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[H&R ChemPharm様]日本の展示会への出展をサポート #制作事例

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タイのH&R ChemPharm様の展示会ブースデザインを担当した事例をご紹介いたします。
 
H&R ChemPharmの属されているH&Rグループ様は、
大手石油製品・化学品メーカー。
ドイツのハンブルクに本社を置き、
800種類以上ある製品は、なんと100以上もの業界で利用される
世界的メーカーとして知られています。
H&R ChemPharm様は、
ペットボトルの素材として用いられるPETの製造などを行っているのだそうです。
 
リオエンターテイメントデザインでは、
福岡・小倉にて行われた展示会において、
ブースデザインを担当させていただきました。

日本の展示会で培ったノウハウを。

H&R ChemPharm様が日本の展示会に出展されるのは、今回が初とのこと。
 
H&Rグループを象徴するパラフィンや石油で作ったフラクショナルボールを
ブース内に展示したいとのアイディアをいただきましたが、
発火点が低いという問題がありました。
 
これらはちょっとした摩擦などの比較的低い温度でも発火する性質をもつため、
火災の危険性が高くなってしまうんですよね。
 
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これを実現するにあたって、
義務付けられている消防署への提出や、
ブース内に消化器を用意することも、
リオエンターテイメントデザインが一貫して担当。
 
日本の法律や展示会の規則を踏まえたノウハウをフル活用して、
安全性を考慮しながら、独創的なデザインを叶えることができました

リオエンターテイメントデザインにご相談ください!

H&R ChemPharm様のように、
近年では海外企業様が日本の展示会に出展する事例のほか、
日本の企業様が海外の見本市や展示会に出展する事例も増えています。
 
下の写真は、
リオエンターテイメントデザインが手掛けた
包装資材を扱う上海の上海苏沛包装材料有限公司
(Shanghai Su Pei Packing Material Co., Ltd.)様のブース。
 
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下の写真は、
眼鏡製品を販売する深センの
深圳南羚贸易有限公司(Great Kudu Co., Ltd.)様のブースです。
 
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今回掲載したデザインは
リオエンターテイメントデザインのデザイン実績の一部です。
ご予算やコンセプトに応じて
オリジナルデザインを作成いたしますので、お気軽にご相談ください。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079

【展示会準備】成功までのスケジュール

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展示会準備は、通常の業務に加えて行われることが多く、大変忙しいものです。
いつから準備を始めればよいのか、全体のスケジュールを把握しておけば、
ストレスや焦りもなくスムーズに進められるかもしれません。
 
ここでは、展示会の準備スケジュールを期間別にご紹介します。

半年前から三ヶ月前

まず、展示会の準備は、当日の約半年前から始まります。
 
出展者説明会や、コマ位置の決定日が、だいたいこの時期で、
これが決まってから動き出すことが多いようです。
 
出展する意義や目的、展示会選びから始める場合は、
これより前にプロジェクトメンバーを招集して
キックオフしておくのが良いですね。
 
展示会出展における目的の重要性については、
先日のブログでもご紹介していますから、
ぜひ参考にしてみてください。

〜3ヶ月前

ブースデザインをお願いする場合は、
この時点でコンペを済ませてデザイン会社を決定しましょう。
 
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ブースデザインは、
まず全体のイメージやテーマを決定するところから始まります。
デザイン会社との打合せの中で「中心に大きい造作物を置きたい」
「この製品をメインに据えたい」「モニターを使いたい」
「コンパニオンを入れたい」などのイメージを伝えてください。
 
それを元にデザイナーがデザインを制作してプレゼン
(リオエンターテイメントデザインの場合はヒアリングから1〜2週間)。
もちろん、1度の打合せだけでは、
本当に必要としているものは分からないですから、
フィードバックと修正を重ねて、徐々に理想の形にしていきます。
 
当日ブースで接客をしてもらうメンバーには、
この時期から打診しておけると親切。
通常の業務との調整が必要となるため、
遅くとも1ヶ月前には済ませましょう。

〜10日前

上記のデザインについては、
この時期までフィードバックと修正が重ねられます。
 
この時期までにデザインを決めないと
製作が間に合わないというリミットがこの10日前。
デザイン会社は「ここまでが勝負」と位置づけて、力を尽くします。
なお、動画やノベルティを作る場合は、
10日よりさらに前がリミットです。
 
当日ブースで接客をしてもらうメンバーには、
動き方や声掛けのテンプレートだけでなく、
展示会出展の目的もあわせて共有しておきましょう。

前日

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設営日として設けられるのは、当日前の2日間が一般的。
 
2日前は、照明、床、造作物、ポスターなど
それぞれのプロたち(大体5,6社くらい)がブースに集い、
完璧に用意された図面に沿って設営が行われます。
 
そして前日には、企業の担当者が集まって、
空っぽのブースにパンフレットなどの備品や自社製品の展示を行います。

当日〜

当日はお客様をお迎えするのみ。
プロジェクトメンバーにとっては、
半年前から計画していたブースに実際にお客様がいらっしゃるのを見るのが、
とっても感動的な瞬間なのだそうですよ。

終了後も大切です!

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会期が終了したら、撤収。
設営物はデザイン会社や施工会社に、
出会ったお客様のフォローは営業担当にお任せすればよい場合が多いですが、
効果測定などを含めた反省会は必須です。
 
燃え尽きるのはもう少し待って、
記憶が鮮明なうちに次回への改善点などを洗い出しましょう。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079

展示会デザインの"飛び道具"とは?

多くの人が集まる展示会は、
自社の商品をアピールする絶好のチャンス。
しかし、数ある展示会の中から自社の展示ブースに注目を集めるためには、
強い印象を与えるブースデザインが必要となります。
 
ここでは、強い印象を与えるために展示会デザイナーが活用している
“飛び道具”について、お話します。

展示会の飛び道具とは?

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例えば、TVCM。
人気のあるタレントさんが起用されていますが、
これには理由があって「◯◯さんが出ているCM」と印象づけるため。
タレントさんの起用は、インパクトや数あるCMの中から“目立つ手段”として有効なのです。
 
展示会デザイナーの中では、この“目立つ手段”のことを、「飛び道具」と呼んでいます。
ここからは少し“飛び道具”の例をご紹介しますね。

大きすぎる造作物

大き“すぎる”造作物は、それだけでアイキャッチとして機能します。
リオエンターテイメントデザインでは、
過去に企業様のトレードマークを3m以上の造作物として制作しましたが、
当日写真を撮られている来場者様もいらっしゃいました。
 

AR

iOSのARKit、GoogleのARCoreなど、
デジモノ業界で注目されているARですが、
展示会で採用する企業は少なく、これも飛び道具として使えます。
これまでリオエンターテイメントデザインでは、
商品名を読み取るとそれを利用したレシピが映ったり、
写真を移すと動画が流れたりといったものを手がけました。

プロジェクションマッピング

映像を凹凸のある建物や立体物に映し出すプロジェクションマッピング。
動きをつける、変形させるなどで、
現実世界に非現実な空間を与えることができます。
私たち人間は、無意識のうちに動くものを目で追ってしまうという
本能を上手く活用した飛び道具とも言えるでしょう。

飛び道具の意義

巨大な造作物、AR、プロジェクションマッピングなどの
独創的かつ目新しいな飛び道具は、
アイキャッチ引き金としての意義を持ちます。
 
「◯◯って会社知ってる?」と話題にのぼった時、
先に説明したTVCMのように
展示会でプロジェクションマッピングをやっていた会社ですよね」と
印象づけられていたら大成功。
 
名の知られていない会社ならなおさら、
その飛び道具は意義のあるものとなるでしょう。

“飛び道具”を取り入れるためのヒント

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何でもかんでもカッコイイと思い、
詰込み式なデザインにすると、
ブースは本来のサイズよりも小さく見えてしまいます。
人の印象に残るブースの存在感や迫力とは、
ゴチャゴチャしたブースよりも
すっきり」「シンプル」にまとめた方が効果的とされています。
 
さらに、アイキャッチに予算を使いすぎて、
ブースの奥はカーペットをひいておしまい、とすれば、
頭でっかちな中身のないブースになってしまいます。
 
展示会の本当の姿は、商談の場であることを忘れないようにすべき。
総額の中で、“飛び道具”にお金をかけるか、
抑えるかを見極めることが重要です。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079

展示会もターゲット選定が重要です!

今回は、展示会に参加する時のターゲティングの重要性とともに、
ターゲット選定をした後の展示会選びとブースデザインの決め方について、ご紹介します。

展示会出展におけるターゲティングの重要性

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製品の販売や販促において、
ターゲットの選定はもはや必須の項目として
日々行っているビジネスマンも多いのではないでしょうか。
 
しかし、こと展示会となると、あまり重要視していない人が多く見受けられます。
 
自分たちが見せたいように作ったブースでは、
広い展示会場の中で来場者の足を止めることはできません。
提供する情報や紹介したい製品が、来場者の興味を引き、
もっと詳しく知りたい、その製品を使ってみたいと思ってもらえるものでなければならないでしょう。
 
そこで、展示会でもターゲットを明確にする必要があります
 
みんなに注目して欲しいと思って、あれもこれもとつめこむと、
結局伝えたいことが誰にも伝わらないということはよくありますが、展示会でも同様。
本当にほしいと思ってもらえる人以外と
名刺交換をしたりお話したりする時間を避けることにもつながります。

ターゲティング→展示会選び

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展示会によって、それぞれ特色があります
「インテリア」や「IT」といった展示会のタイトルから分かるテーマはもちろん、
平均受注額や異業種バイヤーの来場率、
百貨店バイヤー、一点ものを求めた海外のセレクトショップバイヤーら、
だれの来場が多いかなどは、展示会ごとに違います。
展示会ごとに情報が公開されている場合もありますから、チェックしてみてください。
 
毎年参加しているからという理由だけではなく、
毎年ターゲットに合った展示会選びからはじめてみると、
新たな発見があるのかもしれませんね。

ターゲティング→ブースデザイン

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出展する展示会が決まったら、ブースのデザインを進めましょう。
ここでもターゲットに刺さるものを考える必要があります。
 
例えば、アイキャッチとなるコピー
とにかく安いものを探している人をターゲットにする場合は
「業界最安値」というワードを選定するのがいいでしょうし、
今まで使っていたものの代替物を探している人がターゲットである場合は
「◯◯の移行はおまかせ!」などと専門用語を駆使したワードを作るといいですね。
 
そのほか、メインカラーやブースの雰囲気商品の位置(高さや配置)などは、
ターゲットが好みそうなもの中心にして選びましょう。

展示会もターゲット選定が重要です!

展示会選びやブースデザインのほか、
スタッフの動き方やノベルティ、リーフレットなども
ターゲットによってデザインや言及する内容に違いがあるでしょう。
ターゲット選定が終わったら、一度動きをシミュレーションしてみるのもおすすめです。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079

展示会場で目を引く看板づくりのヒント3

東京ビックサイトや東京国際フォーラムなどで開催される展示会は、
数百のブースが出展していることも少なくありません。
来場したことのある人なら実感しているかもしれませんが、
その中から自分の興味のあるブースを見つけるのってなかなか難しいですよね。
 
ここでは、展示会場で目を引く看板作りのヒントを3つ、ご紹介。
展示会ブースをデザインされる方にとって、
興味のあるブースとして見つけてもらうための参考になれば幸いです。

Hint1.人間は動いている

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哲学的なタイトルになってしまいましたが、
展示会場におけるポスターづくりで最も重視したいのは、
まさにこの、「人間は動いている」ということです。
 
展示会をはじめとする空間デザインでは、
吊革につかまりながら見る電車広告やスマホ画面を通して見るWebデザインとは違って、
見る人が動いているという特徴を考える必要があります。
目と文字媒体の距離が常に、誰でも同じではなく、
見る場所によって与えられる印象が変わるということですね。
 
展示会のポスターに関して言うと、
10m先から見た時と、さらに近づいて来た時の見え方を
それぞれ考える必要があるわけです。

Hint2.タイトルが命

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遠くから、どのブースに興味がありそうかキョロキョロと目線を移しながら歩いてくる人がいます。
 
その時、彼らに見えているのは、①短く、②わかりやすい、タイトル。
 
①の短さは、いろいろなブースに目線を移している中で一瞬で目に入るように、
②のわかりやすさは、その一瞬で目に入った文字をいかに理解させるかです。
 
「業界最安値」「日本初上陸」といった製品の特徴、製品名、社名などが挙げられるでしょう。
もちろん、遠くから見えるように大きく、ハッキリした色で、高い位置に掲げる必要があるかもしれません。
 
興味を持つか、持たないかは、このタイトルで決まります。
興味を持ってもらえれば、ブースに立ち寄って確実に製品を見てもらえるのです。

Hint3.実感のわくサブタイトル

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さて、遠くからタイトルを見て「良さそう」と感じている来場者に、
実際に興味を持ってもらえるか、ブースに立ち寄って製品を見てもらえるかは、
サブタイトルにも大きく関係しています。
 
Hint1でご紹介した「さらに近づいて来た時の見え方」の工夫。
ここでは、①目線高で、②実感のわく、サブタイトルであることが重要です。
 
①の目線高は、ブース前まで歩いてきた人が最も見やすいように、
②の実感がわくかは、実際にこの製品を採用したらどうなるかを想像してもらえるかです。
製品の具体的な特性、メリットなどをもう少し細かく記載しましょう。
 
ただし、あれもこれもと説明するのは避け、
実際に詳しく話を聞いてみたい、製品を触ってみたいと思わせるきっかけづくりと位置づけてください。

タイトル・サブタイトルの選定は、念入りに。

さらに、製品をディスプレイしている展示台付近は
説明パネルなどで各製品の特徴を細かく説明するなど、
どの位置でどの文字が見られるかを意識しながら入念に選定していく必要があります。
 
タイトル・サブタイトルの選定には、
来場者がどのようなことに興味を持ちそうかの調査や、
立ち寄ってほしい人のターゲティングが重要となるでしょう。
 
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
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Summer 2017

7月の猛烈なイベントラッシュも落ち着き、少しばかり休憩。

前からやってみたかったフォトアートに挑戦!

会社のロゴマークを花火で作ってみました。

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なんどもなんどもやり直して、ようやく近い形に 汗

また9月から忙しくなりますが、新たなクライアント、新たな案件との出会いを楽しみに頑張りましょう。

 

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日本初の試み![Smile Project]

東京ガーデンテラスにて、特殊な撥水性の高い塗料を床に塗り、周りを濡らす事で文字が見える日本では初めてになるであろうメディアをイベントに設置しました。

弊社は水を出す装置の製作を担当。

節水の目的もあり、サーモコントロール(設定温度以上にならないと水が出ない)とタイムリレー(水のオン・オフを秒単位でコントロール)を搭載したシステムを

作りました。

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誰もまだ作ったことがないものを1から構想するのは色々ハードルがあって、大変な分思った通りに動いてくれると

すごく嬉しいですね。

 

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本番は子供たちがたくさん来て、ビチョビチョになりながら遊んでました。

今回のイベントで改善しなくてはならない点が多々見つかり、次回のイベントまでに再度システムを組み直して

万全な状態にしたいと思います。

 

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展示会デザイナーからみる"展示会デザイン"の魅力

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展示会デザインとは、
来場者に情報を伝えることを目的として、
装飾や設営などを使って展示会ブースの空間を作り上げること。

アーキテクチャ、インテリア、グラフィックデザイン、メディア、照明、音などを組み合わせてデザインされることから、
五感すべてで来場者の心理に働きかけることのできるエンターテインメントであると言われます。

ここでは、リオエンターテイメントデザインの代表・竹林良太の思いとともに、
展示会デザイナーからみる“展示会デザイン”の魅力についてご紹介します。

エンターテイメントの業界で、最も難しそうな分野

リオエンターテイメントデザインの代表が、展示会デザインやイベントデザインの世界に飛び込んだのは、
エンターテイメントの業界において、最も難しそうな分野である」という理由からでした。

映画や舞台では、カメラに映るところだけ、観客の目に触れるところだけが美しければ、世界は成立します。
女優さんのすぐ横で汚れたTシャツのスタッフが潜んでいても、
舞台裏の廊下にゴミがたくさん落ちていても、成り立つのです。

そんな映画や舞台の世界を経験した代表が「最も難しそうな分野」と言う所以は、
360°、人の目に触れるところにありました。

あらゆる角度から見られるから、アラがあってはいけない。

映像を通さないから、ごまかしが効かない。

インテリアや照明などあらゆるものを組み合わせられるからこそ、
それら全てが適当で、美しい均衡を保つ必要があるのです。

ひとつの空間を構成する一部として

代表は、学生時代には音楽バンドでステージ、
オーストラリアの学校を卒業してからは、制作会社で映画の特殊効果、
CMの映像編集を経験してきました。

展示会デザインに出会ったのは、求人誌。
きっかけはふとしたものでしたが、
今ではブースの中にステージングを作ったり、ブースで流す映像を作ったりすることも多くあります。

ひとつの空間を構成する一部として、それぞれが、それぞれの経験が展示会デザインで活かされたのです。

代表は、これまでの経験に無駄なことはなかったのだと、
クライアントや来場者に感動を与えるためにむしろ必要なことだったのだと語ります。

さまざまなマテリアルを組み合わせて出来上がる
繊細で刹那的な展示会デザインは、
絶妙なバランスを必要とする一方で、
クリエイティブで挑戦的なアイディアを楽しめるような、
無限の可能性があるのかもしれません。

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ブースデザインからみる"来場者視点"の展示会づくり

先日のブログでは、展示会に出展する目的や達成したい目標を明らかにすることの重要性をご紹介しました。

ここでは、このことについて少し掘り下げてみたいと思います。

“会社が達成したいこと”と“来場者視点”

展示会の前には、まず「◯人のリード客を獲得する」「新商品に関するヒアリングをする」など、
展示会ごとの目的や目標を設定します。

これを明確にしてスタッフ全員と共有することによって、
ブースのデザイン、当日のスタッフの動き、効果の測定方法などが最適化されていくのです。

この目的を達成するために、基盤として最も大切にしたいのが、お客様視点

これは普段の業務でもよく聞くワードですが、展示会も同様。

来場者(お客様)の視点に立ったブースづくりをしていく必要があります。

来場者はブース内には入りたくない?!

ちょっと見たいとふらりと立ち寄ったアパレルショップで、店員さんに声を掛けられ押し売りされていると感じ、
少なからずあった興味がすっかり失せて早々に店を出てしまった……。
お客さん側でそんな経験をしたことのある人は多くいるかもしれません。

決められた時間内で展示会を見に来ている来場者は(もしかしたら業務の忙しい合間を縫って来ているのかもしれません)、
決められた時間でたくさんの情報を収集したいと考えています。

そんな時に、ブースの奥で足を止められている時間はないのでしょう。

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先日あるアパレルブランドの“声掛け不要バッグ”が、嬉しい、助かると話題を集めましたが、展示会でも同じ。

目標を達成しようと、お客様視点を無視して一方通行のコミニュケーションを取っていては、
成果が上げられない
のは想像に難くないかもしれません。

展示会デザインには、何ができる?

そんな中で、いかに社内で掲げた目標(名刺を交換できるチャンスを増やす、商談に結びつけるなど)というのに、
デザインが大きく関わります。

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例えばブースの中に入りたくない来場者の本音をみると、
コンセプトとして周知したいことは通路側で表現するのが適当です。

それは「業界最安値」や「ラグジュアリーな◯◯」など、
ターゲットとなる来場者が気になっていること、
興味を持ちそうなことによって変わりますよね。

一方で「これは自分の求めている商品かもしれない」と足を止めても、
デモは奥でご覧くださいと、スタッフが待ち受けているのを見ると
「見たいけど話をしないといけないな」「名刺を渡さないといけないのは面倒だ」と感じてしまうこともあります。

そんな時は、売りたい商品を通路側に配置するのが適当。

それを見るのに立ち止まる瞬間が5秒あれば「奥にも製品置いているので、ぜひ」と話しかけやすさがグンと増し、
じゃあ入ってみようかと感じてくれることも多いのです。ショップで例えるならばショーウィンドウの役割です。

行動心理学といった学問で体系化されているように、
そんな“繊細”なお客様の心情はある程度想定することができ、
心情に即したブースデザインを作ることもできるんですよね。

本当に求めているお客様へ来てもらう

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展示会ブースには、本当にこの商品を求めているお客様だけでなく、
冷やかし客と呼ばれるような見込みの薄いお客様(同業の出展者が情報収集として見に来ることも)がいらっしゃいます。

ただ出展するだけでは成果はありません。

出展者バッチをチェックするといったスタッフのテクニックや、
来場者の心理に即した造作物を含めたブースデザインについてこだわりを持つことで、
本当にこの商品を求めているお客様だけにブースに来てもらえるような、成果をあげるための工夫を凝らすことが大切です。

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[株式会社千趣会様]商品を使って消費者のイメージを再現 #制作事例

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東京ビックサイトで2016年7月に開催された第1回 広告宣伝EXPO、
千葉・幕張メッセで開催された2016年10月の通販ソリューション展【秋】など、
これまで1年間、計4回にわたって
株式会社千趣会様のブースデザインを担当して参りました事例を紹介いたします。

株式会社千趣会様は、カタログ・オンラインショップの通信販売「ベルメゾン」を運営されています。

リオエンターテイメントデザインでは、
消費者からみた千趣会またはベルメゾンのイメージを再現したブースデザインを行いました。

実際に販売している家具を!

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まず、広告宣伝EXPOでは、
ベルメゾンを使った広告や、ノベルティのサービスを中心に訴求することを目的とした
ブースデザインを行いました。

歩いている人の目に入りやすい大きな看板に、
普段はお目にかかることのできないベルメゾンのサイトプロフィールをブースの奥で公開していますと表現。
来場者に対し、ブースへと入っていただきやすい導線を確保しました。

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さらに、ブースで使用する家具や装飾は、
実際にベルメゾンで販売しているものを採用。

部屋をイメージしたブースをデザインし、消費者が持っているベルメゾンのイメージを再現しました。

これは家具などを取り扱っているベルメゾンならでは。

これによって、装飾に関する大道具・小道具をリースするコストがカットするだけでなく、
千趣会様またはベルメゾンのブランドイメージや雰囲気を伝えることができました。

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通販ソリューション展【秋】では、
千趣会様が行っている企業への通販業務サービスや
販売促進のソリューションサービスを訴求の中心に据えるとのテーマをいただきブースデザインを進めました。

前回よりも小さな小間数であったため、パネルを中心に設置。

導線を邪魔しない位置に、前回同様ベルメゾンの家具を配置しました。

毎回、新しい発見をしていただけるブースへ

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先日のブログでもお話したとおり、複数回連続で展示会に出展する予定がある場合、
3年間、1社にお願いすることをオススメしています。

これには、各展示会でのイメージを統一させるなどのメリットがありますが、
毎回全く同じデザインというのも、面白くないと思うのです。

リオエンターテイメントデザインでは、
来場者さんにも担当のスタッフさんにも、
毎回新しい発見をして楽しんでいただけるようなブースのデザインをしたいと考えています。

なお、今回掲載したデザインはリオエンターテイメントデザインのデザイン実績の一部です。
ご予算やコンセプトに応じてオリジナルデザインを作成いたします。

不明点等ありましたら、お電話・メールフォームよりお気軽にお問い合わせください。

■株式会社リオエンターテイメントデザイン
Tel:03-6459-2079
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