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イベント企画・展示会デザインのノウハウ

段取り8分、現場2分 #社内インタビュー

リオエンターテイメントデザインにはどういった社員がどんな仕事をしているのか、インタビュー形式でご紹介。
今回は、展示会デザインを手掛けるチームのリーダー、杉本にインタビューしました。

「段取り8分、現場2分」

──現在の業務を教えてください。
 
展示会ブースの企画とデザインをする部署のチームリーダーをしています。
お客さまと打合せをしながら、ブースデザインを図面へ起こします。
あとは専門業者さんを手配したり、現場監督として設営や撤去までを行います。
 
──印象に残っている仕事は?
 
全部です。選べませんよ。
 
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──困りましたね(笑)では一番最初に手掛けた展示会ブースのことを教えてください。
 
2014年、初めてゼロからデザインを起こしてやった展示会です。
前職も含めて、今までは人の作ったモノをチェックしたりサポートしたりすることが多かったんですね。
デザイナーとして自分の考えたモノが立つという経験はその時が初めてでした。
 
お客さまとしてはプロに依頼しているんだから立って当たり前なんだけど、
施工業者の大工さんは僕が初めてだっていう事情を知ってるから声を掛けてくれた。
「できたね、よかったね。これからがんばれよ」って。それが、凄く嬉しかったです。
 
ビジネスとして考えると、今思えばもっと良いやり方は他にあったのでしょうけど、
当時はやりきった感があって。
 
──それが記念すべき第1歩だった。
 
そうです。社内のスローガンに、「段取り8分、現場2分」というものがあります。
段取りの段階でその仕事は8割完成する、準備をしっかりしようという意味なのですが、その時は逆だったんです。
だから現場が“ひっちゃかめっちゃか”だった……。
そのスローガンの重要性や、仕事の進め方が現場で初めて理解できた時でもありました。

自分のことを天才だと思っているんですよ

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──自身の強みはどこにあると考えていますか。
 
僕は自分のことを天才だと思っているんですよ。まず学校には真面目に通っていなかったんです(笑)
でも、図鑑が好きで毎日図書館に行って読んだり、授業に出ず先生と話したりして。
自分の知りたいことだけを学んで、いろんな分野の知識が詰め込まれています。
 
──それが今の仕事にも役立っていると。
 
はい。お客さまの業種はお硬い工業系から、フランクなアパレルまで様々ですよね。
その方たちとお話していく中で、例えばこんな新製品を出すんですって話題になり、
今市場がこういう傾向だからとか、これって他社製品にない魅力ですよね、とかの話ができるのって、
知識があってこそですよね。知識がない人にゆだねるのって不安ですから。
 
──デザインの知識を持っているだけでは足りないのですね。
 
そう感じます。さらに、お客さまは大きい会社の社長さんもいれば、従業員が2、3人の小さい会社もあります。
彼らと仲良くなる力、合わせる力、コミュニケーション力というんですかね。それにも自信があります。

個人個人が営業ありデザイナーである

 
──展示会デザインのリーダーとして、今後のチームの展開を教えてください。
 
今後会社が拡大していくに従って、人も増えていきますよね。
人ってそれぞれ性格や志向、強みが違います。
各人の尖りが組み合わさることで、さらに新しく、面白い展開ができてくるはずです。
そんな個性が同じ方向に向かって、それぞれに活躍していければいいなと思います。
 
個人個人が営業ありデザイナーである。
どれだけ会社が成長しても、歳をとっても、きっと同じことを続けていくと思います。
全員がデザインできる、というところはぶらさないでいたいと思います。
 
──ありがとうございました。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079
お問い合わせページはこちら

お客様のやりたいことや要望を形にしていく #社内インタビュー

リオエンターテイメントデザインにはどういった社員がどんな仕事をしているのか、インタビュー形式でご紹介。
今回は、展示会空間における企画とデザインを手掛けるチームメンバー、
長谷川にインタビューしました。

展示会ブースは事務局の規定内であれば好き勝手できる

──リオエンターテイメントデザインにはなぜ入社したのですか。
 
大学でデザインの勉強をしていて、空間デザインに興味があり入社を希望しました。
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──デザインを学んでいたからこそ感じる展示会デザインの魅力はありますか。
 
展示会ブースのデザインって建築などと同様に立体物で空間を演出するものですが、比較的自由なんですよ。
建物だと、法律とか条例で耐震とか、避難経路や窓をつけなきゃいけないなどの制約がありますよね。
一方、展示会ブースは事務局の規定内であれば好き勝手できる。幅が広いんですよ。
 
会期中だけに存在するものだから、ハリボテでも構わないような異質な雰囲気があって、見た目の派手さがあります。
そこが普通の建築物と違う魅力ですね。

お客さまの期待を超えるデザイン、仕掛けが作れた時

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──この仕事のやりがいを教えてください。
 
お客様のやりたいことや要望を形にしていくのがやりがいです。
その上で、目的を見据えて、これをしたらもっと良いと思うことを提案して、
お客さまの期待を超えるデザイン、仕掛けが作れた時も。
会期が終わった後に、「またお願いしたい」ですと言われるのが嬉しいんですよね。
 
──印象に残っている仕事は?
 
一番最初のブースですかね。お客さまのご要望が比較的ふわっとしたものだったんですよ。
自分の今まで勉強してきたことや感性に頼るしかないところもあって、少し不安でした。
もちろん先輩にアドバイスをいただきながらでしたが、自分でも綺麗にまとまったなと自信がもてる仕上がりになりました。
お客さまには自分が思っていた以上に喜んでいただけて、とっても嬉しかったのを覚えています。

いろんなものをベタベタ触っていたって(笑)

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──自身の強みはどこにあると考えていますか。
 
フォントとか色とか、トレンドとか、生きている中で目に入るモノは、意識して見るようにしています。
母が言っていたのですが、子どものころからそうだったみたいですよ。
いろんなものをベタベタ触っていたって(笑)
大学ではデザインの勉強をしていましたし、それは今のデザインに反映できているのかなと思います。
 
──今後、どのように成長していきたいですか。
 
たくさんの経験を経て、プロの視点というのを育てていきたいと思います。
身近にいる先輩のようになりたい、そして抜きたいと思います!
その上で、リオエンターテイメントデザインの一員として他の会社を凌駕するデザインを提供していきたいと思います。
 
──ありがとうございました。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
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小間数別のブースデザイン #制作事例

日本の展示会では、一般的にブースの広さを「小間」で表します。
国内の展示会のほとんどは1小間 幅3mx奥行3mの9㎡となりますが、
申込む小間数については、展示する製品の大きさ、商談スペース、商談ルームの有無、
ストックルームの広さなどを考慮して決定されます(もちろん、予算も大切ですね)。
 
ここでは、これまでリオエンターテイメントデザインが手掛けたブースを、小間数別にまとめました。

1小間

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一般的に9㎡のミニマムなブース。
メインの通路からズレた場所に位置することが多く、小さなブースが密集していることで、
不利な条件であるともいえます。
特に両隣にブースが並んでいる(角でない)場合、ブースの間口が狭く、
来場者の目に入る時間が少ないため、一瞬で目を惹かせる工夫が必要となります。
 
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角に位置する小間は、角でないブースと比較して通路に面する範囲が2倍になる、当たればラッキーな場所。
1小間ブースの中でも比較的来場者に見つけてもらいやすく、
ブースデザインは空間を意識して行います。
 
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2小間

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初出展や小規模出展の際、先述の1小間と同様に人気なのが2小間ブース。
1小間の倍になりますから、角小間をゲットできる確率もアップします。
 
ただし、あれもこれもと製品を詰め込むとすぐに狭くなってしまいますし、
「なにを見せたいブースなのか分からない」ということにもなりかねませんから、
導線や余白を意識しながら展示する製品を選定していくことが大切です。
 
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3〜6小間

大きな製品を展示したい場合に適した広さです。
間口を広くとり、スッキリと見せることで、伝えたいことが伝わりやすく、
立ち止まってもらいやすいブースになります。
 
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スペースを上手に使うことで、トークセッションやセミナーを行う
観覧スペースなども入れることができるようになります。
 
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8小間〜

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8小間以上の広いブースは、特に空間の統一感が重要です。
どこから歩いてきたとしても狙ったイメージを来場者に与えることができる工夫、
少しでも長くブース内に滞在してもらえる工夫をしています。
 
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リオエンターテイメントデザインにご相談ください!

今回掲載したデザインは
リオエンターテイメントデザインのデザイン実績の一部です。
ご予算やコンセプトに応じて
オリジナルデザインを作成いたしますので、お気軽にご相談ください。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079
お問い合わせページはこちら

来場者が通り過ぎてしまうブースの特徴

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満を持して展示会に出展したのに全然人が来てくれない、
とお悩みの担当者も多いはず。
 
とりあえず出展していれば寄ってくれる人もいるだろうと
期待することもあるかもしれませんが、
決して安くない出展費用や通常の業務を後回しにしてまでかける大切な時間、
もったいないなと感じるブースも少なからず存在します。
 
様々な展示会に参加していて感じることは、
人が集まらないブースには、共通点があるということ。
まずそれを知りましょう。

その1.何のブースかが分からない

何を扱っている会社か、ウリは何か
一目で理解できないブースは、意外と多いもの。
これでは人が集まりません。
実感のわかない抽象的なアイキャッチ看板も同様です。
 
遠くから見えるように大きく、シンプルに、
ハッキリした色で、高い位置に掲げる必要があるかもしれませんね。

その2.「尖り」がない

よほどの有名企業でない場合、企業名だけで集客することはできません。
見たこともない企業名とロゴを
大きく掲げているブースがよく見られますが、
来場者の目線を集めるのに効果的とはいえないでしょう。
 
さらに、あれもこれもと製品を置きすぎて
何を見せたいのか分からなくなっている
「尖り」のないブースも実はたくさんあります。
 
この場合、社名よりも重要なのは「業界最安値」「日本初上陸」といった
会社や製品の特徴を見せながら、製品をある程度絞ってみるのがオススメ。
キョロキョロと目線を動かして歩きながら、
どのブースが自分にとって興味があるかを探す来場者には、
短く分かりやすいアイキャッチ看板が有効です。
 
参考

その3.入りづらい

大きな商品や受付台が置かれていて入り口が狭い
照明が暗い
受付台の下や奥にモノがたくさん置かれていて汚い
などで入っていきづらいブースも、人が集まりません。
 
複数人のスタッフが名刺入れを手に入り口で待ち構えていたり、
一箇所に固まって雑談していたり……。
逆にスタッフがひとりもいなかったりするブースも入りづらいですよね。
 
百貨店やショッピングセンターのテナント、飲食店など、
プライベートで出くわす「なんとなく入りづらいお店」から
ヒントを探してみるのもオススメです。

来場者が足を止めるのは……

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実際に展示会場を歩くと、
人が集まりワイワイにぎやかなブースと
閑散としているブースが見つけられると思います。
自社のブースを作る前に実際に展示会場を見学して、
この2つのブースにはどのような違いがあるのかを探してみてください。
 
来場者がブースの前で足を止めるのは、興味を持った時。
ターゲットが興味を持ちそうなことを念入りに調査して、
人の集まるブースづくりを目指しましょう!
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079

小間位置が悪い...悲運に負けない集客のコツ

半年前から計画していたブースに実際にお客様がいらっしゃるのを見るのが、

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展示会で当たった小間の位置が、
会場の最も奥まった場所だった……
小さいブースが密集しているど真ん中……。
 
満を持して展示会に申込んだのに
当選した小間の位置に恵まれず、やる気がなくなってしまった。
そんな担当者さんがよくいらっしゃいます。
 
しかし!落胆する前に!
できることがあります。
 
ここでは、小間位置が悪い時のブースの作りかたについて、ご提案します。

ブースデザインで負けない

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小間位置が悪い場合、まずブースの存在感を高める工夫が大切です。
 
キャッチコピー
 
特に小さい小間の場合、1つのブースが来場者の目に入るのはほんの一瞬。
 
ここで重要なのは、短く、わかりやすいキャッチコピーです。
いろいろなブースに目線を移している中で一瞬で目に入るように、
そして、その一瞬だけで文字の内容を理解させる工夫をしましょう。
もちろん、ターゲットがターゲットとなる来場者が気になっている、
興味を持ちそうな文言である必要があります。
 
遠くからでも気づいてもらえるように、大きく、ハッキリした色で、
高い位置に掲げる必要があるかもしれませんし、
ブース前まで歩いてきた人が最も見やすいように、
目線高のサブタイトルを設置することも有効であるかもしれません。
 
参考
 
飛び道具
 
飛び道具とは、目立つ手段のこと。
例えば、個性的な造作物やAR、プロジェクションマッピングなどが挙げられます。
 
独創的かつ目新しい飛び道具を活用することで、
「◯◯って会社知ってる?」と話題にのぼった時、
「展示会でARをやっていた会社ですよね」と
印象づけることができるようになります。
 
参考

接客で負けない

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同じ条件でも人が来るブースと来ないブースがあるとすると、
この「接客」が大きなカギを握っています。
 
ブースデザインの工夫ができたら、
スタッフの動きで居心地の良さを考えてみましょう。
 
待ち構えない
 
例えば、名刺入れを手にしたスタッフが
横一列に並んで入り口で待ち構えているといかがでしょう。
 
プライベートで訪れた服屋さんなどで実感したことのある人も
多いかもしれませんが、
そうしたスタッフが見えた瞬間きっと、
来場者は足早に、伏し目がちに通り過ぎていきます。
 
人通りがなく暇だと感じる時があるとしても、
いざ通った人に入りづらいと感じさせない動きが大切です。
 
参考
 
既存顧客へ来てもらう
 
心理学に同調行動というものがあります。
同じ立地にあってもすいているラーメン屋よりも
行列ができているラーメン屋の方が美味しく感じる、
人だかりを見ると何が起きているか気になって近づいてしまう、
赤信号はみんなで渡れば怖くない……。
 
これは、展示会でも同様。
人が立ち止まっているというだけで、それを見た人の注目を集めるのです。
 
既存顧客を招待して、たくさんの人に来てもらいましょう。
なお展示会の機会は、既存顧客との関係強化にも有効です。

この悲運は悲運ではない!

アクセスの良くない場所にまで歩いてきてくれる来場者は、
本当に必要なものを求める
真剣さを持った人である場合が多いです。
 
だからこそ、立地の悪い小間は、
見込み客に出会いやすい場所であるともいえます。
 
そう考えると、この悲運は悲運ではないのです!
 
当たった小間位置によって、
効果的なブースデザインもスタッフの動きもガラリと変わります。
デザイン会社へ依頼することも検討しながら、
その立地でしかできないブース運営を探してみてくださいね。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079

[H&R ChemPharm様]日本の展示会への出展をサポート #制作事例

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タイのH&R ChemPharm様の展示会ブースデザインを担当した事例をご紹介いたします。
 
H&R ChemPharmの属されているH&Rグループ様は、
大手石油製品・化学品メーカー。
ドイツのハンブルクに本社を置き、
800種類以上ある製品は、なんと100以上もの業界で利用される
世界的メーカーとして知られています。
H&R ChemPharm様は、
ペットボトルの素材として用いられるPETの製造などを行っているのだそうです。
 
リオエンターテイメントデザインでは、
福岡・小倉にて行われた展示会において、
ブースデザインを担当させていただきました。

日本の展示会で培ったノウハウを。

H&R ChemPharm様が日本の展示会に出展されるのは、今回が初とのこと。
 
H&Rグループを象徴するパラフィンや石油で作ったフラクショナルボールを
ブース内に展示したいとのアイディアをいただきましたが、
発火点が低いという問題がありました。
 
これらはちょっとした摩擦などの比較的低い温度でも発火する性質をもつため、
火災の危険性が高くなってしまうんですよね。
 
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これを実現するにあたって、
義務付けられている消防署への提出や、
ブース内に消化器を用意することも、
リオエンターテイメントデザインが一貫して担当。
 
日本の法律や展示会の規則を踏まえたノウハウをフル活用して、
安全性を考慮しながら、独創的なデザインを叶えることができました

リオエンターテイメントデザインにご相談ください!

H&R ChemPharm様のように、
近年では海外企業様が日本の展示会に出展する事例のほか、
日本の企業様が海外の見本市や展示会に出展する事例も増えています。
 
下の写真は、
リオエンターテイメントデザインが手掛けた
包装資材を扱う上海の上海苏沛包装材料有限公司
(Shanghai Su Pei Packing Material Co., Ltd.)様のブース。
 
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下の写真は、
眼鏡製品を販売する深センの
深圳南羚贸易有限公司(Great Kudu Co., Ltd.)様のブースです。
 
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今回掲載したデザインは
リオエンターテイメントデザインのデザイン実績の一部です。
ご予算やコンセプトに応じて
オリジナルデザインを作成いたしますので、お気軽にご相談ください。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079

【展示会準備】成功までのスケジュール

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展示会準備は、通常の業務に加えて行われることが多く、大変忙しいものです。
いつから準備を始めればよいのか、全体のスケジュールを把握しておけば、
ストレスや焦りもなくスムーズに進められるかもしれません。
 
ここでは、展示会の準備スケジュールを期間別にご紹介します。

半年前から三ヶ月前

まず、展示会の準備は、当日の約半年前から始まります。
 
出展者説明会や、コマ位置の決定日が、だいたいこの時期で、
これが決まってから動き出すことが多いようです。
 
出展する意義や目的、展示会選びから始める場合は、
これより前にプロジェクトメンバーを招集して
キックオフしておくのが良いですね。
 
展示会出展における目的の重要性については、
先日のブログでもご紹介していますから、
ぜひ参考にしてみてください。

〜3ヶ月前

ブースデザインをお願いする場合は、
この時点でコンペを済ませてデザイン会社を決定しましょう。
 
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ブースデザインは、
まず全体のイメージやテーマを決定するところから始まります。
デザイン会社との打合せの中で「中心に大きい造作物を置きたい」
「この製品をメインに据えたい」「モニターを使いたい」
「コンパニオンを入れたい」などのイメージを伝えてください。
 
それを元にデザイナーがデザインを制作してプレゼン
(リオエンターテイメントデザインの場合はヒアリングから1〜2週間)。
もちろん、1度の打合せだけでは、
本当に必要としているものは分からないですから、
フィードバックと修正を重ねて、徐々に理想の形にしていきます。
 
当日ブースで接客をしてもらうメンバーには、
この時期から打診しておけると親切。
通常の業務との調整が必要となるため、
遅くとも1ヶ月前には済ませましょう。

〜10日前

上記のデザインについては、
この時期までフィードバックと修正が重ねられます。
 
この時期までにデザインを決めないと
製作が間に合わないというリミットがこの10日前。
デザイン会社は「ここまでが勝負」と位置づけて、力を尽くします。
なお、動画やノベルティを作る場合は、
10日よりさらに前がリミットです。
 
当日ブースで接客をしてもらうメンバーには、
動き方や声掛けのテンプレートだけでなく、
展示会出展の目的もあわせて共有しておきましょう。

前日

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設営日として設けられるのは、当日前の2日間が一般的。
 
2日前は、照明、床、造作物、ポスターなど
それぞれのプロたち(大体5,6社くらい)がブースに集い、
完璧に用意された図面に沿って設営が行われます。
 
そして前日には、企業の担当者が集まって、
空っぽのブースにパンフレットなどの備品や自社製品の展示を行います。

当日〜

当日はお客様をお迎えするのみ。
プロジェクトメンバーにとっては、
半年前から計画していたブースに実際にお客様がいらっしゃるのを見るのが、
とっても感動的な瞬間なのだそうですよ。

終了後も大切です!

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会期が終了したら、撤収。
設営物はデザイン会社や施工会社に、
出会ったお客様のフォローは営業担当にお任せすればよい場合が多いですが、
効果測定などを含めた反省会は必須です。
 
燃え尽きるのはもう少し待って、
記憶が鮮明なうちに次回への改善点などを洗い出しましょう。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079

展示会デザインの"飛び道具"とは?

多くの人が集まる展示会は、
自社の商品をアピールする絶好のチャンス。
しかし、数ある展示会の中から自社の展示ブースに注目を集めるためには、
強い印象を与えるブースデザインが必要となります。
 
ここでは、強い印象を与えるために展示会デザイナーが活用している
“飛び道具”について、お話します。

展示会の飛び道具とは?

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例えば、TVCM。
人気のあるタレントさんが起用されていますが、
これには理由があって「◯◯さんが出ているCM」と印象づけるため。
タレントさんの起用は、インパクトや数あるCMの中から“目立つ手段”として有効なのです。
 
展示会デザイナーの中では、この“目立つ手段”のことを、「飛び道具」と呼んでいます。
ここからは少し“飛び道具”の例をご紹介しますね。

大きすぎる造作物

大き“すぎる”造作物は、それだけでアイキャッチとして機能します。
リオエンターテイメントデザインでは、
過去に企業様のトレードマークを3m以上の造作物として制作しましたが、
当日写真を撮られている来場者様もいらっしゃいました。
 

AR

iOSのARKit、GoogleのARCoreなど、
デジモノ業界で注目されているARですが、
展示会で採用する企業は少なく、これも飛び道具として使えます。
これまでリオエンターテイメントデザインでは、
商品名を読み取るとそれを利用したレシピが映ったり、
写真を移すと動画が流れたりといったものを手がけました。

プロジェクションマッピング

映像を凹凸のある建物や立体物に映し出すプロジェクションマッピング。
動きをつける、変形させるなどで、
現実世界に非現実な空間を与えることができます。
私たち人間は、無意識のうちに動くものを目で追ってしまうという
本能を上手く活用した飛び道具とも言えるでしょう。

飛び道具の意義

巨大な造作物、AR、プロジェクションマッピングなどの
独創的かつ目新しいな飛び道具は、
アイキャッチ引き金としての意義を持ちます。
 
「◯◯って会社知ってる?」と話題にのぼった時、
先に説明したTVCMのように
展示会でプロジェクションマッピングをやっていた会社ですよね」と
印象づけられていたら大成功。
 
名の知られていない会社ならなおさら、
その飛び道具は意義のあるものとなるでしょう。

“飛び道具”を取り入れるためのヒント

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何でもかんでもカッコイイと思い、
詰込み式なデザインにすると、
ブースは本来のサイズよりも小さく見えてしまいます。
人の印象に残るブースの存在感や迫力とは、
ゴチャゴチャしたブースよりも
すっきり」「シンプル」にまとめた方が効果的とされています。
 
さらに、アイキャッチに予算を使いすぎて、
ブースの奥はカーペットをひいておしまい、とすれば、
頭でっかちな中身のないブースになってしまいます。
 
展示会の本当の姿は、商談の場であることを忘れないようにすべき。
総額の中で、“飛び道具”にお金をかけるか、
抑えるかを見極めることが重要です。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079

展示会もターゲット選定が重要です!

今回は、展示会に参加する時のターゲティングの重要性とともに、
ターゲット選定をした後の展示会選びとブースデザインの決め方について、ご紹介します。

展示会出展におけるターゲティングの重要性

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製品の販売や販促において、
ターゲットの選定はもはや必須の項目として
日々行っているビジネスマンも多いのではないでしょうか。
 
しかし、こと展示会となると、あまり重要視していない人が多く見受けられます。
 
自分たちが見せたいように作ったブースでは、
広い展示会場の中で来場者の足を止めることはできません。
提供する情報や紹介したい製品が、来場者の興味を引き、
もっと詳しく知りたい、その製品を使ってみたいと思ってもらえるものでなければならないでしょう。
 
そこで、展示会でもターゲットを明確にする必要があります
 
みんなに注目して欲しいと思って、あれもこれもとつめこむと、
結局伝えたいことが誰にも伝わらないということはよくありますが、展示会でも同様。
本当にほしいと思ってもらえる人以外と
名刺交換をしたりお話したりする時間を避けることにもつながります。

ターゲティング→展示会選び

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展示会によって、それぞれ特色があります
「インテリア」や「IT」といった展示会のタイトルから分かるテーマはもちろん、
平均受注額や異業種バイヤーの来場率、
百貨店バイヤー、一点ものを求めた海外のセレクトショップバイヤーら、
だれの来場が多いかなどは、展示会ごとに違います。
展示会ごとに情報が公開されている場合もありますから、チェックしてみてください。
 
毎年参加しているからという理由だけではなく、
毎年ターゲットに合った展示会選びからはじめてみると、
新たな発見があるのかもしれませんね。

ターゲティング→ブースデザイン

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出展する展示会が決まったら、ブースのデザインを進めましょう。
ここでもターゲットに刺さるものを考える必要があります。
 
例えば、アイキャッチとなるコピー
とにかく安いものを探している人をターゲットにする場合は
「業界最安値」というワードを選定するのがいいでしょうし、
今まで使っていたものの代替物を探している人がターゲットである場合は
「◯◯の移行はおまかせ!」などと専門用語を駆使したワードを作るといいですね。
 
そのほか、メインカラーやブースの雰囲気商品の位置(高さや配置)などは、
ターゲットが好みそうなもの中心にして選びましょう。

展示会もターゲット選定が重要です!

展示会選びやブースデザインのほか、
スタッフの動き方やノベルティ、リーフレットなども
ターゲットによってデザインや言及する内容に違いがあるでしょう。
ターゲット選定が終わったら、一度動きをシミュレーションしてみるのもおすすめです。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079

展示会場で目を引く看板づくりのヒント3

東京ビックサイトや東京国際フォーラムなどで開催される展示会は、
数百のブースが出展していることも少なくありません。
来場したことのある人なら実感しているかもしれませんが、
その中から自分の興味のあるブースを見つけるのってなかなか難しいですよね。
 
ここでは、展示会場で目を引く看板作りのヒントを3つ、ご紹介。
展示会ブースをデザインされる方にとって、
興味のあるブースとして見つけてもらうための参考になれば幸いです。

Hint1.人間は動いている

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哲学的なタイトルになってしまいましたが、
展示会場におけるポスターづくりで最も重視したいのは、
まさにこの、「人間は動いている」ということです。
 
展示会をはじめとする空間デザインでは、
吊革につかまりながら見る電車広告やスマホ画面を通して見るWebデザインとは違って、
見る人が動いているという特徴を考える必要があります。
目と文字媒体の距離が常に、誰でも同じではなく、
見る場所によって与えられる印象が変わるということですね。
 
展示会のポスターに関して言うと、
10m先から見た時と、さらに近づいて来た時の見え方を
それぞれ考える必要があるわけです。

Hint2.タイトルが命

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遠くから、どのブースに興味がありそうかキョロキョロと目線を移しながら歩いてくる人がいます。
 
その時、彼らに見えているのは、①短く、②わかりやすい、タイトル。
 
①の短さは、いろいろなブースに目線を移している中で一瞬で目に入るように、
②のわかりやすさは、その一瞬で目に入った文字をいかに理解させるかです。
 
「業界最安値」「日本初上陸」といった製品の特徴、製品名、社名などが挙げられるでしょう。
もちろん、遠くから見えるように大きく、ハッキリした色で、高い位置に掲げる必要があるかもしれません。
 
興味を持つか、持たないかは、このタイトルで決まります。
興味を持ってもらえれば、ブースに立ち寄って確実に製品を見てもらえるのです。

Hint3.実感のわくサブタイトル

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さて、遠くからタイトルを見て「良さそう」と感じている来場者に、
実際に興味を持ってもらえるか、ブースに立ち寄って製品を見てもらえるかは、
サブタイトルにも大きく関係しています。
 
Hint1でご紹介した「さらに近づいて来た時の見え方」の工夫。
ここでは、①目線高で、②実感のわく、サブタイトルであることが重要です。
 
①の目線高は、ブース前まで歩いてきた人が最も見やすいように、
②の実感がわくかは、実際にこの製品を採用したらどうなるかを想像してもらえるかです。
製品の具体的な特性、メリットなどをもう少し細かく記載しましょう。
 
ただし、あれもこれもと説明するのは避け、
実際に詳しく話を聞いてみたい、製品を触ってみたいと思わせるきっかけづくりと位置づけてください。

タイトル・サブタイトルの選定は、念入りに。

さらに、製品をディスプレイしている展示台付近は
説明パネルなどで各製品の特徴を細かく説明するなど、
どの位置でどの文字が見られるかを意識しながら入念に選定していく必要があります。
 
タイトル・サブタイトルの選定には、
来場者がどのようなことに興味を持ちそうかの調査や、
立ち寄ってほしい人のターゲティングが重要となるでしょう。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079
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