




企業ブランドとしての信頼感と、来場者を自然に引き込むラウンジ的な居心地の良さを高次元で両立した、非常に完成度の高い空間デザインです。全体構成は、黒を基調とした大きなパラペットと、木目を活かしたフレーム・天井ルーバーによって明快に領域化されており、会場内での高い視認性と、独立したブランド空間としての存在感を確保しています。とりわけ大きく掲出された「CBRE」の発光サインは、遠景からでも強い認知性を発揮し、シンプルでありながら力強いファサードを形成しています。
色彩計画は、ブラック、ダークブラウン、ホワイトを基調とした端正な構成で、プロフェッショナルサービス企業にふさわしい落ち着きと品格を表現しています。一方で、木調素材や温かみのあるペンダント照明を加えることで、堅さ一辺倒ではない親しみやすさを生み出している点が秀逸です。奥の壁面には「HUB AND SPEAK」「2024」などのグラフィックが施され、情報訴求というよりも、企業の姿勢や世界観を雰囲気として伝える演出装置として機能しています。
また、ブースは複数方向に大きく開かれたオープン構成となっており、来場者が心理的負担なく立ち寄れる導線計画がなされています。内部にはハイテーブルやカウンター席、資料ディスプレイなどをバランス良く配置し、短時間の立ち話から落ち着いた対話まで柔軟に対応可能です。単なる展示ブースというより、接点形成と関係構築を重視した“対話の場”として設計されていることが大きな強みです。
総じて本デザインは、高いブランド視認性、上質な素材感、開放的な導線、対話を促す居心地を兼ね備えており、来場者との信頼関係を丁寧に築くことを目的とした、提案性の高い展示空間です。
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
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