分けすることです。すべての来場者に同じ内容のメールを送っても、関心やニーズが異なれば反応は期待できません。「とりあえず送っておく」ような発想は避けましょう。
たとえば「具体的に商談の話が進んだリード」「資料請求を希望したリード」「ただ名刺交換をしただけのリード」など、接点の深さや興味の度合いに応じて分類しましょう。さらに、業種や企業規模、役職などの属性情報も加えると、より精度の高いアプローチが可能になります。
メールの本文を作成する
次に、各セグメントに適切なメール本文を作成します。全員に同じテンプレートを使い回すのではなく、それぞれの関心や接点に合わせた内容にカスタマイズすることが大切です。
たとえば、商談が進んでいる相手には「次回の打ち合わせ日程のご提案」などがよいでしょう。名刺交換のみの方には「ご来場への感謝と自社サービスの概要紹介」など、相手の立場を意識した情報を意識しましょう。
メールを配信する
メールの本文が完成したら、いよいよ配信作業に移ります。ここで重要なのは、タイミングと配信ツールの選定です。展示会の記憶が新しいうちに届けるためには、1〜3日以内に送信するのが理想的です。
メール配信ツールを活用すれば、ステータス管理や開封率・クリック率の確認が可能です。配信リストを設定ミスや誤送信、重複送信を防ぐためにも事前のダブルチェックを徹底しましょう。
アフターフォロー
お礼メールの配信はゴールではなく、次のアクションへつなげるためのスタートです。そのため、メールを送った後には、開封状況やリンクのクリック状況などを確認し、反応の高いリードに対しては早めに追加の連絡をしていきましょう。
たとえば、資料をダウンロードしたリードには「ご不明点はございませんか?」とメールや電話でフォローします。一方、反応がなかったリードに対しても、一定期間を空けて再アプローチすることで、相手の関心を引き戻せる可能性があります。
お礼メールの基本構成
展示会後に送るお礼メールは、単に感謝の意を伝えるだけでなく、見込み顧客との関係を深める重要なコミュニケーション手段です。ここでは、効果的なお礼メールを作成するために押さえておきたい7つのポイントを紹介します。
1.件名
件名は、メールを開封してもらうための第一関門です。
「展示会ご来場のお礼|〇〇株式会社」や「【〇〇展示会】ご来場ありがとうございました」など、展示会名や会社名を明記し、内容がすぐに伝わるようにしましょう。
また「〇〇様とのお話を振り返って」など、相手に合わせた表現を入れると、開封率の向上が期待できます。
2.挨拶とお礼
本文の冒頭では、丁寧な挨拶と来場に対する感謝の気持ちを述べましょう。
「このたびはお忙しいなか、弊社ブースにお立ち寄りいただき誠にありがとうございました」など、敬意を込めた表現を心がけましょう。展示会名や開催日などもあわせて記載することで、相手の記憶を喚起しやすくなります。
3.展示ブースの写真画像
メール内に展示ブースの写真を挿入すれば、当日の様子を思い出してもらいやすくなります。「あのときの企業だ」と印象づける効果があり、記憶に残りやすくなります。
写真はあくまで補足的な役割のため、データの容量を抑えつつ、シンプルで清潔感のあるものを選びましょう。
4.具体的なやり取りの振り返り
展示会でのやり取りを簡潔に振り返ることで、メールが機械的な一斉送信ではなく、相手に向けた個別対応であることが伝わります。
たとえば「当日は〇〇についてお話させていただきました」「△△にご関心をお持ちでしたので、関連資料を添付いたします」といった一文を加えるだけでも、信頼感を高める効果があります。
5.フォローアップの提案
やり取りを振り返ったうえで、次のアクションにつながる提案を盛り込みましょう。
「〇〇の詳細について改めてご説明できれば幸いです」「来週以降でお時間を頂戴できる日程がございましたらご教示ください」など、相手に配慮した丁寧な提案を心がけましょう。
また、資料請求や製品デモなど、相手の興味関心にあわせたフォロー内容を提示すると、次へのステップへつながりやすくなります。
6.結び
メールの締めくくりでは、改めて感謝の気持ちを伝え、今後の関係性を前向きに築いていく姿勢を示しましょう。
「今後とも何卒よろしくお願い申し上げます」「引き続きご関心をお寄せいただけますと幸いです」などの表現が一般的です。
7.署名
最後に、会社名、部署名、氏名、電話番号、メールアドレスなど、基本的な連絡先を記載します。加えて、会社の公式サイトやSNSアカウントのリンクも添えると、興味を持った相手に追加情報を届けやすくなります。
お礼メールに設置しておきたいCTA
お礼メールには、次のアクションを誘導するためのCTA(Call To Action)を忘れずに設置しましょう。
たとえば「資料をダウンロードする」「無料相談を申し込む」「オンライン打ち合わせを予約する」など、相手が行動しやすくなるリンクやボタンを文中に自然に配置するのが理想です。
顧客別お礼メール例文集
展示会へのご来場者様へのフォローアップは、その後の商談化率を大きく左右する重要なプロセスです。ここでは、顧客の見込み度に応じたお礼メールの例文を紹介します。
見込みの高い顧客向け
展示会ブースで製品やサービスについて具体的な話ができた方や、導入時期・予算について言及があった方は、見込みの高い顧客といえます。この層には、スピード感のある個別対応が求められます。
お礼メールでは、当日の会話内容を踏まえたうえで、訪問やオンラインデモ、詳細資料送付など、次のアクションを明確に提案しましょう。
メールの例文
件名:【株式会社〇〇】〇〇展示会ご来場のお礼(株式会社△△様)
株式会社△△
〇〇様
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
株式会社〇〇の□□です。
先日は、〇〇展示会弊社ブースにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。
また、貴社〇〇様には、弊社の新製品「XXXX」につきまして、
具体的な導入イメージや現在抱えていらっしゃる課題について詳細にお聞かせいただき、
重ねて御礼申し上げます。
〇〇様からお聞かせいただいた△△に対する課題解決の一助となるべく、
「XXXX」の機能や導入事例について、より詳しくご説明させていただきたく存じます。
つきましては、下記日程のいずれかで貴社へお伺いし、
30分ほどお時間をいただくことは可能でしょうか。
・〇月〇日(〇)〇時~〇時
・〇月〇日(〇)〇時~〇時
・〇月〇日(〇)〇時~〇時
上記以外の日程でも調整可能ですので、ご都合のよい日程をお知らせいただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただけますようお願い申し上げます。
敬具
----------------------------------------------------
株式会社〇〇
部署名:□□部
氏名:□□ □□
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:xxxx@xxxx.co.jp
会社URL:https://xxxx.co.jp/
----------------------------------------------------
見込みが低そうな顧客向け
ブースで名刺交換はしたものの、会話が少なく情報収集が主な目的と思われる顧客に対しては、すぐに商談にはつながらなくても、まずは自社や製品・サービスを思い出してもらうことが大切です。
メールの例文
件名:【株式会社〇〇】〇〇展示会ご来場のお礼
ご担当者様
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
株式会社〇〇の□□です。
先日は、〇〇展示会弊社ブースにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。
弊社ブースでは、主力製品である「YYYY」をはじめ、
貴社の業務をサポートできる各種ソリューションをご紹介いたしました。
ご興味をお持ちいただけました製品やサービスがございましたら、
お気軽にお問い合わせください。
また、当日ご案内しきれなかった内容につきましては、下記URLより資料をご覧いただけますので、
ぜひご覧ください。
▼「YYYY」製品資料はこちら
資料ダウンロードURL
▼その他ソリューションに関する情報はこちら
企業サイトURL
今後とも、貴社のお役に立てる情報をご提供できれば幸いです。
まずは、ご来場のお礼まで申し上げます。
敬具
----------------------------------------------------
株式会社〇〇
部署名:□□部
氏名:□□ □□
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:xxxx@xxxx.co.jp
会社URL:https://xxxx.co.jp/
----------------------------------------------------
割引などの特典を提供する場合
展示会来場者限定の特典(割引、トライアル、セミナー招待など)がある場合は、それを切り口にお礼メールを送ることで、返信率や次のアクションへの移行率が高められます。
メールの例文
件名:【株式会社〇〇】〇〇展示会ご来場特典のご案内
株式会社△△
〇〇様
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
株式会社〇〇の□□です。
先日は、〇〇展示会にて、弊社ブースにお立ち寄りいただき、誠にありがとうございました。
多くのお客様にご来場いただき、盛況のうちに展示会を終えることができましたこと、心より感謝申し上げます。
つきましては、弊社ブースへお越しいただいた皆様へ感謝の気持ちを込めまして、
【展示会ご来場者様限定特典】をご用意いたしました。
----------------------------------------------------
【展示会ご来場者様限定特典】
特典内容:「ZZZZ」初期費用 通常〇〇円 → 〇〇円(〇%OFF)
対象期間:〇月〇日(〇)までのお申込み
お申込み方法:本メールにご返信いただくか、下記URLよりお申込みください。
特典お申込みURL
----------------------------------------------------
〇〇様が当日ご関心をお寄せくださった「ZZZZ」は、
貴社の課題解決に貢献できると確信しております。
この機会にぜひ、導入をご検討いただければ幸いです。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
まずは、ご来場のお礼と特典のご案内まで申し上げます。
敬具
----------------------------------------------------
株式会社〇〇
部署名:□□部
氏名:□□ □□
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:xxxx@xxxx.co.jp
会社URL:https://xxxx.co.jp/
----------------------------------------------------
展示会から効率的に商談獲得に繋げるためのノウハウ
展示会は、新規顧客との接点を生み出し、自社サービスや製品の認知度を高めるうえで非常に有効な手段です。ここでは、展示会から商談を効率よく獲得するためのプロセスについてご紹介します。
展示会
展示会では、まず「見込み顧客の獲得」が最優先の目標です。ブース設計やスタッフの対応力、資料の質など、来場者の興味を引く工夫が不可欠です。
また、来場者の情報を確実に取得するために、名刺交換やQRコードの活用、タブレットでの登録フォームなどを活用し、来場者情報を確実に取得しましょう。見込み度が高いリードには、その場でタグ付けすることも、後の追客で有効になります。
とくにチラシやノベルティは、展示会終了後も来場者の記憶に残りやすく、アプローチのきっかけをつくる重要なツールです。
新規顧客の獲得に役立つチラシとノベルティーについて解説しています。
お礼メール
展示会終了後は、できるだけ早くお礼メールを送信しましょう。理想的なタイミングは当日、遅くとも翌営業日中です。件名には「展示会ご来場のお礼」と記載し、本文では感謝の言葉に加えて、自社のサービスや提案内容を簡潔に再提示します。
メールの文末には「ご興味がございましたら、お打ち合わせの機会をいただければ幸いです」といった商談のきっかけとなる一文も添えましょう。
追客(開催3日後まで)
展示会から3日以内が、フォローアップの最重要期間です。来場者の関心が高いうちに電話やメールでフォローし、具体的な課題やニーズをヒアリングします。
この段階では「ご来場のお礼」「気になる点の確認」「資料送付」などをきっかけに接点を持ち、関心度の高い顧客にはアポイント提案を行うことが重要です。
リスト整理
展示会で得た名刺や登録情報は、すぐにデータベース化し、リードの属性や関心分野、会話内容などを記録しておきましょう。見込み顧客を「すぐにアポ取得可能」「検討中」「情報提供のみ」などに分類することで、後の営業活動の効率が大幅に向上します。
ナーチャリング
すぐに商談に至らなかった顧客に対しては、定期的に情報を提供しながら関係を維持・育成構築(ナーチャリング)していくことが大切です。メールマガジンやセミナー案内、導入事例の共有などを通じて、興味を持ち続けてもらえるよう働きかけましょう。
まとめ
展示会での出会いをビジネスチャンスにつなげるためには、タイミングよく、相手の関心度に応じたお礼メールを送ることが欠かせません。単なる挨拶で終わらせず、相手に「覚えてもらう」「信頼してもらう」「次の行動を促す」ことを意識することで、商談への発展率が大きく変わります。
また、本文や件名の工夫、見込み度に応じたアプローチ、CTAや詳細情報の記載など、細かな配慮を積み重ねることで、メールの効果を最大限に高められます。こうした「展示会後のフォロー体制」とあわせて、当日のブース設計や来場者との接点づくりも非常に重要です。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、イベントや展示会の出展において、担当するデザイナーが初回打ち合わせからデザイン進行、発注、現場管理を一括でサポートします。
また、無駄な人件費をカットするとともに、よりクライアントの要望に添ったデザインや現場管理の実現も可能です。来場者の心をつかむ導線設計や、記憶に残る空間づくりを提供しており「商談につながる展示会」を目指す企業様を全力でサポートいたします。
成功を実感していただけるようにサポート面も含めて努めております。
ご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
展示会マーケティングで集客・成約アップ!準備からフォロー施策まで完全解説
展示会マーケティングとは、自社製品やサービスの認知拡大やリード獲得などの成果を得るための活動です。メリットや注意点、取り組むタイミング、スケジュール、事前準備、効果的な接客施策、フォローアップ施策をご紹介します。
展示会マーケティングは、自社製品やサービスをアピールしたり、認知拡大やリード獲得などの具体的な成果を得たりするのに有効な活動です。実施する際、メリットや注意点を把握しておくのがポイントです。
本記事では、展示会マーケティングのメリットや注意点をはじめ、スケジュールや取り組むタイミングをご紹介します。そのほか、効果的な接客施策やフォローアップ施策もお伝えするため、展示会後に何をすべきかわからない場合はぜひ参考にしてください。
展示会マーケティングとは
展示会マーケティングとは、開催した展示会で自社商品やサービスを紹介してアピールする活動です。商品開発に携わる会社関係者が参加できるため、ただ商品やサービスを知ってもらうだけではなく、直接顧客とコミュニケーションを取りながら説明できます。
展示会マーケティングは、認知拡大やリード獲得、ブランディング、フィードバック蓄積などの具体的な成果を得るのに効果的です。複数社が参加する展示会に参加すれば、他社の動向を把握したり、市場トレンドを学習したりできるでしょう。
展示会マーケティングで得られるメリット
自社商品やサービスをアピールするための戦略に困った場合は、展示会マーケティングのメリットを把握したうえで、適したマーケティング方法を見つけましょう。ここでは、展示会マーケティングで得られるメリットを5つご紹介します。
短期間にたくさんの見込み顧客と接触できる
展示会は、多くの来場者が訪れる場であるため、短期間でたくさんの見込み客と関われるメリットがあります。展示会を開催する会場が大規模であれば、よりたくさんの見込み客と接触でき、リード獲得につながりやすいです。
他社の商品やサービスを目当てに来場した方も、展示会でのアピールをきっかけに自社商品やサービスに興味を抱いてもらえる可能性があります。
自社に興味のある人とピンポイントに会える
展示会に来場する方のなかには、もともと自社商品やサービスに興味のある方がいる可能性があり、ピンポイントに接触できる点がメリットです。すでに興味を抱いてもらっている状態で接客すれば、見込み客から新規顧客になる可能性が高いです。
顧客のニーズごとに最適な提案を行うと、顧客エンゲージメントの向上にもつながります。自社商品やサービスが展示会の趣旨に合っていれば、自社に興味のある方がより集まりやすくなるでしょう。
既存顧客との関係性も強化できる
展示会には、見込み客だけではなく、既存顧客も招待できます。新規顧客の獲得も重要ですが、既存顧客との関係性の強化も大切です。展示会であらためて直接顔を合わせてコミュニケーションを取ると、ロイヤリティの向上につながります。
展示会マーケティングは、新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客との関係を深める場としても活用できます。関係性を強化しておくことで、顧客が困ったときにも的確なサポートが可能になります。
既存顧客との関係性を見込み客が見て、信頼関係のよさを評価してもらえれば、新規顧客獲得にもつながりやすいです。
ほかのマーケティング手法との相乗効果が狙える
展示会マーケティングは、ほかのマーケティング手法と組み合わせれば、相乗効果が期待できます。たとえば、SNSマーケティングと組み合わせると、展示会前に投稿で来場を促し、展示会中はリアルタイムで情報発信をしてアピールが可能です。
展示会後は、どのような成果が得られたかSNSで報告できます。オンラインとオフラインの両方からアプローチすれば、より効率的にマーケティング戦略を展開でき、短期間で大きな成果が得られる可能性が高まります。
競合他社や市場の動向を直接調べられる
展示会には、自社だけではなく、複数他社も参加するのが一般的です。自社と同じ業界の競合他社の商品やサービスを直接観察でき、市場の動向を調べられる点がメリットです。
展示会全体を通じて、最新のトレンドを把握できるチャンスでもあります。展示会で収集した情報は、今後の商品開発や既存商品の改善などで生かせば、市場での競争力を上げられるでしょう。
展示会マーケティングの注意点
展示会マーケティングを実施する際は、メリットだけでなく注意点も把握したうえで、効果的な戦略を立てることが重要です。ここでは、展示会マーケティングの注意点を2つご紹介します。
費用と労力がかかる
展示会への出展は、多くの費用と労力が発生します。具体的にかかる費用は、出展費用に加え、ブースの装飾や設営費用、配布する資料やノベルティの制作費、人件費などです。展示会の規模が大きいほど、発生するコストと労力は膨らみやすいです。
展示会マーケティングを成功させるには事前準備が重要ですが、多くの工程をこなすのに労力がかかります。ただし、費用と労力を十分に費やせば、展示会当日はスムーズに顧客対応ができ、成果を上げられる可能性があります。
効果を予測しにくい
展示会は短時間で成果が得られる可能性がありますが、効果を予測しにくいです。多くの来場者と関わったとしても、すべてが商談につながるとは限りません。リード獲得数や成約数などを予測するのは難しく、かけた予算に対してリターンが十分である確証もありません。
効果を予測しにくい展示会マーケティングでは、KPIを設定することが大切です。最終的に目指す目標までの中間目標を設定すれば、定期的にリード獲得数や成約数などの効果をチェックし、実施している戦略が順調であるか評価できます。
展示会マーケティングに取り組むタイミング
展示会マーケティングは、展示会が開催される時期に合わせるのはもちろんですが、最適なタイミングを狙うのがポイントです。ここでは、展示会マーケティングに取り組む主なタイミングについて解説します。
新製品の発表時
新製品を発表する際には、展示会への出展が効果的です。さまざまなターゲット層に直接アピールできるうえ、実物を見てもらいながら説明できるため、資料だけでは伝わりにくい魅力もしっかり届けられます。
実際に商品やサービスを使っている様子を展示会で披露することで、来場者の興味を引き、成約につながる可能性があります。展示会にメディア関係者が集まれば、その場で成約に至らなくても、メディアへの露出をきっかけに成約数がアップするケースもあるでしょう。
新規事業の参入時
新たな事業をはじめるときは、展示会マーケティングの実施がおすすめです。新規事業に参入したばかりの時期は認知度が低いため、自社商品やサービスをアピールするのが難しいですが、展示会なら直接アピールできるため、認知度の拡大が期待できます。
同じ業界の競合他社の動向を調査して把握できるため、市場のニーズを知れるいい機会にもなります。新規事業をはじめたばかりでも、ブースづくりやプレゼン内容を工夫すれば、競合他社との差別化が図れるでしょう。
商社や販売店との共同出展も
展示会に参加する際、商社や販売店と共同で出展するのもおすすめです。メーカー自身が出店するケースがあれば、製造メーカーの代わりに商社や販売店が展示会に参加して、販売先を広める戦略もあります。
共同出展なら、販売店と費用を折半できるため、展示会マーケティングにかかる費用の負担を軽減できるメリットがあります。商社や販売店と人員の幅を広げられるため、とくにはじめて出展する場合は事前準備の労力の負担も抑えられるでしょう。
展示会マーケティングのスケジュール例
展示会マーケティングを実施する場合は、スケジュールを事前に確認し逆算していつから動き出すべきかチェックする必要があります。ここでは、展示会マーケティングのスケジュールについて解説します。
半年~4か月前には動き出す
展示会マーケティングの準備は、展示会の開催日から半年〜4か月前には動き出すのが望ましいです。展示会に出展するまでの工程は多く、準備期間を十分に確保する必要があります。
展示会によって異なりますが、出展の申し込みには期限が設けられているため、締め切り前に動かなくてはいけません。とくに、ブースの設計や制作には時間がかかるため、締め切り日を正確に把握して計画的に準備を進めることが重要です。
実際のスケジュール例
展示会マーケティングのスケジュールの一例は以下のとおりです。以下のスケジュールでは半年前から準備を進めていますが、規模が大きいブースを設営する場合は半年以上前から準備を進めなければいけないケースがあります。
展示会出展を成功させるための事前準備
展示会への出展を予定している場合は、準備段階で「目的の整理」から「実施・運営」までの流れを把握しておくことが重要です。ここでは、展示会マーケティングを成功させるための事前準備のポイントを6つご紹介します。
展示会はマーケティングの一環であることを共有する
展示会への出展は、ただ自社商品やサービスの宣伝を行う営業活動ではなく、最終的に成約につなげるためのマーケティングの一環であると共有するのがポイントです。部署やチーム内で認識を統一してもらうことで、より一丸となって出展に取り組めるでしょう。
出展の目的を明確にする
展示会では、ただ自社商品やサービスを宣伝するだけではなく、目的を明確にしてから出展の準備を進めることが重要です。設定した目的に合わせて準備を進めれば、何をすべきか明確になり、より効果的なマーケティングを実現できます。
展示会の目的を売り上げ増加と設定した場合、目標を達成するための具体的な目標を設定することが大切です。たとえば、自社に興味のある顧客を獲得する、自社商品やサービスの認知度を高めるなどが挙げられます。
目的に沿った目標とKPIを設定する
出展する目的に沿って目標とKPIを設定すると、出展後に何をもって目的を達成しているか評価しやすくなります。一般的なKPIの指標は、訪問者数、リードや名刺獲得数、商談数、アンケート数などです。
ただし、目的によって最適なKPIが異なるため、チーム内で適切なKPIの設定について話し合う必要があります。たとえば、新規顧客の獲得を目的とする場合、見込み客を増やすために多くの来場者を集めることを目標とし、KPIには「来場者数」を設定するとよいでしょう。
商材にマッチした展示会を選ぶ
出展を成功させるには、自社商品やサービスにとって最適な展示会を選ぶのがポイントです。どの展示会に出展すればよいかわからないときは、展示会のテーマや規模、出展にかかるコストなどに着目しましょう。
展示会のテーマからは、来場予定の方々のプロフィールや、どのターゲットを狙った展示会なのか推測できます。展示会のニーズが自社のターゲット層と一致していれば、商材にマッチした展示会といえるでしょう。
出展にかかるコストと、出展後に得られる成果を比較して、費用対効果があるか分析するのもポイントです。コストに対して得られる成果が大きいと予測できる場合は、展示会マーケティングが成功する可能性が高まるでしょう。
商材や会社のイメージに合ったブースを考える
参加する展示会が決定したら、自社商品やサービス、会社のイメージに合ったブースを考える必要があります。見た目はもちろんですが、機能的にも魅力的なデザインを施すことで、競合他社との差別化が図れます。
会社のイメージをブースに反映させれば、はじめて自社の存在を知った来場者に、自社のイメージが視覚的に印象として残りやすいです。当日に成約につながらなくても、自社のことが気になり後日商談につながる可能性もあります。
ブースデザインの事例
株式会社リオエンターテイメントデザインは、さまざまな企業の出展ブースのデザインを手掛けています。過去のブースデザインを手がけた展示会の事例は、食品開発展や広告宣伝EXPO、SPORTEC2024、HR名古屋などです。
食品開発展のブースは、白色と紫色を基調としたスタイリッシュなデザインが特徴です。適度に照明を設置して明るさを十分に確保し、商談スペースを広く設けているため、スムーズに商談へと移行できるメリットがあります。
広告宣伝EXPOのブースは、さまざまな企業5社のデザインを施工しています。会社のイメージを強調したデザインや、商談スペースの充実さに着目したデザインなどさまざまです。
SPORTEC2024のブースは、ITシステムを取り扱う企業のイメージに沿って、白色を基調としたハイテクな雰囲気のあるデザインが特徴です。デスク下に照明を設置しており、明るさを十分に確保したうえで近未来感を表現しています。
HR名古屋のブースは、白色と青色を基調とした清潔感のあるデザインを施しています。白色の背景には自社サービスを使うメリットやキャッチコピーがデザインされており、シンプルなテキストで目に入りやすいです。
食品開発展の出展ブースデザイン事例はこちらからご覧ください。
広告宣伝EXPOのブースデザイン事例はこちらからご覧ください。
SPORTEC2024のブースデザイン事例はこちらからご覧ください。
こちらの記事では、展示会ブースのパネルデザインのコツについて解説しています。
効果的に集客する方法も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
事前集客で来場を促す
ブースへの訪問者を増やすためには、事前集客に力を入れるのがポイントです。そもそも展示会の存在や開催日を知らない方もいるため、事前集客で開催する旨を知ってもらい、自社商品やサービスに興味を持ってもらいましょう。
事前集客の方法には、案内状、SNS、オウンドメディア、プレスリリースなど、さまざまな種類があります。とくに、SNSやオウンドメディアなら、不特定多数の方々に来場を促しやすいです。
既存顧客に来場を促したい場合は、案内状やメールなどの手段が効果的です。パーソナライズされたメッセージで事前集客すれば、ロイヤリティの向上につながりやすく、来場したい気持ちを高められる可能性があります。
展示や接客の本番前リハーサルを行う
展示会のブースやノベルティなどの準備ができたら、当日を迎える前に展示や接客のリハーサルを行うのが大切です。どこに何を設置したり展示したりするかを確認しておくことで、当日になって商品や会社のイメージと異なるという事態を避けられます。
また、自社ブースへの呼び込み方や接客対応するスタッフを決めて、実際にリハーサルしてみましょう。簡易的にブースを再現してリハーサルし、説明の長さや資料の場所、顧客対応の適切さを評価することがポイントです。
展示会実施中に行いたい効果的な集客・接客施策
展示会当日を迎えて、集客や接客で具体的に何をすべきか明確にすれば、スムーズに商談につなげて目的の達成につなげられます。ここでは、展示会の実施中に行うべき集客や接客施策を2つのポイントに分けて解説します。
株式会社リオエンターテイメントデザインではチラシやノベルティのプロデュースも行っていますのでぜひご相談ください。
ブースに立ち寄ってもらうための工夫
展示会マーケティングを成功させるには、まずブースに立ち寄ってもらうのが重要です。ブースへの訪問者を獲得するには、3つの工夫を施すとよいでしょう。
こちらの記事では、展示会で集客を成功させるアイディアについて解説しています。
企業が失敗する5つの理由も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
ブース前で呼び込みを行う
ブースに足を運んでもらうには、ブースの前で呼び込みを行う必要があります。ただ呼び込むのではなく、スタッフの配置や声かけを工夫して、ブース内に足を運びやすい雰囲気をつくることが大切です。
来場者のなかには、自社を気になっていてもなかなか入れない方がいる可能性があるため、積極的にひと声かけましょう。ただし、やり過ぎた呼び込みは不快感を与える原因となるため、あまりしつこく声をかけないように注意が必要です。
フライヤーやノベルティを配布する
呼び込みの際に、フライヤーやノベルティを配布してアピールするのがポイントです。フライヤーやノベルティは、企業名や商品説明が記載されているものがほとんどであり、展示会終了後も形として残ります。
実用性のあるノベルティなら、もともと自社に興味がない来場者でも受け取ってくれる可能性が高いです。日常生活でノベルティを使ってもらえれば、企業名が目に入る機会が増えて、自然と認知拡大につながるでしょう。
プレゼンテーションやデモンストレーションをする
自社商品やサービスへの興味をより引くために、プレゼンテーションやデモンストレーションを行うのが効果的です。具体的な商品説明を行う機会になり、魅力的な機能や便利さなどをアピールできます。
来場客が体験できるブースを設ければ、より強い印象を残せたり、リアルな感想をその場で聞けたりします。プレゼンテーションやデモンストレーションの様子を見て、そのほかの来場者が興味を抱いて集まってくる可能性も期待できるでしょう。
来訪者との関係づくりと情報収集
展示会では、来訪者との関係を築いて情報を収集するのが重要です。展示会で収集した情報は、終了後のアフターフォローで役立ちます。関係づくりと情報収集のポイントは主に2つです。
名刺交換時にヒアリングをする
企業を対象に開催される展示会では、企業の関係者同士で名刺交換する場があります。名刺を交換するときは、関係づくりと情報収集を目的にヒアリングするのが大切です。
名刺交換の際は、ただ名刺を交換してコレクションするのが目的ではないのを把握しておきましょう。交換した名刺は、見込み顧客の選別につなげるための情報の1つと捉えるのがポイントです。
アンケートで関心やニーズを把握する
アンケートの主な目的は、一人ひとりの見込み度合いや見込み客へのアプローチ方法を明確にすることです。たとえば「すぐに商品を使いたい」「サービス導入の決定権を持っている」といった情報がわかれば、その顧客の優先度は高くなります。
アンケートを作成するときは、回答率を上げる質問を設けるのがコツです。質問が多すぎたり質問文が長すぎたりすると、回答に手間がかかってしまい回答率が下がってしまいます。
チェックマークのみで回答できるように複数の選択肢を設けて、詳しく記入したい方に向けてその他の欄を設けましょう。
展示会後にやるべきフォローアップ施策
展示会が終了したら、当日にアプローチしきれなかった顧客に向けて、フォローアップする必要があります。あらためてアピールすることで、当日は制約に至らなくても、のちに成約につながり新規顧客獲得につながる可能性があります。
ここでは、展示会後に行うべきフォローアップ施策を4つのポイントに分けて解説します。
展示会の様子を記事や動画で発信する
展示会を行ったあとは、当日の様子を記事や動画で発信すると、効果的にフォローアップできます。展示会の様子をまとめた記事や動画は、振り返りだけではなく、展示会に来場できなかった方にもアプローチできる施策です。
展示会の様子をまとめるときは、アンケート結果から多かった回答を紹介したり、ヒアリングの際に多かった質問を発信したりするとよいでしょう。展示会が終了してから期間を空け過ぎないように、事前に記事の内容を決めておくこともポイントです。
また、動画で展示会の様子を発信したい場合は、プレゼンテーションやデモンストレーションの様子をコンテンツとしてSNSなどで投稿するのが効果的です。
リード情報を整理し優先順位を付ける
来場者に対するヒアリングやアンケートの結果から、リード情報を整理して優先順位を付けるとアプローチすべき見込み客が明確になります。興味度合いは、今すぐ・そのうち・まだまだのいずれかに振り分けるとわかりやすいです。
今すぐ導入・利用したい顧客ほど、アプローチすべき優先度が高いです。優先順位が高い見込み客へのアプローチは、展示会が終了してから時間を空けずに行うと、気持ちが変化する前に成約へとつなげられる可能性があります。
優先順位に応じたアプローチを行う
リード情報を整理して優先順位が明確になったら、アプローチ方法を決める必要があります。顧客によってアプローチ方法を使い分けることで、より効果的なフォローアップを実現できるでしょう。アプローチ方法には主に5つあります。
お礼メール
お礼メールは、見込み顧客全員に展示会当日中に送るのがポイントです。展示会での記憶が繊細なうちにお礼メールを送信すれば、自社商品やサービスへの興味や購買意欲が低下する前にアプローチできます。
一人ひとりに合った内容で送ると、好印象につながりより強い興味が引ける可能性があります。
メルマガ
メルマガは、定期的に自社商品やサービスに関する情報を発信でき、中長期的なアプローチに適しています。来場者のなかでも、利用しようか悩んでいる顧客や、まだまだ導入は考えていない顧客に適切なアプローチ方法です。
さらに細かく分類すると、悩んでいる顧客には商品説明や導入事例、まだまだ利用を検討していない顧客には役立つ情報を発信するとよいでしょう。
ステップメール・DM
ステップメールやDMは、開封率が高く情報を的確に発信したい場合に最適です。展示会後にどうしても知って欲しい情報があれば、ステップメールやDMでアプローチすることがポイントです。
ステップメールやDMでアプローチする場合は、電話と組み合わせてフォローアップするケースがあります。必ずしも電話に出られるとは限らないため、ステップメールやDMで後日電話する旨を伝えてから電話をかけると、出てもらえる可能性が高まるでしょう。
電話
電話は、展示会後にじっくりヒアリングしたいときに効果的です。後日電話で対応すれば、顧客の悩みも深くヒアリングできるため、優先順位の高いリードに対してアプローチすれば成約につながる可能性があります。
全員に電話をかけると時間がかかるため、商品やサービスの導入の決定権を持っている方を優先してアプローチすることがポイントです。導入のために許可をもらうという段階を省けるため、すぐに成約につながりやすいです。
SNS
SNSは、気軽に情報収集したい方に向けて情報を発信できます。企業の公式アカウントがある場合は、展示会でフォローキャンペーンを実施することで、フォロワー数が増えて定期的に自社の投稿を目にする機会を増やせます。
見込み度合いが低い顧客に対してもアプローチできるため、自社商品やサービスに興味を持ってもらえるきっかけづくりにつながりやすいでしょう。
フォローアップは継続的に行うこと
展示会後のアプローチは、お礼メールを送って終了ではなく、見込み客に対して継続的に行うのが大切です。反応が強かった顧客は、すぐに営業部に引き継いでより迅速に対応するのがポイントです。
反応がなかった場合でも、DMやメルマガなどで継続的にアプローチすれば、今後自社商品やサービスに興味を抱いてもらえる可能性があります。ただ継続的に行うのではなく、一人ひとりに適したアプローチ方法を続けて行うことが重要です。
展示会マーケティングの効果測定の方法
展示会が終わったあとは、事前準備で設定した目的を達成できているか評価するために、効果測定を行う必要があります。ここでは、展示会マーケティングの効果測定の方法を3つのポイントに分けて解説します。
KPIの達成度を評価する
効果測定では、出展する目的を達成するために定めたKPIの達成度を評価します。展示会におけるKPIは主に6つあります。KPIは出展する目的によって異なるため、適切なKPIを設定したうえで効果測定を行うのがポイントです。
訪問者数
訪問者数は、自社ブースに訪れた方の人数を指します。カウンターでチェックするスタッフを配置しない限り、訪問者数を正確に数えるのは難しいため、パンフレットやノベルティの配布数から訪問者数を推計するケースが多いです。
展示会全体の来場者数に対して訪問者数が少ない場合は、事前集客の方法に課題があると考えられます。訪問者数が多くても、商談件数が少なければ商談までのアプローチ方法の見直しが必要です。
リード・名刺獲得数
リードや名刺獲得数は、見込み客や新規顧客の獲得を目的に出展しているケースに最適な指標です。名刺の獲得数は、既存顧客や競合他社の名刺を除いた枚数を指します。
交換した名刺のなかでも、決裁権のある役職の方ならスムーズに成約に進められる可能性が高いです。名刺交換をしたからといって必ずしも商談につながるとは限らないため、成約につながりやすい方を見極めてアプローチしましょう。
アンケート回答数
アンケート回答数は、自社ブースに訪れた方から得られた回答数です。名刺交換では顧客の情報のみ収集できますが、アンケートでは顧客の情報に加え自社商品やサービスを実際に利用した感想、現時点での購買意欲の度合いなどを収集できます。
アンケートの回答結果から、顧客のニーズに応じてアプローチが可能です。仮に厳しい評価があっても、次回出展する際に改善して再度挑戦できます。商品やサービス自体の改善にも活用でき、さらなる成果につながる可能性があります。
商談数
商談数は、展示会で案件化した商談や展示会後に行った商談の件数のことです。商談といっても、商品やサービスの説明を行ったケースをカウントする場合や、具体的な見積もりを実施したケースをカウントする場合などさまざまです。
自社にとっての商談数を明確にするために、事前準備の段階で商談数としてカウントする基準を設けるとよいでしょう。展示会でのプレゼンテーションの実施回数を商談数とするなら、終了後すぐに集計が可能です。
受注数
受注数は、展示会で自社商品やサービスの受注成立に至った件数を指します。企業を顧客にした場合の受注数は、成立までに時間がかかる傾向にあるため、効果測定の期間を数か月間設ける必要があります。
受注数に加えて受注金額も指標として設定することで、成果の把握がより適切に行えます。受注数が多くても、受注金額が目標に達していないケースがあるためチェックが必要です。
LTV
LTVは、顧客が自社と取り引きしてから終了するまでにもたらした価値を指します。LTVの算出方法は、平均購入単価×粗利率×1年間の購入頻度×継続年数です。
LTVは、取り引き期間が長ければ長いほど、安定した収益の確保につながります。商品によっては年単位で関係性を築くケースがあり、その場合中長期的な効果測定が求められます。
ROI(費用対効果)を算出する
展示会におけるROIの算出方法は、利益・効果÷展示会の総費用です。展示会の総費用には、出展費用やブースの運営費、資料やノベルティの制作費、人件費などが含まれます。
展示会での成果があっても、コストと照らし合わせて見合っていなければ、費用対効果は得られなかったということになります。複数の展示会に参加したときは、各会場でのROIを比較してみましょう。
数値では測れない項目も評価しよう
来場者や会場スタッフからのフィードバックなど、数値化できない項目も評価しましょう。自社商品やサービスに関する意見だけではなく、展示内容や接客についての意見も集まれば、今後の出展や商品の改善などで役に立ちます。
実際にブースを運営した自社スタッフからの感想や学びも評価すると、スタッフ目線での改善点やよかった点を評価できます。
よくある展示会マーケティングの失敗事例と対策
展示会マーケティングを実施する前に、よくある失敗事例を確認して対策しておくのがポイントです。ここでは、展示会マーケティングでよくある失敗事例3つと対策をご紹介します。
目的が曖昧でKPIも定まっていない
出展する目的が曖昧でKPIが決まっていないと、展示会後にどのような成果を上げるべきかわからなくなってしまいます。
出展する際は、事前準備の段階で出展する目的を明確にするのが重要です。目的を達成するために戦略を練ったうえで出展すると、展示会マーケティングが成功する可能性が高まります。
事前集客ができていない
事前集客が不十分だと、ターゲット層の訪問者が少なくなり、出展する効果が低下するおそれがあります。展示会への来場者全員が自社ブースに足を運ぶとは限らないため、まずは自社が出展する旨を知ってもらうことが重要です。
事前集客の方法は、SNSやメール、プレスリリースなどの施策があります。展示会当日にキャンペーンを実施する場合は、事前に告知しておくことで、来場者の関心を高めやすくなります。
展示会後にリードを放置している
展示会が終わってからリードを放置していると、結果的に失敗に終わってしまうおそれがあります。商談のチャンスを逃すリスクがあるため、展示会後もしっかり見込み客に対してフォローアップを行うのが重要です。
展示会のフォローアップをスムーズに進めるために、事前準備の段階でどのようにアプローチするか決めておくとよいでしょう。競合他社も同じようにフォローアップを行うため、遅れないように展示会終了の翌日までには接触することがポイントです。
ご予算やコンセプトにあわせたオリジナルのデザインでブースを設計いたします。
まとめ
展示会マーケティングは、事前準備を徹底的に行い、目的を達成しているか成果を振り返ることが重要です。見込み客が見つかった場合は、展示会後のフォローアップを通じて成約につなげましょう。
展示会を成功させるには、来場者の興味を引くブースをデザインすることがポイントです。会社のイメージを反映させたり、動線を意識したレイアウトにしたりする場合は、ブースのデザインを手掛ける専門会社に依頼するのがおすすめです。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、展示会のブースデザインの企画から施工、運営までワンストップで手掛けています。企業イメージや他社との差別化を図ったブースデザインを施したい場合は、お気軽にお問い合わせください。
展示会のノベルティ配布効果とは?有効な選び方・注意点も解説
展示会でノベルティを配布することは、展示会において活用される販促手法のひとつです。しかし、本当に効果があるのか、どのように活用すれば効果的なのかと疑問を持つ担当者も少なくありません。
適切なノベルティ選びと効果的な配布戦略により、展示会での成果を最大化する方法について具体的に理解することが重要です。
本記事では、展示会におけるノベルティの効果や注意点、選び方のポイントを詳しく解説します。また、ノベルティと合わせて考えるべき展示会成功のためのポイントもご紹介します。
展示会におけるノベルティ配布効果
展示会でのノベルティ配布は、企業や商品の認知度アップ、ブランドイメージの向上、新規顧客の開拓という3つの効果をもたらします。
効果的に活用すれば、他社との差別化も図れる強力なマーケティングツールとなるでしょう。以下では、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
企業や商品の認知度アップ
ノベルティを配布することで、企業や商品の認知度を効果的に高められます。展示会では多くの企業が出展しているため、来場者の記憶に残りにくいという課題がありますが、オリジナリティのあるノベルティを配布することで、他社との差別化を図れます。
また、ノベルティに企業ロゴや商品名を入れることで、来場者が日常生活のなかで目にする機会を増やすことが可能です。とくに、実用性の高いノベルティは長期間使用されるため、繰り返し企業名や商品を思い出してもらえるというメリットがあります。
企業のイメージアップ
適切なノベルティ選びは、企業のイメージを大きく向上させる効果があります。ノベルティの質や独創性は、企業のイメージに直結します。
たとえば、高品質なノベルティは、信頼性の高い企業という印象を与えられます。また、環境に配慮したエコ素材のアイテムや、デザイン性の高いアイテムは、企業の価値観や姿勢を効果的に伝えられるでしょう。
さらに、来場者の実用性を考慮したノベルティは、顧客思考の企業というポジティブな印象を植え付けられます。このように、ノベルティには、企業イメージを形成する効果が期待できます。
新規開拓・集客力アップ
センスの良いノベルティは、新規顧客の開拓や展示会ブースへの集客力を高めてくれます。
展示会では、何かもらえるという情報が来場者の間で広まるため、魅力的なノベルティを用意することで、自社ブースへの来場者数を大幅に増やせるでしょう。
また、ノベルティを受け渡す際の会話がきっかけとなり、従来アプローチできなかった潜在顧客との接点をつくり出せます。さらに、SNSでシェアされやすいユニークなノベルティは、来場者による投稿を通じて、展示会場外にも宣伝効果をもたらすというメリットがあります。
ノベルティ配布時の注意点
ノベルティは展示会で効果的な集客ツールですが、配布する際にはいくつかの注意点があります。闇雲に配布するだけでは十分な効果は得られません。とくに、以下の2点に注意しましょう。
直接的な利益は出ない
ノベルティを制作する際はコストがかかる一方、無料配布かつ、リターンの数値化が難しく、直接的な利益につながりにくいという課題があります。
たとえば、展示会で大量のノベルティを配布しても、実際の商談や契約にどれほど発展したのかを正確に測定することは困難です。また、ノベルティ目当ての来場者の場合は、商談につながらないケースがあります。
このような理由から、短期的な営業成果を期待すると、期待外れの結果となる可能性があります。ノベルティは長期的なブランディング投資と捉え、即効性を求めすぎないことが重要です。
また、ノベルティの効果測定は、配布後の問い合わせ数や名刺交換数などの間接的な指標で行うことをおすすめします。
ターゲット選びは慎重に
ノベルティ配布で成果を上げるには、ターゲット選びが極めて重要です。無差別に配布すると、ターゲットではない層に貴重なノベルティが渡り、費用対効果が薄れるだけでなく、顧客に対する理解不足というネガティブな印象を与えかねません。
効果的なターゲット選びのためには、事前に自社商品やサービスに興味を持ちそうな来場者の分析が欠かせません。業種や役職、会社規模など具体的な条件を設定し、条件に合致する来場者にノベルティを提供しましょう。
ノベルティ配布の効果を最大化するには、展示会出展の専門家の知見を借りるのが一つの手段です。プロの視点からターゲットやノベルティの選定において的確なアドバイスを得ることで、費用対効果を高められます。
目的別!展示会向けノベルティの選び方
展示会向けノベルティを選ぶ際は、明確な目的に合わせて選定することが重要です。効果的なノベルティは、来場者の記憶に残り、長期的な宣伝効果をもたらします。
また、予算内で最大の効果を得られるよう、コストパフォーマンスも考慮しましょう。ここでは、目的別にノベルティの選び方のポイントをご紹介します。
来場者が手に取りやすいノベルティ
来場者が思わず手に取りたくなるノベルティは、ブースへの集客に直結します。とくに、効果的なのは、実用性の高いアイテムです。たとえば、折りたたみエコバッグやモバイルバッテリーなど、日常で使えるアイテムは使いやすく、喜ばれるでしょう。
また、展示会のターゲットに合わせた選定も大切です。たとえば、IT関連の展示会ならUSBメモリやスマホスタンド、食品関連ならキッチングッズなど、来場者の特性に合わせることで手に取られる確率が上がります。
季節やトレンドを意識した選定も効果的です。夏場なら扇子やクールタオル、冬ならカイロなど、時期に合わせたアイテムは重宝されるでしょう。
さらに、見た目のデザイン性や独自性があれば、他社との差別化にもつながります。会社ロゴの入れ方も工夫し、さりげなく目に入るよう配置しましょう。来場者が便利と感じるノベルティは、記憶に残りやすく、商談につながります。
長期的な宣伝効果が期待できるノベルティ
長期的な宣伝効果を狙うなら、繰り返し使用される実用的なアイテムがよいでしょう。先述した来場者が手に取りやすい実用的なノベルティは、使用するたびに企業名やロゴが目に入るため、継続的な認知効果が期待できます。
たとえば、ペンやメモ帳、マグカップなどのオフィスグッズは使用される頻度が高く、長期間にわたって企業名を目にする機会を創出できます。カレンダーや手帳、クリアファイルやエコバッグなどは1年を通じて使われるため、宣伝効果が持続するでしょう。
業種やブランドイメージに合わせたデザインと、耐久性の高い素材を選ぶことで、より宣伝効果の持続期間が延び、ノベルティ制作にかかるコストをより確実に回収できます。ノベルティを通じ、長期的に顧客との関係を構築したい場合は、長く愛用されるアイテムを選びましょう。
低コストなノベルティ
限りある予算で最大限の効果を引き出すためには、制作コストを抑えつつも魅力的なノベルティを選ぶことがポイントです。たとえば、ボールペンやメモ帳、クリアファイルなどは比較的安価でありながら、実用性があり人気なため、コストパフォーマンスに優れています。
また、大量発注による単価の引き下げも検討すべきポイントです。シンプルなデザインに抑えることで、制作コストを削減できるでしょう。しかし、あまりに安価すぎるアイテムは、企業イメージを下げる可能性もあるため注意が必要です。
限られた予算のなかでも品質とデザイン性を両立させ、自社のブランドイメージにマッチしたノベルティを選ぶことが、長期的な信頼構築につながります。
こちらの記事では、展示会のブース出展で集客率アップが狙えるツールについて解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
展示会で効果を実感するにはノベルティ以外も大切
展示会の成功には、ノベルティ配布のほかに、目的の明確化、事前の集客計画、魅力的なブースデザインが不可欠です。これらを総合的に考えることで、展示会投資の効果を最大化できます。
とくに、プロのデザイナーと連携したブース設計は来場者の記憶に残り、長期的な関係構築につながります。以下では、ノベルティ以外に重視すべき展示会のポイントを紹介します。
まずは出展目的を明確に
展示会出展の効果を高めるには、目的を明確にすることが最優先です。なぜ展示会に出展するのかという根本的な目的を明らかにしましょう。
目的が、新規顧客の獲得なのか、既存顧客との関係強化なのか、あるいは新製品のお披露目なのかによって、取るべき戦略は大きく変わります。目的が不明確なまま出展すると、効果測定もできず、投資対効果を判断できなくなります。
また、設定した目的に合わせて、獲得したい名刺の数や商談件数などの具体的な数値目標を設定することも重要です。明確な数値目標を設けることで、目標に向けた効果的なノベルティ選びやブースデザインの制作が可能です。
集客は展示会出展前から対策可能
展示会当日の集客を成功させるには、事前の準備が決め手となります。出展前から、自社サイトやSNSでの告知、メールマガジンの配信、プレスリリースなど、複数のチャネルを活用した情報発信が効果的です。
とくに、重要顧客には個別の案内状を送るなど、個人的なアプローチを行うことで来場確率が高まります。
また、予約制の特典や限定サービスを用意することで、確実な集客につなげることが可能です。さらに、展示会主催者が提供する事前登録者リストの活用も検討しましょう。事前対策によって、ブースへの来場者数が増えるだけでなく、質の高い見込み客との接点をつくれます。
ターゲットの興味を引くブースづくりを
魅力的なブースデザインは、ノベルティ同様に来場者の記憶に残ります。ターゲットとなる来場者が思わず足を止めたくなるような、視覚的に印象的な設計を心がけましょう。
単に目立つだけでなく、自社のブランドイメージや出展目的に合致したデザインが重要です。効果的なブースづくりは、専門家に相談するとよいでしょう。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、最新技術と表現力で差別化されたデザインを追求し「楽しい」「面白い」空間の提供だけでなく、確実な集客と成功を実感いただけるようサポート面も充実させています。ノベルティと魅力的なブースの相乗効果を生かして、展示会出展を成功させましょう。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、ご予算やコンセプトにあわせたオリジナルのデザインでブースを設計いたします。デザイン事例も公開しておりますので、ぜひご覧ください。
まとめ
展示会でのノベルティ配布は企業の認知度向上や集客に効果的ですが、目的に合った戦略を立てることが重要です。ターゲットの興味を引くノベルティ選びと魅力的なブースデザインの組み合わせが、展示会成功のポイントです。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、デザイナーが初回打ち合わせから直接サポートするため、お客さまの意図を正確に理解した提案が可能です。
デザイン進行から発注、現場管理まで一括対応することで担当者の負担を軽減しながら、余計な人件費をカットしつつも、ノベルティ選定から展示会ブースデザインまで一貫したクオリティのサービスを実現します。専門的な知識と経験を持つリオエンターテイメントデザインに、ぜひご相談ください。
展示会で集客を成功させるアイディア!企業が失敗する5つの理由とは?
展示会の集客を増やすためには、目的やターゲットを明確にするだけでなく、効果的な告知の実施や会場の特性に合わせたブース設計も重要です。本記事では、事前集客に効果的なアイディアや陥りやすい失敗などについて解説します。
展示会は、新たな顧客との出会いやビジネスチャンスを広げる絶好の機会です。しかし、ただ出展するだけでは思うような効果は得られません。
展示会の出展により集客を増やしたいのであれば、事前準備から当日対応、アフターフォローまで、各段階で戦略的なアプローチが必要です。
本記事では、集客を成功させるための具体的なアイディアをはじめ、陥りやすい失敗、事前準備のポイント、注意したいポイントなど、集客を最大化するためのノウハウを解説します。展示会担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
展示会の事前集客に効果的なアイディア5選
展示会の成功は、事前の集客活動にかかっているといっても過言ではありません。多くの来場者を集め、有意義なビジネスチャンスにつなげるためにも、以下の5つのアイディアを参考に、事前集客に取り組みましょう。
DMや案内メールを送る
展示会において最も一般的な集客方法は、展示会の案内をDMやメールで送付することです。効果的な集客につなげるためには、むやみに送るのではなく、過去の取引や顧客のデータを確認・分析し、ターゲットを明確にしたうえで送付します。
予算が合えば、リサーチ会社に依頼し、展示会のテーマに興味を持ちそうな企業・顧客をピックアップしてもらうのもひとつの方法です。
さらに、ターゲットのニーズや関心に合わせて、パーソナライズされたメッセージを送ったり、DM・メールを受け取った人限定の特典・割引などを用意したりすれば、来場意欲の向上につながります。
自社サイトにて告知する
自社サイトは、展示会の情報を発信するうえで非常に重要なプラットフォームです。自社サイトに訪れる企業・顧客は、自社の商品・サービスに高い関心を持っているため、訪問者に向けて出店情報をしっかり伝える必要があります。
サイト内に埋もれないよう、トップページの目立つ場所にバナーを設置し、展示会への出展内容を明確にアピールしましょう。
自社サイトでの告知は、開催場所や日時、内容といった詳細を掲載します。あわせてサイト内部にタグを設置すれば、サイトを訪れたユーザーの行動も把握が可能です。どのページを閲覧したか、どの商品・サービスに関心を示したかを理解できれば、展示会当日のアプローチにも活かせます。
SNSを使って告知する
SNSは、幅広い層に情報を拡散するための有効なツールです。展示会の見どころや新商品・サービス情報を、写真や動画とともに投稿すれば、視覚的な訴求力を高めながら魅力を伝えられます。
さらに、ハッシュタグやシェア機能の活用で、多くの人目に触れる機会が広がります。ただし、SNSと一口にいっても、X(旧Twitter)・Instagram・Facebookなど、ツールによって特性やユーザー年齢層が異なります。
より高い集客効果を狙うのであれば、ターゲットに合ったプラットフォームを選び、適切な使い分けが必要です。
プレスリリース配信を活用する
プレスリリースは、企業や団体がメディアを通じて情報を発信し、認知度を高める手段として活用されています。新商品・サービスの発表、調査結果の公表に加え、展示会などのイベント告知にも適しているためです。
SNSと同様に、業界ごとの専門誌やWebメディアが存在するため、ターゲット層がよく読むメディアを選ぶことが集客効果につながります。新商品・サービス情報や業界初の技術など、ニュース性や独自性の高い情報を盛り込みましょう。
電話で案内をする
電話では、相手の反応や意見をリアルタイムに把握でき、相手からの質問や疑問にも即座に回答できます。そのため、電話での案内時には、伝える内容や想定される質問・回答を事前に整理しておくと、より効果的に対応できます。
メールやDMでは伝わりにくい熱意や誠意も、声を通じて届けやすくなります。ただし、リアルタイムでのやり取りになるため、丁寧な言葉遣いや明るく聞き取りやすい話し方を意識し、相手に不快感を与えないよう配慮しましょう。
展示会当日の集客アップにつながるアイディア5選
展示会当日は、来場者の目を引き、自社ブースに足を運んでもらうための工夫が欠かせません。ここからは、当日の集客アップにつながるアイディアを5つご紹介します。
フライヤーやノベルティを配布する
ブース付近でフライヤーやノベルティを配布すると、来場者に興味を持ってもらいやすくなり、ブースへの誘導につながります。
展示会では多くの企業が同様の配布をおこなっているため、配布物にはブースのテーマや自社の商品・サービスに合った目の引くデザインを採用しましょう。ひと目で伝わるよう、内容を整理してわかりやすく見せる工夫も必要です。
来場者の多くは、限られた時間でできるだけ多くのブースを周り、有益な情報を収集しようとしています。
手にしたフライヤーの内容が分かりにくいと、アピールチャンスを逃してしまう可能性があります。そのため、フライヤーには商品・サービスの特長や企業のアピールポイントを分かりやすく掲載しましょう。
また、ノベルティも透明な袋に入れて配布すれば中身が一目でわかり、来場者の手に取りやすくなります。企業のロゴ入りのボールペンなど、実用性のあるアイテムを選べば、持ち帰ったあとも使用してもらいやすく、宣伝効果も期待できます。
スタッフによる積極的な声かけ
ブース付近でのスタッフによる声かけは、来場者との最初の接点となり、ブースへの訪問を促すうえで効果的な手段です。ブース付近を通った来場者の顔を見て、笑顔でアイコンタクトを取り「こんにちは」や「いらっしゃいませ」などの挨拶から始めましょう。
その後「弊社では〇〇といった商品(サービス)を紹介しております。ご覧になられますか?」というように相手がスムーズに行動に移れるような声かけを意識します。
誰にでも同じように声をかけるのではなく、状況に応じた適切なアプローチも欠かせません。来場者の服装や持ち物から、ターゲット層を見極めます。
ただし、忙しそうにしている人や、話をしながら歩いている人に話しかけないようにしましょう。無理な接触は、かえって悪印象を与えるおそれがあります。
SNSで当日の様子を配信する
会場やブースの様子をSNSで発信すると、まだ来場していない人にも展示会の魅力のアピールも可能です。ライブ配信の活用で、リアルタイムの動画で会場の雰囲気を届けられます。
来場者に協力してもらい、ポジティブな感想や反応を投稿してもらえれば、ブースの魅力がより伝わりやすくなり、来場意欲を高められるでしょう。
ただし、撮影する際は個人情報の取り扱いに注意し、周囲に無関係な人が映りこまないよう、プライバシーへの配慮が必要です。
時間帯に応じたスタッフ配置の調整
時間帯によって来場者の人数や属性が異なるため、時間帯に応じたスタッフ配置は、効率的に対応するうえで重要です。
展示会の種類にもよりますが、開場直後や昼食時、閉場間際には来場者が減少しやすく、逆に午後や休日直前の時間帯の来場者は増加傾向です。来場者の増加が見込まれる時間帯には対応できるスタッフを多めに配置し、比較的空いている時間帯には休憩時間を割り当てて、スタッフの数を減らします。
また、ただ人数を調整するだけでなく、専門性や役割分担を考慮し、ブース全体が円滑に運営されるようバランスのとれた人員配置も必要です。
商品やサービスの体験会を実施
展示会での商品やサービスの体験会は、来場者の関心を惹きつけるだけでなく、印象に残る手段としても効果的です。通常の展示よりも動きや活気があるため、来場者の目を引きやすくなり、期待感を抱いた来場者が自然にブースに立ち寄りたくなる流れをつくれます。
体験会ではフライヤーやパンフレット、説明だけでは伝えきれない商品、サービスの魅力を、実際の体験を通じて伝えられます。また、一方通行の情報発信ではなく、来場者と双方向のコミュニケーションが生まれやすいため、感想や質問も引き出しやすく、より深い理解が得られるでしょう。
他社との差別化を図り、ユニークな体験を提供すると、SNSなどを通じた情報拡散も期待できます。
こちらの記事では、展示会のブース出展で集客率アップが狙えるツールについて解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
展示会集客に失敗する5つの理由
展示会は、企業にとって重要なマーケティング活動のひとつです。ただし、期待した効果が得られないケースも珍しくありません。以下では、展示会集客に失敗する5つの理由を解説します。
出展そのものが目的になっている
展示会への出展を目的としてしまうと、具体的な目標や戦略が欠けた状態になり、集客の効果は期待できません。
たとえば、ブースの装飾や自社商品のプレゼンテーションに過度な力を入れるあまり、本来最も重視すべき顧客のニーズを見落としてしまうケースもあります。
出展の目的を明確に定め、リード獲得数や商談件数など、達成したい具体的な目標を設定しましょう。
事前集客への取り組みが不十分
事前の集客活動が不十分な場合、来場者の数は思うように伸びません。DM・メール、SNS、電話など複数の集客活動を組み合わせて、積極的に展示会の情報を告知しましょう。ただ告知するだけでなく、来場者の興味をひくような魅力的な情報の発信が必要です。
会場や日時、出展内容など基本情報の告知だけでなく、展示会の見どころもわかりやすく伝えましょう。
ブース設計が適切でない
ブースの設計は、来場者の目を引き「足を運んでみたい」と興味を持ってもらうために重要な要素です。
集客不足の原因には、デザイン性の魅力不足のほか、展示している商品やサービスの説明が分かりにくく何をアピールしたいのか伝わらない構成、体験スペースが設けられておらず関心を持たれにくい点も挙げられます。
来場者に伝えたい情報は、詰め込みすぎず整理して配置し、専門用語を避けるといった工夫が必要です。また、来場者がわかりやすいデザインやレイアウト、視線を意識したブースの位置取りには、専門知識や経験を持つプロに力を借りるのをおすすめします。
スタッフの対応に問題がある
スタッフの印象は、会社のイメージを大きく左右するため、適切な対応が求められます。接客態度が悪い場合だけでなく、質問への回答を避けてしまうほど知識が不足している、ブースに訪れた来場者へ積極的な声かけがなくコミュニケーションが不足しているといった状況も、スタッフの対応に不満を抱かれやすくなります。
笑顔や丁寧な言葉遣いの徹底、事前に研修を実施して商品やサービスについての知識を習得するなど、万全の準備を整えておきましょう。
来場者へのフォロー体制が整っていない
展示会後のフォロー体制が整っていないと、展示会そのものは成功しても、獲得したリード顧客を失ってしまうおそれがあります。
展示会直後は、来場者の関心が高まっているタイミングです。しかし、時間が経つにつれ関心は徐々に薄れていきます。関心が残っているうちになるべく早く対応しましょう。フォローが遅れると競合他社へと関心が移り、商談の機会を逃してしまう可能性があります。
可能であれば展示会当日中、あるいは24時間以内にお礼のメールや電話を入れて、関係構築の第一歩としましょう。
展示会集客で押さえるべき事前準備のポイント
展示会で効果的な集客を実現するために、押さえるべき事前準備のポイントを3つご紹介します。
展示会の目的とターゲットの明確化
まずは、展示会に出展する目的と、ターゲットとする企業や顧客を明らかにしましょう。目的の具体例としては、新規顧客の獲得やブランドの認知度向上、新商品発表などが挙げられます。
成果の把握につなげるためにも「新規顧客を〇社増やす」といった具体的な数値の設定をしておきましょう。
また、目的を明確にすると「誰に、何を、どのように伝えるか」などの訴求の方向性が明確になり、ターゲット層も自然に絞られます。
会場特性を活かしたブース設計
目的とターゲットが明確になったら、それに合わせた展示内容やプロモーションを計画します。同時に、会場の特性を活かしたブース設計も進めましょう。
同じ広さであっても、会場入口付近なのか奥まった位置なのかによって、見せ方は変わります。ブースの位置だけでなく、通路の幅や柱の位置なども事前に把握し、動線や配線の計画に反映させます。
会場の特性を活かしたブース設計には、専門的な知識と経験が必要です。集客効果を最大限に引き出したい場合は、プロへの依頼も検討しましょう。
ブースの見せ方と演出の工夫
ひとりでも多くの来場者にブースへ足を運んでもらうには、会場特性を活かしたブース設計だけでなく、見せ方や演出の工夫も必要です。
ターゲットが興味を持つ色彩やデザインを採用し、大型ビジュアルや映像を活用して遠くからでも目立つブースを演出します。デモンストレーションなどの体験型コンテンツや、音響、香り、触感など五感に訴える仕掛けも来場者の印象に残りやすい手法です。
さらに、スタッフが統一感のあるユニフォームを着用するとブース全体に一体感が生まれ、来場者に与える印象もより鮮明になります。
展示会集客で注意したいポイント
展示会は、集客やブランディング活動において効果的な手段です。しかし、成果を高めるためには、注意すべき点があります。主な注意点には、以下の4つが挙げられます。
- 派手すぎる装飾は控える
- 過度に声かけをしない
- 名刺を十分に用意しておく
- 決定権のある担当者を配置する
それぞれの注意点について、詳しく解説します。
派手すぎる装飾は控える
広い会場で他社のブースと差別化するために、目立つブースを作ることは大切ですが、派手すぎる装飾は控えましょう。過度に派手な装飾は、来場者に不快感を与えたり、展示している商品やサービスの印象を薄れさせる可能性があるためです。
また、装飾だけでなく、展示物や説明文、フライヤーなども情報過多にならないよう注意します。展示会をきっかけに新たな顧客獲得やビジネスチャンスを得るためには、「目立つこと」だけに注力しないことが重要です。来場者が情報を受け取りやすいレイアウトと伝わりやすいブース作りを意識しましょう。
過度に声かけをしない
無理やり引き止めたり、大声で呼びかけたりするような過度な声かけは、来場者に警戒心や圧迫感を与えやすく、集客には逆効果です。多くの来場者は自分のペースで情報を集めたいと考えているため、過度な声かけよりも、質の高い対応を意識しましょう。
来場者がブースに近づいたり、展示物に興味を示しているときには「こんにちは」や「いらっしゃいませ」といった挨拶をきっかけに声をかけます。このとき、笑顔やアイコンタクトを交えながら、親しみやすさを意識して対応します。
また、スタッフが一方的に話すのではなく、来場者が気軽に質問や相談しやすい雰囲気づくりも大切です。双方向のやりとりを意識して、自然なコミュニケーションを心がけましょう。
名刺を十分に用意しておく
新たな顧客との出会いやビジネスチャンスを広げる絶好の機会のため、名刺は切らすことがないよう十分に用意しておきます。
名刺を切らしてしまうと、リード顧客との接点を失うだけでなく、企業に対する信頼も損なわれかねません。予想を上回る来場者数になるケースも多いため、余裕をもった枚数を用意しておきましょう。
万が一、名刺が足りなくなった場合には、丁寧にお詫びを伝え、頂いた名刺をもとに速やかに連絡を取ります。
決定権のある担当者を配置する
展示会場での商談機会を増やすには、決定権のある担当者を配置します。商談を後日に持ち越すと、来場者の関心が薄れてしまう可能性があるためです。
決定権のある担当者の配置により、来場者からの質問や要望に対して、その場で的確な回答や提案が可能です。スピード感あるやりとりによって、成約につながりやすくなります。
また、担当者の休憩時間や予期せぬ事態などを考慮して、複数名での体制を整えておきましょう。
まとめ
展示会は、企業にとって重要な集客手段です。成功に導くには、事前準備や当日の運営、事後のフォローアップまでを一貫して計画し、戦略を立てた取り組みが必要です。
ブースの装飾も、集客やブランディングにおいて大きな役割を担います。第一印象を良くしブランドイメージを高めるために、ターゲット層に合った装飾を丁寧な計画や実施は効果的です。
株式会社リオエンターテイメントデザインは、イベント・展示会のブースデザイン企画・施工・運営を一貫して対応しています。最新の技術や表現を取り入れた提案で、企業の商品やサービスの魅力を的確に伝えるブースの設計が可能です。
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展示会のディスプレイの重要性とは?効果やポイントを解説
展示会で来場者の注目を集め、製品やサービスを効果的にアピールするためには、ブースの演出が重要です。とくに、ディスプレイの設計はブースの印象を大きく左右するため、慎重に検討する必要があります。
工夫を凝らしたディスプレイは、来場者の関心を引き、自社のブランドイメージを強く印象づける効果があります。適切なレイアウトやデザインを取り入れることで、情報をわかりやすく伝え、商談の機会を増やすことも期待できるでしょう。
本記事では、展示会におけるディスプレイの役割や、効果的な演出方法について解説します。成功するブース作りのポイントや、制作会社に依頼するメリットについても紹介するため、出展を検討している方はぜひ参考にしてください。
展示会はディスプレイが重要!
ディスプレイが重要だといわれる理由は、以下のとおりです。
- 来場者の印象を左右する
- 製品やサービスのイメージが構築される
- 来場者にとっての情報源となる
それぞれの理由について解説します。
来場者の印象を左右する
自社の存在を印象づけるためには、視覚的なインパクトを与えられるディスプレイが欠かせません。展示会では、多くの企業がブースを構えて、来場者の関心を引こうと競い合うためです。
訴求力のあるブースは、展示会場全体の中で埋もれることなく際立ちます。デザインやレイアウトを工夫し、来場者の注意を引きつけることで、集客力を高め、商談の機会を増やすことにつながるでしょう。
とくに、ブースのパネルは来場者にとって初めて目にする情報源となるため、内容が一目で伝わるように設計することが求められます。色のコントラストやフォントのサイズといった細部にまで気を配り、混雑した会場でも読みやすい工夫を施しましょう。
製品やサービスのイメージが構築される
展示会において、ディスプレイは企業のブランドを印象づける役割を果たします。来場者はブースのデザインや掲示された情報を通じて、企業の理念や製品の特長を理解します。
そのため、統一感のあるビジュアルやキーメッセージを適切に配置すると、ブランドの価値を的確に伝えることが可能です。たとえば、企業のロゴやキャッチフレーズを目立つ位置に配置し、ブランドカラーを基調としたデザインを採用するなどが考えられます。
こうした一貫したデザインコンセプトを貫けば、展示会終了後も印象に残りやすくなります。名刺交換やパンフレットの配布に加え、ブースのビジュアルが強く記憶に残れば、後日、製品やサービスを思い出してもらえる可能性が高まるでしょう。
来場者にとっての情報源となる
来場者は、自分の関心に合った情報を求めて会場を回遊します。わかりやすいディスプレイを設置して適切な情報を明確に示すと、企業の強みや製品の特長を効果的に伝えられます。
そのためには、文字の大きさやフォントの選定、視線の動きを意識したレイアウトの工夫が必要です。一目で製品の特徴や導入メリットが理解できるデザインを取り入れれば、来場者の興味を引き、詳しい説明を求める人が増えるでしょう。
また、製品やサービスの魅力を列挙するのではなく、実際の活用シーンや具体的な利点を視覚的に示すことも有効です。写真やグラフなどを活用すると、情報が伝わりやすくなります。
展示会のディスプレイ効果3つ
効果として挙げられるのは、以下の3つです。
- 製品・サービスを印象づけられる
- 自社をアピールしてブランディングできる
- 取り扱っている製品やサービスが一目でわかる
それぞれの効果について解説します。
製品・サービスを印象づけられる
展示会において、来場者に自社の製品やサービスを認知してもらうためには、派手な装飾を施すだけでは不十分です。展示する内容と調和したデザインを取り入れて、製品やサービスを印象づけられるように工夫しましょう。
たとえば、製品の特長を伝えるキャッチコピーをわかりやすく掲示したり、実際の使用シーンを再現したりするなどの取り組みが挙げられます。ストーリー性のあるディスプレイを取り入れれば、製品やサービスの価値がより深く伝わるでしょう。
さらに、実演を行ったり、実際に体験できるスペースを設けたりするなど、来場者との接点を増やす工夫も有効です。こうした来場者も参加できるコンテンツを活用すれば、楽しんでもらえるため、よりよい印象を与えられます。
自社をアピールしてブランディングできる
展示会は自社の認知度を高め、ブランドの価値を来場者に印象づける貴重な機会です。製品を並べるだけでなく、企業のコンセプトや強みを的確に伝えるディスプレイを設計して、より効果的なブランディングができるようにしましょう。
そのためには、ブース全体のデザインに統一感を持たせることが大切です。企業のブランドカラーを基調に、ロゴやスローガンを適切に配置することで、一目で企業の個性が伝わります。
装飾のテイストやフォント選びも、企業イメージを印象づける要素のひとつです。デザインの一貫性を意識することで、ブース全体の完成度が高まり、来場者の記憶に残りやすくなります。
また、照明の使い方もブランドの演出に影響を与えます。落ち着いた雰囲気を醸し出したい場合は暖色系の照明を、洗練された印象を持たせるには白色系の光を採用するなど、企業のメッセージに合ったライティングを選ぶことが重要です。
取り扱っている製品やサービスが一目でわかる
展示会では限られた時間で来場者の関心を引き、自社の製品やサービスを的確に伝える必要があります。とくに、主力製品や新商品は、遠くからでも認識できるような配置にすることが求められます。
スポットライトやデジタルサイネージを活用し、来場者の視線を自然に誘導して、商品の魅力を強調しましょう。また、展示の配置を工夫して視線の流れに沿って順序よく情報を提供すると、製品への理解が深まるため、効果的です。
また、説明パネルやPOPを活用し、製品の特徴やメリットを端的に記載するのもよいでしょう。文字の大きさやフォントに配慮して読みやすくすることで、来場者が簡単に情報を得られる環境を整えることも大切な取り組みです。
ブースの外側からでも製品の内容が明確に伝わる工夫を施せば、流動客の関心を引くことも可能です。開放感のあるレイアウトを意識し、来場者が自然と足を止めたくなるような空間づくりを心がけましょう。
展示会ディスプレイのポイント
ポイントは以下の6つです。
- アピールしたい製品やサービスを際立たせる
- ディスプレイの種類ごとに適切な位置へ設置する
- 色・動き・体験を意識してレイアウトする
- 訴求内容に適した装飾をする
- 奥行きや高さを意識する
- 来場者目線でレイアウトを考える
それぞれのポイントについて解説します。
アピールしたい製品やサービスを際立たせる
展示会では、限られたスペースでどのように製品やサービスを魅力的に見せるかが重要です。ただ多くの商品を陳列するだけでは、来場者の注意が分散し、肝心の訴求ポイントが伝わりづらくなる可能性があります。
ブース内で最も強調したい製品やサービスを明確にし、視線を集める工夫を施すことが大切です。効果的な方法として、主力商品をブースの前方や中央に配置し、視界に入りやすくする手法が挙げられます。
また、展示スペースのサイズに変化をつけ、アピールしたい製品には広めのスペースを確保するのもよいでしょう。ライティングやモニターを活用してインパクトを高めると、来場者の興味を引きやすくなります。
ただし、過剰な装飾は本来の訴求内容をぼやけさせるため、ブランドイメージに沿ったデザインを意識することが大切です。
ディスプレイの種類ごとに適切な位置へ設置する
展示会において、来場者がブース内をスムーズに回遊し、目的に合った情報を得られるようにするためには、ディスプレイの配置を工夫することが重要です。分類や動線を意識した製品の設置を心がけましょう。
たとえば、製品をカテゴリーごとに整理し、色やテーマで統一感を持たせると、来場者が直感的に情報を理解しやすくなります。用途や価格帯によって展示エリアを分けると、比較がしやすくなり、購入検討につながりやすくなるため、有効です。
パネルの設置場所も考慮すべきポイントのひとつです。入口付近にはブースのコンセプトやキャッチコピーを掲示し、製品前には詳細情報を示したパネルを配置すれば、視線の流れを考慮した情報提供が可能になります。
情報の伝達力を高めるためには、パネルの大きさや高さにも注意が必要です。遠くからでも視認できる位置に主要な情報を配置し、詳細な説明は来場者が手に取りやすい場所に設置すれば、効果的に訴求できるでしょう。
色・動き・体験を意識してレイアウトする
展示会で来場者の注目を集めるには、色・動き・体験の3点の工夫が欠かせません。ブースの配色は、企業や製品のイメージを印象づける要素です。
ブランドカラーを基調にしながら、アクセントカラーを適切に配置すると、統一感のあるデザインに仕上がります。特定の色を多用しすぎず、3色以内にまとめると、来場者の印象に残りやすくなるでしょう。
人は動くものに目を引かれるため、動的な演出を加えることでブースの訴求力が増します。たとえば、モニターで製品の使用シーンを映し出したり、デモンストレーションを行ったりすると、来場者の興味を引きやすくなります。
また、製品を実際に手に取って試せる体験スペースを設けることで、購買意欲を高めることが可能です。来場者が商品を試したり、使用感を体験できるスペースを通路側に配置したりすると、関心を持った人が足を止めやすくなります。
これらの要素をバランスよく取り入れたレイアウトを設計することで、人が集まりやすくなります。人の集まるブースは周囲の来場者の関心も引くため、ブースの認知度アップにもつながるでしょう。
訴求内容に適した装飾をする
訴求する内容に合わせて、装飾を考えましょう。たとえば、製品やサービスのイメージを明確に伝えるためには、ブースの正面にメインビジュアルを配置するのが有効です。
写真やイラストを活用して、実際の使用シーンを理解できるデザインにすると、来場者の興味を引きつけやすくなるでしょう。詳細な情報を伝えたい場合は、説明用のパネルや動画を配置し、わかりやすいレイアウトを意識すると効果的です。
こうした装飾の工夫によって、製品やサービスの特徴が際立ち、競合との差別化を図れます。ターゲット層に合わせたビジュアルを活用してより印象に残るブースを設計することが、集客や商談につなげるためのポイントとなります。
奥行きや高さを意識する
奥行きと高さをうまく活用するのも効果的です。高さのあるディスプレイを設置すると、遠くからでも認識しやすくなります。
たとえば、企業のロゴやキャッチフレーズを高い位置に配置すれば、会場内の広い範囲から視認でき、来場者の注意を引きつけることが可能です。展示台の高さを変えて視覚的なアクセントをつけ、特長をより際立たせるのもよいでしょう。
奥行きを活用すれば、空間にさらなる広がりを持たせられます。背景や壁面を利用して商品説明を配置し、手前には目を引くアイキャッチ要素を設けると、視線を奥へと誘導することが可能です。
こうした立体的なレイアウトは、ディスプレイを魅力的に見せるだけでなく、来場者の回遊を促す効果も期待できます。高さや奥行きをうまく活用し、製品やサービスの魅力を引き出すディスプレイを心がけましょう。
来場者目線でレイアウトを考える
企業側の視点だけでなく、来場者の目線に立ったレイアウトを意識することが欠かせません。製品やサービスを熟知しているスタッフにとってはわかりやすいディスプレイでも、初めて訪れる来場者には意図が伝わらないことがあります。
視認性や導線のスムーズさを考慮しながら、誰もが理解しやすいブースづくりを心がけましょう。遠くからでもブースの特長が一目で伝わるように、看板やメインビジュアルを高い位置に配置することが効果的です。
また、入り口には目を引くパネルを設置し、来場者の関心を引きつける工夫をするとよいでしょう。商品やサービスを紹介するエリアは、ブースの中心部に配置し、視線の流れを考慮しながら情報を提示することが大切です。
さらに、ブース内の動線設計も集客に影響を与えます。入り口から自然な流れで各展示へと誘導し、来場者がストレスなく情報を得られるように設計しましょう。モニターやデモンストレーションスペースを効果的に活用することで、滞在時間の延長にもつながります。
展示会ディスプレイを制作会社へ依頼するメリット
展示会ディスプレイを制作会社に依頼するメリットは4つ挙げられます。以下で、それぞれ解説します。
他者との差別化ができる
制作会社に依頼すると目立つことはもちろん、ブランドの個性やメッセージを伝えられるデザインが可能になります。企業の理念や製品の特長を踏まえたうえで、レイアウトや装飾を提案してもらえる点も差別化を図れるポイントです。
たとえば、製品をより魅力的に見せるライティングや来場者の動線を考慮したレイアウトなど、細部まで計算されたディスプレイを設計できます。業界のトレンドや成功事例をもとに、ターゲット層に響くデザインを提案できるのも利点です。
他社との差別化を図るには、見て印象に残るようなインパクトと情報の伝え方が大切です。制作会社の手を借りることで、企業の魅力を引き出し、競争の激しい展示会で存在感を高められるでしょう。
展示会へ出展する目的が明確になる
展示会に出展する際には、どのような成果を求めるのかを明確にすることが求められます。成果として掲げられるのは、以下のとおりです。
- 新規顧客の獲得
- ブランドの認知度アップ
- 業界内での優位性の確保
出展の目的が曖昧なままでは、ブースの設計や訴求方法に一貫性がなくなり、効果を引き出すことが難しくなります。その点、制作会社に依頼すれば、自社の理念やターゲットに沿ったデザインを実現できるでしょう。
さらに、展示会後の効果検証までサポートする制作会社もあります。次回の出展計画に活かせるデータを提供してもらえるため、マーケティング戦略の一環として展示会を活用できるようになるでしょう。適切な業者に依頼することで、より大きな成果を得ることが可能になります。
トラブルにも対応してもらえる
展示会では、予期せぬトラブルが発生することも少なくありません。発生する可能性のある問題は、以下のとおりです。
- モニターに映像が映らない
- スピーカーから音が出ない
- 椅子やテーブルの数が足りない
- 電源が確保できていない
こうしたトラブルに自社スタッフだけで対応しようとすると、復旧作業に時間がかかり、本来の業務に集中できなくなる可能性があります。しかし、専門の業者に依頼しておけば、素早く問題を解決してくれるため、運営に専念できるでしょう。
とくに、機器のトラブルは原因の特定や修復に専門知識が必要な場合が多いため、業者のサポートがあると安心です。また、電源設備の確認や予備機材の用意など、細かな配慮が行き届いた業者に依頼すれば、不測の事態も落ち着いて対処できます。
運営の負担を軽減し、展示会を成功に導くためにも、専門業者のサポートを活用することは非常に有効な手段といえるでしょう。
展示会終了までスムーズに進められる
展示会の成功には、事前準備から撤収作業までを円滑に進めることが不可欠です。しかし、自社だけで運営する場合は設営や撤去に多くの時間と労力を要し、本来の業務に支障をきたすことも少なくありません。
一方、業者に依頼すれば設計から施工、撤去まで一括して対応してもらえます。そのため、スタッフは商談やプレゼンテーションなどの業務に集中できるでしょう。
展示会当日は来場者とのコミュニケーションが重要です。設営や撤収に時間を取られないことで、より多くの商談機会を得られるでしょう。
ディスプレイの制作会社を選ぶポイント
制作会社ごとに特徴が異なるため、自社に適した会社の選定にはいくつかのポイントを考慮することが重要です。以下で4つのポイントを、それぞれ解説します。
実績
展示会ブースの装飾を依頼する際には、業者の実績を確認しましょう。これまでに手がけたデザインや施工事例を調べると、仕上がりの品質や業者の得意分野を把握できます。
とくに、過去の事例と自社が目指す展示会のコンセプトが一致しているかを確認すると、理想のデザインに近づけられるでしょう。独自性を重視したい場合や競合との差別化を図りたいと考えている場合は、施工事例の豊富な業者を選ぶことが重要です。
実際の展示会での評価や来場者の反応なども参考にすると、より具体的なイメージを持てます。ホームページに掲載されていない事例についても、問い合わせをすれば確認できる場合があるため、積極的に情報を集めましょう。
費用
展示会ブースの装飾を依頼する際には、事前に施工費用を把握し、適切な予算配分を考えることが必要です。規模やデザイン、使用する素材によって費用は異なるため、希望条件を明確にし、複数の業者から見積もりを取得するのが望ましいでしょう。
複数社から見積もりを取れば、各業者の価格帯やサービス内容を比較し、コストパフォーマンスの高い選択が可能になります。ただし、多くの業者に見積もりを依頼すると打ち合わせに時間がかかり、スケジュールに影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
また、費用だけでなく、施工の質や納期も考慮することも欠かせません。予算内でどの程度のブースが実現できるかを事例と照らし合わせながら検討しましょう。
デザイン力
業者を選ぶ際は、デザインの提案力を十分に見極めることもポイントのひとつです。企業のコンセプトやブランドの方向性と合致していなければ、来場者への訴求力が弱まり、集客や認知拡大といった目的を達成できない可能性があります。
デザイン力を判断する方法のひとつとして、業者から「パース」と呼ばれる完成予想図を提示してもらうことが挙げられます。パースを見れば、装飾の細部や空間の使い方、ブース全体の雰囲気がどのように表現されるのかを事前に確認可能です。
対応エリア
対応エリアを事前に確認することも重要です。多くの展示会は、東京や大阪などの主要都市で開催されます。都市部以外の会場での施工を希望する場合、追加料金が発生するケースや、そもそも対応してもらえない可能性があるため、事前確認が不可欠です。
また、業者によって提供できるサービスの範囲も異なります。デザインや施工のみを依頼できる業者もあれば、集客支援やブース運営のサポートまで対応する業者もあります。
依頼したい業務内容に対応しているかを事前に確認し、出展エリアとの兼ね合いを考慮しながら選定しましょう。
まとめ
展示会におけるディスプレイは、来場者の興味を引き、企業のブランドや製品の魅力を的確に伝える重要な役割を果たします。
効果的なレイアウトや装飾を工夫することで視認性が高まり、商談や顧客獲得のチャンスを広げることが可能です。制作会社に依頼すると、競合との差別化やブランディング強化など、多くのメリットを得られます。
株式会社リオエンターテイメントデザインは、展示会のブースデザイン企画・施工・運営を専門とし、高いリピート率と柔軟な対応力でお客様のニーズに応えています。
最新の技術と独自の表現力を活かし、来場者の足を止める魅力的なブースデザインを提供します。担当するデザイナーが、打ち合わせからデザイン、現場管理まで一括でサポートし、ワンストップでの対応が可能です。
東京ビッグサイトや幕張メッセなど、さまざまな会場での実績も豊富です。ご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
展示会に面白い仕掛けを取り入れよう!考えるポイントと注意点
展示会の面白い仕掛けは、来場者の興味をひきつけたり、顧客獲得につなげたりするためにも重要です。仕掛けを考えるときのポイントや注意点、展示会の形態、当日までの流れ、当日スタッフの役割をご紹介します。
展示会で面白い仕掛けを考える際、来場者にインパクトを与え、顧客獲得につながるように工夫することが重要です。気軽に立ち寄りやすいブースづくりのために、仕掛けを考えるときのポイントを確認しておきましょう。
本記事では、展示会の面白い仕掛けを考える際のポイントや注意点、各形態の特徴をご紹介します。そのほか、展示会を開催する工程や当日スタッフの役割についても解説します。展示会の開催を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
展示会は面白い仕掛けで人を集めよう
企業が開催する展示会は、新規顧客の獲得を目的に行われているケースがほとんどです。展示会で人を集めるためには、面白い仕掛けでインパクトを与えることが重要です。ここでは、展示会で面白い仕掛けが必要とされている理由についてご紹介します。
出展している企業は顧客獲得を狙って工夫している
展示会を開催している企業は、顧客獲得を目的に工夫しています。多くの企業が参加する展示会では、他社と差をつけるために、独自性のある仕掛けを取り入れることが重要です。これにより、知名度がなくても、面白い仕掛けで人を集められる可能性があります。
展示会でのアピールは、ビジネスチャンスを掴むための戦略のひとつです。展示会に立ち寄ってもらえたとしても、リピーターにつながるとは限りません。
成約率を少しでも高めるには、面白い仕掛けが鍵になります。他社もさまざまな仕掛けを考えているため、自社ならではの面白い仕掛けで来場者の心を掴みましょう。
インパクトがないと人は立ち寄らない
さまざまな企業が集まる展示会で人を集めるには、面白い仕掛けでインパクトを与えなくてはいけません。来場者が立ち寄りたくなるような、視覚的にインパクトのある面白い仕掛けを考えてみましょう。
インパクトを与えられれば、有名企業が参加する展示会でも、十分に戦える可能性があります。1度興味を持ってもらえると、気になるからと再度立ち寄ってもらえるケースがあります。
また、時間がなかった、混み合っていた、などの理由で当日に立ち寄れなかった場合でも、のちのち企業名や商品名を検索するきっかけにつながるでしょう。
展示会の面白い仕掛けを考える7つのポイント
面白い仕掛けで新規顧客を獲得したい場合、出展する企業が最低限把握すべきポイントを確認しておきましょう。ここでは、展示会の面白い仕掛けを考える際のポイントを7つご紹介します。
展示会の立地を把握する
展示会の自社ブースをどこに構えるか、来場者が立ち寄りやすい立地か、などのポイントを把握する必要があります。展示会の立地のなかでも、開放面が多いところは人気なため、早く埋まってしまうでしょう。
立地を確認する際、会場の出入り口や自社ブースまでの導線、休憩スペースの位置などを把握する必要があります。会場の出入り口から自社ブースまでの通路の距離や幅も確認し、人を集めるためにどのような仕掛けを用意すべきか考えるとよいでしょう。
間口を広くする
来場者が自社ブースに立ち寄りやすくするために、間口を広く確保することがポイントです。同じスペースのブースでも、工夫次第で間口を視覚的に広く設けられます。
たとえば、長方形のスペースで展示会を行う際、長い辺を間口にするだけで、広々とした出入り口を演出できます。ブース内が見やすくなり、遠くからでも展示内容がひと目でわかるようになるでしょう。
遠くからでもブースが目立つデザインにする
多くの企業が出展する展示会では、遠くからでも自社ブースが目立つデザインにすることがポイントです。遠くからでも目を引くデザインであれば、来場者の興味を引き、足を運ぶきっかけになります。
遠くからでも際立つデザインにするには、キャッチコピーで来場者の心を掴むとよいでしょう。キャッチコピーを考える際は、共感できる要素や、続きが気になるような工夫を盛り込むことがポイントです。
企業の世界観を表現する
限られたブース内で、自社ならではの世界観を表現しましょう。配色や装飾を工夫すると、企業や商品のテーマカラーがひとめで伝わります。ただし、複雑な印象にならないように、3色に絞ることがポイントです。
また、色だけではなく、質感にもこだわることで、他社との差別化ができます。洗練された印象や清涼感、清潔感を演出したい場合には、目的に合わせて色や装飾を工夫しましょう。
SNS映えする空間を意識して作る
近年では、展示会に限らず、観光地やレジャー施設などでSNS映えする空間が注目を浴びています。SNS映えすると話題になれば、ネット上の新たな見込み客が興味を持ってくれる可能性があります。
写真撮影の機会を提供することで、来場者がSNS上でできごとを共有する動機付けにつながるでしょう。知り合いから知り合いに企業名や商品名が広まれば、広告やプロモーションよりも高い効果が期待できます。
来場者が体験できる場所にする
展示会で来場者が体験できるスペースを設けることで、商品やサービスへの理解を深めてもらえます。視覚や聴覚、触覚を使った体験は、来場者にとって深く印象に残りやすいです。体験をきっかけに、長期的な付き合いにつながる可能性があります。
体験型のイベントとして、商品やサービスの実演、ワークショップなどが挙げられます。その場で成約につながらなくても、企業やブランドについて知ってもらえるため、知名度アップにつながるメリットがあります。
企業名が入った品を提供する
展示会で企業名を覚えてもらうためには、企業名が入った品物を配布するとよいでしょう。企業名入りのノベルティグッズは、オリジナリティがあるほど、他社との差別化が図れます。
実用的なアイテムを提供すると、使用するたびに企業名が目に入ったり、体験したことを思い出すきっかけになったりします。たとえば、文房具やエコバッグなどの日常で役立つアイテムは、長期間使用してもらいやすくおすすめです。
展示会の面白い仕掛けを考える際の注意点
展示会の面白い仕掛けを工夫することに注力しすぎると、空回りして失敗してしまうおそれがあります。ここでは、展示会の面白い仕掛けを考えるときの注意点を6つご紹介します。
出展する目的をはっきりさせる
展示会は、面白い仕掛けを施すことが目的ではありません。出展目的を明確にして顧客のニーズを満たすことが重要です。本来の目的を見失うと、面白い仕掛けで集客ができても、そのあとどのようにアプローチすべきかわからなくなってしまいます。
面白い仕掛けを考える際は、本来の目的をはっきりさせてから、逆算して必要な仕掛けであるか検討しましょう。主な目的が顧客獲得や知名度アップの場合は、面白い仕掛けで集客したあと、何をすべきか明確にしておくことが大切です。
自社にあったイメージの展示会にする
多くの企業が出展する展示会では、遠くからでも人をひきつける面白い仕掛けが鍵となります。しかし、目立つことに注力しすぎると、企業や商品のイメージを壊してしまうおそれがあります。
過度な面白さを求めたり、4色以上の配色で装飾したりすると、かえってマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。清潔感や清涼感など自社のブランドイメージがある場合は、目立つことよりも雰囲気やトーンを合わせることが大切です。
イベント前に集客を行う
自社ブースに来てもらうために、イベントの開催前に告知をしておきましょう。来場者のなかには、見学したいブースを事前にチェックして予定を組んだり、どのような企業が出展するのか把握しきれていない方もいます。
面白い仕掛けがあると告知しておくと、興味を引き、足を運んでもらいやすくなります。集客方法は、案内状やメール、自社サイト、SNSなどさまざまです。既存顧客や見込み客にアプローチする場合は、案内状で丁寧に対応すると好印象を持ってもらえるでしょう。
紹介する商品・サービスはわかりやすく展示
展示会で商品やサービスを紹介する際は、誰にでもわかりやすく展示することがポイントです。面白い仕掛けで集客することも大切ですが、せっかく来場してくれた方が商品やサービスについて理解が深められなければ、顧客獲得につながりにくくなってしまいます。
商品のレイアウトはシンプルにして、メッセージもわかりやすいものにしましょう。社名やロゴのみでは、商品のよさが十分に伝わりにくいため、シンプルなメッセージでブランドの魅力や商品から得られる効果などを記載しておくことがポイントです。
ブースの雰囲気に注意
面白い仕掛けやブースのデザインのほか、来場者が立ち寄りやすい雰囲気を演出しましょう。入りにくい雰囲気のブースでは、集客効果が期待できる面白い仕掛けを用意していても、その効果が十分に発揮されません。
立ち寄りにくい雰囲気のブースは、複数のスタッフが入り口付近に待機している、照明が暗い、などの特徴があります。スタッフは通路側から声をかけ、明るい照明とBGMで入りやすい雰囲気を演出するとよいでしょう。
会場のルールに従って演出する
展示会を開催する会場によっては、ルールを設けているところがあります。ルールに従っていないと、マイナスなイメージを与えてしまうおそれがあります。
会場のルールでよくある禁止演出は、大音量のBGMや映像、明るすぎる照明、スモークマシンによる発煙などです。展示会で面白い仕掛けをする際、事前に会場のルールを調べてから、適切な仕掛けを考えましょう。
また、具体的な禁止演出やルールが設けられていなくても、他社のブースに迷惑がかからないようにするのがマナーです。マナーを守ることは、企業やブランドのイメージを守るためにも大切です。
展示会の形態
展示会は、実際に来場者に足を運んでもらったり、オンラインで不特定多数の方に参加してもらったりと、さまざまな開催方法があります。ここでは、展示会の形態を5つご紹介します。
商談会・合同展示会
商談会や合同展示会は、大規模な会場にさまざまな企業が集まって出展する形態です。商談や顧客獲得が主な目的とされており、さまざまな展示会の形態のなかでももっとも一般的な展示会です。
具体的には、新商品の発表や業界関係者のビジネスマッチング、情報交換が行われています。来場対象となる業界関係者は、ITや製造業、雑貨、食品、建設などさまざまです。
来場者は出展企業の商品やサービス導入を目的に参加しているため、商談会や合同展示会では頻繁に取り引きが行われています。すでに購買意欲が高い状態で参加する来場者もいるため、顧客獲得につながりやすいです。
有名企業のパブリックショー
パブリックショーは、一般消費者を対象にブランド化した企業が開催する展示会です。BtoBで開催される商談会や合同展示会と比べると、娯楽性が高くエンターテイメント要素が強い傾向にあります。
顧客獲得も目的のひとつですが、商品情報を知ってもらうことがメインとなります。体験ブースを設けている場合が多く、今後のビジネスにつなげるために企業や商品の知名度向上を狙っている企業がほとんどです。
単独の主催展示会
単独の主催展示会は、企業が単独で開催する招待制の展示会です。企業が招待した方のみが参加でき、既存顧客や流通関係者、見込み客との関係を構築することが主な目的となっています。
具体的には、新商品の発表や情報交換などが行われています。招待したり大規模会場を単独で借りたりするのに費用がかかるため、すでに集客力のある大企業が開催するケースが多いです。
売上重視の即売会
即売会は、直接販売による売り上げ向上を目的に開催する展示会です。一般消費者を対象に行われるケースや、卸売業者や小売業者を対象に即売会を開催するケースがあります。
雑貨や家具などの消費財を出展する場合が多く、ブランド品を販売する企業で多く見られる展示会です。ほかの展示会と比べて、商品単価が低い傾向にあるため、成約につながりやすいです。
オンライン展示会
オンライン展示会は、インターネット上で不特定多数の方を対象に開催されます。世界中を対象に展示会を開催できるため、年齢や性別、国籍を問わずアプローチしたい場合に最適です。
通信環境が整っていれば場所や時間の制約がないため、気軽に開催・参加しやすいです。ただし、リアルの展示会ほどの体験を提供できなかったり、個人への直接的なアプローチができなかったりするため、商談が難しいデメリットがあります。
展示会設営に必要な7つの工程
展示会の開催を検討している場合は、スムーズに進められるよう事前に必要な工程を確認しておきましょう。ここでは、展示会の設営の流れを7つの工程に分けて解説します。
展示会に参加する目的を設定
展示会に参加する際、出展する目的やターゲット層を設定しましょう。展示会に参加する目的は、面白い仕掛けを考える際のアイデア材料としてだけではなく、成果を振り返るときの指標にもなります。
具体的には、顧客を獲得する、成約数を上げる、認知度を向上させるなどがあります。高過ぎず低過ぎない実現性の高い目標値を設定すると、掲げている目的や目標の達成につながりやすいです。
展示会に申し込む
展示会の開催目的やターゲット層が明確になったら、展示会に申し込みましょう。人気のある会場は、半年前や1年以上前から予約しなければ参加できなかったり、受け付け開始からすぐに埋まってしまったりする可能性があります。
複数企業が参加する展示会に申し込む場合は、参加する目的や自社商品・サービスのイメージと、展示会のテーマにあっているか確認しましょう。ターゲット層とテーマが一致していなければ、面白い仕掛けも効果が十分に発揮されません。
目的を達成するために小さな目標を設定
展示会での大きな目的を達成するため、小さな目標を設定しましょう。具体的には、アプローチする来場者数、1時間で獲得したい顧客数、見込み客や名刺の獲得数などを明確にすることがポイントです。
小さな目標を設定すれば、出展する目的を達成するまでの進捗状況を把握しやすくなります。一つひとつの目標をクリアする達成感も味わえるため、スタッフの仕事への意欲向上にもつながるでしょう。
施工会社を決めて依頼する
展示会への参加を準備する際、ブースを構えるために依頼する施工会社を決める必要があります。施工会社が決まらないときは、複数社に見積もりを依頼するとよいでしょう。ただし、見積もりには時間が必要なため、前もって依頼しておくことが大切です。
施工会社によって、得意とするブースのデザインや実績数が異なります。展示会のテーマや自社の要望を取り入れられるか、予算内におさまるか、撤収までスムーズに行えるか、などのポイントに着目しながら会社を選ぶとよいでしょう。
展示会に必要な機材を準備する
展示会の仕掛けや演出にあわせて、必要な機材を準備しておかなければいけません。施工会社によっては、会社側が用意してくれる場合もあるため、施工会社と相談しながら自社で準備すべきものを確認しておきましょう。
展示会で必要な機材は、音響機材やモニター、動画素材、パネルなどが挙げられます。会場によっては備品が足りない場合もあるため、テーブルや椅子などの備品も準備しておくべきか確認しましょう。
また、展示会でアンケートを実施する際、ボールペンも用意しておくことがポイントです。なるべく来場者が手ぶらで参加できるように、必要なものは取り揃えておきましょう。
展示会の担当スタッフを決めてトレーニング
展示会当日に慌てずスムーズに対応できるように、担当スタッフを決めてトレーニングすることが大切です。各スタッフの持ち場や役割が明確になっていると、当日の段取りを把握しやすくなります。
スタッフは、展示する製品やサービスについて理解しておくことが大切です。これにより、来場者の質問に対応できます。製品の特長や利点を簡潔に説明できるよう、事前にトレーニングしておきましょう。
また、展示会当日は予測できない事態が起こり得るため、考えられるトラブルに対する対応方法についてもトレーニングしておくことが重要です。
会場にブースを設置する
展示会前の指定日になったら、会場に出向き設営準備を行います。設営準備に必要な機材や備品を持ち込めているか確認するために、必要なものをリスト化しておくと便利です。
ブースを設置してから展示会開催日までの間、ホコリが溜まりやすいため、掃除用具も準備しておくことがおすすめです。各スタッフの管理表も用意すると、当日はよりスムーズに対応できるでしょう。
展示会当日のスタッフが担う役割を7つに分けて解説
展示会でスムーズに対応するには、担当スタッフを決めて役割を明確にすることが重要です。担当スタッフの人数は、イベントや企業の規模によって異なります。ここでは、展示会当日の担当スタッフの役割を7つご紹介します。
ディレクター
ディレクターは、イベント全体の進行やスケジュールなどを管理する役割を担っています。イベントの準備段階から関わっている役割であり、目的の設定から成果の振り返りなどの最終チェックまで行います。
展示会に必要な機材や備品が揃っているか、リハーサル時に不備がないかなども確認します。
会場担当
会場担当は、会場提供者と連携して設備の確認やトラブル対応を行う役割を担います。設備が故障したり備品が不足したりしたときに、会場提供者に連絡して対応することがメインの仕事となります。
トラブルが起きた際にスムーズに対処できるよう、事前に対策を講じておくことが大切です。
誘導担当
誘導担当は、来場者を自社ブースまで安全に誘導する役割を担っています。自社ブースまでの道順に迷ったり、混雑で来場者が混乱したりするのを防ぐために、駐車場や会場の入り口に配置されるケースが多く見られます。
受付担当
受付担当は、来場者の名簿を記録したり配布物を渡したりする役割を担います。多くの来場者が予測される場合は、受付担当のスタッフを多く配置するとよいでしょう。自社ブースの顔となる役割であるため、接客を得意とするスタッフが向いています。
プレゼン担当
プレゼン担当は、自社商品やサービスについて説明したり、会話を盛り上げたりする役割を担っています。司会者・ステージ担当・営業担当が該当しますが、展示会の形態によって役割が異なります。
司会者やステージ担当は、会場の空気を汲み取る力や、イベントをスムーズに進行する力、臨機応変に対応して盛り上げる力が求められます。商品やサービスについて質問されるケースもあるため、商品知識を豊富に持っている方が適任です。
商談担当
商談担当は、プレゼン担当のなかでも商品やサービスに詳しいスタッフです。プレゼン担当による商品説明を経て、購買意欲が高まっている方を対象に商談担当がさらにアプローチします。プレゼン担当との連係プレーが鍵となるでしょう。
片付け担当
片付け担当は、展示会終了後、時間内に会場の片付けを行う役割を担います。片付けの時間は限られているため、複数人の担当スタッフを配置する必要があります。何を撤去すべきか把握できるように、設営スタッフに片付けを任せるのもポイントです。
まとめ
展示会では、面白い仕掛けで来場者にインパクトを与え、多くの方々を集客することが大切です。面白い仕掛けで興味を持ってもらえれば、顧客獲得や知名度アップにつながる可能性があります。
面白い仕掛けを考えるときは、企業やブランドのイメージ、会場のルールなどを考慮しましょう。派手さよりも、企業やブランド、会場の雰囲気に調和した適切な仕掛けを設けることが重要です。
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【業種別】展示会に着ていく服装選びのポイントとは?注意点も紹介
展示会に着ていく服装は、自社のイメージや出典のコンセプトに合わせるなどさまざまなポイントがあります。本記事では、展示会に来ていく服装選びのポイントを業種別に紹介します。あわせて、いくつかの注意点も紹介していくので参考にしてください。
展示会で自社ブースを出展する際、服装は第一印象を決める大切なポイントです。適切な服装は業種や場面に応じて異なり、その場にふさわしいスタイルを選ぶことが求められます。ビジネス系の展示会では、清潔感や信頼感を重視したスーツスタイルが基本です。一方、アパレルやクリエイティブ業界では、個性やトレンドを取り入れたおしゃれなコーディネートが好印象を与えます。
展示会場に適した服装の種類
展示会場での服装は、業種や目的に応じて適切に選ぶことが重要です。服装は、第一印象を左右し、相手に信頼感や親近感を抱いてもらうための大切な要素です。展示会場に適した服装の種類は以下のとおりです。
- スーツ
- オフィスカジュアル
- 作業着・制服
- 自社ロゴTシャツ
ここでは、展示会での代表的な服装を紹介し、それぞれの特徴と適した業種について解説します。
スーツ
スーツは、展示会場での定番スタイルであり、信頼感とプロフェッショナルな印象を与える服装として、多くの業界で採用されています。とくに、商談や提案を主目的とするBtoB向けの展示会では、フォーマルなスーツ姿が相手に安心感を与えるため非常に効果的です。
男性の場合、濃紺やグレーのスーツに白いシャツを組み合わせるのが基本です。ネクタイはシンプルなデザインを選び、派手すぎないよう注意しましょう。
一方、女性の場合は、パンツスーツやタイトスカートスーツが一般的で、落ち着いた色味を選ぶとよいでしょう。また、靴やカバンの手入れを忘れずに行い、清潔感を保つことが重要です。
銀行やコンサルティング業界、IT関連の企業が集まる展示会では、スーツがとくに適した服装とされています。こうした場では、上層部の方が参加することも多いため、スーツの着こなしや細部への配慮が信頼を得るカギとなります。
自信を持って臨むためにも、きちんと準備して参加しましょう。
オフィスカジュアル
オフィスカジュアルは、フォーマルすぎないビジネススタイルとして親しまれており、スーツや制服よりも柔らかい印象を与えます。リラックスした雰囲気を演出するのに適しており、広告業界やデザイン関連、スタートアップ企業が多く集まる展示会でよく選ばれる服装です。
男性はジャケットにノーネクタイのシャツ、女性はブラウスにスラックスやミディスカートを合わせるのが一般的です。
過度な装飾や派手な色使いは避け、清潔感を大切にした色味や素材を選ぶことがポイントです。オフィスカジュアルは親近感を与えるだけでなく、動きやすさも兼ね備えているため、展示会ブースでの接客などで移動が多い場合にも適しています。
作業着・制服
作業着や制服は、自社の業務内容や専門性をアピールするのに適しています。とくに、製造業や建設業、工業系の展示会では、作業着を着用することでプロフェッショナルな印象を与えられます。
作業着に自社のロゴやブランドカラーを取り入れることで、来場者に視覚的に企業を印象づけられ、認知度の向上にもつながります。また、食品業界やサービス業では、清潔感のある制服を着用することで、衛生面への意識をアピールすることが可能です。
展示会場で職種や企業の特徴を視覚的にも伝えられる点が、作業着や制服の大きなメリットです。また、制服はスーツなどのフォーマルな服装より動きやすいため、体を動かすことが多い展示会には最適といえます。
自社ロゴTシャツ
自社ロゴTシャツは、ブランドの認知度を高めるためのシンプルで効果的なアイテムです。とくに、若年層をターゲットにした商品やサービスを扱う企業や、ベンチャー企業が参加する展示会でよく見られるスタイルです。
鮮やかなブランドカラーや目立つロゴデザインを取り入れることで、視覚的なインパクトを与えられます。また、ブーススタッフ全員で統一したTシャツを着用することで、チームワークや一体感を演出することも可能です。
Tシャツの素材やサイズ選びを工夫することで、長時間の展示会でも快適に過ごせます。
展示会での服装マナーや注意点
展示会はビジネスの場であり、参加者に与える印象が非常に重要です。そのため、服装選びでは相手に好印象を与えることを意識しつつ、快適に過ごせるスタイルを選ぶことが求められます。
ここでは、展示会での服装マナーや注意点を3つのポイントに分けて解説します。
カジュアルすぎない服装を選ぶ
展示会では内容や業種によって適した服装が異なりますが、Tシャツやデニムといったカジュアルすぎる服装は避けたほうがよいでしょう。
とくに、BtoB向けの展示会や高級感が求められる業種では、スーツやオフィスカジュアルなどのフォーマルなスタイルが適切です。
一方で、アパレルやエンターテインメント業界の展示会では、トレンドを取り入れた服装が許容される場合があります。イベントの雰囲気や目的に合わせて、適切なスタイルを選ぶことが重要です。
清潔感を意識する
不潔な印象は相手を不快にさせます。そのため、シワのない服や手入れされた靴を選び、細部にまで気を配ることが大切です。
また、長すぎる爪や乱れた髪型は、だらしない印象を与えます。髪や爪もきちんと整えましょう。女性の場合は、ノースリーブやあまりにも短いスカートは避け、肌を過度に露出しないように注意します。
清潔感のある見た目は、相手に安心感を与え、ビジネスにおける信頼の構築につながります。
動きやすさを重視する
展示会では長時間の立ち仕事や移動が多いため、動きやすい服装を選ぶことも大切です。硬すぎる素材や体にフィットしすぎる服は動きを制限するため、避けたほうが良いでしょう。
たとえば、柔らかい素材のジャケットやパンツを選ぶことで、動きやすさとフォーマルさを両立できます。また、靴は歩きやすいものを選び、女性の場合は低めのヒールが望ましいです。
快適な服装を選ぶことで、接客や商談に集中しやすくなり、展示会を効率的に進められます。展示会での服装は、プロフェッショナルな印象を与えるだけでなく、自分自身が快適に過ごせることも重要です。
カジュアルすぎない服装と清潔感を心がけ、動きやすさを重視したスタイルを選びましょう。これらのポイントを押さえることで、展示会で相手に良い印象を与えられ、成功につなげられます。
展示会に着ていく服装選びのポイント
展示会は、来場者と直接コミュニケーションを取る貴重な機会であり、企業のイメージや認知度を向上させる重要な場です。そのため、服装は単なる身だしなみではなく、企業や製品の印象を形成する大切な要素となります。
ここでは、来場者と良好な関係を築きつつ、自社の魅力を効果的に伝えるための服装選びのポイントを解説します。
話しかけやすい服装を選ぶ
展示会では最初、多くの来場者が警戒心を抱いていることが多いため、親しみやすさを感じさせる服装を選ぶことが重要です。
たとえば、柔らかい色合いやシンプルで清潔感のあるスタイルは、来場者に安心感を与え、コミュニケーションを促進します。
逆に、派手すぎる装飾や暗い色調の服装は相手に威圧感を与える可能性があるため、避けるべきです。また、笑顔や姿勢などの振る舞いを心がけ、話しかけやすい雰囲気を演出することが大切です。
このような工夫をすることで、来場者との距離を縮め、効果的なコミュニケーションが生まれます。
自社のイメージに合わせる
服装は、自社のブランドイメージを表現する重要な手段です。たとえば、スタートアップ企業の場合、革新的でカジュアルな印象を与える服装が適しているかもしれません。
一方、伝統的な業界や高級感を重視する場合は、スーツやフォーマルなスタイルが効果的です。また、企業のロゴやカラーを取り入れたユニフォームを導入するのもおすすめです。
統一感のある服装は、企業の認知度を高め、同時にプロフェッショナルな印象を与えられます。自社のメッセージや価値観を服装に反映させることで、来場者に印象を強く残せます。
出展ブースのコンセプトに合わせる
展示会のブースは、自社の製品やサービスを来場者に効果的にアピールするための重要な空間です。そのため、ブースのコンセプトに合わせた服装を選ぶことで、視覚的な統一感を生み出し、来場者に強い印象を与えられます。
たとえば、ナチュラルな製品を扱う場合は、自然な色合いや素材感を意識した服装が適しています。
一方で、テクノロジーや未来感を打ち出すブースでは、モダンでシャープなデザインの服装が適しています。ブース全体の雰囲気と服装が調和していることで、来場者に一貫したメッセージを伝えられます。
服装はブースデザインの一部として捉え、製品やサービスの魅力を最大限に引き出す重要な要素として活用しましょう。
視線を集めるデザインにする
展示会では、来場者の視線を集めることが成功の鍵となります。目を引く服装は、効果的に視線を集められます。鮮やかな色やユニークなデザインを取り入れることで、遠くからでも注目を集められます。
ただし、派手すぎるデザインは逆効果になる場合もあるため、自社のイメージや展示会のテーマとのバランスを意識しましょう。
また、服装に自社のロゴやキャッチフレーズをデザインとして取り入れることで、来場者に企業名を印象付けることが可能です。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、これまでに手がけたブースデザインを掲載しています。ぜひご覧ください。
まとめ
自社ブースを出展している展示会では、目的や業種に応じて適切に服装を選ぶことが、重要です。ビジネス関連の展示会ではフォーマルな印象を、クリエイティブ業界の展示会ではセンスやトレンドを意識したスタイルの服装を着用することで、効果的に集客できます。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、担当するデザイナーが初回打ち合わせから、デザイン進行、発注、現場管理を一括で行い、展示会出展をサポートいたします。
また、無駄な人件費をカットすると共に、よりクライアントの要望に添ったデザイン、現場管理を可能にしております。
ブランディングやPRに力を入れ、展示会での集客やインパクトを重視したい場合は、ぜひ株式会社リオエンターテイメントデザインにおまかせください。まずは、ホームページよりお気軽にご相談ください。
展示会ブースのパネルデザインのコツは?効果的に集客する方法
展示会のパネルデザインのコツには、見た目だけでなく、自社の強みをアピールし統一感を持たせることなども挙げられます。本記事では、展示会ブースのパネルデザインのコツを、要点ごとに詳しく解説するとともに、効果的に集客する方法も紹介します。
展示会ブースのパネルデザインは、来場者の目を引き、興味を持たせる重要なポイントです。効果的なデザインの基本は、ターゲットに合った情報を明確かつ魅力的に伝えることです。
色使いや文字サイズ、配置、照明などの工夫によって、集客効果を大きく高められます。目立つデザインや落ち着いたデザインなど、展示ブースのジャンルにあったデザイン選びをしましょう。
本記事では、展示ブースで使えるパネルデザインのコツを紹介し、集客力をアップさせる効果的な方法を解説します。賑わいのある展示ブースにできるよう、ぜひ参考にしてください。
展示会のパネルデザインを作成する5つのコツ
展示会パネルデザインは、企業や製品の魅力を効果的に伝えるために非常に重要な役割を果たします。そのため、デザインを作成する際には、いくつかのポイントに注意を払う必要があります。
インパクトや見やすさを重視する
展示会では、多くのブースやパネルが並ぶなかで目立つことが重要です。インパクトのあるパネルデザインが求められるため、視覚的に強い印象を与える要素を取り入れる必要があります。
色使いやフォント、画像などを工夫することで、来場者の視認性を高められます。また、パネル全体にわたって一貫したデザインを保つことや過度に情報を詰め込みすぎないことも、視認性の向上に不可欠です。
逆に、目立つデザインを意識しすぎて見にくい色調にしてしまうと、集客には逆効果になる恐れがあるため注意が必要です。
遠くから見た場合にどう見えるかを考える
展示会では来場者が遠くからパネルを見たときに、その情報がどう見えるかを考慮することが大切です。近くで詳細を見てもらうためには、まず遠くからでも目を引く必要があります。たとえば、ブースの入り口から遠くにいても、視覚的に認識できるキャッチコピーやロゴを配置することが効果的です。また、パネルの高さや角度も重要で、見やすさを意識し適切に配置することで、集客効果が高まります。
わかりやすいデザインにする
展示会のパネルデザインにおいて最も重要なのは、わかりやすさです。情報が多すぎると、来場者が混乱し、重要なメッセージが伝わらないことがあります。簡潔で直感的なデザインを心がけることがコツです。また、重要な情報を目立たせるために、見出しやキャッチコピーを大きく配置し、その下に簡潔に説明文や特徴を並べると効果的です。さらに、テキストと画像のバランスを考え、情報が視覚的に整理されていることも重要です。
自社ならではの強みをアピールする
展示会のパネルは、自社のブランドや製品・サービスの特徴を効果的に伝える場でもあります。そのため、自社ならではの強みをしっかりとアピールすることが大切です。
自社製品のユニークな点や他社との違い、実績などを強調し、具体的なデータや事例を挙げて、視覚的にもその強みを訴求することが効果的です。また、専門用語などは多用せず、わかりやすい言葉で表現することで、より多くの関心を集められます。
統一感や企業イメージを合わせる
展示会パネルは、自社のブランドイメージと一致したデザインにすることが重要です。企業のロゴやカラー、フォントなど、ブランドの特徴を反映させることで統一感を持たせることが可能です。また、パネルが自社のほかのマーケティング素材と一致していれば、来場者にとってより印象的で覚えやすくなります。
パネルのデザインは、企業のイメージや理念を伝えるための重要な手段です。そのため、企業が持つ価値観や理念を視覚的に表現することが求められます。
展示会のパネルが持つ役割
インパクトのあるデザインで来場者の興味を引く
展示会において、パネルは第一印象を決定づける重要な役割を果たします。来場者がブースに近づく前に視覚的なインパクトを与えることで、その後の関心を引きつけられるでしょう。
インパクトのあるデザインとは、視覚的に目を引く色使いや構図、そして展示テーマに即したユニークなビジュアルを指します。たとえば、企業のブランドカラーやロゴを強調したデザインは、瞬時にブランド認知を高める効果があります。
大きな文字やビジュアルは、遠くからも注目を集め、来場者が自然とブースに足を運ぶよう促せます。
集客して自社をアピールする
パネルは、展示会で自社をアピールするための強力なツールでもあります。会場には多くのブースが並び、激しい競争のなかで自社の特色や強みを明確に伝えることが重要です。たとえば、目立つ位置に自社のキャッチコピーや最新の製品・サービス情報を掲示することで、来場者にその場で関心を持ってもらえます。
また、効果的なパネルデザインは、単なる視覚的な美しさだけでなく、機能的にも優れており、来場者がその情報を一目で理解できるように設計されています。来場者に短時間で自社の魅力が伝わるように、シンプルでわかりやすいレイアウトや視認性の高いフォントを使用することが大切です。
自社の商品やサービスを知ってもらう
パネルのもうひとつの重要な役割は、自社の商品やサービスを紹介し、来場者に理解を深めてもらうことです。パネルは展示会で直接的に商品やサービスをアピールできる場となり、その内容を簡潔に、かつ魅力的に伝えるために重要な役割を果たします。製品の特徴や利点をシンプルに、視覚的にわかりやすく伝えるためには図や写真を活用したデザインが効果的です。
また、ウェブサイトのリンクなどを掲載することで、より詳細な情報に簡単にアクセスできるようにすることも来場者に対する利便性を高める方法です。
展示会パネルの作り方4つのステップ
展示会パネルを実際に制作する際、まずはどこから手をつけるべきなのか迷う人も少なくありません。正しい制作過程を知ることは、よいデザインパネルを作り上げるための大きな一歩となります。以下で、展示会パネルの作り方を5つのステップに分けて紹介します。
自社製品のペルソナ像を作成
展示会パネルをデザインする際には、最初にターゲットとなる来場者(ペルソナ)を明確に設定し、それにもとづいたコンセプトを決めることが重要です。
どのような業界や層の来場者が興味を持つのかを考え、伝えたいメッセージを具体化します。この過程を丁寧に行うことで、よりよいデザインに仕上がります。
また、ブランディングやプロモーションの目的に合わせたテーマの設定も欠かせません。この段階で方向性を明確にすることで、後のデザイン作業がスムーズに進みます。
展示スペースの把握
展示会で使用するスペースやブースのレイアウトに合ったパネルサイズを選定します。パネルが大きすぎたり小さすぎたりすると、メッセージが伝わりにくくなります。
また、視認性を意識して、パネルをどの高さに設置するかも計画しましょう。とくに、一般的な人の目線の高さに合わせると、より視界に入りやすく効果的です。加えて、複数のパネルを組み合わせる場合は、全体のバランスも考慮する必要があります。
パネルに載せる内容を吟味
次に、パネルに載せる情報を整理します。来場者にとって重要な情報を優先し、簡潔かつインパクトのあるメッセージを心がけます。たとえば、自社製品やサービスの特徴、成功事例、データなどを視覚的にわかりやすくまとめると効果的です。また、情報が多すぎると来場者が混乱してしまうため、必要最低限に絞り込むことがコツです。
フォントやサイズ、デザインを決める
パネルのレイアウトを設計する際には、文字や画像の配置バランスを意識します。メインメッセージやキャッチコピーは、目を引きやすい上部や中央に配置するのが一般的です。また、重要な情報を目立たせるために空白を活用し、全体のデザインにメリハリをつけましょう。画像やグラフを使用する場合は、情報が一目で伝わる配置を心がけると効果的です。
次にフォントや配色を決定します。文字のフォントは読みやすさを重視し、強調したい部分には太字を使用します。配色は、コントラストをしっかりとつけることで、視認性を向上させる効果が期待できます。
また、自社のブランドカラーを取り入れることで、統一感を出しながらブランディングを強化できます。この段階では、デザインを印刷して視認性を確認することも忘れないようにしましょう。
企業や製品を効果的にアピールするための重要なツールです。これらのステップを実践し、細部まで丁寧に作り込むことで、展示会での成功につながるパネルを作成できます。
展示会パネルデザインで注意したい5つのポイント
展示会パネルデザインは来場者の目を引き、効果的にメッセージを伝えるための重要な要素です。しかし、魅力的なデザインをつくるためには、いくつかの注意点を押さえる必要があります。パネルのサイズや情報の配置、視認性を高める配色、そしてブランドイメージとの調和を考慮したデザインが求められます。以下では、展示会パネルデザインでとくに注意したい5つのポイントを紹介します。
色を使いすぎない
展示会パネルのデザインでは色を多用しすぎると視認性が低下し、メッセージが伝わりにくくなります。派手なカラーは注目させるには効果的ですが、パネルから受ける印象が企業イメージに直結する可能性もあるため、計画的な使用が求められます。
背景色と文字色のコントラストを意識することで、パネル全体の見やすさが向上します。自社のブランドカラーを活用するのも効果的で、ブース全体の統一感を高められます。
デザインの転用はしない
ほかのプロモーションで使用したデザインをそのまま展示会パネルに転用すると、展示会特有の目的に合わない場合があります。展示会では遠くからでも一目で内容が伝わることが重要なため、パネル用に最適化されたデザインが必要です。たとえば、細かい情報を詰め込みすぎたデザインや、ウェブサイトと同じレイアウトをそのまま使用するのは避けましょう。トレンドやニーズはその都度変化するため、パネルの役割と目的を意識し、新たにデザインする必要があります。
伝わりにくい内容にしない
パネルに盛り込む情報は、来場者が短時間で理解できるものに限定しましょう。複雑な専門用語や長文は避け、簡潔なキャッチフレーズや箇条書きで要点を伝えることが重要です。また、グラフやイラストを活用することで、視覚的にわかりやすく情報を伝えられます。来場者の関心を引くためには、製品やサービスの特徴を明確に示し、どのような価値を提供するかを簡潔に伝える工夫が必要です。
企業の一方的なアピールにしない
展示会のパネルデザインでは企業の一方的なアピールだけでなく、来場者にとってのメリットを明確に伝えることが重要です。来場者は、自分にとって価値のある情報を求めています。
そのため、企業の強みや製品の特徴を示すだけでなく、それが来場者の課題解決にどう役立つかを伝える内容にする必要があります。双方向のコミュニケーションを意識したデザインが、ブースへの立ち寄ってもらえる確率を高めるポイントです。
企業イメージに合ったパネルはプロに相談する
企業イメージに合った洗練されたパネルを作成するには、プロのデザイナーや制作会社に相談することをおすすめします。プロは視認性や配色、配置バランスなど、展示会パネルに特化したノウハウを持っています。また、印刷の品質も仕上がりに大きく影響するため、専門的な知識を持つ業者に依頼することで、より高いクオリティのパネルを作成できます。とくに、初めて展示会に出展する企業にとって、プロのサポートは大きな安心材料となるでしょう。
展示会パネルは、企業の第一印象を決定づける重要な要素です。ターゲット層を明確にし、来場者の心に残るデザインを心がけることで、集客効果を高められます。
また、プロフェッショナルなサービスを利用すれば、デザインから印刷まで一貫してサポートが受けられるため、より効率的に魅力的なパネルを作成できます。
パネルデザインの作成にお困りの方は、デザイン発注の一括サポートに長けた株式会社リオエンターテイメントデザインにぜひおまかせください。
リピート率8割以上のサポート力とさまざまなニーズにお応えする柔軟性で効果的なパネルデザインをご提供します。お気軽にご相談ください。
こちらでは、株式会社リオエンターテイメントデザインが実際にデザインしたブースを掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
まとめ
展示会のパネルデザインのコツを紹介しました。展示会のパネルは、デザイン次第で自社サービスの周知や強みのアピールなどを可能にする効果的なツールです。情報を簡潔に整理し、視認性を高めることで、ターゲットに響く適切なメッセージが伝えられます。
パネルをデザインする際は、見やすさを重視し、統一感を持たせてわかりやすくすることがコツです。より効果を求めるのであれば、プロへの依頼がおすすめです。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、展示会のブースデザインを手掛けています。企画だけではなく、初回打ち合わせから施工、現場管理までを担当デザイナーが一括でサポートいたします。
最新の技術と表現力を取り入れた提案で、来場したお客様の足を止めるブースづくりをご提供します。ぜひお気軽にご相談ください。
展示会とは?展覧会との違いや種類・メリットを解説
展示会とは
展示会とは、決められたテーマをもとに企業が自社の商品やサービスを紹介するイベントのことです。出展することで、新規顧客の獲得や企業の宣伝に効果が期待できます。 展示会はさまざまなテーマのものが全国各地で年間通して開催されており、出展する企業にとっても、新商品やサービスの情報を発信できるメリットの多いイベントのひとつです。 以下では、年間の開催頻度や開催場所など具体的な展示会の内容を紹介します。
年間の開催件数
国内では、年間700件ほどの展示会が開催されていると推定されています。開催されている分野はさまざまですが、大きく分けると以下の分野が挙げられます。
- 環境・エネルギー
- 食品・飲料・厨房関連
- 産業機械・機器全般
- 電気・電子・通信・半導体
- 計測・分析・検査・試験機器
それぞれの分野で展示会ごとに同一のテーマに沿って開催され、開催する主催者は主に、工業会やその業界の団体などです。そのほか、新聞社や出版社、放送局が主催している場合もあります。 展示会の開催時期は春と秋に集中しており、2・5・ 9・10月が繁忙期といわれています。開催情報はJETROの「見本市・展示会情報(J-messe)」や、RX JAPAN株式会社の「見本市一覧」などから確認できます。
来場者の属性と目的
基本的には、BtoBの企業や団体が顧客となります。来場者の多くは、管理職やその部下などの社員で、導入を検討している製品の情報を収集する目的で参加します。 しかし、近年では企業や団体だけではなく、展示会のテーマに興味のある一般の消費者も来場することが可能なBtoBtoCの展示会も増えてきています。 どちらがターゲットの展示会であっても、来場者の目的は情報収集です。最新技術やノウハウなどの情報収集をするために来場する人が多くいます。 展示会やブースのスタイルによっては、展示製品をそのまま受注することも可能です。しかし、実際は展示会内で購入するケースは少ないでしょう。展示会で得た情報をもとに社内で協議し、その後具体的な商談が行われるのが一般的な流れとなります。
こちらの記事では、展示会に出展する目的について解説しています。来場者が集まるブースの特徴も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
開催される場所
展示会の規模はさまざまですが、大規模な展示会のメイン会場は以下の場所が挙げられます。
- 関東:幕張メッセ・東京ビッグサイト・東京国際フォーラム・パシフィコ横浜
- 中部:Aichi sky Expo・ポートメッセなごや
- 関西:インテックス大阪
大規模な会場で行われる展示会なら、出展企業は2,000社以上、来場者は50万人ほどとなることもあります。
展覧会との違い
展示会と展覧会は、以下の5つの違いがあります。
・目的
展示会の目的はビジネスです。企業は新規顧客獲得のためや、新商品・サービスの認知度を上げるために出展します。展示会は、今後のビジネス拡大を目指す企業が参加するイベントです。一方展覧会は、芸術や学術に触れる文化的な目的があります。出展するものは作品や資料です。来場者は教養を身につけるため、展覧会のテーマに関する理解を深めるために訪れます。
・規模
展示会は大規模な会場で行われるのが大半です。東京ビッグサイトやインテックス大阪などで行われます。来場者数も多く、ひとつの展示会で数十万人規模が来場します。 一方展覧会の会場は美術館や博物館など、展示会と比べると小規模であるのが一般的です。関東では、東京国立近代美術館やギンザ・グラフィック・ギャラリーなどで行われます。
・期間
展示会は大規模な会場で短期間開催されます。ひとつの展示会の開催期間は数日間ほどです。しかし、開催される間隔は半年や一年ごとなどと定期的に行われます。 一方展覧会は、展示会に比べると小規模ですが、長期間開催されるのが一般的です。開催期間は数週間〜数ヶ月単位で開催されます。また、ひとつの展覧会でも開催場所が一箇所とは限らず、数箇所で開催されることも珍しくありません。
・内容
展示会は業界ごとに特化した内容で開催されるのが一般的です。たとえば、自動車業界なら「モーターショー」、食品業界なら「食博覧会」などが挙げられます。一方展覧会の開催内容は、人物や美術品など特定のテーマに絞られています。
・雰囲気
展示会はビジネス目的のため、出展者が声かけをしたり来場者が展示品の説明を受けたりなど、会話が飛び交っているのが一般的です。なかにはゲームショーなど、楽しみながら見学するような展示会もあります。 一方展覧会は、静かで落ち着いた雰囲気です。会話はほとんどなく、ひとつの作品にじっくり向き合いながら巡ります。
このように、展示会と展覧会は目的や内容などまったく異なるイベントです。
展示会の種類
展示会は大きく5種類に分けられます。企業によって出展する展示会を選ぶ必要があるため、違いを把握することが重要です。
ビジネスショー
展示会の多くはビジネスショーです。ビジネスショーは商談会・商談展・合同展示会ともいわれており、商談のために行われます。自社の商品やサービスを通して、自社の認知度アップや顧客獲得を目的としているのが一般的です。 ビジネスの幅を広げたいと考えている企業は、ビジネスショーを利用すると良いでしょう。ビジネスショーでは多くの来場者とコミュニケーションがとれるため、あらゆる視点からの情報収集の機会が生まれ、今後のマネージメント戦略の参考となります。
展示即売会
展示即売会とは催事やセールなど、売り上げのための展示会のことで、BtoCのイベントです。展示即売会で展示されている商品は市場価格よりも安く販売することも多いため、一般消費者の購買意欲が高められます。 自社に対する認知度が低く、既存商品やサービスが売れないと悩んでいる企業は、展示即売会に出展すると良いでしょう。売り上げることによって認知度も上がり、ビジネスショーでの出展も成功しやすくなります。
パブリックショー
ビジネスショーがBtoBであるのに対し、パブリックショーはBtoCのイベントです。ターゲットは一般消費者で、幅広く来場者を募ります。パブリックショーでは最新商品やサービスを一般消費者に知ってもらうのが目的です。 そして、今後のビジネスにもつながるよう、ファンを増やすことも目的とされています。パブリックショーでは販売まで行われることが多く、売り上げも期待できます。 一般消費者の来場が多いことからSNSで取り上げられる機会も増え、来場者以外にもアピールできるところが魅力です。
プライベートショー
パブリックショーは複数の企業が出展するイベントであるのに対し、プライベートショーはひとつの企業のみが開催するイベントです。招待制になっており、特定の企業や業界を対象とし、既存顧客との関係を深める目的で開催されます。 既存顧客との関係がより向上することで、新たな商談につながるビジネスチャンスが生まれます。また、ビジネスショーよりも落ち着いた雰囲気のイベントのため、参加者にとっても居心地の良いイベントです。
オンライン展示会
コロナ禍以降、オンライン展示会が増えてきています。オンライン展示会はバーチャル展示会やWeb展示会とも呼ばれており、仮想空間で開催されるところが特徴です。 出展する側と来場者側のどちらにとっても時間や場所を制限されず、利便性の高いところが注目されています。 オンライン展示会は最初の準備に手間と費用がかかりますが、長期的に運用できるため、最終的にコスト削減が期待できます。ただし、オンライン展示会は通常の展示会と比べると商談につなげるハードルが上がるため、別途対策を考える必要があります。
展示会に出展するメリット
展示会に出展すると、以下のようなメリットが得られます。それぞれを詳しく解説します。
多くの見込み顧客にアプローチできる
大規模な展示会であれば、多数の来場者が見込めます。そのため、自社をアピールできる機会が多くなるため、見込み顧客を増やす機会として利用できます。 展示会は、一度に多くの見込み客へ直接アプローチできるところが魅力です。企業にとって、こちらから足を運ばなくてもアプローチできるところは、大きなメリットになります。 また、他社のブースも多く出展しているところが展示会の特徴です。そのため、企業同士のつながりが生まれ、情報交換できる可能性もあります。
来場者に体験と感動を届けられる
展示会では、新商品やサービスの魅力を最大限引き出せるブースで展示品に直接触れられるため、手軽に体験してもらえます。また、展示会の雰囲気もあいまって、大きな感動も届けられるでしょう。 商品やサービスを資料で説明するだけでは味わえない体感も、展示会であればより具体的に与えられます。 また、競合相手との差別化を感じてもらいやすいところも展示会のメリットです。同じ空間で他社の商品と体感して比べてもらえるため、より自社の商品やサービスの良さが伝わりやすくなります。
顧客エンゲージメントを向上させられる
展示会には、既存顧客との関係性をさらに向上させられるメリットもあります。展示会は新規顧客獲得のためのイメージが大きいですが、既存顧客との良好な関係を築くための良き機会でもあります。 既存顧客との関係を向上させられると、これからも自社商品やサービスを愛用してくれることにつながり、企業の利益を安定させられます。 既存顧客に来場してもらうためには、招待状を贈るのが効果的です。贈られた側にとっては、自社を大事にしてくれていると好印象を与えられるでしょう。
自社の認知度を向上させられる
展示会には多くの来場者が見込まれるため、自社の認知度を上げる効果が期待できます。認知度が上がらず悩んでいる企業や、立ち上げたばかりの企業であれば積極的に展示会を利用しましょう。 一度の展示会では成果を得られなかったとしても、複数回出展することで認知度を上げられます。たとえ商談までつながらなくとも、商品やサービスを体験してもらうことで印象に残り、次回の商談につながるかもしれません。
展示会の注意点
展示会への出展を成功させるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
ノウハウが必要となる
展示会への出展には、企画や運営に関するノウハウが必要不可欠です。ただブースを出展するだけでは、目に留めてもらうこともできません。見込み顧客を獲得できず、自社の知名度を上げることも難しくなります。 すでに出展経験のある企業であれば、自社でノウハウが蓄積されているかもしれませんが、とくに初めての場合はノウハウがないことも少なくありません。そうした場合は、イベント出展などに特化した専門会社への依頼がおすすめです。
準備に時間とコストがかかる
展示会に初めて出展する場合は、予想以上に時間がかかる可能性があることを考慮しておきましょう。また、出展にかかる費用も高額になりやすいです。一般的に、出展への準備期間は3ヶ月ほどかかります。
基本的な出展までの流れは以下のとおりです。
- 出展に必要な手続きを行う
- ブースの位置を確認する
- マーケティングや集客方法の計画を立てる
- ブースの詳細を決める
- 機材や備品を手配する
- 照明や音楽など演出を考える
- プロモーションを計画する
- 製品サンプルなどの展示物や配布資料の作成を依頼する
- 招待状やDMなど集客ツールを作成する
- 主催者と打ち合わせする
- オペレーションの確認と修正をする
準備の手順が多いため、初めて出展する場合は余裕を持って進めましょう。余裕を持つことで、準備中のトラブルにも備えられます。 また、出展には100万円〜数百万円ほどの費用がかかります。出展料やブースのデザイン・設置費用、配布資料などの事前準備の段階でかかる費用に加え、当日の運営にかかわる人件費も内訳に含まれます。 出展料はブースの広さと位置などによって、同じ展示会に出展する場合でも必要な費用が異なります。また、展示会自体の規模や知名度によっても変わってくるでしょう。 ただし、展示会によっては早期の出展申し込みで割引になることもあるため、あらかじめ確認しておくとコストを削減できます。
展示会を開催する際のポイント
展示会への出展は、以下6つのポイントを押さえるとスムーズな開催が可能になります。それぞれのポイントを詳しく解説します。
目的とターゲットを明確にする
まずは、何のために出展するのか、出展の目的を明確にしましょう。また、目的が明確になることで、アプローチしたいターゲット層も明確になります。 出展の目的としては、認知度の向上や新規顧客・案件の獲得、既存顧客とのエンゲージメントの向上などが挙げられます。 いくつもあるブースから自社のブースを来場者に選んでもらうには、ひと目で興味のあるブースであるかを見極められることが必要です。目的とターゲットを明確にすることで、必然的に魅力が伝わりやすいブースが完成します。
ブースの規模と位置を決める
ブースの規模と位置は、出展効果を左右する大きなポイントです。ブースの規模は、大きいほうが商品を展示しやすく来場者も見やすいですが、その分設営費用や必要なスタッフ数も多くなります。 ブースの大きさは、展示にどれくらいのスペースが必要か、説明や商談にどれくらいのスペースが必要かといった内容をもとに計画します。また、規模が大きくなる分費用が必要になるため、予算とのバランスも考慮しましょう。 また、出展する位置も非常に重要なポイントです。来場者が目に留まりやすく入りやすい位置だと、集客率が上がります。ただし、条件の良い位置は人気が高いため、先着順の場合はすぐに埋まりやすいです。好条件の位置に出展したい場合は、早めに行動しましょう。 ブースの位置をこちらで指定できる場合は、以下のポイントをチェックして選ぶと良いでしょう。
- 出入り口に近いか
- 開放面が多いか
- 集客力の強い企業が近くにあるか
集客力の強い企業が近いと、来場者が流れてしまいそうで避けやすいですが、認知度を上げるなら、あえて近くに出展するのもおすすめです。 近くにあると、自社のブース近くに人の流れが定期的にある状態になるため、自社のブースに入ってもらえる機会が増えるでしょう。 しかし、好条件の場所は出展費用が高く設定されていたり、場所をくじ引きで決める展示会があったりするため、必ずしも希望通りにはならない場合もあります。
ブースのデザインやレイアウトにこだわる
来場者に入りたいと思わせられるような、ブースのデザインやレイアウトにもこだわりましょう。ブースの見た目だけでも、集客力は大きく変わります。 ブースは展示物を魅力的に見せられる、来場者の目を引くようなデザインとレイアウトに企画することが重要です。
自社ブースへの集客に力を入れる
ブースへの集客は展示会内だけではありません。事前に配る招待状やDM、自社サイトやSNSを利用した告知なども集客方法のひとつです。 招待したい顧客が多いなら、DMを利用するのもおすすめです。一斉送信できるため、効率的に知らせられます。 日頃から顔を合わせる機会のない相手に参加を促す場合は、招待状を個別で送付するのも良いでしょう。熱意が伝わりやすいため、前向きに検討してくれる可能性も高まります。 ただし、文章のみでお知らせする分、気持ちや意図が伝わりやすいように内容の工夫が必要です。日頃から送信相手をリスト化しておくと、スムーズに作業を進められます。 自社のサイトなら掲載制限もないため、自由にアプローチできる有効な方法です。しかし、サイトにアクセスしてくれなければ告知できないため、集客力の弱い点がデメリットです。そこで、SNSも利用して告知すると、集客力を上げられます。 XやInstagramなどは利用者数が多いため、幅広いターゲットへアピールできる便利なツールです。招待制ではないBtoCタイプの展示会に非常に効果的です。 普段から商品やサービスをSNSで定期的に発信してフォロワー数を増やしておけば、展示会の告知も効率的に進められます。
アフターフォローを行う
展示会は出展した後のアフターフォローが成功を左右します。展示会後にしっかりアプローチすることで、さらに出展した効果を向上させます。とくに、名刺交換などで獲得した見込み顧客は、アフターフォローによって新規顧客に発展できます。 アフターフォローの方法としては、電話・メール・DMの3つがあります。電話は1対1で話せるため、お礼の気持ちが伝わりやすく、会話内で感想やニーズを聞き出しやすいところがメリットです。 展示会でゆっくり話せなかった相手や、関係性を深めたい相手には電話でのフォローがおすすめです。一方メールは、展示会後すぐにフォローできるメリットがあります。人数が多くても負担になりにくく、記録として残すことも可能です。 しかし、他社との差別化を図るのであれば、郵送のDMをおすすめします。個人宛に郵送すれば読まれる可能性が高く、手元にも残ることから印象に残りやすくなります。
専門会社にサポートを依頼する
展示会への出展が初めての場合や準備に時間がとれないなら、専門会社にサポートしてもらうのも良いでしょう。専門会社なら、要望に合わせたブースづくりをしてくれます。 アイデア出しから対応してくれる会社なら、抱えている仕事と並行して出展までの準備をスムーズに行えるため、業務負担を大幅に軽減できます。
株式会社リオエンターテイメントデザインは、イベントや展示会のブースデザイン企画・施工・運営を手掛けています。最新の技術と表現力をあわせた提案力で、初めて出展を予定している企業様でも安心してお任せいただけます。実際に制作したブースのデザインもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
まとめ
展示会とは決められたテーマをもとに、企業が商品やサービスを紹介するイベントです。展示会には、最も多いビジネスショーや売り上げる展示即売会、一般消費者をターゲットとしたパブリックショーなど種類があります。出展する目的やターゲットに合う展示会を選定しましょう。 展示会に出展すると、見込み顧客にアピールできたり既存顧客との関係性を深められたりするなど、多くのメリットがあります。準備時間やコストはかかりますが、売り上げアップや業績の安定を目指しているなら、展示会は最良の機会となります。 展示会へのノウハウがなく準備を進めるのに不安がある、準備に多くの時間を確保できないなら株式会社リオエンターテイメントデザインにお任せください。 担当デザイナーが初回打ち合わせからデザイン進行、当日の現場管理まで一括でサポートいたします。お客様のニーズに合わせた柔軟な対応とリピート率8割以上の実績で、初めて出展する企業さまでも安心してお任せいただけます。ご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
展示会へ出展する目的は?来場者が集まりやすいブースの特徴も紹介
展示会に出展する主な目的
展示会へ出展する目的を理解することで、貴重な機会を有意義に活用できます。以下では、展示会に出展する主な目的を4つ紹介します。
新たな営業機会の獲得
展示会の大きな目的のひとつは、新たな営業機会の獲得です。展示会には既存の顧客だけでなく、新規の来場者も多数訪れます。自社の商品を幅広くアピールでき、商談につなげることが可能です。 商談が成功すれば、展示会によって新規顧客を獲得できます。展示会での営業スタイルは、リード獲得型と商談直結型の2種類です。 リード獲得型とは、将来顧客になる可能性のある企業を獲得することを目的として出展します。具体的には、自社に興味を持ってくれた来場者にアンケートなどを行って名刺交換をし、見込みとなる顧客の情報を収集します。展示会後には新しく得た顧客情報をもとに、今後の商談につなげるためのアプローチを行います。 一方で、商談直結型とは展示会で直接受注の成約につなげることを目的に出展します。具体的には、来場者に製品をアピールして見積もりをとり、商談へ持ちこみます。そして、そのまま受注の約束を取り付けます。
商品やサービスの認知度拡大
展示会は新規顧客の獲得だけでなく、自社と自社製品の認知度を上げるためのイベントでもあります。大規模な展示会であれば、来場者の多さを利用して自社商品やサービスを知ってもらい、認知度を上げることにつながります。 また、展示会の主催者がテレビや雑誌などでプロモーションを行うこともあります。メディアを通して、来場者以外の人にも自社を認知してもらうことが可能です。
既存顧客との関係性向上
既存顧客を展示会に招待することで、既存顧客との関係性をさらに向上させられます。招待することで関係性が深まり、新製品を展示会で紹介することで顧客の課題解決になることもあります。 また、普段じっくりコミュニケーションをとるのが難しい顧客の場合は、展示会によってニーズを確認し、より良い関係性を構築する機会ともなります。
市場や競合の調査
展示会での目的の多くは、市場や競合の調査です。展示会は競合企業が同じテーマに沿った製品を出展しています。そのため、競合相手がどんな製品を開発しているのかなど、出展している企業の傾向がチェックできます。 また、来場者が他社のブースを見た後に自社のブースを訪れた場合は、比較した感想を聞く貴重な機会を得られる可能性もあります。 展示会での調査結果から、自社の改善点やアピールできるポイントの再確認、マーケティングの方向性を定める参考として活用できます。
展示会で成功させるためのポイント3つ
展示会での出展を成功させるためには、以下3つのポイントを押さえておく必要があります。それぞれのポイントと、具体的な方法を紹介します。
ターゲットを明確に設定する
まずは、出展する目的とターゲットを明確にしましょう。どんな相手へアピールしたいのか、ターゲットとどこまでの関係性を展示会で築きたいのかを決めてから出展すると、必要な準備や対策が事前にとれるため、成果を上げやすくなります。 新規顧客の獲得であれば、ブース前を通る来場者の興味を引くような装飾や展示コンテンツを用意する、既存顧客がターゲットであればコミュニケーションスペースを設けるなど、ターゲットに応じたブース展開が重要です。
来場者が自社のブースに集まるよう工夫する
展示会では、来場者が競合企業より自社のブースに集まるように工夫する必要があります。ターゲットや目的が定まったら、集客方法を検討します。 効果的な集客方法は、招待状の配布やSNSやメールを使った告知などです。また、市場や競合調査であれば、アンケート協力者へのノベルティ配布やイベントの実施などで、自社への関心を高める方法もあります。 また、興味をそそるようなデザインやレイアウトなど、ブースにもこだわりましょう。ブースが競合企業より際立っていれば、来場者の興味を引き、新規顧客の獲得につながる機会がつくれます。立ち寄った来場者に魅力が伝わりやすいレイアウトであれば、より目的が達成しやすくなります。
出展の目的を数値化する
出展の目的が達成できたかを測るために、具体的な指標を設けましょう。指標になる項目は以下の通りです。
- 獲得した名刺の数
- 見込み顧客の数
- 商談の数
- 受注までつながった数
見込み顧客はリスト化しておき、展示会後にアプローチしやすいように工夫しましょう。また、商談数は単純な実施した数だけでなく、将来性がある企業を分けておくのがおすすめです。そうすることで、展示会後の営業もスムーズにできます。
こちらの記事では、イベント企画・展示会のノウハウについて解説しています。成果を上げるためのヒントも紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。
展示会で来場者が集まるブースデザインの特徴
集客数を左右する展示会のブースにするには、来場者が集まりやすいブースの特徴を抑えることがポイントです。以下で3つ紹介します。
個性的でターゲットに合っている
元々自社に興味がなかった来場者でも興味を引くような、目にとまる個性的なデザインのブースにしましょう。過去の展示会における競合企業の傾向を把握しておくと、差別化につながります。
個性的なデザインにするには、下記を意識するとイメージしやすくなります。
- 競合企業とは異なるデザイン
- 自社や自社商品のイメージにあわせたデザイン
- 印象に残りやすい特徴のあるデザイン
ただし、目立つだけでは顧客獲得にはつながりません。興味を引くだけでなく、その後の展開につなげる必要があります。 ターゲット層が、情報を得たいと思える雰囲気のブースであるかも重要です。滞在したいと思える装飾か、展示会の意図が伝わりやすい工夫がされているかもチェックしましょう。
来場客が立ち寄りやすい動線を意識している
会場のどの位置に自社のブースを出展するのかを事前に把握し、来場客が集まりやすい動線を考慮したレイアウトであることも重要です。いくら装飾にこだわっていても、入りにくいブースであれば避けられてしまいます。 動線だけでなく、外から見渡せる開放的なつくりであるかも意識します。自社を知らなかった来場者に魅力が伝わりやすく、ベストな動線づくりによって囲い込みが可能になります。
訴求したい内容がわかりやすい
アピールしたい自社商品や、訴求したいポイントがわかりやすいブースづくりを心がけましょう。アピールしたいところが多く、訴求ポイントを詰め込んでいるブースだと、何を伝えたいのかわかりにくいブースになってしまいます。 今後の商談につなげるためには、訴求ポイントを絞り込みましょう。また、視覚でもポイントが伝わりやすいよう、装飾やポップなどでアピールするのがおすすめです。
まとめ
展示会への出展は、営業機会の獲得や商品・サービスの認知度向上、既存顧客との関係性の向上を目的として行われます。もちろん、競合企業がひとつの会場に集まるため、市場や競合の調査にも役立つでしょう。 同じテーマで競合するため、他社と差別化するにはブースづくりが重要です。魅力的なブースの設営を目指すなら、株式会社リオエンターテイメントデザインにお任せください。 担当するデザイナーが初回の打ち合わせからデザイン進行、現場管理まで一括でサポートし、最新技術と表現力で、クライアントの要望に添った注目を集めるデザインのブースづくりを提供します。ご相談も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
イベント企画書の書き方とは?初心者向けに構成・注意点を解説
イベント企画書の書き方とは
イベント企画書とは実施したいイベントのアイデアについてまとめた書類のことです。基本的に書き方は自由ですが、どの形式を選択するにせよ、企画書を書く目的をはっきりさせておかないとよいイベント企画書は作成できません。 以下では、イベント企画書を書くにあたって押さえておきたい、具体的な作成の目的について解説します。
イベント企画書を書く目的
イベント企画書の作成は、関係者にイベントの内容やコンセプトをわかりやすく伝えるのが目的です。どれだけ一生懸命企画を考えても、コンセンサスを得られなければイベントは開催できません。 イベントの内容が素晴らしくても、企画書がわかりにくければ関係者はイベントの開催に対して首を縦には振ってくれません。 そのため、関係者の理解を得るために、どのようなイベントを開催するのかわかりやすくまとめた企画書を見せる必要があります。イベント企画書は誰に向けて、何を伝えたいのか意識して書きましょう。 また、認識を統一するのも、イベント企画書を作成する目的のひとつとして挙げられます。イベントの準備を進めるにあたって、スタッフ間の認識が異なっていると準備が滞ってしまいかねません。開催までスムーズに準備を進めるためにも、企画書の存在は重要といえます。
イベント企画書の一般的な構成
イベント企画書の基本的なフォーマットは、次のとおりです。
- 書類情報
- 企画概要・目的
- 企画の詳細
- 補足情報
テンプレートを用意しておくと、次回以降の企画書の作成をスムーズに進められます。WordやExcelなど、扱いやすい形式で保存して共有しておきましょう。 以下では、それぞれの項目にはどのような内容を記載すればよいのか、また注意するポイントの有無について解説します。
書類情報
まず、必要になるのが書類情報です。何のために作成された書類なのかを周知するために記載します。主な記載項目は、以下のとおりです。
- 日付
- 宛名
- 作成者
- 件名
日付は、イベント企画書の作成年月日を記載します。表記がばらつくと読みにくいため、西暦を使用するか和暦を使用するかあらかじめ決めておきましょう。 宛名は、イベント企画書の提出先です。担当者の名前のみならず、部署まで記載しましょう。相手が法人の場合は、ビジネスマナーとして「様」ではなく「御中」を使用します。また、2名以上の相手に送る連名のときは、それぞれの名前に「様」をつけましょう。 作成者は、イベント企画書を書いた人の名前です。件名はイベントの内容が読み手に伝わるようにシンプルに、わかりやすいものにします。
企画概要・目的
企画の概要と目的は、どのようなイベントを、何の目的で開催するのかについて記載します。定期的に開催されているイベントの場合は、過去に開催されたイベントを参考にするのがおすすめです。 ただし、完全にコピーしてしまうと目新しさが失われるだけでなく、内容によってはイベントの質が落ちたと参加者に思われてしまいかねません。 過去のイベントのコンセプトや内容はあくまで参考程度に調べ、同時に真似にならないような差別化できるポイントを考えておきましょう。 初めて開催するイベントの場合は、企画を立てた背景やテーマ設定の理由など詳しく記載すし、具体的な数値も一緒に記載すると読み手に伝わりやすいです。
企画の詳細
企画の詳細は、以下のような内容を記載しましょう。
- 開催日時
- 開催場所
- 集客方法
- 予算
- 運営体制
- スケジュール
開催日時や場所が決まっていない場合は、目安となる日程や候補施設などを記載します。集客方法は定番のチラシ配布をはじめ、SNSや動画などさまざまです。企画書に書くだけでなく、この方法でどの程度の集客が見込めるかまで記載しましょう。 予算は企画書の数字と実際にかかった費用の数字が乖離しないよう、あらかじめ費用の概算を出すようにするとより具体的になります。運営体制は、自社と協力会社などを記載します。 スケジュールはイベントの準備期間とイベント当日、そしてイベント終了後の予定についてまとめましょう。大規模なイベントほど予定どおりに進めるのは困難なため、スケジュールを組む際は予備日を設けるのをおすすめします。
補足情報
最後に、企画内容を補足するためにアンケート結果や参考文献、参考URLなどの参考資料を添付します。 参考資料は企画書の内容に信憑性を持たせるために使用するため、できるだけ公的な機関が発行元である情報を利用しつつ、情報に誤りがないか事前にしっかり確認しましょう。
伝わるイベント企画書を書くためのポイント
企画書は、既存のテンプレートを利用するだけでもそれらしい形にまとめることは可能です。しかし、そこからさらに一歩踏み込み、読み手に伝わりやすい企画書を作成できれば、社内での評価を高められます。 以下では、より高品質の企画書を作成するためのポイントを取り上げます。企画書を制作するときの参考にしてください。
6W2Hを意識する
企画書を作成するときは、6W2Hを意識しましょう。企画書における6W2Hは、以下のとおりです。
- Who:誰がイベントを行うのか
- What:イベントの内容は何か
- Whom:イベントのターゲットは誰か
- Where:どこでイベントを実施するのか
- Why:なぜこの企画を進めるのか
- When:いつイベントの準備、開催、片付けを行うのか
- How:どのような方法でイベントを開催するのか
- How much:イベントの予算はいくらなのか
5W1Hと異なり、6W2HにはWhomとHow muchの項目が追加されています。これによって、自社と顧客を切り離して考える多角的な視点から企画書の作成が可能です。なお、6W2Hは企画書の作成のみならず、新人教育やプレゼン資料の作成などでも役立つ考え方です。
早めに仕上げる
企画書の作成経験の有無に関係なくできることとして、企画書の提出を早めることが挙げられます。イベントの準備は、必ずしも予定どおりに進むとは限りません。 その場合は、スケジュールを練り直す必要がありますが、企画書の提出が期限ギリギリになってしまうと時間に余裕がなくなり、スケジュールの変更もままならなくなります。最悪の場合、イベントの開催そのものが中止になる可能性も否定できません。 早い段階で企画書を提出できれば、準備期間に余裕が生まれるだけでなく、企画書に問題点があっても落ち着いて議論ができます。計画書を早めに完成させたい場合は、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を利用して企画書の案を考えたり、書類の文章を作成したりするのがおすすめです。 ただし、提出スピードにこだわりすぎると、中途半端なクオリティの企画書が仕上がってしまいます。完成スピードだけでなく、作業の質も両立できるようにしましょう。
内容はできる限り明確にする
企画書の内容は、できるだけ明確にしましょう。目的やコンセプトがはっきりしていないと、さまざまな問題が発生するおそれがあります。 たとえば、イベントの準備で軌道修正が必要になったとき、指針が定まっていないため見当違いの方向へ企画が進んでしまいかねません。 また、企画書の製作者本人がイベントの趣旨を本質から理解できない可能性もあり、そもそもイベントの企画自体に賛同してもらえないリスクも伴います。 イベントの目的やコンセプトなどを言語化するのは容易ではありませんが、企画書を作成するときは読み手が誰であっても理解できる内容か否かを重視しましょう。 なお、わかりやすい企画書を作るポイントとして、無理に難しい表現を使用しない、簡潔にまとめるなどが挙げられます。
予算や集客の見通しを立てておく
企画書を作成するときは、予算や集客の見通しもあらかじめ立てておきましょう。イベントは予算と集客、どちらも成功に必要な要素です。 集客は宣伝方法とそれによってどの程度人を集められるか、予算はスポンサーを依頼する対象企業のリストを載せるなど、根拠を示しながら数字を積み上げて企画書に詳しく記載しましょう。
イベント企画書作成時のよくある質問
イベント企画書を初めて作成する場合、さまざまな疑問を抱えやすいです。以下では、企画書に関するよくある質問とその答えについてまとめているため、企画書を書くときの参考にしてください。
一枚企画書とは?普通の企画書とどっちがいい?
企画書のなかには、一枚企画書と呼ばれるものがあります。一枚企画書とは、要点が一枚にまとまっている企画書のことです。 通常の企画書は複数枚のページで構成されているため、企画の内容を把握するのに時間がかかります。しかし、一枚企画書であれば短時間で目を通せるため、全体像を掴みやすいです。 また、記載内容が最小限のため企画のチェック担当者の負担軽減や企画書の作成経験がない方も完成させやすいなどのメリットもあります。 一方で、スケジュールをはじめとする細かい情報を記載できないのがデメリットです。それぞれメリットとデメリットが異なっているため、状況に合わせて使い分けるとよいでしょう。
イベント企画書を書くツールは何がいい?
イベント企画書をデジタルで書くにあたって、どのツールを使用すればよいか迷う方は少なくありません。企画書を作成する場合はWord、またはPowerPointを使用するのが一般的です。 Wordは文書作成専用のツールでページ数が少なく、かつ文字が中心の企画書を作成したいときに向いています。ただし、文字だけで構成される文章は読み手によっては読みにくさを感じるため、適宜画像や文字装飾などを用いるようにしましょう。 PowerPointは、プレゼン資料を作成するためのツールのイメージが強いかもしれませんが、ページ数の多い企画書を作成するときにも活躍してくれます。 画像やグラフの挿入機能が充実しており、視覚的にもわかりやすい企画書の作成が可能です。なお、画像やグラフの配置や数によっては企画書の可読性が著しく低下するため、全体のバランスを常に意識する必要があります。
イベント企画で見落としやすいポイントは?
企画書には、イベント開催時のリスクも盛り込みましょう。企画書にOKを出してもらうためにも、マイナスのイメージを与えかねない情報は記載を避けたくなるものです。 しかし、リスクに対して目を瞑った結果、イベントの準備や当日にトラブルが発生してしまうと、企画の提案者のみならず、企業全体のイメージダウンにつながりかねません。 企画書には必ず想定されるリスクと課題をリストアップし、それぞれの対策まで一緒に記載してください。対策まで提案することで、企画に対する熱意や責任感もアピールできます。
イベント企画書の例
イベント企画書の書き方がわからない場合は、ほかの人が書いた企画書を参考にするのがおすすめです。周りに参考になりそうな企画書がなければ、オンライン上で公開されている企画書を探してみましょう。 その際は、全く同じ企画書を流用するのではなく、自社のコンセプトなどに合わせて変化させることが重要です。
専門家への相談も得策
企画書を自社で作成するのは、場合によっては人的コストがかさんでしまいます。人的コストがかかった結果、ほかの業務に支障が出る可能性も否定できません。 その場合は、専門的な企業へ企画書の作成を依頼するのもおすすめです。近年は企画書をはじめとする、各種資料の作成や展示会などの出展ブースのデザイン・運営を代行している企業も複数登場しており、有効活用することで作業効率を高めつつ人的コストの削減も目指せます。
株式会社リオエンターテイメントデザインでは、イベント・展示会におけるブースデザインの企画から現場運営まで、一括してお任せいただけます。実際に制作したブースのデザインも紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
まとめ
以上、イベント企画書の作成ポイントや注意点について取り上げてきました。イベントの開催は企業にとって大きな仕事であり、成功させるにあたって、質の高い企画書は必要不可欠です。 しかし、イベントの開催経験がない方をはじめ、ノウハウがない場合は企画書の作成自体の難易度が高くなります。企画書だけでなく、展示会などのイベント出展ではブースのデザインや当日の運営も考えなければならず、業務は多岐にわたります。 業務に負担を感じる場合は、外部企業に代行を依頼するのがおすすめです。株式会社リオエンターテイメントデザインでは、イベントや展示会の出展において、担当するデザイナーが初回打ち合わせからデザイン進行、発注、現場管理を一括でサポートします。 また、無駄な人件費をカットするとともに、よりクライアントの要望に添ったデザインや現場管理の実現も可能です。ご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
展示会のブースのデザイン・設営についてのコラム
コラム一覧
- 展示会のブースを設営するなら展示会のデザインを企画・提案するリオエンターテイメントデザインへ ~来場者を惹きつけるブースの工夫~
- 展示会のブースのデザイン・企画・提案・コンサルティングはリオエンターテイメントデザインにお任せ ~企業の成長に必要な展示会~
- 展示会の設営の依頼はリオエンターテイメントデザインへ!ブースのデザイン・企画・コンサルティングはお任せ ~パネルやポスターの見せ方~
- 展示会の設営が初めての方へ!ブースを設置する際に新規顧客獲得を見据えるなら「セグメンテーション」が重要
イベント・展示会のブース施工、企画、運営なら【リオエンターテイメントデザイン】概要
会社名 | 株式会社リオエンターテイメントデザイン |
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所在地 | 〒106-0031 東京都港区西麻布1-15-7 モダンフォルム西麻布ビル パートll 5F |
電話番号 | 03-6459-2079 |
FAX | 03-6459-2089 |
URL | https://www.rio-e-design.com |
業務内容 | 展示会を含む各種イベントの企画・運営・設計・施工 |
説明 | イベントのデザイン企画、展示会のブース施工・設営・運営を手掛ける【リオエンターテイメントデザイン】です。大規模・小規模問わず、展示会を成功に導くためのサポートを行っております。プロジェクションマッピングを使用したディスプレイのデザインなども承っておりますので、展示会・ブースで自社商品やサービスをアピールしたいとお考えなら、専門のコンサルタントにご相談ください。 |
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