

産業炉のトップメーカー、関東冶金工業(KYK)社のブースは、深い黒を基調としたドラマチックな空間構成としております。
マットブラックの壁と梁が骨格を形成し、通路側を大きく開放しながらも、一歩内側へ踏み込めば外の喧騒から切り離された濃密な展示空間が広がります。黒は、炉という「熱と技術の器」の内側を思わせる色。同社の事業そのものを、来場者が体感できる空間体験へと翻訳いたしました。
黒の重厚感を和らげるのが、天井に巡らせた木目調ルーバーです。自然の温もりが硬質な工業的イメージに程よい柔らかさを添え、訪れる人の緊張を解きほぐします。硬質と温質の二層構造こそ、長いお付き合いとなる設備ビジネスにふさわしい質感設計だと考えております。
光の演出が、この空間の心臓です。上部の「KYK」ロゴと「INFORMATION」カウンターは白のバックライトで浮かび上がり、黒の帳の中でまるで炉口の輝きのよう。梁から吊り下げたモニターが「NEXT STAGE」の映像を流し、メイングラフィックに配した鮮烈な赤が、炉内の炎の記憶を呼び起こします。横長の発光カウンターは受付として来場者を迎え、奥壁の大型パネルは「アルミろう付炉 S-WES-80C」のビジュアルとスペックを明快に提示。実機を据えずとも技術の確かさが伝わる「見る仕様書」として機能いたします。
黒で引き込み、光で語らせる。関東冶金工業社の炉技術が持つ静かな熱量を、来場者の記憶の中に灯し続ける空間を目指しております。
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
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