その白い看板は本当に白ですか?
何の事かピンと来る方はわずかだと思います。
今回は「白さ」に重きを置いて来場者の方に「気づき」を与えるために出展された藤田産業株式会社様の事例を紹介させていただきます。
藤田産業様は愛媛県に本社を置き各種看板資機材を供給する会社です。
我々デザイン会社も直接関係することなのですが、「色」というものは非常にシビアでデリケートな存在で、看板やパネルのデータを作成する際に一番気を付けなければならない部分でもあります。
コーポレートカラーのDICやパントーンのカラー指定はもちろん、写真(特に人物)の肌色補正も非常に重要な作業となります。
しかしながらデータは慎重に作りますが、それを印刷する「メディア」に気をつける方というのは少数であるのが現状です。

こちらの写真は世の中にある一般的な「白」といわれるメディアを並べた什器となります。
白過ぎて非常に分かりづらいですが、左上に貼られているのが藤田産業様が開発・販売しておりますSOLEITA FD-M5004Gというメディアです。
その下に貼られているのがターポリンやスチレンボード、塩ビタックといった通常よく使われるメディアです。
全て白なのですが、こうして並べて見ると色の違いが明白です。
冒頭の「その白い看板は本当に白ですか?」のメッセージには今まで当たり前の様に白だと思っていた色は白ではないと問いかけるメッセージであり、今回のブースコンセプトとなっております。

ブースはとにかく白をコンセプトにデザインして、少々挑戦的なブースではありましたが、余計な造作物がないため注視していただきたい箇所が分かりやすく、ブース内に常駐されているスタッフの方にとってもオペレーションしやすい効率的なブースとなりました。

壁面に使用した白い板。こちらも藤田産業様の商品であるアルミ複合版です。出展製品で壁を覆う事でデザイン性を向上し、製品展示するという2つの重要な項目をクリアでき、来場者の方に効果的にアピール出来る造作となりました。

ブース奥側には本物の建材であるコンクリートサイディングを壁に取り付け、3種のメディアを比較できるコーナーを設けました。
実際に店舗や建築物で使われている素材なので、実際に使用した際の仕上がりイメージが分かりやすく展示しております。
展示会というと、とにかく商材を並べて全てをアピールしたいと思いがちですが、重要なのは出展製品の数ではなく「何を伝えたいか」「何を見せたいか」だと我々は考えてます。
「白じゃないことをみんなに気づいてもらえれば良い、あとのデザインは任せる」
これが藤田産業様からの依頼でした。

こちらは初回に提出させていただきましたイメージパースになります。
出展に対するコンセプトが明確であった事もあり、初回のミーティングからブースが出来上がるまで、お互いにブレなくスムーズにプロジェクトを進めることができました。
弊社にとっても色々なお話を聞く事が出来、改めて気付かされる点も多々ありました。
トータルコーディネータとしてラング 株式会社様のご協力の元、ブースのデザイン・施工をさせていただきました。
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
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